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  • 深夜の市長

    深夜の市長

    小説・文芸
    -
    1巻715円 (税込)
    深夜、急激に変容する大都市新興地区が帯びる迷宮感覚――。東京を思わせるTという大都市。夜ともなると昼間とは全く別個の存在となり、ごく少数の人しか知らない不思議な都市と化す。その闇と迷路の暗黒の世界を支配するのが「深夜の市長」。昼間の市長と市議会の対立するなか、次々と起こる怪事件。解決しようと深夜の街をかけまわる奇妙な男――怪人市長の正体は!? 幻想ミステリ傑作。
  • 人情馬鹿物語

    人情馬鹿物語

    小説・文芸
    5.0
    1巻715円 (税込)
    憧れの女性に着せたい一心で華麗な振抽を精魂こめて縫い上げた刺繍職人、自分のため店の金を横領した若者の釈放に奔走する遊女、逢瀬(おうせ)の翌日は必ず負ける力士の出世を願って身を引く芸者……ここに描かれるのは、私利を顧みず人間の情に生きた悲しく優しい「人情馬鹿」たちだ。美しい風俗と江戸っ子気質(かたぎ)が色濃く残る大正期の東京下町を舞台に、人生の達人が共感と愛惜の想いをこめて綴った名作12話。
  • 完全誘拐

    完全誘拐(電子復刻版)

    小説・文芸
    -
    1巻715円 (税込)
    西急デパート岡村社長の腹心石本常務が丹沢山麓の別荘で不審死を遂げた矢先、岡村の一人娘・章子が何者かに誘拐された。犯人の前代未聞の要求『全商品を無料放出せよ!』を受け入れた岡本社長だが、この機に乗じた大株主の他店との合併工作に絶対の窮地に陥った。一方、誘拐犯を名乗る青年は、章子を返した後、意外にも死体で発見された。」――誘拐そして新たな殺人。新機軸で展開する力作推理。

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  • 災厄

    災厄

    小説・文芸
    3.4
    1巻743円 (税込)
    妊婦連続殺人犯の少年を担当することになった弁護士の夫・尚彦――。その妻で現在妊娠5ヵ月めの美沙緒は、悪意のドミノが倒されたかのように始まった嫌がらせの連鎖に、恐怖を募らせていく。少年はなぜ妊婦を狙ったのか? 信じていいのは誰なのか? 女と女の果てしない暗闇を描き出す、緊迫の心理サスペンス!
  • マッチメイク

    マッチメイク

    小説・文芸
    3.8
    1巻764円 (税込)
    プロレス団体の総帥ダリウス佐々木が対戦直後に急死した。額の傷からは蛇毒が。大観衆の見つめる中、何が起こったのか?新人レスラー山田聡は同期の本庄と謎を追い始めるが、それが第2の悲劇を生む。プロレスに全てを懸けた者が決して許せなかったこととは?感涙がとまらない第49回江戸川乱歩賞受賞作。
  • ざぶん 文士温泉放蕩録

    ざぶん 文士温泉放蕩録

    小説・文芸
    4.0
    1巻764円 (税込)
    日本の近代文学は湯ぶねの中から生まれた。東に締め切りから逃げてくる先生あれば、西に世を忍び不倫に走る作家あり。温泉は時に彼らを癒し、時に虜にする。夏目漱石、森鴎外から川端康成まで。知られざるエピソードを混じえながら、古き良き時代の温泉とそこに遊ぶ文士たちの交流を描く、異色温泉小説。
  • いきいきと生きよ ゲーテに学ぶ

    いきいきと生きよ ゲーテに学ぶ

    小説・文芸
    5.0
    1巻770円 (税込)
    ゲーテは、つねにみずみずしい新鮮な心で、現実をありのままに受けとめ、しかも現実におぼれることなく、理想をもってそれに対処した人であった。はるかに困難な時代のなかにあって、つねにいきいきと生きるために、この師のことばに心をひそめるべきであろう。ゲーテと著者との心の対話を通じて、示唆にみちた豊かなことばの泉から、われわれ現代人への知恵をくみとる。
  • 白昼堂々

    白昼堂々

    小説・文芸
    4.0
    1巻770円 (税込)
    筑豊の廃坑の村。離職者更生の手段として、自分の経験と技術を教えこんだ元スリの耳に、昔の仲間、いまは東京のデパート保安係が囁いた――もっと安全で割りのいい稼ぎがあるじゃないか。かくて結成された窃盗団。大胆巧妙な手口とチームワークを見せる面々とベテラン刑事との虚々実々の駆引き、そして意外な結末。雑草の逞しさで生きる万引き集団の活躍を温かく軽妙に描いた、会心の悪漢小説(ピカレスク・ロマン)。
  • 女ざかり

    女ざかり

    小説・文芸
    3.9
    1巻784円 (税込)
    かつて、こんな小説があったろうか? 南弓子は、大新聞の論説委員。成人した娘がいるが、今は独身で、長年の恋人もいる、美しき女ざかり。書いたコラムが、政府からの圧力をうけ、思いがけず論説委員を追われそうになる。弓子は、恋人の大学教授、友人、家族を総動員して反撃に出るが、はたして功を奏するか? 大新聞と政府と女性論説委員の攻防をつぶさに描き、騒然たる話題を呼んだベストセラー。94年に吉永小百合・主演で映画化。小説の醍醐味をたっぷりと味わえる名作である。
  • 刑事の墓場

    刑事の墓場

    小説・文芸
    3.4
    1巻796円 (税込)
    警察組織からの落伍者たちを飼い殺しにしていると噂される動坂署。思いがけない転任に不貞腐れて署内で寝泊まりする雨森は、たまたま聴取した些細な傷害事件の被害者である女子大生の部屋を訪ねて死体を発見する。開署以来初めて捜査本部が置かれたものの、主導権を奪われた署員たちは秘かに動き出した。
  • 蔦葛木曽棧(上)

    蔦葛木曽棧

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻825円 (税込)
    時は室町の末。木曽の領主・義明に愛妾として迎えられた遊女の鳰鳥(におどり)には、秘めた大望があった。イスパニアの司僧であった父を惨殺した義明への復讐である。兄の御嶽冠者もまた御嶽山中深く一党を率いて仇の隙をうかがっていた。兄妹の怨念が数多の妖士怪人を呼び集め、風雲まさに急を告げるとき、妖異壮大な物語の幕は開く! 無類の構想力、ロマンの錬金術師の三大伝奇小説第1作。
  • ヴァルハラ城の悪魔

    ヴァルハラ城の悪魔

    小説・文芸
    4.0
    1巻869円 (税込)
    八ヶ岳山麓に屹立する壮麗な城は災厄に満ちていた。『サロメ』上演中に出現した歌手の生首、血の涙を流す聖女像、ライオンに食い殺される執事――厳重な警戒を嘲笑うかのように血と呪詛の饗宴は繰り返された。招待客のひとり・正親町聖架(おおぎまちせいか)は、オペラと美酒美食に彩られた煌(きら)びやかな殺人劇の真相にたどりつけるか!?

