「もう、父親にやられてんの、いやんなっちゃったし」性暴力を続ける義父と、見て見ぬふりをする実母にうんざりして、16歳で家を出た静子の凄絶な青春時代。逃避行、東京への出奔、セックス、中絶、旅館の住み込みからスナックのホステスとなり、マンガ家や歌手への夢を抱いて再び上京、レーサー崩れの男との結婚・破局まで、激流のような、辛苦と希望が交錯する日々。映画化された話題沸騰作『ファザーファッカー』とともに、内田春菊の原点を描く傑作小説。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「ファザーファッカー」の続編。これもよく読んでた。まあ続編くらい出るよね。
ファザーファッカーほどは入り込んでなくて、静子が仕事をしはじめてからを書いてるんだけど、読んでるとまあよく流されること流されること。若いから仕方ないのかもだが、こんなに大人に恵まれない若者がいるんだなあ、という感想。もち...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ファザーファッカーの続編。
これもまた、読んでから暫く気持ちが浮上することが出来ませんでした。
相変わらず静子の語り口調は淡々としているけれど、なんかスレたかな、とも思った。
自分のやりたいことに進もうと頑張っているのにいろいろ邪魔が入って、でも静子もわりとすんなり諦めてる気がします。
静子は精神的...続きを読む