【感想・ネタバレ】詩のこころを読むのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年04月13日

素晴らしい本でした。

私の中では石垣りんの「くらし」が白眉の一編でした。

詩のことはよくわからないからという理由であまり触れてこなかった。

けれどこの本の中にある詩に一つひとつ触れ、解説を読む。

少しだけわかったような気がする。詩にもう少し触れてみようかなと思う。

私は宇多田ヒカルの歌詞が...続きを読む好きなのだけれど、(特にFantome以降)彼女の詩のどの部分に惹かれているのか、言葉のチョイスなのか、その飛躍なのか、とか自分なりに理解出来るかもしれない。

音楽が好きなのでたくさんの詩に触れてきた、とも言えるのだ。

歌詞も詩だと仮定する。私の世界はこれから途方もなく広がる。

姪っ子柄中学生になったら、高校生になったら渡してあげたい。読むか読まないかは本人にお任せするけれど。

0

Posted by ブクログ 2023年12月17日

詩はてんで疎くよくわからないものが大半な私ですが、こちらの本で詩の読み方、視点や視座を教えてもらった気がする。

解釈を読んだあともう一度詩を読み返した時の、腑におちる感覚が心地よく、詩の苦手な私にはとても新鮮な体験ができました。

詩の捉え方はおそらく人それぞれだと思うけれど、今の私には最適な1冊...続きを読むだった。

楽しみ方がもうちょっと身に付いたら詩集なんかにも手を出したい。

ちなみに好きな詩も出来てホクホク♪

0

Posted by ブクログ 2023年07月12日

858

月の満ち欠けの周期に関係ありと言われてきた女の生理現象を、第一連第二連で触れ ています。男よりも、より自然に近い女のからだのリズム、そのようなリズムをくりか えしながら、心はどうあれ、からだは月々確実に待っているのです。第三連では、まる で古代の母系制社会のように、主体性は女の側にあり、堂...続きを読む々と健やかで、「遊ぶ」とい う言葉が、まるで新品のように洗い出され、輝いています。いつかやってくるだろう夫 と子供たち、ととれば未来のことになりますし、すでにいる夫や子供たちと思ってもか まわないでしょう。 女の生理現象、結合、生殖も、猥に語ろうとすればどこまでも卑猥にすることがで へんげん きるし、この詩のように、どこまでも涼しく高い次元であらわすこともできる変幻きわ まりなさです。

詩は感情の領分に属していて、感情の奥底から発したものでなければ他人の心に達す ることはできません。どんなに上手にソツなく作られていても「死んでいる詩」という しかばね のがあって、無残な屍 をさらすのは、感情の耕しかたがたりず、生きた花を咲かせら れなかったためでしょう。

ときどき頭が痛くなったりするのも、弱い頭をそんなに酷使してもらっちゃ困るとい う、頭脳のストライキです。下痢するのは胃腸の、風邪ひくのはからだぜんたいのスト ライキ。からだに関しては一人ひとりがそれぞれの経営者であり、労働者でもあって、 歯車の一つが「もう厭!」と言えばちぐはぐになって、全体がダウンです。休めという ことで、その言いぶんを聞いてやらなくてはなりません。

0

Posted by ブクログ 2023年03月02日

 あまり読んだことも書いたこともなかった詩ですが、何となく惹かれて読んでみました。

 茨木のり子さんが選んだ傑作ばかりが載っていて、どう読んだか、どこが良いのか、などをこれまた素晴らしい文章で教えてくれます。独特な漢字の使い方が、その言葉の意味を熟知して使っているんだなと感心させられることもありま...続きを読むした。

 読みどころを教えてもらうと、一層その詩が唯一無二の、とても力を持ったものに感じられて、読むのが面白くなってきます。

 淡々と、情景描写や経験したことが書かれた後に、ふと最後の数行で、作者自身の中に入り込んでくる言葉があると、その詩は一気に飛翔して、作者の処から読み手の処へとやってきます。その瞬間、その詩がとても愛しく感じられるから不思議です。

