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戦争に反対しながら、自ら対米戦争の火蓋を切らねばならなかった聯合艦隊司令官山本五十六。今日なお人々の胸中に鮮烈な印象をとどめる、日本海軍史上最大の提督の赤裸々な人間像を余すところなく描いた著者畢生の力作。本書は、初版刊行後、更に調査し、発見した未公開資料に基づき加筆された新版である。上巻では、ロンドン軍縮会議での活躍を中心に、若き日の山本像が描かれる。
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Posted by ブクログ
航空機兵力で米空母艦隊を叩き、早期に講和する想定だったのでしょうが、戦争は起こすは易く、終えるは難し。古今東西の歴史が証明しています。 武器を持ったら使いたくなります。山本はギャンブラーだったので、自分が立案した真珠湾攻撃を試してみたかったのかもしれないという気がします。
やはりこう言った史実を追いながら進む人物像を描いた作品は、読むのがしんどいですね。最初の百ページ読むのに一週間以上かかった。山本五十六とは…名前だけは知っていても、彼の骨柄や来歴、功績なんか全然知らなかったので阿川弘之先生の海軍提督三部作の代表作を選択出来たのは僥倖でした。大東亜戦争が始まる前の日本...続きを読むの政界と軍部の立場や主張、それに陸海軍の軋轢など史実に基づいた詳細な記述は非常に面白かったです。何故、日独伊三国同盟が締結されたのか?その時、それが正しい選択であったのか否か?その辺の経緯が分かって、眼から鱗が落ちる思いでした。それに山本五十六提督がどんな人物で、何をどう考えていたのかよく分かりました。上巻ではまだ戦争が始まる前が舞台ですので、開戦後の下巻も楽しみです。
稀代の海軍元帥、山本五十六。 これからは航空機の時代と先を読み、航空本部長時代には飛躍的とも言える技術推進。海軍次官時代にはアメリカとの戦争を避けるために三国同盟に命がけで反対。しかし、中央に残ろうとするも命の危険を避けるため連合艦隊司令長官へ。そして三国同盟が締結される。 戦争やむなしの中、周...続きを読む到に戦闘準備を行いながらも最後まで戦争を避けようとした姿勢。 頑固者で肝が座っており、しかし茶目っ気があって。そういった人間的な部分も克明に記した良書である。
せっかく読書するならこういう大きな物を残すものと対峙したい いやあ3か月くらいは延々とこの本に取り組んでいたのではないでしょうか。 引っ越し前から読んでたもん。 しかも文庫本ではない単行本サイズを持ち歩きもして読んでいたので 「凄い本読んでますね」と言われる次第。 大概そのときには「あの、...続きを読むあれです、「聞く力」の阿川佐和子さんのお父様の本で」と返しておきました。 淡々と事実と著書、インタビューであった内容を私情を余り挟まずに書かれている、その量二段組みで400ページ。 本だけでなく新聞、雑誌、書簡までもを丹念に読み込んで読み込んで作り上げた魂の大作。 その力を受け止めるのにこちらも準備が出来ておらず150ページまでは、読み進めるのに相当な時間がかかりました。 でも、200ページを越えたら速かったなあ。「あれ、もう300ページになってしまった。そろそろ死期が近づいているんだろうなあ」とさみしくなりながらも、ページが止まらなくなってラスト100ページは週末で読み切ったのかな。 これを読みきることで、自分の中の新たな引き出しが、からっぽの引き出しができたなと。 そこには今まで2,3読んでいた半藤さんの本やここ1、2年で読んできた太平洋戦争の情報が入ったけどまだまだすっかすか。 知りたい。 その思いがあるので、まずは「米内光政」。 山本五十六さんと被る時代を新たに読み解き、さらに総理大臣としての話、ミッドウェー後の海軍、戦況。そういったものを知りたいですね。 それとお恥ずかしながら全く存じ上げなかったのですが最近読む書物でやたらと出てくる「井上成美」。 こちらを読んだらもう秋か年末か、という気も致しますが、今の私なら確実にこの山本五十六を読むよりもぐいぐいと読んでしまうことでしょう。 今手近にある本を読んで、こちらを手にかけるのをしみにしています。 2015年、大きな収穫でした。本を見てうわ、と思ったけどやめずに挑んで良かった。 せっかく読書するなら、こういう大きな物を残すものと対峙したい。今後も失敗はあれど、そういう気持ちをもって行動していこうと思います。
やってみせ、といて聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。 男の修行 苦しいこともあるだろう。言いたいこともあるだろう。不満なこともあるだろう。腹の立つこともあるだろう。泣きたいこともあるだろう。これらをじっと堪えて行くのが男の修行である。
阿川弘之による山本五十六のロンドン軍縮会議から連合艦隊司令長官就任と日独伊三国同盟締結あたりまでを追いかけた本。幼少時代がないのは惜しいが、オンナとバクチに関するエピソードがちょこちょこ入るのが微笑ましい。 いわゆる海軍善玉論の旗艦とも言うべき本だが、今になって読むと「海軍もどこか他人事だな…」とも...続きを読む感じる、海軍は政治に口を出さないというモットーも大企業病的な印象を受ける。五十六自身も航空機の台頭など賢くはあるのだが、海軍内の意見すらまとめられておらず、大将として器があるかはやや疑問な印象。 さていよいよ下巻は真珠湾だが…印象は変わるかな?
もともと山本五十六が好きで、 たくさん本は読んでたんだけど、 阿川弘之さんの本は初めて。 すごくわかりやすい文章だなという印象。 下巻も楽しみ(◍•ᴗ•◍)
海軍提督三部作の一作目だが、「米内光政」、「井上成美」を先に読んだので、歴史事象の方は、混乱なくさっと読めた。山本五十六の言葉はビジネス書でもよく引用されるが、ひととなりをどっぷりと理解するのによい本だと思う。 下巻はいよいよ、真珠湾奇襲。 日独伊三国軍事同盟締結と対米戦争にトコトン反対を貫きなが...続きを読むらも、いざ戦争が近づいてくると海軍が全面的にやらざるを得ず、来るべき時に備えて、予算獲得と軍事訓練と作戦立案に脳髄を絞らなければならない状況というのは、仮に戦死せず済んだとしても、命を削るような毎日であったろう、と下巻を読む前に想像する。
聖人ではなく人間味があり、痛快と言えば痛快。 あの時代はこのレベルの人物でも流れを変えられなかったというのが、基底としては悲しく、課題を突きつけられる
連合艦隊司令長官としてブーゲンビル島の空に散った山本五十六提督伝。我々の世代からすると既に歴史上の人物ではあるが、執筆当時は同時代性の中綿密な取材や記録にあたっておられたことがうかがえる。これが執筆された当時山本未亡人に告訴されたという。貴重な記録文学であると思う。
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