災厄

災厄

743円 (税込)

3pt

3.4

妊婦連続殺人犯の少年を担当することになった弁護士の夫・尚彦――。その妻で現在妊娠5ヵ月めの美沙緒は、悪意のドミノが倒されたかのように始まった嫌がらせの連鎖に、恐怖を募らせていく。少年はなぜ妊婦を狙ったのか? 信じていいのは誰なのか? 女と女の果てしない暗闇を描き出す、緊迫の心理サスペンス!

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災厄 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年05月30日

    嫉妬、悪戯、悪意、悪ふざけ、投げやり、やっかみ…、誰でも少なからず持っていそうなイヤ〜な感情をいろんな立場の人間がおりなす話。テンポが絶妙にいい。
    16歳の少年の心情が徐々に変化していく様も良かった。

    0

    Posted by ブクログ 2013年08月25日

    それぞれの登場人物からの悪意に溢れた本。悪意だらけで全体として暗くなる分、善意の行動が明るく際立つ。
    "人は善意と悪意とを同じだけ持っている。どちらが表に出るのかの違いでしかないのだ。"に全てが集約されている。

    0

    Posted by ブクログ 2012年10月03日

    おおおおおお。


    この人の作品はたしか、「転落」だけ読んだことある気がする。うーん、あんま覚えていないんだけど、奇妙なくらいによどみなく人が落ちてゆき、どろどろしたいやな感じで終わり、少し最後にGがくる、そんな感じだったかな〜(あいまい)

    で、この、「災厄」。裏表紙で読むと、妊娠している弁護士の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月18日

    最初から最後までイヤな話。
    著者の作品が初めての人じゃない限り、ちょっと嫌な話を読みたくて読んでいるのだろうけど、それでもやっぱり嫌な話。
    人の嫌な部分を集めたような作品。

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    Posted by ブクログ 2017年01月11日

    妊婦連続殺人事件の犯人は高校生…
    その事件についての話かと思ったら、
    その殺人犯の少年の担当の弁護士の妻のまわりで起こる悪意の嫌がらせについての話

    途中で絵里の弟の話が出てきて
    そこから何かが…
    と思ったけどとくに何もなく…
    とにかく、女は怖い、陰湿ってコト

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    Posted by ブクログ 2011年10月14日

    悪意と憎悪。軽い悪戯、そして未必の故意。人間の嫌な部分のオンパレードである。
    ただ、人として生きていくには避けて通ることは不可能であり、逆にこれらを上手く利用しなければ魑魅魍魎の社会で生き残っていけないのも現実である。
    ラストシーンで美沙緒が思う「彼もまた、善意と同じだけの悪意を持っている」「この子...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年11月13日

    高校生による妊婦連続殺人事件の付添人(弁護士)の奥さんの周りで起きる嫌がらせのお話。
    ネットなんかに電話番号載ってたりするのに、わざわざ掛ける人って居るのかな?
    女ってホント怖い。陰険。
    他人に執着し過ぎる人ってのは、良かれ悪かれ何処が他所にそのパワーを使えたらいいのにね。
    怖い。怖い。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年05月07日

    高校生が妊婦を計画的に殺害し、その弁護を引き受けた男性の妻は妊婦。
    何故弁護を引き受けたのか、義理のために引き受けたと誰もが思っていたがその男性は幼少期に少年犯罪の被害者で被害者の立場からの思いで引き受けていた。
    弁護士の妻は旦那が弁護を引き受けた事でマタニティスイミングをやめざるおえなくなり、そこ...続きを読む

    0

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