 メモしていなかったので、正確な言葉を覚えてないのですが、「人間として上等でなければ、良い詩が描けない」といったことを茨木さんが書いていました。確かに心打たれる詩を読んでいると、作者の人間性に惹かれ、私もこんな風に生きてみたいと思うことが何度もありました。

心に残った詩と、茨木さんの文章

※生命は
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ(吉野弘)


※「その夜」から 
私を横に寝かせて起こさない
重い病気が恋人のようだ。(石垣りん)

※自分の中に1人の一番厳しい教師を育てた時、教員はなれり、という気がします。

※浄化作用(カタルシス)を与えてくれるか、くれないか、そこが芸術か否かの分かれ目なのです。

 この他、特に好きだった詩は、
石垣りんさんのものと、
新しい刃 安西均
助言 ラングストン・ヒューズ(木島 始訳)
などがありました。

詩が好きな人はもちろん楽しめますし、私のようにあまり触れてこなかった人は特に、詩を読む面白さを知ることができる、かなりの良書だと思います。この本に出会えて良かったです。

0

Posted by ブクログ 2022年02月06日

茨木のり子さんの詩を見る度、ストレートかつ個人主義であるカッコ良さが伝わります。

そんな方が、大事になさった他の詩人の詩の解説
なんて贅沢な一冊なんだ。

特に、石垣りんさんの詩の選詩と解説は、感情が豊かになりました。

岩波ジュニア新書、あざす。

0

Posted by ブクログ 2021年08月31日

詩はわからないと思っている人におすすめ。
もちろん、詩が好きな人にも。

実は歌詞なんかで、
現代人も詩には触れているはず。

詩の一つ一つももちろん素敵なんだけど、
案内人である茨木のり子が本当に素晴らしいと思う。
茨木のり子が、恋の歌、人生の歌、労働の歌、老年の歌…さまざまな詩の世界に導いてくれ...続きを読むる。

年代的には自分が生まれる前の本だったらしく、
奥付を見て驚いている。
それくらい古びない。

なんて綺麗な言葉だろう。
茨木のり子の美しい言葉で詩を紹介されるのだけど、
さすが詩人としかいえない着目点。
詩を読んでいたときに、なかなかその感覚やイメージって言葉にしにくい。
茨木のり子は比喩を巧みにつかいながら、詩から受ける「何か」をすらすらと読者に伝えてくれる。

詩を読みながらときに男女の恋愛のイメージの違いについて考えたり、
ときに人生の寂しさについて考えたり…。

人間力が総合的に上がりそうなお話が随所に見られる。
詩の力としかいいようがないけれど。

詩人って、美しいものを美しいまんま切り取らないんだ。
私たちが見逃していた細部を切り取って、
ハッとさせることができるんだ。
それが心のあり方でも、
社会のあり方でも、
生命のあり方でも。
詩人って本当にすごいな、とめちゃくちゃ感激した。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年02月04日

1979年、著者が53歳くらいの頃に書かれた本書は、一切古さを感じさせない文章で「詩を読む楽しさ」を教えてくれる。

著者がそれまで出会ったお気に入りの詩を選りすぐり、ユーモアを交えながら卓越した考察力で読み解いていく。
「誕生」から「死」までの5段階で流れるように並べられているので、小説のように一...続きを読む気に読み進めてしまうところも魅力だ。

『はじめに』の冒頭3行で、全てが語られている。
「いい詩には、ひとの心を解き放ってくれる力があります。いい詩はまた、生きとし生けるものへの、いとおしみの感情を優しく誘いだしてもくれます。どこの国でも詩は、その国のことばの花々です。」

