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アラフォー女性の友情を描いた傑作小説!ドラマ『ビターシュガー』の原作!
前作の『虹色天気雨』から数年後の設定。市子とまりと奈津の三人は、二十年来の交流を続けてきた女友達だったが、ある日、市子の家に、まりの恋人だった年下のカメラマン・旭が転がり込むことになった。市子は旭の居候をしぶしぶ了承したものの、中学生になったばかりの奈津のひとり娘・美月にそのことを嗅ぎつけられ、弱みを握られてしまう。まりに秘密を抱えたうえに、美月からも信州に住む別居中の父親・憲吾に会いに行こうと懇願され、奈津にも市子は内緒事ができてしまう。一方、まりは仕事場で再会した年上の男性・内藤との新しい恋に悩んでいた。内藤には離婚した妻がおり、今でも元妻とはお互いの家を行き来するような仲だという。恋愛、結婚、離婚――。三人の女性たちに芽生えた「幸せの誤差」を描いた、大人の女子恋愛&友情小説シリーズ第2弾。
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Posted by ブクログ
『虹色天気雨』から3年後の話。奈津の娘である美月を例に挙げれば、彼女が小学5年生から中学2年生になったということだ。3年も経てば何かしら変化が起こってるはずで、高校からの同級生まりがそれまで付き合っていた旭(あきら)と別れた、とか、三宅ちゃんの事務所で働いている小糸ちゃんが結婚する、とか、お騒がせ娘の辻房恵が別の男性の子どもを身ごもったまま元夫と再婚する、とかまあいろいろあるのだ。ただ、一番大きな変化はまりの元彼である旭が市子の部屋に居候していることだろうか。「同棲」と言うと男女間に恋愛感情が発生していることが暗に含まれてると思うのだが、この場合はあくまで居候である。
事の発端は三宅ちゃんだ。アパート暮らしをしていた旭だったが、ストーカー女子につきまとわれ、身の危険を案じた三宅ちゃんがとりあえず自分のマンションに荷物を運びこませたのだという。しかし、ある日、酒に酔っていた三宅ちゃんが旭を襲ってしまったのだとか(三宅ちゃんはゲイなんです)。それこそ身の危険を感じた旭は三宅ちゃんのマンションを出て行こうとする。このままだと旭の行方がわからなくなるし、罪悪感もあるしで、おもわず市子のところを推してしまったというわけ。結局人のいい市子はそのお願いを受け入れることになるのだが、相手はまりの元彼である。ただならぬ事態である。まあ、世間では友達の元彼と付き合うことになったなんてよくある話だと思うけど(確信はない)、まりが旭のことをすごく好きだったことはもちろん知ってるし、なによりも旭が自分の部屋にいるってことが奈津やまりにバレたらどうしよう。三宅ちゃんは「これはあたしたちだけの秘密よ」なんて言うけど、最初にこの事実を発見してしまうのが、やはりというか、そうゆう役が似あうというか、美月なのだ。彼女たちの友情は崩れていってしまうのか......。
Posted by ブクログ
虹色天気雨につづき、早速読みました。
前作から3年後の物語。みんな少し変わっていたり、でも相変わらずなところももちろんあって、面白かったです。
作中で市子が旭に話す土方さんの写真への評価は、そのまま私がこの本(と、虹色天気雨)に感じた印象にすごく近いなと思いました。現実感はあるのにどこか夢の中のような雰囲気。幸せばかりではないけど、なんとなく幸福感が漂っている感じ。
なかなか今作の登場人物達のように、40歳を過ぎてもここまで自由にできることって少ないのかもしれないけど、それでもこういう友情とか恋愛、生き方っていいなぁと思いました。彼らはみんな「歳を取る」というより「歳を重ねる」っていう表現の方がしっくりくる感じ。私もそんな風に歳を重ねて、人生に深みをだしていきたいな。
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