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偶然かしら
日常の現実は偶然に作用されることが多い……それは殺人計画も同じである もしも、あの時、釣りに行くのを中止しなかったら、もしも、あの時、顔見知りに会わなかったら…。偶然が重なって、一人の男が死んだ。ごく平凡に見えるこの事件に微かな違和感を抱いた刑事がいた。偶然性を扱った画期的な作品「偶然かしら」の他、一幕サスペンスの「歌で死ぬ」写真トリックを使った「仰角の写真」「印画紙の場面」など、9編収録のミステリ短編集。 *偶然かしら *歌で死ぬ *透明な糸 *消えない女 *健康のための殺意 *青い百合 *仰角の写真 *印画紙の場面 *長過ぎた一瞬間 ●日下圭介(くさか・けいすけ) 1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。 -
鶯を呼ぶ少年
ウグイスの声が導いたものは、森の中に隠された男の死体 「正夫に死体の話をしたのは、あくまで、でまかせでした。正夫が、あの山に登るのが恐ろしかった。山には忌わしい記憶があるのです。私と、正夫の母の…」あの山には近寄ってはいけない。特に、稲荷神社の祠には。あそこには“秘密”が埋められているから…。(「鶯を呼ぶ少年」より) 第35回日本推理作家協会賞短編部門を受賞した表題作の他、物悲しくも美しい珠玉のミステリ短編7本を収録。 *鶯を呼ぶ少年 *死はゆるやかに *時には草色の血 *目撃者 *紅皿欠皿 *誘拐 *波がうたった死の詩 ●日下圭介(くさか・けいすけ) 1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。 -
殺人の二重罠(ダブル・トラップ)
究極のトリック、驚異のアリバイ崩し……破れるか、二重罠の壁! 都心・池袋の雑居ビル。長い夜を過ごすガードマンたちが、ドスン、という地響きの音を聞いた。慌てて現場に駆けつけると、窃盗犯が墜落死していた。また、同じビルの7階では宝石商が惨殺されていた。単純な強盗殺人事件かと思われたが、捜査主任・西岡修司警部は釈然としない。そして、浮かび上がった容疑者には“垂直のアリバイ”に守られていた…。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。 -
伊豆-猪苗代W殺人
二つの宝石商殺人事件の裏に隠された真相と巧妙な罠! 宝石商を殺害し逃走中の男を偶然目撃してしまった小高昌夫とその婚約者。犯人と乱闘の末、婚約者は殺されてしまう。捜査は難航し、一転、疑いは昌夫に向けられることになった。容疑は晴れたもののいたたまれなくなって故郷を離れ上京した昌夫だが、またもや宝石商殺人事件に巻き込まれる。なぜ彼は似たような殺人事件の現場に出くわすのか…? 二つの事件の裏に隠された謎に敢然と立ち向かう探偵・松平雪雄の推理が冴える。 表題作の中編ミステリ他、四編の短編を収録。 *伊豆-猪苗代W殺人 *湖畔心中の罠 *臆病な誘拐犯 *犯人は通報者 *初恋の人さがします ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。 -
狙われた夜警たち
エロス、サスペンス、そして殺人計画!? 男女の睦言から生まれた悲劇とは ガードマンが殺された。厳重な警備の盲点を巧みについた犯人は不敵にも、犯行現場にTAKERUという謎の文字を残していった。警備会社の若きエリート高沢は独自に事件の調査にのりだしたが、犯人は意外にも…。(「狙われた夜警たち」より) 女の色香に惑わされた男たちを描いた本格ミステリ傑作選。 *二度消えた女 *二人の侵入者 *爆走音は死を招く *狙われた夜警たち *脅迫電話 *海鳴りの断崖 *不倫炎上 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。 -
スキャンダル殺人事件