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  • 万病に効くという温泉旅館へ

    万病に効くという温泉旅館へ

    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    バブル景気がはじけて以降、厳しくなった仕事に日々汲々としていた高木は、妻の強い申し出によって二泊三日の温泉旅行に出かける。頸椎と腰のヘルニアを患い挫骨神経痛の疑いもある満身創痍の妻が探してきたのは「万病に効くという温泉旅館」。 ?本当にそんな温泉旅館が存在するのか。半信半疑の高木。しかし現地を訪れた夫婦は、景観の素晴らしい場所に立つ旅館の行き届いた対応に驚くと同時に、二人の世話係になった若い男女の従業員に好感を抱く。若い男女は、実は夫婦。お客には夫婦で世話をする、それが、全国で唯一この旅館だけのユニークなシステムだった。温泉もアルカリ・酸性・単純の三種が自然湧出し、それに薬湯風呂も設けられている。高木は、密かに期待を抱くようになる。 しかし、今まで自分から決して言い出すことはなかった旅行の話を、今回だけ妻が提案してきた真の理由がどこにあったのか。高木にひとつの苦しい想念が浮かぶ……。そして、高木にはどうしても妻に伝えておかなければならない言葉があった。 電子書籍版書き下ろし作品! 〈目次〉 1 藁にもすがりたい患者 2 変化の予兆 3 予想外だった医師の診断 4 膨らむ旅館への期待 5 古墳巡りと骨の記憶 6 生活が苦しかった頃 7 苦しい想念 8 伝えなければならない言葉
  • ゆきあかり

    ゆきあかり

    小説・文芸
    3.0
    1巻880円 (税込)
    季節は冬。しおりは、卒業以来3年ぶりに学生の頃暮らした町を訪れる。学生時代にひとつの家で同居していた同級生の明里は、弁護士の道を捨てて画家となり、明里の恋人の平良と別れてしまっていた。学生時代の回想を織り交ぜながら、雪が舞う白い町を舞台に、3人それぞれの人生模様を描く青春小説
  • 骨、家へかえる

    骨、家へかえる

    小説・文芸
    5.0
    1巻880円 (税込)
    帰る家を探し続ける智子、駆け抜ける俊敏な馬を見落としてしまう陽平、午後4時の只中に立ち尽くす詩子、電気椅子に座り死刑執行を待つ滝也。『灰の水曜日』のまま静止した世界、生きていく中で感じる差異。男女四人が憂い哀しむ心情を抱きながら大きく、そしてゆっくりと交錯していく。中原中也賞等数多くの受賞歴を持つ詩人が美しい文体を用いて描く純文学。
  • 欲望チャッター

    欲望チャッター

    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    秘密のチャットルームに、弱みを握られ強制的に参加することになった主人公。そこで赤裸々に語られるのは、各メンバーが心の奥底に秘めている“人には言えない欲望”。しかもその欲望は、チャット主催者・Aによる周到な計画のもと、現実社会で次々と実現されていく。そして、最後に明かされたAの欲望とは、「自分を殺して欲しい」というものだった……。
  • 逆さ

    逆さ

    小説・文芸
    2.5
    1巻880円 (税込)
    死刑制度が廃止された日本。犯罪者は肢体を逆さにされ、不自由になった身体での生活を強いられるようになった。そんな犯罪者達の社会復帰を支援する施設ジュピターで“逆さ”の一人が逆さ狩りの犠牲となったらしい。次々と犠牲になっていく“逆さ”たち。施設の職員である朝霧と加瀬は犯人を探し出そうとする。犯人は“逆さ”に恨みを持つ被害者の遺族なのか、それとも……!? 犯してしまった罪は生きていては償えないのか……。
  • マスゲーム

    マスゲーム

    小説・文芸
    2.5
    1巻880円 (税込)
    刑務所制度が全面的に廃止されることになった。受刑者たちは一同に集められ、「試験を勝ち抜いた者のみ釈放される」と告げられる。「社会適合性検定試験」と呼ばれるその試験は、協調性を問うことを名目としながらも、実態は収監者同士のサバイバルゲームそのものだった。自虐的で神経質なマコトと、能天気なジュンの二人は、試験の課題に振り回されながら、このゲームが社会の縮図であることに気づいていく……。
  • エーテルの衝撃

    エーテルの衝撃

    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    深春がひそかに思いを寄せていた景子が、ある日突然この世から去ってしまう。喪失感にくれるなか、深春は自殺する若者が急増する発端となった不思議な本「エーテルの衝撃」と出逢う。深春に好意をもつ血のつながっていない弟ジョジョとともに、深春は景子の死の真相を追い始める。しかし二人は次第に「エーテルの衝撃」に翻弄されていく。景子の死の真相とは、そして「エーテル」の真実とは、いったい何か――
  • 覆面作家のため息

    覆面作家のため息

    小説・文芸
    2.0
    1巻880円 (税込)
    人気の覆面作家・二宮散弾寺がいかに素晴らしいか、京王線車内でカワイイ彼女に力説している金髪大学生を目撃した「俺」は、あまりの絶賛ぶりに影響され、彼の小説を読み始めることに。そしてある日、調布のマックでその二宮を読んでいる時、あの金髪大学生が入ってきた。もし二宮散弾寺のフリをしてみたら。で……。覆面作家にふんする俺と、彼の大ファンとの、デタラメ過ぎる交流が始まった!
  • 神の一球

    神の一球

    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    高校入学直前、野球嫌いの繭村剣の前に「野球の神様」と称する老人が現れる。老人は誰にも打てない「神の一球」を繭村に授け、この球で天才スラッガー・佐野慶司を3年間抑え込めと命令する。仕方なく野球部に入った繭村だが、そこにいたのは、一癖も二癖もある部員ばかりで、デコボコもいいところ……。
  • 爆走! 芸人ドライブ

    爆走! 芸人ドライブ

    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    高校時代の友人トリオが4年ぶりに再会したところからはじまる晩春のあてなきドライブ。平和主義者を名乗りながら、人間としては大切な何かが欠けている木村。騒動の火付け役であり芸人志望のチンピラ風大男、坂上。肥大した自己顕示欲のはけ口を小説執筆に求める亡霊のような風貌をした腺病質の小男、加藤。。。三者三様(草食・肉食・無職)に歪んだ自我同士の衝突によって生じるドタバタを描いた暴走コメディー!
  • ちいさなこと

    ちいさなこと

    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    友哉は帰省した凛と再会し、二人して数年ぶりに同じ町に住む比佐子のアパートを訪ねる。凛は相変らず元気だったが、比佐子は生命力を失っていた。レイプ現場にいたという比佐子の証言とは異なる凛の言葉に、違和感を覚えた友哉。事件を追及する意欲はなくても、小さな町の小さな事件は、普通の会話からその真相が淡々と解き明かされていく。紡ぎ出される人々のばらばらな思惑と見方……。たった3日間の「日常」を描いた青春小説。
  • 姉ちゃんの詩集