自分の気持ちを代弁してくれる詩に出会い、心にスーッと入って感じるカタルシスは最高の慰めになる。そして何より優しい気持ちになれるのだ。

あまり詩というものに触れてこなかった自分にとっては目から鱗であった。
自分が53歳になる頃にはお気に入りの詩を並べてみたいと思う。

0

Posted by ブクログ 2020年08月22日

紹介されている全ての詩が大好きになるような解説。

詩人による解説は贅沢で、読んでいる時間も至福でした。

何度ドキッとさせられたことか。


詩って、難しいと思っていたのですが
素直に読んで、感じて、分からなければ分からないでそっと閉じていいのかな、と

あるいは、優しい詩を好んで読んでも
それは...続きを読む素敵なことなのかな、と思えました。

ここで知った詩人の詩集も買ってみようと思いました。

0

Posted by ブクログ 2020年08月09日

詩は、感情や感性のもの。
散文は論理を積み重ねていきますが、
そうやって分析することができないものを、
詩人は、詩として表現する。

だから、
読んでみて浮かぶ感想ははっきりした言葉にならず、
大かたは、
「ああっ」
だとか
「はああっ」
だとか、
「そうなんだよ!」
だとかの感嘆や納得の気持ちが多...続きを読むい。

あるいは、詩は自分の内部に埋もれている感覚や感情や記憶を
呼び起こすトリガーになったりもするでしょう。

詩でこそ開いていける、というところがある。
社会に対してだってそうだし、
人間理解だってそうだし、
世の中そのものだって、過去や未来や宇宙にだってそうなんだなと
今回、本書を読んでそう思いました。

繊細だけれど力強くもあり、
まあるくなってそうで、とがってもいる。
体内を流れる血であり、流れ出た血でもある。

何を書いているかはっきりはからないから苦手、という人は多くいそうです。
僕だって、ずっとそうでした。
言葉の遊戯、言葉のパズル、言葉のコラージュなんだろう、
と決めつけたこともあります。
そういった面は、技術としてあるのでしょうが、
詩が発現してくる源に目を凝らしてみると、
また考えが改まります。

本書は、著者・茨木のり子さんの解きほぐし方が、
丁寧だし、いろいろと察してもいるし、
大事に詩を扱っているし、
言葉がわかりやすいしで、
詩にひたる経験がしたい! 
という人にはうってつけの本でした。

0

Posted by ブクログ 2020年01月03日

15年前に読んだ本
いまだに一番好きな本
たくさんの気づき
はっとすることがある
読むたびに心に響く詩がかわる
これからさきも
また人生の時がすすむた
読み返したい一冊

0

Posted by ブクログ 2019年05月30日

仮名遣いが優しく、言葉選びにそつがない
短く凝縮された、時に難解な詩を自分なりにでも読み解くことができる教養や感性を身に付けたいものだと思う

0

Posted by ブクログ 2019年02月22日

ああ、出逢ってしまった。コンテンツ業界必読。ビジネス書読んでるヒマあったら、即座に読むべき一冊。詩はもちろん、文学オンチでも、「どう詠めばいいか?」が押し付けではない形で解説されている。しかも詩人・茨木のり子さんが。
音読して読むことを強く薦める。読み終える頃には「コンテンツの愉しみ方」が体感できる...続きを読む

0

Posted by ブクログ 2018年10月19日

何かでこの新書を知った。書庫から出してきてもらった。ページの色が変わっていたが、あまり読まれた跡がない。ジュニア新書だけど、とてもよかった。ほとんどの詩は初めて目にするものだったけど。

0

Posted by ブクログ 2018年06月29日

詩を選ぶ基準が明確に示されていて,その詩に寄せる想いや解釈がことごとく胸に響く.素晴らしい本です.ご自身の作品も載せて欲しかったようね気もします.

