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Posted by ブクログ 2018年10月14日
先日読んだ『失敗の本質』の中で艦隊思想が主流の日本海軍の中で一部に航空強化論があったことが語られており、興味を持った。井上大将の徹底した合理的思考は常人からは敬遠されがち。だが、その本性は冷徹漢ではなく、むしろ”人をつくる”ことに心血を注いだ人生である。こういう人が懐刀に止まらず、サクッとトップに立...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月15日
阿川弘之著の海軍提督三部作完結編。
井上成美は、「山本五十六」、「米内光政」と共に日独伊三国同盟に反対し、米国との対戦に終始反対していた。また、開戦当時より日本の敗戦を予告し、敗戦前夜は終戦工作にも奔走する。
この三人の中でも井上は参謀タイプで合理的な判断を重視し、孤立を怖れずに自ら強い信念を貫く...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
阿川弘之による「最後の海軍大将」井上成美の伝記。
戦前、戦中にその合理的かつ冷徹な目で対米戦争に勝利の可能性がないことを見いだし、戦争に一直線だった当時の日本の流れに抗って何を犠牲にしても戦争は避けるべきだという姿勢を貫いた海軍左派軍人の一人井上成美。戦後は軍人としての責任をとり神奈川の片田舎に...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月28日
山本五十六、米内光政、井上成美。
ともに帝国海軍大将、三国同盟反対派、米英戦争反対派。
井上成美はこの中で一番知られていないが、もっとも戦後に影響を与えたと言っても過言ではないと感じた。
満洲事変から太平洋戦争に至るまで、海軍が陸軍の横暴を抑えられれば日本の運命ももっと良くなっていたと思わざる...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月30日
東郷平八郎や山本五十六のような著名な戦功をあげた人物ではないにも関わらず、本書は色々なところで推薦されており、30年以上も読み継がれています。その理由を知りたかったのですが、確かに今の世にも通じる内容が多いのだなと感じました。
本を読み進めていくと、井上成美という人物像について、以下の点が浮かんで...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月28日
「阿川弘之」が「井上成美」を描いた伝記『井上成美』を読みました。
『国を思うて何が悪い ~一自由主義者の憤慨録~』、『山本五十六〈上〉〈下〉』に続き、「阿川弘之」追悼読書です。
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一億総玉砕だけは避けねばならぬ。
孤高にして清貧。
日米開戦を強硬に...続きを読む
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