    姉ちゃんの詩集

    小説・文芸
    4.4
    1巻880円 (税込)
    その物語は、「姉ちゃんの自作の詩集をみつけた」という、掲示板に書き込まれたひとつの投稿からはじまりました。お姉さんがひそかにつづり、書きためていた詩を弟が発見。1編ずつネットの掲示板に公開していったのです。その詩は、思春期の女の子らしい奔放さで読む人をどきっとさせながら、たとえば描かれる家族、の情景のあたたかさが人の心に癒しと笑いをもらたすという、今まで誰も見たことがない魅力に満ち溢れていました。サマーさんの詩は、楽しいだけではなく、ときに比類なく美しい瞬間を見せます。
  • 不確定性の彼女 She has Null falsifiability

    不確定性の彼女 She has Null falsifiability

    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    化学専攻の大学4年生・久住恭平は、7年前の殺人事件を調べ始めることになる。真犯人へとつながる物証に接してしまったからだが、上京の際たまたま出会ったかわいい女子高生の兄が被害者だったからでもある。少女と同居する若手有名建築家の影がちらつくなか、有罪判決を受けて塀の中にいる母親の無罪は証明可能なのか?はたして風化し始めた事件の、隠された真実を証明することが正しいことなのか?そもそも絶対的な証拠などあるのだろうか?
  • セックスゲーム

    セックスゲーム

    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    援助交際を繰り返す14歳の少女。彼女は、ドラッグを使って相手の男を謀略にかけ、彼らから大金を騙し取る行為を繰り返していた。暴力で支配するチンピラ、監禁が趣味のエリート会社員……、すべての援交相手が彼女にとっての標的だった。荒みきった生活を送り、絶望の果てにありながら、彼女はひとつの目的のために、ただ援交を繰り返す。それは、幼少期のトラウマからの脱却を目指したものだった……。
  • トライアングル

    トライアングル

    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    弱みを握る相手を、自分の快楽のままにいたぶり傷つける男。我を忘れるほどに相手を愛し続ける女。小説を書くために全ての暴力を受け入れる男……。表面上はどこにでもいるような三人の男女が、その心の深淵で繰り広げているのは狂気的で理想的な三角関係だった!?
  • たい焼娘と逃亡志願者

    たい焼娘と逃亡志願者

    小説・文芸
    4.0
    1巻880円 (税込)
    学校の屋上から飛び降りようとしている静香に声をかけたのは、たい焼をめいっぱいに抱えた少女・明生だった。「たい焼を食べる時はどの部分から食べる?」。不思議な出会いから始まった二人の関係が、やがてそれぞれの運命を大きく変えていく。
  • 月野さんのギター

    月野さんのギター

    小説・文芸
    4.0
    1巻880円 (税込)
    遠距離恋愛中のナナミと友人西山の浮気現場を、東京で目撃した真だったが、京都からだと偽って電話をかけ、知らんふりをした。ナナミとの距離感にも納得していたし、実は自分も同級生の月野さんが気になっていたからだ。しかし、その月野さんにも年上の恋人がいて、さらにその恋人にも……。二人の人を好きになっても恋は「同時進行」できるのだろうか。京都を舞台に繰り広げられる、複雑でさわやかな恋愛物語。
  • 枯れゆく孤島の殺意

    枯れゆく孤島の殺意

    小説・文芸
    2.8
    1巻880円 (税込)
    孤島にある館の主の依頼によって、草木の枯れる原因を調査しに来た相川と美堂棟。調査を始める二人だが、依頼者の館の主と執事が密室の中で何者かに殺されてしまう。相川と美堂棟は島の調査とともに連続殺人犯を捜し始めていく。原因もわからないまま、枯れゆく草木はどんどん増えていく。そんな中、また新たな犠牲者が。枯れゆく孤島と館でおきる連続殺人――二つの大きな謎が交錯する本格ミステリー。
  • 神村企画 The Making of the Next Kamimura

    神村企画 The Making of the Next Kamimura

    小説・文芸
    2.0
    1巻880円 (税込)
    30歳目前の売れない俳優に、突然大役の話が持ちかけられた! それは日常でベストセラー作家“本多レオ”を演じるというもの。戸惑いながらも成功してみんなを見返したいという思いから、その得体の知れない話を引き受けてしまう。ゴーストライターの書く小説は次々と大ヒットとなり、本多レオは一躍有名に! 富と名声を得たが、気がつけば本当の自分の人生はどこにもなくなっていた。次第にエスカレートするプロジェクトはノーベル賞を前にあらぬ方向へ……。
  • 美神の黄昏

    美神の黄昏

    小説・文芸
    3.0
    1巻880円 (税込)
    偉大な指揮者フルトヴェングラーのタクトから、ナチスの秘密文書がでてきた。そして世界征服の象徴・聖槍からは、ナチスの隠し財産のありかを示す地図。この両方を手に入れたピアニスト島村夕子は、秘宝を追い求めイタリアへ。だが仲間を惨殺され、自身にも危機が忍び寄る! 音楽ミステリーの最高傑作。
  • ヤヌス

    ヤヌス

    小説・文芸
    3.3
    1巻880円 (税込)
    『アトリエ・ヤヌス』は映画などで使用される特殊メイクの工房。社長の真壁やちび太は、そんな特殊メイクの技術を活かして、クライアントの様々な依頼を解決していく。その依頼といえば、サプライズパーティあり、殺人未遂事件あり……。そして、真壁は最後の大仕掛けに取り掛かる。すべてはただ、復讐ために。
  • すごろくごはん

    すごろくごはん

    小説・文芸
    3.0
    1巻880円 (税込)
    アラサー世代の入口に立つ歳になり、親友とともに「婚活」を始めた神田家の長女・蕗子。なかなか理想の相手が見つからない日々のななか、大好きな父親が交通事故に遭遇する。蕗子は加害者の悦司を責めようとするが、父親は彼を許すだけでなく自分の会社で雇い始め、生活の面倒も見始める。父親の行動に困惑する蕗子をよそに、悦司はどんどん神田家の中に入ってくる。さらにそれは蕗子の婚活に大きな変化をもたらしていく……。
  • 偽りの人々

    偽りの人々

    小説・文芸
    3.0
    1巻880円 (税込)
    林真人は無差別通り魔事件で妻の亜矢子を失った。夫婦仲も冷め、家庭内別居中だったのだが、事件の取材で林は妻との仲を美談にした。その報道を見た職場の部下、友人や愛人、そして実は亜矢子の知り合いだったという通り魔事件の犯人は……。小さな嘘が周囲の人たちに影響し、次第に林は追い詰められていく。
  • P・K

    P・K

    小説・文芸
    5.0
    1巻880円 (税込)
    サッカー部がインター杯優勝を決めた帰り道、マネージャーの奈美は、先輩の由佳から突然言いつけられる。「私たちも“女子サッカー部”をつくるのよ!!」。しかし部員のあては無く、有望なGKと紹介された香織も入部を拒絶。女子サッカー部を諦めたくない由佳は、香織の入部を賭けて、初めてのPK勝負に挑む。
  • 「鎖国」の文学 【小田実全集】

