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Posted by ブクログ
「あらためて私の好きな詩を、ためつすがめつ眺めてみよう、なぜ好きか、なぜ良いか、なぜ私のたからものなのか、それをできるかぎり検証してみよう、大事なコレクションのよってきたるところを、情熱こめてるる語ろう」
この「はじめに」がすごく好き。大学生の頃この文章に出会って、自分も好きな本について記録していきたいなと思ったのを覚えている。一時期は好きな詩を貯めていたりもしたなあ。やめちゃったけど、またやりたい。
司書になって再読した。茨木のり子さんが選んだいろんな詩やその鑑賞を改めて読むのは楽しかった。ああ、すてきだなあとうっとりする詩もあれば、身につまされるような詩もあり、ちがう見方を提示してくれる詩にも出会った。癒され、叱咤され、気づかされた。小学生に紹介したいと思える詩もあった。「練習問題」とか。
「自分の思いを深く掘り下げてゆくと、井戸を掘るように掘り下げてゆくと、地下を流れる共通の水脈にぶちあたるように、全体に通じる普遍性に達します。」
は、初めて読んだときから忘れられない言葉で、子どもの本を評価するときの一つの大切な軸なんだろうと思う。
全体を通して強く思ったのは、この詩人たちのように、自分の感受性をちゃんと守っていきたいということだった。
Posted by ブクログ
ひたひたと 沁みます。
思いがあふれるのに、うまく言葉にできない。
生きていたらそんな季節にぶつかってしまうことってありますよね。
「詩のこころを読む」 茨木のり子
そんな時、気がつけばまたこの本を読みかえしてしまいます。
若年者向けの詩の入門書という位置づけのアンソロジー。
子供の頃に読み、大人になって買いなおして今でも時折戻ってきてしまう本。
生きるじたばたを、優れた詩人たちが見事に言葉にすくい上げています。ゆっくりと胸を打つ、親しむべき作品の数々。
最近ふとまた読みかえしました。
私たち愚かだけど愛すべき「人」への、著者の温かい視線を感じました。
多感な子供時代にこの小さな宝箱のような本に出会えてよかったです。
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