【感想・ネタバレ】劇場(新潮文庫)のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

永田ほど人間らしい人物を見たことがない。ドス黒い腹の中を全て描写してくるから最悪だし、面白くて仕方ない。
日常を描き、次第に心の闇を浮き彫りにし、最後に泣かせにくる作品のあざとさについて批判的だった永田が、質の高さの暴力に晒されて認めざるを得ない状況に陥るが、この小説自体がそれを再現しているのが凄い。まんまと泣かされた。又吉は謙虚に見えて豪胆だと思う。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

主人公はとことん醜い。
が、心が表面にのみある浅薄な人物ではなく
自分を正当化しようと足掻く愚かさがあるがそこに人間らしさがあると思った。ただそんな姿を見させられると自分の愚かさも考えさせられる。
誰もが隠そうとする醜い部分があるのだと思う。

他の方も言っていたが話の構成が始めと最後で一つの公演を見ているかの様で良かった

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2024年02月24日

Posted by ブクログ

環境とか状況はまったく違うんだけど、気持ち的な部分で「逆」劇場状態に自分がなってて、うわぁ…なんかちょっと沙希ちゃんのこの感じ分かるなぁ…。って思いました笑
そのせいで沙希ちゃんシーン>劇団シーンで読んでたな笑

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2024年01月25日

Posted by ブクログ

「神様、うしろ座ってますか?」
不安や焦りを喋ってふざけることで見えないようにしてる永田の描写が切ない。短い話だけど、長い年月を過ごした2人と一緒に歳を重ねる気持ちで読んで、終盤はかなり入り込んだ

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2023年12月18日

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一生忘れない小説の一つ
主人公の永田は好きだけど嫌い、見た後もやもやしたようなスッキリしたような複雑な気持ち

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2023年11月15日

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又吉が最後に書いていたとりとめのない文章ですみません
だけどそれが人生なんじゃないのかと思った

誰かにとって特別な作品になるような温度

沙希ちゃんと最後に演劇するシーンがすき
非常にみずみずしい文章の作家さん

また読み返したい
20230709

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2023年08月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

んーーつらい、なんだろ、ほんとに難しい
永くんはこんなにも素直に感情を表せないのか。色々込みで可哀想だと思うけど、それよりも沙希の気持ちを考えるとほんとにやるせ無い、、。永くんに支配されて狂わされてることに気づいていないことも辛い。永くんの行動が本当にイライラして共感はできないんだけど、理解はできるから幸せになって欲しかった。成長して立派な人になってほしかったなぁー。最後は紗希ちゃんが謝り続けてるのがほんとみてらんない。なんなんだ。。。このリアルさが好き。自分まで恋愛も人生自体も上手くできるか不安になってきた。
でもすごく良かった

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2023年04月05日

Posted by ブクログ

なぜ人はほっておいてくれないんだろう。本人がそれで幸せなら、それでいいはずなのに。
常識とか世間体とか、そんな型に嵌めようとする人たちが醜悪に見えてしまうほどのひとつの純愛なのだと思った。

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2023年02月26日

Posted by ブクログ

 「人間の醜さ」というものを露骨に表現している作品だった。永田はあまりにも醜すぎた。でも、それが本来の人間のようにも感じた。周りの人間は「嫉妬」隠すのが上手なだけ。心の中にはそれを常に隠し持っている。
 人間には、さまざまな欲望や夢がある。でも、それが叶うのはほんの一握りの人間でしかない。
 好きなことを第三者だけでなく、仲間にまでも言われてしまう辛さは計り知れないだろう。私にはとてもではないが耐えられない。
 しかし、私には一つ疑問点がある。果たして本当に「誰からも愛され、認められることは万人に付与された絶対的権利ではなく、選ばれるものだけに与えられるもの」なのだろうか。確かに、環境などにかなり大きく左右はされるが、権利は誰にでもあると私は思う。

