人間

人間

小説・文芸
1,540円 (税込)

7pt

初の長編小説にして代表作、誕生!!
絵や文章での表現を志してきた永山は、38歳の誕生日、古い知人からメールを受け取る。若かりし頃「ハウス」と呼ばれる共同住居でともに暮らした仲野が、ある騒動の渦中にいるという。永山の脳裡に、ハウスで芸術家志望の男女と創作や議論に明け暮れた日々が甦る。当時、彼らとの作品展にも参加。そこでの永山の作品が編集者の目にとまり、手を加えて出版に至ったこともあった。一方で、ハウスの住人たちとはわだかまりが生じ、ある事件が起こった。忘れかけていた苦い過去と向き合っていく永山だったが――。

漫画家、イラストレーター、ミュージシャン、作家、芸人……。何者かになろうとあがいた季節の果てで、かつての若者達を待っていたものとは?

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    毎日新聞出版
  • タイトル
    :
    人間
  • タイトルID
    :
    693685
  • ページ数
    :
    368ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年01月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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人間 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1章読んでもよく分からなくて、2章を読んだときに、1章で言ってたことってそう言うことかとわかることが多くあったし、作品のテーマ「自意識」や、「記憶」、「時間」についても1章と2章の繋がりで理解ができるようになった。読み進めれば読み進めるほど面白くなっていった。
    影島とナカノの論戦は、影島のメールはすらすら読めたのに、ナカノのメールは内容入ってこなくて読み飛ばしてしまった。つまらないぞナカノ。

    0
    2026年05月03日

    Posted by ブクログ

    未完成?

    主人公は、いつも自己演出し、そんな自分を自分であざとい人間だと考えている。実際は凡人なのだと自覚してみるが、才能に憧れ、素の自分を見失っている。本書は、そんな自分から脱皮しようと足掻く男の青春小説であり、『花火』『劇場』に続く三部作の締めか、と始めのうちは想像しながら読んでいた。でも読み進めるうちに、これが後の作品の出発点になってほしいと感じた。読後感想を率直に言ってしまうね。これは未完成作品? 何か骨組みだけの建物を見た感じがした。スカスカのところがいっぱいあって、それぞれの物語の間がもっと埋まっていないといけないのでは、と。つまり主人公が抱える自己演出問題は、昔の恋人、旧友、父親という線を辿るだけでは語りきれない複雑さがあるだろうし、もっと多くの線を取り上げて辿らないと重さが釣り合わない気がする。「その灯の一つ一つに人間がいる」と締めくくらないで、まだまだ書き続けて、見えるもの全部を字にしてほしかった。又吉さんが、中上健次みたいに同じ風景の話をこれでもかこれでもかと今後書くのであれば、すごく読みたい。

    0
    2026年03月29日

    Posted by ブクログ

    理想の自分ではいられない弱さも 思い出せば吐き気のするような過去も 全部ひっくるめて人間で
    だから僕は人間をやるのが下手だ

    0
    2024年12月15日

    Posted by ブクログ

    最初のサークルでの恋愛とか、芸人のやつの話とかは、すごく自分と近い界隈の話でどんどん読めてしまったが、最後のお父さんとの話はあまりにも自分が経験したことない感情過ぎて難しかった。この気持ちがわかる日がいつか来るんだろうなと言う感じ。

    0
    2024年04月09日

    Posted by ブクログ

    自分は恋愛小説が好きな訳じゃなくて、物語の途中にある男女関係が好きだと思う。この本はそういう風に書いてないんだろうけど、カスミが最後に出てきてくれてすごい嬉しかった笑
    YouTubeの渦見てからこの本を読むとこの文あの事だっみたいな発見に嬉しくなった。
    お笑い芸人又吉が書いていることを知っている状態だと又吉先生が喋ってるみたいな感覚で読める。
    頻繁に本を読まない俺にとっては没頭しやすくてサイコー。

    0
    2024年02月07日

    Posted by ブクログ

    私も創作畑に片足を突っ込んだ経験有なので、
    ハウス生活時代の自意識ダダ洩れな主人公の目も当てられない感じが、なんとも痛い感じ、わかるー。
    屁の音を聞きながらチルってるのもアートだと。いゃぁ、わけわからんすぎるけど、こういう事も斜めの視点でアートだと表現してるもの、ありますよね。
    これ、又吉と重なる要素があちこちにありすぎて、フィクションといえど自伝のように思えてならない。ナカノタイチが影島を批判した記事の件も、又吉が実際にコラムニストの記事で揶揄された件とかぶります。
    クリントイーストウッドのくだり、意味わからんけど、なんか面白かった。なんつー会話。
    あと飯島さんなんで死んだの?
    沖縄編もこれまた又吉の家族の要素がありまくるね。ただただ生活をするだけに見える父親母親の感じ、同じような感覚を持ったことあるなぁ。
    この人、何が楽しいのかなとか、薄っぺらいように感じてたり。
    なんかこの本、読んでてイタたたたってなることばっかり。又吉直樹の思考を垣間見れた感じ。でも面白かった。やっぱりファンです

    0
    2021年12月24日

    Posted by ブクログ

    かもちっぽけな人間が、肥大した自我に自己防衛という名の膜を張りながら、金髪ギャルに一蹴されるような野暮ったい自意識、ぬるい不幸を抱えてなおも力強く生きようとする。共感と羞恥が行ったり来たりしつつも、才能や個性という言葉に翻弄される凡人の軽薄さ、しかしながら自己と他者に向き合う誠実さが、「何者かになりたい」読者に本来的な、あまりに人間的な素朴さを提供している。屈折し、観察し、思索し、表現し続ける又吉直樹にしか書けない人間讃歌。

    0
    2026年10月01日

    Posted by ブクログ

    漫画家を目指し上京してきた男性のシェアハウスでの過去、共に暮らした人たちとのあれやこれやを描く、作品。

    記憶と認識、批評ハラスメント、芸人としてのあり方、など様々な考え方が詰め込まれたような、濃いぃ作品であった。

    小難しい感じがあり、完全理解不可?。

    自伝的な形でありながら、フィクションとのこと。
    ポーズ影島さんはピース又吉さんに近づけてありながら、他の登場人物もまた又吉さんがモデルなのかもしれなかったり。

    ラスト急に家族関係の話になったのはちょっとよくわからなかったけど、何かしらの意味があるのだろうねぇ。

    0
    2026年01月15日

    Posted by ブクログ

    又吉のはにかむようなニヤケ方や、無口になっている時に頭の中では何やら企んでいる様子がくすりと可笑しい。その胸の内を知りたくて又吉の本を読む。芸術に対してコジれるような語り合いも、小説を書くに至っての苦悩も。「何者かである必要はないと言う無自覚なつよさ」…これかぁ。

    0
    2025年01月07日

    Posted by ブクログ

    これは自伝なのでしょうか?
    シェアハウスでの人間関係やそれぞれ個性的な登場人物たちを、芸人らしいユーモアを交えて描かれている。
    永山も影島も奥もナカノタイチも、全てに又吉直樹が潜んでいる気がした。

    「人間」を「にんげん」と読めば、一人の生き様、
    「じんかん」と読めば、人間関係、
    両方を考えさせられるタイトル。

    沖縄でのラストシーンは、小説の中では異質で、
    主人公=著者のルーツを垣間見たような、
    温かい気持ちにさせられた。

    0
    2024年11月20日

人間 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    毎日新聞出版
  • タイトル
    :
    人間
  • タイトルID
    :
    693685
  • ページ数
    :
    368ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年01月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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