往復書簡 無目的な思索の応答

往復書簡 無目的な思索の応答

作者名 :
通常価格 1,430円 (1,300円+税)
紙の本 [参考] 1,650円 (税込)
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作品内容

「ここでしか書けない」
言葉の在庫を放出した。

言葉の世界にそれぞれ立ち向かう同年代の作家が、
一年半にわたって新聞上で交わした往復書簡。
それは、いわゆる「往復書簡」とはまったく異なる。
馴れ合いや戦略や俯瞰から遠く離れて、
記憶を掘り起こし、違和感を継ぎ足し、書くことについて考える。
流れから逸脱し、散らばった先でぶつかり合って、
思索が自由に泳いでいく。
「言葉への態度」をめぐる、個と個のあてどない応答の軌跡。
まえがき(武田砂鉄)とあとがき(又吉直樹)は書き下ろし。


「自分の名前で文章を書くということは、なにかを確定させるという意味において身体に文字を彫ることと似ている。
取り返しのつかないことになりかねないし、覚悟が必要な行為でもある」
……又吉直樹(あとがき)

「言葉を重ねていくと、意味が固まってくるものだけど、今回は、意味がただただ点在している感じが続き、生まれたり消えたりした。
それはもしかしたら、とても貴重なことだったのでは、と思っているのです」
……武田砂鉄(まえがき)


【本文より】

武田 極端な話をすると、ジャムの瓶を開けてもらったことで生まれた恋もあれば、ノリの瓶が開かなかったことで離縁を決めた事例もあるかもしれません。

又吉 たとえば、「流しそうめん」は考えようによってはわざわざいったん流すという無駄な行為でしかないのですが、でも楽しいんです。


武田 しょっぱい生姜焼きを「でしょー」と言われながら食べる。文章にもこういうことがあってもいいと思います。

又吉 僕自身、「世に迎合すると鈍る」などと思っていたのですが、「迎合」という認識が間違いで、起爆するための条件と捉えたらどうか?

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
エッセイ・紀行 / エッセイ
出版社
朝日出版社
電子版発売日
2019年04月05日
紙の本の発売
2019年03月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
5MB

往復書簡 無目的な思索の応答 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年05月19日

    『火花』の又吉直樹と『紋切り型社会』の武田砂鉄による往復書簡。
    相手の手紙への完全な応答とも言い切れない返信で、思索を発展させ進んでいく感覚が、1人で考えている状態を再現・言語化してくれているような本。

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    Posted by ブクログ 2019年04月06日

    例えば〇〇が結婚した、〇〇が転職した、とか具体的な噂話が聞きたいんじゃなくて、ではそこから派生する、例えば結婚観や仕事観というと大袈裟だけど、そういう概念的な抽象的な話が好きな自分にはとても好きな本。
    まさに「無目的な思索の応答」が好きなので、心地よかった。

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    Posted by ブクログ 2021年05月27日

    これはエッセイではないのだけど、エッセイのような目的のない会話(思索)のつらつらを読むのって、豊かだなぁ。ある事象についてあそこまでの奥行きをもって、またそれぞれの人生の時間をもって論ずることのできる作家さんのなんと尊いことよ。よく言語化してくれた、と感動することもあれば、なんだかよくわからない高度...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月25日

    ラジオが好きな武田砂鉄さんとYouTubeが面白い又吉さんの本
    好きな人と好きな人は絶対に繋がってるこの世の中に安心する!

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    Posted by ブクログ 2021年03月28日

    又吉さんの『劇場』が面白く、又吉さん著書を読み漁っている。又吉さんの言葉は、心の奥底に眠る感情を掻き出してくれる。私は今まで読書する際、理解や共感できる本が面白いと思っていたが、又吉さんは、難解なものに挑むことが楽しいと言っている。例えば、難しい本を読んだとき、「自分が面白さがわからなかっただけじゃ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月10日

    クスッとしたり、ひりひりしたり、ほっこりしたり。もやもやと漂っている感情を、諦めずに言葉にすることへの努力を惜しまない、誠実で才能あふれる2人だと思う。
    その一方で、だらだらと気を遣わず、居酒屋でずっと世間話をしているのを、聞かせてもらっているような感覚もあり、ありがたい。

    「劇場」に性描写がない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月23日

    二人の思索のやりとり。
    どこにも行き着かない思考の心地良さもあるのだな。行き着かない誠実さもあるのだなと思った。

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    Posted by ブクログ 2019年07月03日

    『自分の名前で文章を書くことは、身体に文字を彫ることと似ている』と又吉さんは言う。
    その言葉の重みに圧倒されてしまいました。
    人の心はうつろうし、考えることだって日々変わっていく。
    又吉さんにとって文章を書くというのは、その時その時の思いをちょうどいい熱量で
    自意識と闘いながら言葉にしていくという作...続きを読む

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