    「鎖国」の文学 【小田実全集】

    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    1971年から75年にかけて書きつがれた著者渾身の文学論。高橋和巳の死から始まってソクラテスやアリストパネス、三島由紀夫、吉田健一、そして「戦後文学」、プロレタリア文学、さらには当時の流行文学や在日朝鮮人文学をも射程に入れた独自の視点。文学にとって大事なものは、私の「眼」と他者の「眼」をもつこと、文学の行為者は社会を観察する者であると同時に社会から観察されている、そして、「私」と「われら」の関係性を閉鎖的にするのでなく、それを「みんな」に開くことだ。
  • 冷え物 【小田実全集】

    冷え物 【小田実全集】

    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    悲劇作品には、感情をゆさぶり泣かせるものと、何かもどかしい重苦しさを引きずるものとがある。「差別」問題に鋭く対峙して取り組んだこの作品は、大阪を舞台に日本社会の底辺に生きる「善良な」人たちのあいだにひそむ「差別」の心理や構造の奥襞に、虚飾なく分け入って描き出された、哀しくも緊張感みなぎる、1968年の「反差別文学」だ。「差別」問題を「世の中の問題」にしたいと願っていた著者の思いは、小説とともに自らの作品思想と、作品に対する批判を合わせ入れることで実現した。
  • やすらかに今はねむり給え/道

    やすらかに今はねむり給え/道

    小説・文芸
    -
    1巻891円 (税込)
    昭和20年5月から原爆投下の8月9日までの日々――長崎の兵器工場に動員された女学生たちの苛酷な青春。一瞬の光にのまれ、理不尽に消えてしまった〈生〉記録をたずね事実を基に、綿密に綴った被爆体験。谷崎潤一郎賞受賞作「やすらかに今はねむり給え」のほか恩師・友人たちの最期を鮮烈に描いた「道」を収録。鎮魂の思いをこめた林京子の原点。
  • 鷹

    鷹

    小説・文芸
    -
    1巻891円 (税込)
    「万人の幸福のために」もっと上等のたばこをつくりたい、そう考えたために国助は専売公社を追われた。ある日、巷の古ぼけた食堂で見知らぬ男に声をかけられ運河のほとりの秘密たばこ工場に雇われる。表題作「鷹」のほか「珊瑚」「鳴神」を収録。透徹する深遠な幻想と独特の文体のリズムに痛烈な世相批判を籠める傑作諷刺小説。
  • もう一つの修羅

    もう一つの修羅

    小説・文芸
    -
    1巻891円 (税込)
    常に現在を超えインターナショナルであり続けること。強靱な思考とダイナミックな論理の滲透力――そして何よりも明晰・華麗なレトリック。忌憚のない鋭い批評ゆえに同時代に敬遠された文学者花田清輝が、時間の流れの雲間から、今再び輝き出す。血と暴力を象徴する“修羅”を転倒し、“もう一つ”の言葉の“修羅”の世界を開示する知的快感溢れる力業!
  • りら荘事件

    りら荘事件

    小説・文芸
    3.9
    1巻902円 (税込)
    秩父の山荘に七人の芸術大学生が滞在した日から、次々発生する恐怖の殺人劇! 最初の被害者は地元民で、死体の傍にトランプの“スペードのA”が意味ありげに置かれる。第二の犠牲者は学生の一人だった。当然の如くスペードの2が……。奇怪な連続殺人を、名探偵星影竜三はどう解く? 巨匠の本格傑作。
  • 女の宿

    女の宿

    小説・文芸
    -
    1巻946円 (税込)
    大阪に住む友人の女流画家とその義妹の家に宿をかりた私。そこに偶然訪れた二人の女客。隣家から響く無遠慮な女の声。さりげない日常の中に、時代の枠に縛られながら慎しく生きる女たちの不幸と哀しみとを刻み込む、女流文学賞受賞作「女の宿」。ほかに名篇「水」、「泥人形」「幸福」など、人々の真摯な生きざまを見事に描き上げた13篇を収録。
  • 花の町/軍歌「戦友」

    花の町/軍歌「戦友」

    小説・文芸
    4.0
    1巻946円 (税込)
    昭和16年、陸軍徴用員として従軍した著者は翌年2月シンガポールに入り、昭南タイムズ、昭南日本学園等に勤務。市内の一家族の動向を丹念に描いた長閑で滑稽で奇妙に平和な戦時中の異色作「花の町」をはじめ、「軍歌『戦友』」「昭南タイムズ発刊の頃」「シンガポールで見た藤田嗣治」「或る少女の戦時日記」「悪夢」など、この体験に関わる文業を集成、9篇収録。
  • わが母の記 花の下・月の光・雪の面

    わが母の記 花の下・月の光・雪の面

    小説・文芸
    4.0
    1巻946円 (税込)
    80歳の母を祝う花見旅行を背景にその老いを綴る「花の下」、郷里に移り住んだ85歳の母の崩れてゆく日常を描いた「月の光」、89歳の母の死の前後を記す「雪の面」。 枯葉ほどの軽さのはかない肉体、毀れてしまった頭、過去を失い自己の存在を消してゆく老耄の母を直視し、愛情をこめて綴る『わが母の記』三部作。〈老い〉に対峙し〈生〉の本質に迫る名篇。ほかに「墓地とえび芋」を収録。
  • 兵隊宿

    兵隊宿

    小説・文芸
    -
    1巻979円 (税込)
    乗船直前、自分の家に泊った3人の出征将校の姿に、未知の大人たちの世界を知り微妙に変わる少年の心の襞。川端康成文学賞受賞「兵隊宿」と、「少年の島」「流線的」「緋鯉」「虚無僧」ほか共通の主人公による9つの短篇群。『往還の記』『式子内親王・永福門院』等、日本の古典を材に優れた評論を持つ著者の『儀式』『鶴』に続く代表的名篇。
  • 書斎の死体

    書斎の死体

    町で名士と評判の大佐の家に死体が。しかも金髪の女性の――町のうわさになり、四面楚歌の大佐のために、ミス・マープルが調査に乗り出した。やがて死体の身元が判明するが、大佐と意外なつながりをみせる。著者初期の傑作。
  • おまんが紅・接木の台・雪女

    おまんが紅・接木の台・雪女

    小説・文芸
    -
    1巻990円 (税込)
    片隅に生きる職人の密かな誇りと覚悟を顕彰する「冬の声」。不作のため娼妓となった女への暖かな眼差し「おまんが紅」。一葉研究史の画期的労作『一葉の日記』の著者和田芳恵の晩年の読売文学賞受賞作「接木の台」、著者の名品中の名品・川端康成賞受賞の短篇「雪女」など代表作14篇を収録。
  • しあわせ/かくてありけり