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2023年01月16日

Posted by ブクログ

主人公の性格の描写がすごく伝わってきてよかった
嫌な奴なのに一丁目に素敵な人を独占したくなる主人公のキャラが刺さる

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2024年04月24日

Posted by ブクログ



ひょんなことから友達と本の貸し借りをすることになって、最近読んだ中でいちばん印象に残ってるって言ってて貸してもらった本。

本は薄いのに、何故か普段のペースでは読めなくて、いつもより少しゆっくり読み進めた。

永田の身勝手で不器用で嫉妬深いところ、そういうところになんだか人間らしさが滲み出てたな
好きな人とすきなものを共有したいっていう永田の気持ち、わかる…

2人の将来を1人で長々と話すシーンはとても切ない。
感情が入り混じるそんな本だった




近道しようとして、木の枝折まくるところめっちゃすき^_^わらった^_^

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2024年04月07日

Posted by ブクログ

脚本家を夢見る男永田と演劇を齧った学生の沙希の恋物語。まさに文芸小説という描写で、読んでいて心地よく、とても引き込まれた。永田の熱さ,醜さ,不器用さ,クズさ,嫉妬深さ,身勝手さにイライラしたり一部共感もしたり。
一方の紗希は純真で優しくこんな永田を一途に想い続けている理解し難い女性。それ故に彼女の気持ちを思うと切なさに心が締め付けられ愛おしさが際立った。
登場人物が少なくそれぞれの感情を思い描きながら色々と考えさせられる作品。
個人的には永田と青山のメールバトルの掛け合いにこの作品一番の芸術を感じた。
映画の方も是非拝見したい。

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2024年03月23日

Posted by ブクログ

自分の愚かさに後から痛いほど気付く事ってある。読後感は、悲しく、切なく、心が締め付けられるものだった。よく見るつまらない感想になってしまったが、本当に今そういう気分になってしまっただけに、こう書かないわけにはいかなかった。しばらくこの気分が続きそう。

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2024年03月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すーごい良かった。文芸という感じがした。又吉すごい。

劇団を旗揚げして演劇に酔倒する永田と、たまたま出会った沙希との話。
永田の自分勝手な態度に沙希がついていけなくなる様を書いている。
文の書き方とか論理の組み立て方がすごい。太宰治とかの現代版という感じがしました。

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2024年02月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

YouTubeで誰かの2023年読んで良かった本ランキング1位に選ばれててしかも又吉さんの作品って知って興味が湧いて買ってみた!
この作品本自体が薄いからサクッと読めると思いきやちょーっと読みにくかったかも。
主人公の永田がとにかくクズすぎて笑った。
あんなに人の気持ち思いやれなくて自己中ででも自己嫌悪に陥ってて社交性なくて本当にどうしようもないやつとずっと一緒にいてあげるさきがまじで優しすぎて菩薩に見えた。
どうせこんな素晴らしい彼女と出逢えたことに感謝すらしてないんだろうなこの男はって思ってたけど最後の方さきのこと神様って呼んでたからあ、わかってたのねってちょっと安心した笑そんなクズ永田だけどたまに綴られてる彼の生きて行く上での悩みが自分の持ってる悩みとドンピシャで重なるところがあってそうそうそう!って何回かなってちょっと驚いた。
脚本家としての本質、葛藤だけじゃなくてリアルな人間臭さ、生きて行く事の辛さそれでも生きようと足掻く人間というものの強さが感じられて読んだ後ちょっと勇気づけられた作品だった。
火花も評価いいしも是非読んでみたい!