0

Posted by ブクログ 2018年06月25日

・自分を客観的に見ると、悲しみは生まれる。

・生を描くとき、死の気配も描く。
 光と影を描くように。

・にんげんとしてはうつくしいが、
 いきものとしてはきもちわるい

・生きとし生けるもの、いずれか歌をよまざりける
 紀貫之

・言葉が離陸の瞬間を待っていないものは、
 詩とは呼べない


...続きを読む怒がすくない日本の詩

・戦争もまた、寂しさから生まれる

・教育とは、
 自分の中に一人の厳しい教師を育てること

・浄化作用を与えてくれるものが芸術

・わからないことがあることは、
 素敵なことだ

0

Posted by ブクログ 2018年01月26日

高校の学級文庫にあって、その頃はなぜかなんとなく詩を読んでいるのが恥ずかしかったんですけど、それでも読みたいと思うくらいこの本が好きで隠れてコソコソ読んでいました
高校を卒業して3年がたち、ふとこの本のことを思い出し、本を読まなくても思い出せる詩もいくつかあって、また読みたくなりました
茨木のり子さ...続きを読むんのその詩にたいして感じていることや解説も書いてあって、それを読んでからもう一度詩を読むと、最初は「ん?」って思った詩でも情景が浮かんできたり、そういう見方もあるのかと驚いたり、
詩を読むのと同じくらい、茨木のり子さんの文を読むのが楽しいです

0

Posted by ブクログ 2017年07月18日

文句無しの名著。
優れた詩人であり著者の解説もまた、詩。

凜とした著者の
小気味良い生き方が反映されている。

0

Posted by ブクログ 2017年03月26日

▼「詩人が人々に提供すべきものは、感動である。それは必ずしも深い思想や、明確な世界観や、鋭い社会分析を必要としない。むしろかえって、それらが詩人を不必要にえらぶらせ、そのため詩の感動を失わせることが少なくない。詩人は感動によってのみ詩を生み、感動で人々とむすばれて詩人になるのである」とは、本書中の谷...続きを読む川俊太郎の言葉。▼この書はその感動を、分かりやすく私たちに与えてくれる。そして多くの詩人たちにも出会うことができる。・・▼高良留美子「木」▼黒田三郎「夕方の三十分」▼吉野弘:「生命は」(生命は/その中に欠如を抱き/それを他者から満たしてもらうのだ)▼石垣りん「くらし」「幻の花」▼川上肇「老後無事」「味噌」

0

Posted by ブクログ 2022年02月02日

懐かしいこれ!むかし暗記した好きだった詩がいろいろでて来て嬉しい!日本語の美しさを堪能できる。
ジュニア新書だけれど、大人がゆっくり楽しめる一冊。

0

Posted by ブクログ 2023年11月27日

若いときはまず自立して生きていくことに必死で、プラス旅行やら趣味やらひとつひとつ新たな経験ができれば十分満足だった。詩というのはそういう価値観と距離がある気がする。感じ方の木目の細かさに充実感があるというか。折に触れて覚えている詩を思い出して自分の今を思う、というのは素敵だな。私も少し近づけるとよい...続きを読むな、詩に。

0

Posted by ブクログ 2021年12月29日

卒業以来久しぶりに詩に触れた。
学生の頃にはただ暗唱させられ、深く味わうということもなかったが、詩とはかくも力強く、日本語は美しいものだったのだと感心した。
これまで詩の読み方がわからなかったが、他の詩も読んでみたいと思った。

0

Posted by ブクログ 2021年10月02日

こころにひっかかって取れない詩歌

人のそういうのを知れるってとても素敵で、私にはこうなんだよって対話をしたくなって、古本屋で迎えたこの本に引かれていた赤線と、お話をしている気分になった。
なんとも、素敵でわくわくする時間を久しぶりに過ごせて、有難いなと思ったし、私には必要なんだと何度でも再確認する...続きを読む。きっとこれからも。

0

Posted by ブクログ 2021年01月04日

性格的に、詩よりも散文、評論、随想のほうが好きなのですが、一度くらいちゃんと触れてみようと思い、読んでみた一冊。詩人でもある茨木のり子さんが、自分の好きな詩を集め、その詩とともに解説を書いている本(この前読んだ国語の教科書『新編 国語総合』に「詩集ではないが、最良の詩の入門書」と書いてあったので購入...続きを読む)。

詩は理屈ではないので、あいかわらず「分からんなぁ」というものも多いのですが、中にはピンと来るもの、好きなものもあって、次はその人たちの詩集を買ってみようと思う(川崎洋、阪田寛夫、黒田三郎など)。

