劇場(新潮文庫)

劇場(新潮文庫)

小説・文芸
605円 (税込)

3pt

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高校卒業後、大阪から上京し劇団を旗揚げした永田と、大学生の沙希。それぞれ夢を抱いてやってきた東京で出会った。公演は酷評の嵐で劇団員にも見放され、ままならない日々を送る永田にとって、自分の才能を一心に信じてくれる、沙希の笑顔だけが救いだった――。理想と現実の狭間でもがきながら、かけがえのない誰かを思う、不器用な恋の物語。芥川賞『火花』より先に着手した著者の小説的原点。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    劇場(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    707654
  • 電子版発売日
    :
    2020年02月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB
  • 映画化

    「劇場」

    2020年7月17日公開
    出演:山崎賢人、松岡茉優、寛一郎

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劇場(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    純文学を読んでいる時は好きな文体!好きな文体!何この表現綺麗!エモちい!と思いながら宝石図鑑を眺めるような気持ちで読み進めることが多いのだけど、又吉さんの本は表現の美しさは勿論さることながら、この人の見ている世界をもっと知りたい、この人自身のことを知りたいと強く思うんだよな。一人の人間が美しい文章を書き連ねて作った、感情の群像たち

    0
    2026年10月11日

    Posted by ブクログ

    売れない劇作家と彼を無償の愛で支える彼女との恋愛小説

    男として、嫌な部分がわかり過ぎて、辛過ぎる。卑屈なようにみえてしまうけど、性根はピュアで優しくて、仕事がうまくいってれば、いい人でいられるのに、というような、自己中心的で、不器用過ぎて、現実味があり過ぎるところに、もやっとした。みんなそう思いながら生きてるのかな。。彼にはそのままの自分で強く生きてほしいなと思った。

    火花に続き、これも良かった。また読みたいし、他のも読もう。


    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ

    誰にでも少しはあるダメな自分を見せつけられているようで形容し難い感情で読み進めた。
    後悔しないよう周りの人は大切にしないとですね。

    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ

    これ天才的な文をしている、これストーリー的には平凡なカップルの話なんだけど主人公の心情がうまくかれてて、なんかひねくれすぎた人の思考回路がちっとだけわかたって自分もその片鱗があるんだなって自覚してしもた、カップルってずっと一緒にいて、わらったりしてるけど、細かく見るとちっとずつのすれ違いで、とんでもないことになるんだなって初めて実感できたキがすふ
    最後はなんとなくおわったけど、この後の2人の関係を想像すると、さいごは主人公がつくった演劇のように別れちゃうんだなっておもうとかなしくなった火花もよんでやろっと

    0
    2026年07月08日

    Posted by ブクログ

    又吉さんの実体験や、それまでの人生経験をベースに書かれた作品なのかな、と思いました。

    主人公の抱える過剰な自意識や嫉妬心は、私自身の心の中の深い部分にも存在している感情です。
    (大人になってから上手く隠せるようになってきたとは思いますが)
    そうした生の、リアルな感情が、包み隠さずしっかりと描かれており、どうにも他人事とは思えませんでした。

    また読み返したい作品です。

    0
    2026年02月14日

    Posted by ブクログ

    2人の間に起こった出来事は決して劇的なものではなく、むしろありふれた話で、だからこそ自分の経験とリンクして胸が締め付けられる思いだった。

    『火花』が良すぎてなかなか読めていなかったのだけど(?)、もっと早く読んでおけばよかったと後悔。

    「乱暴に言う自分の言葉で興奮しているようだった」
    「涙を感動の物差しとして誰かに示すことを恥と思ういやらしさ」
    「(沙希には)夢のある暮らしに対する期待があった。それを目の当たりにしてしまったことがつらかった」
    「僕の場合、与えるということは「欲求」であって「優しさ」なんかではないのかもしれない。こんなことを考えている時点で下品だなと思う。」
    「芸術というものは、何の成果も得ていない誰かが中途半端な存在を正当化するための隠れ蓑なのではなく、選ばれた者にだけ与えられる特権のようなものだという残酷な認識を植えつけられた。」
    又吉さんの文章を読んでいると、自分の中にある卑屈な人間性やコンプレックスが刺激される。あのセリフやあの描写、普段見て見ぬふりしている自分の嫌なところを見せつけられてるみたいで自己嫌悪に陥る。

    0
    2025年02月22日

    Posted by ブクログ

    又吉さんが書きそうな文章過ぎる。
    知人から借りた時はバッドエンドと聞いたけど、自分はハッピーエンドに感じた。

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    理想とその理想とかけ離れた現実とのギャップが、人の目を盲目にしてしまう危険があると感じた。本来大事にしていた価値観や、身近にいる大切な人間はいつも変わらずに存在しているはずなのに、エゴやプライドがその見え方を変えてしまう。またギャップを分析して、その原因が理解できるからこそ、自己を相対化して俯瞰できてる自分に満足というか、驕りというか、偽りの自信みたいなのが生まれて、いつの間にか危機が目の前に迫ってきているのにも気づかず、気づいた時にはもう遅いとなってしまう。わかることと並ぶことは違うなと。これを断ち切るための何かが足りなかった物語だったと思う。何かを強く追い求めることは同時に、何かを犠牲にすることもあるということも感じるさせられる内容だった。

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

    最後にかけて、苦しすぎた。
    一緒に住むことがゴールじゃない。
    好きだけでは、一緒に生きていけない。
    夢も恋愛も、どちらも捨てられない。

    「ここが一番安全な場所だよ。」
    私も誰かにとって、そんな場所になれたらいいと思った。外の世界では頑張っていても、帰ってきたら安心できる、秘密基地みたいな場所。

    本を読み終えても納得できず、映画を観た。
    同じ物語なのに、終わり方の違いが面白い。
    本と映画、それぞれにしかない余韻があった。

    さすが又吉の『劇場』。
    そして、yonigeの沙希。
    すべてが完璧だった。

    0
    2026年08月11日

    Posted by ブクログ

    演劇制作に打ち込む青年と服飾デザイナーを目指す女子の恋愛模様を描いた小説。ひょんな出会いから恋人関係になった二人が、同棲し数年を過ごすが、徐々に関係性に変化が生まれる。彼は定職に就かず舞台作りに励むが、観客や演劇関係者からの評価はなかなか上がってこない。一方彼女は女性服販売店や居酒屋で働くが、上京し夢見た姿には遠い日々。そんな中、二人は交際を続けるが、しだいに距離が生まれていく。そして彼女は東京を離れ実家に戻る。離れ離れになった二人は連絡を取り続けるが、彼女は彼との別れを決断した上で、東京に出てくる。彼の方はまだ、彼女に愛情があり、部屋をかたづけて実家に帰ろうとする彼女を笑わせようと必死におどける。しかし「あんたとはもう一緒にいられない」と言う彼女の気持ちは変えられない。どこまでも夢を追い続けようとする彼と、年齢や過ぎた時間から夢に見切りをつけた彼女、対照的な二人の姿の描写が読者に感慨を与えてくると思った。

    0
    2026年04月13日

劇場(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    劇場(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    707654
  • 電子版発売日
    :
    2020年02月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB
  • 映画化

    「劇場」

    2020年7月17日公開
    出演:山崎賢人、松岡茉優、寛一郎

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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