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2024年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み始めてからずっと僕自身のことで思っていたことがあります。どうせ僕には出来っこない、と僕の人生は終始努力を避けてきたように思います。その点、永田は意志を持ってそこに居ました。それだけでも、たとえ血まみれだろうと、いまの僕からは眩しく見えました。
映画は、まだ観ていないけれど、キャストはイメージとして固まってしまったので、当然のごとく最初から最後まで、沙希は松岡茉優でした。何より読んでみようと思ったきっかけが松岡茉優でした。彼女が読んだであろう本を僕も読んでみたい。これがいまの僕の読書習慣の動機です。
沙希が登場するたびに、鼻の奥がツンと痛くなりました。どうして、こうもままならないのか。頭を抱えてしまいました。苦しかったね、沙希ちゃん。
どうしたら沙希を泣かせずに済んだのかな。たとえば、少なくとも僕が永田なら、あんなふうにはならなかった?しかし、現実の僕だって、成り行きの人生に終始、誇りも自信も持ち合わせていません。永田のように沙希を笑わせることすら、できそうにありません。たぶん泣かせることも、ない代わりに。そんな僕のような人間は、沙希の人生には不必要かもしれない。悔しいけれど。どうしようもなくても、ずっと変わらず永田は永田だった。そんな永田をよりどころにしてしまった沙希も沙希だった。沙希は永田に出会う前から、東京には見切りをつけていた。永田が居たからこそ沙希も、というのは覆すことはできないでしょう。いわば互いに依存していた。沙希が“いい子”との評判が上がるにつれ、永田には重圧がのしかかる。自身に向けられる周囲の目…なんとなくわかるなあ。
永田について、どうしようもない、自業自得だ、というのは容易いことかもしれないけれど、永田への一方的な批判は、沙希の思いへの否定にもなるのではないか。一方で沙希は沙希で自業自得だった。沙希を追い詰めたのは永田だけではなかったと思うのです。それは沙希自身だったかもしれない。沙希が「永田の才能を信じ」理解者であろうとしたことも、永田を追い詰め、沙希自身を袋小路へと向かわせてしまったのではないだろうか。永田にとって、いちばんの理解者とは永田自身で、沙希の「演じる」理解者たろう姿の違和感こそ、永田は負い目のように感じてしまったのかもしれない。難しいな。誰かを支えるとか、寄り添うとか、信じるとか。

最終盤、ここに来ての永田の言動には一筋の光を見た気がします。その光とは何か。永田に嘘はなかったと思うのです。永田はクズだ、たしかに。でも僕は…僕らは真正面から永田の何もかも、非難することなどできるのでしょうか。何かしら永田と重なる自分が居ると思う。永田の見る世界や思い、自覚など物語の中では語り尽くされていた。どこで、どんな決着をつけるのか、永田と沙希が決めることです。本人たち次第でどうにでもなります。それは読者の希望にもなり得るでしょう。これからも人生は続くのです。永田も沙希も、ずいぶんと遠回りしてしまったかもしれないけれど、彼らは、まだまだ若いのです。

「…帰ってきたら、梨を食べよう。今度は俺がむいたる」
永田の言葉に涙腺の決壊を必死で堪えていたら、涙より先に鼻水が垂れました。ティシューの箱を取ろうとした隙に、油断しました。涙が一気に流れてしまいました。本を読んで涙を催すなど、いつ以来だろう。読書自体も久しぶりだから、もう覚えていません。手のひらで顔を覆ったまま、しばらく離せませんでした。めくめく泣きました。

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2024年02月08日

Posted by ブクログ

数年前、「火花」で芥川賞を受賞したことで、小説家デビューした又吉さんの作品を初めて読みました。
あらすじを読んで、普段自分が読まない系統の本なとは思いましたが、友達が熱烈にオススメしてくれたので、読みました。友達曰く「冒頭の文章が本当にいいんだよ」との事で、楽しみにしておりました。『まぶたは薄い皮膚でしかないはずなのに、風景が透けて見えたことはまだない』(本文より)。友達の言った通り、冒頭のこの文だけで、「お、面白そう」ってなりました。

実際読み進めていくと、まず又吉さんの文章力に驚かされました。自分が聞いたことのある語彙ばかりなのに、その使い方も面白かったですし、ある物事を表現したり説明したりする時の日本語もユーモラスがあって好きでした。