芸能情報誌へのタレコミ電話が、恐るべき殺意を引き寄せた!? 『芸能スター情報』編集部は、デビューして間もない新人清純派スター・月永令子に関する密告電話(タレコミ)に色めきたった。「おどろかないでね、彼女、以前チュウゼツ…」そこまで言った女の声が不意に途切れ、「やめて、苦しい。助けて」という悲鳴になって電話が切られた。翌日、電話を掛けてきたと思われる女を捜し出した時には、彼女は死体となっていた…。 虚像の裏に渦巻くスター達の世界をミステリータッチで描いた表題作ほか、ミステリの傑作6編を収録。 *栄光と陥穽 *消えた指紋 *悪女のプレゼント *消された死体 *スキャンダル殺人事件 *盗聴器 *死体はLを描いた ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。 -
ひかり号で消えた
東京・名古屋を疾走中の密室空間「ひかり号」から、男の姿が消えた! 人気評論家・磯部俊明がTV局の仕事を終え、人目を避けるようにして「ひかり号」に乗車。留守宅の妻・道子に怪電話がかかって来た。磯部を誘拐し、その証拠に真珠のネクタイピン、カフスセット、ブルーのハッカパイプを送るという。道子は茫然とした。磯部が愛用している四本のカラーパイプのうち、ブルーを選んで渡したのは、他ならぬ道子だったのだ。犯人は何故そのことを知っているのだ…?(「ひかり号で消えた」より) 密室・アリバイトリックの名手が贈る、珠玉のミステリ短編集。 *トリオプレーの密室殺人 *聖書と札束 *殺意の二重奏(デュエット) *金と女の結末 *麻薬(ヤク)は囮さ *聞き慣れた声 *喪失の傷痕 *ひかり号で消えた ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。 -
鍵師ギドウ
事件の謎、人の心――鍵師が錠前とともに開けるのは? 仕事も住む場所もないニート青年の孔太は、人生を悲観してマンションの屋上から飛び降り自殺を図った。通りかかった心晴に助けられ、東京の下町、谷中銀座商店街のはずれにある鍵屋、野々村十六堂に住み込みで働くことになる。小晴は介護士として働くかたわら、十六堂の手伝いもしていたのだ。十六堂の主は、鍵師・野々村多聞。孔太はそれまでピッキングで窃盗を繰り返すコソ泥のようなことをしていたが、心晴の指導を受け、多聞の仕事を見ることで、鍵師としての力を身につけていく。「最強の錠前」といわれる「ガヴィニエスの錠前」を開錠し、警察も秘密裡で追う窃盗犯“鍵師ギドウ”の存在を知った孔太は、師匠・多聞たちとその跡を追うが――。ラストで明かされる「秘密」の鍵をあなたは見つけられるか!? 社会派ミステリーを得意とする著者の新境地! -
古代からの霊言
エジプト古代文明やピラミッドの謎、神仏やパワースポットのミステリー、占い師としての経験や霊的体験を生かした作品4点を収録した合本版。 『エジプト&大ピラミッド~もう一つの眼~』~エジプト旅行と研究者の視点で、ピラミッドについてまとめた本。ヌビアのコーヒー占い体験も! 『クフ王出現』~ギザの大ピラミッドに関するミステリー歴史小説。冒険家ヴァイズは「王の間」の天井裏で世紀の大発見をもくろむが。 『スピリチュアルヒーラー・龍岡凪子以前』~平凡なOLがパワースポットツアーに参加したのをキッカケに見えない世界に足を踏み込んでゆく。 『闇の中の「眼」』~札幌の神社や公園を巡るスピリチュアル番組をきっかけに心霊体験に巻き込まれて。 -
キングコング 髑髏島の巨神