    しあわせ/かくてありけり

    小説・文芸
    -
    1巻990円 (税込)
    母と別れた父親の“果たせぬ夢”であった慶応幼稚舎に入学。しかし母は芸者屋の主人でありみずから左褄もとっていたので、家業や住所は“秘匿”する習性がついていた。幼時・少年時に住んだ土地を訪ねるに始まり、時代を写し自らの来しかたを凝視して読売文学賞を受賞した表題作と短篇の名品と呼ぶべき「しあわせ」を併録した鏤骨の一冊。
  • 私の東京地図

    私の東京地図

    小説・文芸
    -
    1巻990円 (税込)
    上野池之端清凌亭のころ、丸善時代、芥川龍之介や中野重治らとの出逢い。非合法活動、結婚、敗戦……住み馴染んだ東京の街、戦禍で失われた街。様々な思い出を、人々の善意と真摯な営みの中に描く。戦争責任追及の渦中に身を晒しながら自らの過去を探り、心に自らを問い、自らを確かめるように書き刻んだ名作。
  • 大陸の細道

    大陸の細道

    小説・文芸
    -
    1巻990円 (税込)
    M農地開発公社嘱託として満州に赴いた木川正介。喘息と神経痛をかかえ、戦争末期の酷寒の中で、友情と酒を味方に人生の闘いをはじめる。庶民生活の中の「小さくて大きな真実」。“日本の親爺”木山捷平が、暖かく、飄逸味溢れる絶妙の語りくちで、満洲での体験を私小説世界に結晶させた。芸術選奨受賞作。
  • まぼろしの記・虫も樹も

    まぼろしの記・虫も樹も

    小説・文芸
    -
    1巻990円 (税込)
    父祖の地小田原下曽我で、病を克服し、自然と交流する日々。野間文芸賞受賞の名作「まぼろしの記」をはじめとする、尾崎一雄最晩年の代表的中短篇、「春の色」「退職の願い」「朝の焚火」「虫も樹も」「花ぐもり」「梅雨あけ」、さらに、「楠ノ木の箱」計8篇を収録。危うい“生”と理不尽な“死”を、透徹した静寂さの上に浮彫りにした深い感動を呼ぶ名篇。
  • 無縁の生活・人生の一日

    無縁の生活・人生の一日

    小説・文芸
    4.3
    1巻990円 (税込)
    日常の深底に澱む不透明で苛酷な世界。人生の悲哀を呑みこんだ苦いユーモアと豊かな情感とに支えられる阿部昭の小説空間。「自転車」「猫」「窓」「散歩」「手紙」「童話」「道」ほかの短篇で繋ぐ『無縁の生活』、「人生の一日」「水のほとりで」「天使がみたもの」などを収める芸術選奨新人賞受賞『人生の一日』。2つの作品集から20篇を収録。
  • しぐれ茶屋おりく

    しぐれ茶屋おりく

    小説・文芸
    -
    1巻990円 (税込)
    隅田川沿いの芦の湿原の中に建つ「しぐれ茶屋」。蛤の茶漬けを求めて、伊藤博文をはじめ、政治家・実業家・芸人らが通ったという。実在のモデルの女将おりくは殊の外、芸人を可愛がった。円熟した筆使いにのせ、明治末期から大正にかけての庶民の哀歓を、このひとでなければといわれるほど、見事に織りなし、市井に花咲く人情の世界を流麗に綴る、川口文学の代表作。吉川英治文学賞受賞。
  • 奇想ミステリ集

    奇想ミステリ集

    小説・文芸
    4.0
    1巻990円 (税込)
    奇想天外・荒唐無稽と絶賛をあびる山田風太郎作品。その原点が現代ミステリだ。「愛する義妹の孕(はら)む子の父親探しに狂奔するアプレ遊廓の経営者」「客の男たちを恋の騎士として競わせる経歴不詳の酒場のマダム」ら、戦後のデカダンスを色濃く映す主人公。戦慄と猟奇、妖美と夢幻の渦巻くなかに仕掛けられる想像を絶する動機と犯罪、ドンデン返しの結末。人情の機微を踏まえたトリックが翻弄する傑作集。
  • 人間・歴史・風土 坂口安吾エッセイ選

    人間・歴史・風土 坂口安吾エッセイ選

    小説・文芸
    3.0
    1巻990円 (税込)
    自然の風土の中で生きる人間をとおして作られるのが真実の歴史であるとする安吾独得の歴史観を背景に、自ら現地に足を運び、卓抜した洞察力を働かせてものした歴史紀行の中から「天草四郎」「安吾・伊勢神宮にゆく」「飛騨・高山の抹殺」など10篇を収録。司馬遼太郎の「街道をゆく」や松本清張の「古代探究」などの紀行文学のさきがけとなった画期的エッセイ。
  • スタイルズ荘の怪事件

    スタイルズ荘の怪事件

    旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは到着早々事件に巻き込まれた。屋敷の女主人が毒殺されたのだ。調査に乗り出すのは、ヘイスティングズの親友で、ベルギーから亡命したエルキュール・ポアロだった。不朽の名探偵の出発点となった著者の記念すべきデビュー作。
  • 朝霧・青電車その他

    朝霧・青電車その他

    小説・文芸
    2.7
    1巻1,023円 (税込)
    16歳での懸賞小説当選作(「活版屋の話」)。18歳の懸賞脚本当選作(「出産」)。19歳の時の文壇出世作「黒い御飯」。早熟の才能明らかな最初期から、第2回横光賞「朝霧」や、「花火」「青電車」に到る、永井龍男の短篇の精髄。「往来」「胡桃割り」「ある夏まで」など、14篇の秀作群。後年の短篇の冴えを予感する短篇世界!
  • 十五

    十五

    小説・文芸
    -
    1巻1,045円 (税込)
    私はまだ、たったの十五歳だった。キレる母、奇抜な父、芸能界、タバコ、酒、SEX、妊娠、家庭不和、死別。アリにとっては何もかもが危うくて脆い現実に見えた。そして、人気俳優タキオとの出会いと別れ……。恋なのか、愛なのかわからなかったけど、確かな現実感、存在感があった。彼がアリに遺したものとは……?
  • 牧師館の殺人

    牧師館の殺人

    嫌われ者の老退役大佐が殺された。しかも現場が村の牧師館の書斎だったから、ふだんは静かなセント・メアリ・ミード村は大騒ぎ。やがて若い画家が自首し、誰もが事件は解決と思った……だが、鋭い観察力と深い洞察力を持った老婦人、ミス・マープルだけは別だった! ミス・マープルの長篇初登場作。
  • ハロウィーン・パーティ

    ハロウィーン・パーティ

    推理作家のオリヴァ夫人を迎えたハロウィーン・パーティで、少女が殺人の現場を目撃したことがあると言いだした。パーティの後、その少女はリンゴ食い競争用のバケツに首を突っこんで死んでいるのが発見された。童話的な世界で起こったおぞましい殺人の謎を追い、ポアロは推理を展開する。
  • アガサ・クリスティー百科事典 作品・登場人物・アイテム・演劇・映像のすべて