ストーリーに関する感想としては、上手く言葉がまとまらないと言うのが本音です。人は自分で経験したことでしか物事を評価できないとはよく聞きますが、本当にその通りで、今まで読んできた小説たちのどれとも同じジャンルに分類できなさそうで、私の今までの読書経験だけでは感想を語るのが難しいです。
割と少ないページ数なので、体感は短かったですが、作中の人物たちは長い年月を共にしており、それに伴うそれぞれの変化によりすれ違うことも物語が進むにつれて、増えていきました。最後の場面は丸くおさまったとは個人的には言いきれないような気もしますが、沙希ちゃんの未来のためにも永田の決断で良かったのかなと思います。
永田は確かにクズなヒモでしたが、彼なりに沙希ちゃんを大切に、かけがえの無い存在に思っていたとも思います。

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2023年12月09日

Posted by ブクログ

とても色んな感情を引き出してくる1冊でした。

永田のダメさが嫌になったり、ひたむきに演劇を語るところは「まあ、分からんでもない」と共感したり、沙希の笑顔に救われたり、沙希がどんどん疲弊していくのに気付かない永田にムカついたり、てか演劇に携わる人達ってこんなのばっかりなのかと絶望したり…

演劇のみではなく、日常でも他人を認めたくなかったり、自分の無さをどうカバーするかみたいな事は普遍的な事であり、劣等感や「あいつにだけは勝ってる」みたいな優越感も誰もが抱いてる事なんだろうな〜人間臭いけどそれが心地よかったです。

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2023年06月13日

Posted by ブクログ

会話ベースの表現がほんと素敵で、あーたしかにこう言うやりとりしてしまうかも。こんなことを思った時、相手に対して自分の未熟さ、子供の部分をおしつけてしまったら、こんなことを、してしまうかも。て思って読んだ。

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2023年04月30日

Posted by ブクログ


だーめだ……なんだこれ、しんどい。

「不器用な恋」というには残酷すぎるし幼すぎるし、リアルすぎる。吐きそう。

脚本家を目指して劇団を立ち上げる主人公の永田。劇団員から見放され、家賃も払えなくなり、恋人の沙希の部屋に転がり込む様はどこからどうみてもクズ。自意識ばかりつよくてトゲだらけのふるまいは見ていてこっぱずかしくなる。

愛してなかったわけじゃなくて、まっすぐ向き合えなかっただけ。
それでも、向き合ってくれない相手をずっと愛し続けられるほど人間は強くない。

変わるのは怖い。変わらないのも怖い。
私は変わるのに。



失うまでその大切さに気づかない永田のクズさが痛くて痛くてつらい。
最後のやりとりが痛くて痛くてくるしい。
どうして今そこにある幸せを大切にできないんだろう。変なプライドを守るために、本当に大切な人を蔑ろにしてしまうのは何故なんだろう。
一度崩れてしまったものはどんなにもがいても取り戻せないのに。

“「一番会いたい人に会いに行く。こんな当たり前のことが、なんでできへんかったんやろな。」”

“「ほんで、カレー食うて、お腹いっぱいになったら、一緒に近所を散歩して、帰ってきたら、梨を食べよう。今度は俺がむいたる」”p232


最後の最後にこんなこと言われたら辛くてたまらないけど、きっと笑ってしまうんだろうな。ずるい。

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2023年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

出会った時から別れの予感しかないようなそんな恋愛模様でしたが、別れに向かっていく緊張感はそれほど感じられませんでした。
それは永田のグズグズ感に依るものだとは思いますが、ただ、そのグズグズ感は途中で退屈になるくらい冗長気味に感じていました。
でも、そのモチーフを受け止めるくらいのラストの展開です。
長尺のフリだったんですね。


作家又吉は、「夢」と「才能」のバランスのズレに苦悩する人間を物語にしています。
ワンパターンとみるか、必勝パターンとみるか、わたしは後者だと思っています。

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2024年04月06日

Posted by ブクログ

やけに読みにくいな、、、
又吉さんの書く文章と相性悪いのかな、、、
でも前作の「火花」はずっと読めたよな、、、
…色んな事を思いながら文章を追う、頁をめくるのが遅かったのは、主人公の永田に激しく感情移入してしまってたからだという事に、後半から気付いてしまった。