『GODZILLA ゴジラ』の製作チームが贈る、 最凶・最強・最恐──最大の王 究極のモンスター降臨! 南太平洋のどこか──神秘の島〈髑髏島〉 しかし、そこは──人類立入禁止 怪物だらけのこの島では 人類は虫けらにしか過ぎない 命を賭けて脱出せよ! 『キングコング 髑髏島の巨神』 2017年3月25日より、丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国ロードショー 〈あらすじ〉コングが王者(キング)になる──誰も知らない物語。 それは簡単な任務のはずだった…。侵略地拡大のため、調査遠征隊が謎の島に潜入する。しかし、そこは人が決して足を踏み入れてはならない島──髑髏(ドクロ)島だった。爆弾を落とし、気軽に調査を開始した隊員たちの前に突如として姿を現す、島の巨大なる守護神“コング”。巨神の圧倒的なパワーの前に唖然とする隊員たち。骸骨が散らばる島の岩壁には血塗られた巨大な手の痕跡までもが…。だが、悪夢はそれだけではなかった。彼らの前には、謎の巨獣たちが次々と現れる。逃げても、隠れても、容赦なく襲いかかる巨獣たちを目の前に人間は虫ケラに過ぎず為す術もない……。絶体絶命、待ったなしの猛襲が続く中、やがて明らかになる髑髏島の秘密──。果たして、コングは人類にとって悪魔なのか、神なる存在なのか──。人類は生きて、この島から脱出できるのか──。 -
キャピタル
スタイリッシュな文体で、世界の真実に触れる! 七年間の勤務後、一年間の休暇を取る権利を得た僕は 、肌寒いバンコクで、車椅子の彼女と会った。 世界の真実に触れる、芥川賞候補作! 資本(キャピタル)と個人の適切な距離ってなんだろう? 僕は一年間のサバティカルを取った。 誰もが権利を得られるわけではない。 コンサルティングファームで七年間生き残るのは難しい。海亀みたいなものだ。 卵から孵る、海にたどり着く、最初の餌を見つける、宿敵から逃れる…… 1/5000の確率であなたは生き延びて成亀になり、 同じく1/5000をくぐり抜けた恋人に愛を囁くことができる。 (本文より) -
追憶
岡田准一主演! 映画「追憶」原作小説! 二〇〇六年三月、王貞治監督率いる日本代表は、第一回ワールドベースボールクラシックで世界の強豪国と激戦を演じていた。同じ頃、北海道警察本部刑事部捜査一課の四方篤は、すすきののラーメン店で、野球仲間だった川端悟と二十九年ぶりの再会を果たす。川崎市在住の川端は、金策のため北海道にやって来たという。 その翌々日、小樽市郊外の臨海部で川端悟の刺殺死体が発見された。悟は死の前日、娘との電話で「懐かしい人たちに会った」と言い残していた。四方は、容疑者として浮上した人物もまた、古い友人であることを悟る――。 -
突然ですが、明日結婚します
人気コミック原作の恋愛ドラマを小説に! 大手銀行に勤める高梨あすかは仕事ができる女。しかしその夢は、結婚して「専業主婦」になること。5年付き合った彼氏からのプロボース待ちだったのに、あっけなくフラれてしまう。落ち込む時間を惜しむように、新たな婚活を始めるが……。そんな折、あすかは、人気アナウンサーの名波竜と出会う。イケメンで優秀な上に、とにかく人気者。しかし彼は、「絶対に結婚したくない男」だった。結婚に対する価値観が全く合わない二人は、それでも知れば知るほど強烈に惹かれ合ってしまう。やがて、元恋人や新たな異性の登場で、二人の状況はより複雑さを増していくことに――。宮園いづみの人気コミックを原作に、最旬のラブストーリーとして話題のテレビドラマを小説化。様々な登場人物たちが、互いの「恋愛観」「結婚観」「人生観」をぶつけ合い、リアルな恋愛模様を繰り広げる。果たして、あすかと名波の恋のゆくえは? 価値観の着地点はいかに!? -
金魚時代
「あふれるほどの光」「金魚時代」「やわらかい肌」「半熟卵」は女子高校生が主人公。 時代は大阪万博や沖縄返還に騒ぎ、名画座では「いちご白書」「俺たちには明日はない」が上映されていた頃。東京タワーが校舎の窓から望める高校に通う衣莉子(短編によって蓉子などと名前が変わる)は同級生との間で恋愛とは呼べないような形で初体験をする。 体育館の用具室、校舎の奥まった階段、建築中の家に忍び込んだり、愛よりも好奇心で未熟な体の関係を続ける。 老人相手の猥褻なアルバイトなども経験する。しかし、大学受験、補習授業などの高校生としての現実にも直面する。繁華街の深夜のデートの中でも、彼女は考える。 「二人でセックスを試し、大人になったつもりでも、世間から見れば、鉢の中の金魚のような存在なのだ」 -