    アガサ・クリスティー百科事典 作品・登場人物・アイテム・演劇・映像のすべて

    小説・文芸
    4.6
    1巻1,078円 (税込)
    長篇はもとより全短篇の内容まで詳細に紹介した完璧な「作品事典」をはじめ、「作中人物事典」「アイテム事典」「戯曲・映画化・テレビ化作品完全リスト」「年譜」などなど、クリスティーに関する様々な情報を網羅。調べるのにも、拾い読みして楽しむのにもよい画期的な事典。クリスティー・マニア必携の一冊。
  • 秘密機関

    秘密機関

    戦争も終わり平和が戻ったロンドンで再会した幼なじみのトミーとタペンス。ふたりはヤング・アドベンチャラーズなる会社を設立し探偵業を始めるが、怪しげな依頼をきっかけに英国を揺るがす極秘文書争奪戦に巻き込まれてしまう。冒険また冒険の展開にふたりの運命は? 名コンビ誕生の記念碑的作品。
  • 屍の街・半人間

    屍の街・半人間

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,089円 (税込)
    真夏の広島の街が、一瞬の閃光で死の街となる。累々たる屍の山。生きのび、河原で野宿する虚脱した人々。僕死にそうです、と言ってそのまま息絶える少年。原爆投下の瞬間と、街と村の直後の惨状を克明に記録して1度は占領軍により発禁となった幻の長篇「屍の街」。後遺症におびえ、狂気と妄想を孕んだ入院記「半人間」。被爆体験を記した大田洋子の“遺書”というべき代表作2篇。
  • 愛の旋律

    愛の旋律

    あるパーティで歌手ジェーンの歌声を聞いたヴァーノンはその素晴らしさに衝撃を受けた。まもなく彼は一度はあきらめた音楽家への道をふたたび歩だそうとする。ジェーンへの愛を胸に秘めながら。若き天才音楽家の苦悩を描く「愛の小説」。
  • ねずみとり

    ねずみとり

    若夫婦の山荘に、大雪をついて五人の泊り客、そして一人の刑事がやってきた。折しも、ラジオから凄惨な殺人のニュースが流れる。やがて不気味に緊張感がたかまり、舞台は暗転した! マザー・グースのしらべにのって展開する、スリリングな罠。演劇史上類をみないロングランをほこるミステリ劇。
  • HIROSHIMA 【小田実全集】

    HIROSHIMA 【小田実全集】

    小説・文芸
    -
    1巻1,100円 (税込)
    主人公の「馳ける男」は、世界初の原爆実験があった米国南部出身者。戦闘機乗員として対日戦に参加、撃墜され捕虜となり広島で被爆。広島では日本人、植民地出身者の朝鮮人、日系アメリカ人もともに被爆する。日米が引きおこした戦争に個人が巻き込まれる時、国家のわくを越えて被害者が加害者、加害者が被害者となる複雑な歴史の現実を寓話性に託しながら独自に構築した名作。原子力の恐怖、現代の「核」に新たな光をあてた衝撃作は、英訳本、BBCラジオ劇(1996年)にもなった。
  • 列人列景 【小田実全集】

    列人列景 【小田実全集】

    小説・文芸
    -
    1巻1,100円 (税込)
    1970年代の半ばに書かれた著者初の短編小説連作集。40をすぎた「タダの人」を主人公に、人間にとって切実なテーマである原風景、愛、性、志、生老病死を魅力的なタイトルのもとに描く。性的「見せもの」、いろんな人が来るデモ行進、聖と俗のガンジス河、砂漠の国の不思議、人混みの中の大仏、日本と第三世界交渉史、歴史的陰影をもつ異邦人の在日朝鮮人、人生のほとんどを旅して歩いた西行の景色……。それら人間の列と風景の列が短編のひとつひとつとなって連なっていく絵巻物。
  • ガ島 【小田実全集】

    ガ島 【小田実全集】

    小説・文芸
    -
    1巻1,100円 (税込)
    1973年頃、大阪のうまくて安いトンカツ屋チェーン店の主人西川と妻の姉キヨ子が、香港旅行の時、マカオで知り合った若い不動産屋中島に誘われて南海の孤島「ガ島」へ行く。三人は、島で出会ったドイツ人青年と共にかつては「人食い人種」が住んだというジャングル奥地の部族を訪ねる。読者は、登場人物たちのドタバタ喜劇の語り口に導かれ、部族の神話やジャングルの精と出会うことになる。が、物語の裡に隠された真実は、日米戦場の島ガダルカナルに眠る、兵士の遺骨拾いの旅だった。
  • 時間

    時間

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,111円 (税込)
    或る日突然変貌し、異常なまでに猛烈に働き出す男。会社を欠勤し自宅の庭の地中深く穴を掘り始める男。企業の枠を越え、生甲斐を見出そうとする男。高度成長時代に抗して、労働とは何かを問い失われてゆく〈生〉の手応を切実に希求する第1創作集。著者の校訂を経て「花を、我等に」「赤い樹木」を加えた新版・6篇。芸術選奨新人賞受賞。
  • シベリヤ物語

    シベリヤ物語

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,144円 (税込)
    逃亡兵が闇の中で射殺され横たわる「小さな礼拝堂」。凍てつく酷寒の町に一人出されて道路掃除する「掃除人」。シベリヤの捕虜収容所体験をもつ作家の冷静な眼は、己を凝視し、大仰な言挙げとは無縁の視座から出会った人々、兵士、ロシヤの民衆の生活を淡々と物語る。「舞踏会」「ナスンボ」「勲章」「犬殺し」等11篇により、人間の赤裸に生きる始原の姿を綴る現代戦争文学の名著。
  • ポアロ登場

    ポアロ登場

    有名な女優のもとにダイヤの盗難予告が届いた。依頼を受けたポアロは、ダイヤにまつわる因縁話の裏にひそむ秘密を、みごとに看破する――「〈西部の星〉盗難事件」をはじめ、ポアロが手がけた初期の事件14篇を収録。彼のキャラクターの形成過程を知るうえでも興味深い、女史の処女短篇集!
  • 啼く鳥の

    啼く鳥の

    小説・文芸
    -
    1巻1,210円 (税込)
    『三匹の蟹』で「群像新人賞」「芥川賞」両賞を受賞し、戦後日本文学史の中でも異例の衝撃的デビューをした大庭みな子の、作家活動20年の頂点を示す、深い人間理解と鋭い人生凝視の力作『啼く鳥の』。野間文芸賞受賞。
  • 仕事部屋

    仕事部屋

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    《芸術の友よ。御身に捧ぐるに今この美しい言葉の花束を以てする。是こそ新興芸術派の巨匠・井伏鱒二の心の贈物である》(春陽堂、昭和6年刊『仕事部屋』広告文)。全集等未収録の幻の名作というべき「仕事部屋」を始め、「丹下氏邸」他初刊本の全14篇をそのままに収録。昭和初年代のモダニズム、都市小説の新風俗が描かれて、井伏鱒二の文学に新たな光を当てる真の芸術の友への贈物。
  • 鶏肋集/半生記

