糸

606円 (税込)

3pt

北海道で生まれ育った高橋漣は、花火大会で出会った園田葵に一目惚れ。彼女が義父から虐待されていることを知るが、まだ中学生の漣には何もできなかった。それから八年。漣は地元のチーズ工房で働き、葵は東京にいた。 遠い空の下、互いを思いながらも、すれ違いと別れを繰り返す二人。それぞれの人生を歩んできた男女が、再び巡り逢うまでの物語。

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糸 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月22日

    映画を観て感動し、映像の壮大さは文字では想像できない。
    原作を読んで、映画には上映時間の制約もあり、落とし込めなかった人物の行動、背景が理解でき、その知識で映画を観たら、さらに感動できた。

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    Posted by ブクログ 2021年12月01日

    偶然などではなく、逢うべき人とは本当に繋がっている。そういう人が自分にも必ずいるのではないか。読み終えた時に自然とそう思ってしまいました。
    辛い境遇に立たされ、それでも前を向いて普通に生きていく漣を見ていると、少し辛かったです。おそらく漣は節子の言う「普通の人」であり、節子が望む形かどうかはわからな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月16日

    出会いとすれ違いとそれぞれの人生、そして再会。期待以上の感動作でした。終盤で節子が世の中に苦言を呈する言葉が一番気に入った。
    運命の人とはいまだに再会出来ない自分に比べると出来過ぎの感は否めないが。
    一人称がころころ変わるのが最初はうざいと思ったが、普通の小説ではなかなか明確にはならない周囲の人々の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月30日

    初めての作家の方だったが面白かった。時を経て映画化し嬉しく思う。どのように映画で表現されているのが次は映画を鑑賞しようと思う。

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    Posted by ブクログ 2022年03月07日

    人は繋がりという糸を絶えず持っている。
    時には解けてしまったとしても、何処かでまた繋がる。
    そんなことを深く考えさせられるお話でした。

     登場人物によって移り変わる視点も様々で、それぞれの人生観や考え方が混じり合い、人は出会い、糸を紡いで行くんでしょうね…。

    人は何故めぐりあうのか…その巡り合わ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月04日

    映画を見たいけれど、映画館には行きにくい状況なので読んでみる事に。

    菅田将暉さんと小松菜奈さんが、人物のイメージにぴったりで、映像をイメージしながら読みました。

    悲しさ、寂しさ、逞しさ、そして愛情。登場人物それぞれの幸せを願いつつ読みました。

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    Posted by ブクログ 2021年09月12日

    出会うべき時に出会うべき人に出会う。
    なぜめぐり逢うのかを私たちはなにも知らない。

    出会いと別れには全て意味がある。縁があればいつかまた会える、っていう素敵なお話。

    自分にも忘れられない人、思い出というものがあり、引きずっている訳ではないと言いつつも心のどこかでは忘れていない、引きずっているのか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月02日

    縦の糸と横の糸、一人と一人の想いが織り重なって布になるんじゃなくて、それぞれの人生に、それぞれのストーリーにいろんな想いを抱えたそれぞれの縦の糸と横の糸が編まれて、厚みのあって温かな布を作り出しているんだと知った。

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    Posted by ブクログ 2021年07月11日

    今まで読んだ本の中で1番感動した。

    人の出会いと別れは唐突に起こる。
    後悔が無いように、大切な人との時間を過ごしたい。

    感情移入し過ぎて、最後は小松菜奈になりました。

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    Posted by ブクログ 2021年04月01日

    読み始めはよくあるケータイ小説的な小説かと思っていたけど、ちゃんと面白くて引き込まれてあっという間に読み終わった。
    私も今、たくさんの人の糸が織り成す中で、奇跡のように存在している。
    まさに「仕合わせ」だなあって思う。
    この本から、中島みゆきの「糸」は壮大な「物語」になった。

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