私をくいとめて

私をくいとめて

669円 (税込)

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黒田みつ子、もうすぐ33歳。一人で生きていくことにも抵抗はなく、悩みは脳内の分身「A」に相談。でも、いつもと違う行動をして何かが決定的に変わってしまうのが怖いんだ……。同世代の気持ちを説得力をもって描く著者の、待望の文庫化。(解説:金原ひとみ)

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私をくいとめて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月21日

    金原ひとみさんのあとがきを頷きながら読んだ。
    いまふうの人たちの話だった。
    薄い嫌悪感はあるけど、そんなにいやなものじゃなくて、でもやっぱり自分とは違う種類の人を見ている感じ。
    みつ子は割とぽやーっとした性格のように思えたけれど意外にも行動力があってよかった。

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    Posted by ブクログ 2024年01月20日

    『あなたは自分のこと』を『おひとりさま』って思ったことはありますか?

    『おひとりさま』という言葉をいろんな場面で見かけるようになりました。人はどうしても他人の目を意識するものです。『ひとりカフェ』はカフェが待ち合わせの場所と考えると、ひとりで入るのになんの躊躇もないと思います。しかし、『ひとりファ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月18日

    映画を先に観たときに、さいっこうに良くて2日連続で観た、そして、満を持して小説を開いた。

    とっっても面白かった!!!
    映画と合わせて3倍くらい楽しめた。

    物語の登場人物も全員良くて面白いうえに、主人公の脳内の繊細な気持ちが随所に溢れてて、素敵に言語化してくれてありがとうという気持ちになった

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    Posted by ブクログ 2022年12月04日

    主観の客観性

    Aのような存在がいたら、私ももっとマシな人間だったろうか
    わからないけど、Aの母体は結局自分だった。だから信じられるのは、自分なのだろう最後には。

    自在に操れるのなら、頭の中に平安貴族とゴリオネエがいてほしい

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    Posted by ブクログ 2022年08月04日

    私はこの小説で面白いと思ったことは自分の中に存在していたAが最後に消えてしまったことです。最後まで主人公の中にいていつものように支えています。という終わり方だと思っていたので想像の逆をいって面白かったです。このラストで主人公がAがいなくても生活できるとAが判断したからだと気づくことが出来ました。aと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月03日

    以前に読んだもので、詳しく覚えていないけれど、なにはともあれ整体?に行くシーンが細かく描写されてて、気に入ってそこだけ何度も読んだ覚えがある。

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    Posted by ブクログ 2021年12月23日

    友達でいることに居心地がよく、それ以上発展させようとしない主人公みつ子。周りから見ればどう考えても好きに思えるのに、本人からしたらそこまで好きではないと思い込んで、さらに踏み込もうとしない恋愛。
    じれったく思いながらも、みつこの気持ちについつい感情移入してしまう自分もいた。
    傷つくのが怖くて本音が言...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月14日

    久々に本を読んだ・・・
    本当に、最近全然本を読んでいなかったので、感性がおかしくなっていたかもしれないけどそれでも
    「いい本だったな」
    と思えた。
    少し前だったら、みつ子のこともノゾミさんのことも理解できなかったかもしれないけど、今の私にはものすごく理解できたし共感できた。
    私もカーターみたいな人が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月20日

    こじらせ女子は、外と内をはっきり線引きしてるところがあるから、どうしても人に介入される状況を拒んでしまう。そんな人間の繊細な心理を描いた作品だと思った。現状のままでいていいはずがないことはわかってるんだけど、なかなか人間は変われない。何がきっかけで自分を出せるようになるのか人それぞれだなぁと感じた。

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    Posted by ブクログ 2021年05月30日

    私も長い間「おひとりさま」を過ごしてきたので、主人公の気持ちにとても共感できるところがあった。
    他人と関わりたいと思いながらも、いざそうなると踏みとどまってしまう気持ちは私にもあるのでよくわかる。
    でも勇気を出すのも自分、踏み止まるのも自分なんだよね。

    主人公が整体してもらうところ、特に足裏マッサ...続きを読む

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