    鶏肋集/半生記

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    子守り男に背負われて見た、花の下での葬式の光景。保養先の鞆ノ津で、初めて海を見た瞬間の驚きと感動。福山中学卒業と、京都の画家橋本関雪への入門志願。早稲田大学中退前後の、文学修業と恋の懊悩。陸軍徴用の地マレー半島で知った苛酷な戦争の実態。明治31年福山に生れ、円熟の作家が心込めて綴った若き日々・故郷肉親への回想の記。
  • 清貧の書/屋根裏の椅子

    清貧の書/屋根裏の椅子

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,254円 (税込)
    母と義父とに連れられて幼い頃行商の旅に暮した体験を明るく牧歌的に描き切った短篇「風琴と魚の町」、つましく生活する一組の夫婦の愛情を謳う「清貧の書」、転機を求めてのパリ旅行を素材とした「屋根裏の椅子」、男と女の後姿に、あるが儘の人生を見る客観小説「牡蠣」等。名作『放浪記』を力に、作家はいかに飛躍をとげたか。〈宿命的放浪の作家〉林芙美子の代表的初期短篇7作。
  • 時に佇つ

    時に佇つ

    小説・文芸
    -
    1巻1,254円 (税込)
    昭和初年のプロレタリア文学運動。弾圧下の非合法活動。戦前・戦中・戦後を通し真摯に闘い続ける著者が、激動の時代の暗い淀みを清冽、強靱な“眼”で凝視し、「時」の歪みの底に沈む痛ましくも美しきものを描出する自伝的短篇連作12篇。窪川鶴次郎の死の周辺を綴った「その十一」の章で川端康成文学賞を受賞。
  • 一条の光・天井から降る哀しい音

    一条の光・天井から降る哀しい音

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,254円 (税込)
    脳軟化症の妻は“私”を認識できない。――何度目かに「御主人ですよ」と言われたとき、「そうかもしれない」と低いが、はっきりした声でいった。――50年余連れ添った老夫婦の終焉間近い困窮の日常生活。その哀感極まり浄福感充ちる生命の闘いを簡明に描く所謂“命終三部作”ほか、読売文学賞受賞『一条の光』、平林賞『この世に招かれてきた客』など耕治人の清澄の頂点6篇。
  • パルタイ・紅葉狩り 倉橋由美子短篇小説集

    パルタイ・紅葉狩り 倉橋由美子短篇小説集

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,254円 (税込)
    前衛党入党から離反までを、不毛な性愛の日々に重ね、内的手法で描いたデビュー作「パルタイ」以降、日本の文学風土から自由な、徹底した虚構を追究。そこからは、イメージの豊饒さと方法意識に貫かれた〈反世界〉が現れる。プロメテウスの罰を再現した「囚人」、白昼夢にたゆとう「夢のなかの街」等、初期作品から怪奇掌篇、寓意譚に至る9篇を収録し、著者の孤高なる文学的歩みをたどる。
  • 舷燈

    舷燈

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,320円 (税込)
    海軍予備学生に志願し従軍した牧野の青春は敗戦とともに打ち砕かれた。心は萎えていた――身内に暗い苛立ちを棲みつかせ、世間に背を向け頑なに生きる男。短気で身勝手で、壮烈な暴力をふるう夫に戸惑い反撥しながらも、つき従う妻。典型的な夫婦像を描く作品の底に、亡き戦友への鎮魂の情を潜め、根源的な哀しみを鋭く突きつける傑作。
  • 暗い流れ

    暗い流れ

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,353円 (税込)
    ハレー彗星が地球に大接近し、湯河原で幸徳秋水が逮捕された明治43(1910)年、著者5歳から書き起こし、関東大震災の翌年、田舎の代用教員を辞し東京に出て地元の有力者の書生となった大正13年20歳を目前にする頃までを、北海道の原野を背景に描く自伝小説。抗し難い性の欲望に衝き動かされた青春の日々を独得の語り口で淡々と綴る傑作長篇。日本文学大賞受賞。
  • 五勺の酒・萩のもんかきや

    五勺の酒・萩のもんかきや

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,353円 (税込)
    たった5勺の酒に酔う老教師の口舌の裡に、天皇制を批判する勢力の既にして硬直し始めた在り方を、痛罵し、昭和20年代の良心としての存在を確立した名篇「五勺の酒」をはじめ、萩の街の中で、見出した戦争の傷跡を鮮烈に描き出した「萩のもんかきや」など12の名篇。中野重治の詩魂と精神の結晶とも呼ぶべき中短篇集。
  • 供述調書 佐木隆三作品集

    供述調書 佐木隆三作品集

    小説・文芸
    -
    1巻1,353円 (税込)
    ジャンケンで決めるという奇抜な発想で、企業の首切りを痛烈に諷刺した「ジャンケンポン協定」(新日本文学賞)、ダム建設に反対し一人で国家権力と闘った男がモデルの実録的小説「大将とわたし」、著者の沖縄生活が生んだ基地の街の男女の生態を描く「シャワー・ルーム」等、作家の軌跡の節々の作品に、犯罪を主題に現代の若者の精神の崩れを衝く「供述調書」を加えた代表作5篇。
  • 木枯の酒倉から・風博士

    木枯の酒倉から・風博士

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,353円 (税込)
    はたから見ると何をしているのか、と疑われるような青春。内部では、いかに壁を破れるか、と深く呻吟している青春。人生的に、文学的に必要以上の重荷を敢えて背負い、全人生的、全文学的な苦吟の果て、初期坂口安吾は誕生する。苦吟の果ての哄笑、ファルス。「木枯の酒倉から」「風博士」「黒谷村」「竹藪の家」等、初期安吾を代表する秀作を収録。
  • 木山捷平全詩集

    木山捷平全詩集

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,353円 (税込)
    心やさしく、なつかしい、暖かな世界・木山捷平詩。常に、弱きものたち、めぐまれることすくないものたちへ、心からの手をさしのべ、暖かな声援を送る、市井の人、木山捷平の第1詩集『野』、第2詩集『メクラとチンバ』、第3詩集『木山捷平詩集』と、生前未刊行の詩、短歌、俳句を、木山みさを夫人が心をこめて編んだ“人生の歌”全詩集!
  • 埴輪の馬

    埴輪の馬

    小説・文芸
    -
    1巻1,353円 (税込)
    滑稽というより、生活の事実を淡々と書きながら、思わず笑ってしまうといった味わいで、文学の師である井伏鱒二や友人たちとの交友を描く。表題作「埴輪の馬」では、埴輪様式の土器の馬を購入のため、師井伏鱒二や友人と出かける。地方都市の駅には先方のお迎えの車が、それも消防自動車が来ていて、それに乗車することの困惑。他10篇収録。
  • 哀歌

    哀歌

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,353円 (税込)
    肉体の恐怖の前には精神など全く意味を失ってしまう。臆病に生き臆病に埋もれて、自分がどんなに卑怯なのか、どんなに弱いのか、たっぷり承知している――弱者。弱者を凝視して聖書とキリストの意味を追究し、「沈黙」への展開を示唆した注目すべき短篇集。人間の深層によどむ(哀しみの歌)を表題に据え、「その前日」「四十歳の男」「大部屋」「雲仙」など12篇を収める。
  • 或る一人の女の話/刺す