自分は矮小な存在である事に気付きつつも、他人とは違う存在なんだと境界線を引きたがる。
永田は自分自身なんだと自覚してからは、一気に読み進められた。
沙希の様な存在が近くに居てしまったら、きっと何処までも底に向かって転がり続けてしまうと思う。

いつまでも、元気で笑っていたいから、別々の道を歩むのが最善なのかと思ったら、こちらも笑顔のまんま涙が止まらなかった。

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2024年01月07日

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良かった。
出会うべき2人であり、離れるべき2人だったのだろう。

途中永田のことにあまり共感できなくなり、ぼんやりしたけど最後にかけてまたハッキリしだした。終盤が面白い。
でも相手が離れたのを感じて、自分が追う人間は好きじゃない。
沙希がそのままでいたら永田は多分ずっと気づかなかったんじゃないかな。気づいてても甘えていそう。

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2023年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何年か前に先に映画を観て、ボロボロ泣いた。今回、遅ればせながら原作を読む。
映画のキャストの印象が強く、映画の演出がわかりやすかったのか、本家本元は少しあっさりした感じを受けた。沙希ちゃんは映画の松岡茉優のイメージがハマりすぎて、そのせいか若干のあっさり感があったんではないか?あれから、時が経ち自分の恋愛感や心境に変化があったのか、映画鑑賞後程、心揺さぶられはしなかったが、当時激泣きした、キラーフレーズ
昔は貧乏でも好きだったけど、なにも変わってないじゃん。永くんは変わってない。でもね…変わったらもっと嫌だよ…
もう、この台詞がヤバいのは変わってなかった。そこは自分の感情の変わっていないところを再確認でき、少し安心した。
永田の自分を取り繕う際の有無を言わせぬ長語りがウザかったかな。
ただやはり、恋愛小説の名作であるよね。

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2023年12月11日

Posted by ブクログ

火花を読んだ後に立て続けて読んだ。
芸人の話が続いたこともあり、火花が面白かったので
若干期待外れ。

よくテレビなどで耳にするような
芸人の苦労に、ちょっとくどさを感じてしまった。

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2023年08月02日

Posted by ブクログ

2人の会話が可愛くて好きです。精神的にクズに堕ちきれず、決着のつかない永田が辛かった。そんな中でも、沙希だけが身方でいてくれたんだと思う。

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2023年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

寂しがりやで臆病で怖がり、人間の醜い部分を含めて永田の人間らしさが良かった。対して、沙希がどうしても物語を進めていく上で永田のために作られた人物のようにしか思えず人間らしさをあまり感じることができなかったので感情移入できなかった。
最後の会話のシーンはなんとも言えないずっしりとした感情が心にしばらく残った。

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2023年03月30日

Posted by ブクログ

読み終わって「やるせねえ~~~~~」って声出た。終始じっとりとしています。下北沢に行きたい。長いセリフが印象的。映画を先に見てたため思い浮かべながら読めた。また映画も見直したい。

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2023年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

又吉の世界観に惹き込まれてったなぁ。
映画化されてることもあって、一瞬で映像が目に浮かんだから良かった。
本って一瞬でその世界に引き込まれるからいいよな。ちょっとした隙間時間でも頭の中にシアターが思い浮かぶ。

けど、なんか、この話は、男が自分勝手で、クズすぎて、好きになれへんかった。振り回されてる先が可哀想。自分の中で、さきはなんか吉高由里子をイメージしながら読んでたなぁ。

とにかく、主人公がクズすぎ。後から後悔しても遅かったね。残念。

後映画の山崎賢人が、なんか違いすぎ。

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2022年12月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

売れない脚本家兼舞台俳優。彼女の部屋に転がり込んでヒモのような生活をしたりして良心が苛まれてるのが健全よね…。ものすごいクズっぽいけど多分お金があればまともにいい人なんだと思う。貧乏でも舞台から離れられない舞台バカではあります。
最後、別れの時に彼女に演じてもらった舞台をなぞって自分の思いを言って別れるシーンが綺麗なシーンでした。

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2022年12月04日

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