そういう意味では、「最良の詩の入門書」という触れ込みもダテではない。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年12月13日

「茨木のり子」という著者の名前も、教科書で目にした記憶しかない。それくらい不勉強な私でも、一編一編、著者の視点を通して詩の世界にぐっと近付けてもらった。
自分の気持ちに合う詩、を探すことは、自分自身にとって新しい読書体験になるかも。

印象に残った言葉
・言葉が着陸の瞬間を持っていないものは、詩とは...続きを読むいえない。
 重装備でじりじり地を這い、登山するのが散文
 地を蹴り宙を飛行するのが詩
・詩人が人々に供給すべきは、感動である。
 それは必ずしも深い思想や、明確な世界観や
 鋭い社会分析を必要としない。

気になった詩
・I was born 吉野弘
 →どこかで読んだことがある気がするが、
  いつも最後にドキリとしてしまう
・練習問題 阪田寛夫
 →思春期をお洒落に表現している
・くるあさごとに 岸田衿子
 →くるくる、、
  忙しい毎日、駆けまわる毎日を思ってしまう
・海で 川崎洋
 →粋な若者たちの冗談に、心が爽やかになる
・風 石川逸子
 →戦争に基づく詩のようだが、
  今のSNS社会を風刺しているように感じる
・新しい刃 安西均
 →また1つ成長する息子を眩しく見つめる視線に
  親近感を覚える
・その夜 石垣りん
 →働き続ける女性に病が迫る日があったとしても
  「私ひとりの祝祭日」と受け止める強さを持ちたい
・悲しめる友よ 永瀬清子
 →古いジェンダー観と切り捨てることもできるが
  もし苦しむ友がいれば、この詩をそっと教えてあげたい
 

0

Posted by ブクログ 2017年09月26日

私は詩を読むのが苦手なのですが、この本で紹介されている詩はどれも豊かで広がりをもって受け取ることができました。
具体と抽象がつながるような、指先から宇宙まで広がるような、今が過去にも未来にも開けていくような、不思議な感触でした。
詩そのものの素晴らしさと、ガイドしてくださった茨木のり子さんの存在と。...続きを読むどちらも味わえる贅沢な一冊でした。

0

Posted by ブクログ 2017年08月15日

今の自分が受け止めた世界と、しばらく後にこの詩で描ける世界はまた違ってくるのだろう。冒頭取り上げられている谷川俊太郎さんの「かなしみ」は、1番のお気に入り。

0

Posted by ブクログ 2023年12月11日

 詩、単体で「好き」と思うものと、茨木のり子さんの鑑賞により「おお、そうか」と思うものと。生まれて/恋唄/生きるじたばた/峠/別れ、という章の編み方も良い。
 また十年後に読みたい。

0

Posted by ブクログ 2022年04月16日

面白かった
いままであまり詩には触れてこなかったけど
詩の読み方、触れ合い方が丁寧に記されていて入り込みやすい
一読してはてなと思った詩も、解説を読むとなるほどとなり読み方・感じ方が変わっていくのが面白い

0

Posted by ブクログ 2019年05月23日

友人と、お互いに一冊ずつ本を選んでそれを読み込もう、という遊びをやることになり、その友人の推薦もあって、僕は本書を読むことに。


読む前は、「詩というと書く方も読む方もセンス勝負みたいなところがあるけど、この本はそんな詩をどうやらロジックで解析してくれるみたいだぞ」と思っていたが、それは勘違いだっ...続きを読むた。


本書は、著者が選んだ詩を紹介しつつ、そこに自身の感想を添えていくという、極めてオーソドックスな詩の紹介本。


ざっくりと著名な詩人の作品に触れたい人にはいいかもしれない。

0

Posted by ブクログ 2018年06月16日

20180616 高校をでてから詩はご無沙汰だった。たまに何かの本で惹かれて、詩集を買ったりしたこともあるが読み込むことなく放置の繰り返しだった。今回、この本を読んで何人か読みたい人に会えた。少しずつ読んでみることにしょうと思う。

0

「小説」ランキング