    或る一人の女の話/刺す

    小説・文芸
    -
    1巻1,353円 (税込)
    他の介入を許さず気儘に生きた〈放蕩無頼〉の人生。雪の上で夥しい血を吐き、狂い死した父は、娘に〈真っとう〉に生きろと教えた。しかし娘は、父の道をなぞるように更に鮮烈に生きた。70を越した女が、この世に生れ過した不思議を恬淡と語りかける「或る一人の女の話」。「刺す」を併録。自伝的傑作2篇。
  • 淀川にちかい町から

    淀川にちかい町から

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,353円 (税込)
    清冽な抒情と透明な詩心を持つ新進女流詩人として出発。昭和61年『ミモザの林を』で野間文芸新人賞、次いで平成4年評伝『画家小出楢重の肖像』で平林たい子賞受賞。人生の機微を深く鮮やかに彫り彩る独自の散文世界を構築、『淀川にちかい町から』で芸術選奨文部大臣賞・紫式部文学賞両賞受賞。こころ暖かく、こころ鎮まる、爽やかな散文の小説世界。
  • 蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ

    蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    ある時は“コケティッシュ”な女、ある時は赤い三年子の金魚。犀星の理想の“女ひと”の結晶・変幻自在の金魚と老作家の会話で構築する艶やかな超現実主義的小説「蜜のあわれ」。凄絶なガン闘病記「われはうたえどもやぶれかぶれ」、自己の終焉をみつめた遺作詩「老いたるえびのうた」等、犀星の多面的文学世界全てを溶融した鮮やかな達成。生涯最高の活動期ともいうべき晩年の名作5篇を収録。
  • 野

    野

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,430円 (税込)
    著者の故郷を舞台にそこに住む人々とその暮らしを描く。厳しい自然と対峙する強靱な生命力のしたたかさ。優しく哀しくユーモア滲む短篇の名手・三浦哲郎の瑞々しき豊饒の世界。「金色の朝」「がたくり馬車」「沈丁花」ほか〈故郷〉の匂い染み込む作品群16篇。新境地を拓いた著者ならではの短篇集。
  • 雪の下の蟹/男たちの円居

    雪の下の蟹/男たちの円居

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,430円 (税込)
    谷崎賞受賞作『槿』をはじめ、70年代以後の現代文学を先導する、古井由吉の、既にして大いなる才幹を予告する初期秀作群、「雪の下の蟹」「子供たちの道」「男たちの円居」を収録。
  • 斗南先生・南島譚

    斗南先生・南島譚

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,430円 (税込)
    漢学の家に育ち、幼時から深い素養を身につけ、該博細緻な知識の世界を生きて非凡な才を評価されながら夭折した中島敦。古代中国や南洋に材をとる作品のほか、苦悩の青春を綴る身辺小説など珠玉の傑作短篇集。伯父を描いた大学時代の創作「斗南先生」を始め、「過去帳」(「かめれおん日記」「狼疾記」)、「古譚」(「狐憑」「木乃伊」「山月記」「文字禍」)、「南島譚」、「環礁」を収録。
  • 鳳仙花

    鳳仙花

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,430円 (税込)
    小田原の魚屋の息子に生まれたが、文学への夢が捨てきれず家督を弟に譲って上京するも、小説家として一本立ち出来ずに郷里に逃げ帰る。そんな前半生と売れない老残の作家の娼婦との交遊が、地べたを這うような低い視点からの一種の諧謔味をおびた川崎文学をつくりだす。本書は「鳳仙花」「乾いた河」などの代表作のほかに中山義秀との交友を描いた「忍び草」など7篇収録。
  • 澪標・落日の光景

    澪標・落日の光景

    小説・文芸
    -
    1巻1,463円 (税込)
    亡き妻への愛を吐露して哀切限りない「夢幻泡影」。読売文学賞受賞の名著、著者のヰ夕・セクスアリス「澪標」。夫婦ともにガン発病、迫り来る死とたたかう闘病生活の不思議な明るさと静寂感充ちる「落日の光景」「日を愛しむ」。愛する者の死。人生の不可思議。末期の眼。死へ向う透明な生。外村文学の鮮やかな達成4篇。
  • 白兎・苦いお茶・無門庵

    白兎・苦いお茶・無門庵

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,463円 (税込)
    敵の戦車に人間爆弾となって廃兵が飛び込む訓練を繰り返す。そんな理不尽きわまる敗けいくさ。夫たちが徴兵され、著者がいみじくも名付けた半後家たちとの置き去りにされた生活。“一年が百年にも感じられる”流謫の生活の中でも、市井に生き続ける“在野”の精神を飄々たる詩魂で支え、正に“人生の歌”を歌った木山捷平、中期・晩年の代表的短篇。
  • 白い屋形船・ブロンズの首

    白い屋形船・ブロンズの首

    小説・文芸
    -
    1巻1,463円 (税込)
    脳溢血で、右半身、下半身不随、言語障害に遭いながら、不撓不屈の文学への執念で歩んだ私小説の大道。読売文学賞「白い屋形船」、川端賞「ブロンズの首」ほか、懐かしく優しい、肉親・知友、そして“ふるさと”の風景。故郷の四万十川のように、人知らずとも、汚れず流れる文学への愛が、それのみが創造した美事な“清流”。
  • 大いなる日 司令の休暇

    大いなる日 司令の休暇

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,463円 (税込)
    父をこよなく愛した幼、少年の日々。敗戦により海軍軍人であった父の失職の帰還。失意と家庭の不幸を耐えた父のストイシズム。人間の魂の高貴を平明、粉飾なき文体で描く秀作群。惜しまれて急逝した不朽の文学者魂・阿部昭の世界。
  • むらぎも

    むらぎも

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    金沢の旧制高校から東京帝大に入学した片口安吉の〈新人会〉での活動を核に、豊潤な感性で描く精神の軌跡。時代の終焉を告げる天皇の死。合同印刷ストライキ。激動の予感を孕みながら展かれてゆくプロレタリア運動。流されるままに流れる〈心〉の襞の光と影。『梨の花』『歌のわかれ』に続く自伝的長篇小説。毎日出版文化賞受賞。
  • すべての若き野郎ども

    すべての若き野郎ども

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    生涯戦績、317勝無敗(自称)の達夫と、元暴走族特攻隊長・恭平は、最強コンビを組み「天下統一」を目指す。5つの暴走族、地元のヤクザを向こうに回し旋風脚と皿割りで連戦連勝。そこに立ちはだかる伝説の男の正体は? 天下無双のスケールにドラマ化が追いつかない!? でも、とりあえずはガンガンいきゃあいいんだよ! 美女たちに、おとぼけな野獣ども。本気とも冗談ともつかない達夫の情熱が、いつの間にか恭平の魂を熱く溶かしていった!

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