雨が好き
高橋洋子の初期の作品集。デビュー作の「雨が好き」は中央公論新人賞受賞作。 列車の中で知り合った若い舞台女優と歳の離れた作家とのひと夏の恋愛を描く。知り合ってすぐに男は、鎌倉の家に来ないかと誘う。そこには四匹の猫がいるだけだという。秋になって別れた後、主人公の女優は、車の中で降る雨を見ながら「雨が好き」といった男を思い出し、逢いたいと思う。 「通りゃんせ」は芥川候補作になり注目された。 映画監督と若いカメラマン助手との間で揺れる女優を描く。強引で傲慢な映画監督と正反対の控え目なカメラマン助手に心は動いてゆく。 一本の映画の撮影の終了とともに監督との関係は終わり、同時にカメラマン助手との関係もばれてしまう。彼女は生まれ育った場所をおとずれ、自分を見つめなおそうとする。 -
壁に哭く
中国内戦の傷跡 日中戦争につづく共産党軍対国府軍という中国人同士の戦争。この連続殺人事件は、共産党中国成立五年後の香港で起きた。 六年まえ、済南地区は陳毅将軍の率いる中共華東野戦軍の攻撃であっさり陥落した。陳毅軍は一挙に南下して、呉化文将軍麾下の徐州駐守国府軍四十万に襲いかかったのだ。国府軍はほとんど戦わずに降伏したが、一部の将兵は南をめざして遁走した。そのとき、敗走する軍隊は町々を蹂躙したのだ。やぶれかぶれの兵隊たちに軍紀?はない。近辺の富豪たちは、共産党の天下になれば、逃げ出さねばならない。いざというときの用意に財産を金の延べ棒やアメリカドルにかえていた。用意万端ととのえたところへ、軒なみ兵隊たちに掠奪された。香港の連続殺人事件の発端になった徐州に近い蘭封の「白壁の家」も例外ではなかった。 中共軍が来れば、地主は殺されるという噂に怯えて、南京に逃げそれから上海へ。難民のようにほとんど無一文で香港に流れてきた。両親を失い、いろいろつらい目にあい、みじめな思いをしてきた。どんなふうにして生きてきたのか、香港で。共産党政権誕生の背後に埋もれた人々の苦渋の事実を描く推理小説。 -
最良の嘘の最後のひと言
検索エンジンとSNSで世界的な成功を収めた企業・ハルウィンには、超能力研究の噂があった。それを受け、ハルウィンはジョーク企画として「4月1日に年収8000万で超能力者をひとり採用する」という告知を出す。そして審査を経て、自称超能力者の7名が3月31日の夜に街中で行われる最終試験に臨むことに。ある目的のために参加した大学生・市倉は、同じ参加者の日比野という少女と組み、1通しかない採用通知書を奪うため、策略を駆使して騙し合いに挑む。『いなくなれ、群青』、〈サクラダリセット〉の著者が贈る、ノンストップ・ミステリ。/解説=大森望 -
占い小説・密儀の杜
神仏やパワースポット、願掛け、怨念、占い師としての経験や霊的体験を生かした小説6作品を掲載した合本版。 『青い怨念』~事故で母を失った渉。占い師として開業し三番目に訪れた客は母親と同性同名の女社長だった。 『蒼い刻印』~津川飛龍は自身の占い教室に通う生徒のしおりにボディーピアスを施し自分好みのM女に変えてゆく。 『霊感グラビアアイドル☆サヤカ、霊媒女が三人寄れば』~3人で東京の寺や神社を巡った夜、夢の中に顔の無い僧侶や狐が。 『霊感グラビアアイドル☆サヤカの復縁神社』~ロケで復縁神社を訪ねた夜一緒にまわった先輩グラドルから復縁成功のメールが。 『霊感グラビアアイドル☆サヤカのちょっと怖いお泊まり会』~『怖い話』をするお泊まり女子会。宇宙人、幽霊、占い師、家と引越。 『霊感グラビアアイドル☆サヤカ』~撮影の為に南の島に向かうサヤカ。 -
恐怖箱 醜怪
粘りつく恐怖。死を呼ぶ忌話。 手加減なしの容赦なき実話怪談! 人は誰しも醜い闇の一面を有している。妬み、嫉み、怨み、怒り…これら負の感情が煮詰まり死に際の心を占めると、魂は成仏できずに怨霊悪霊となり、呪い祟りといった怪事を引き起こす。これすなわち怪談の誕生である。そして、その怪談を嬉々として聞きたがる、読みたがるのもまた人間の性であり、闇ではあるまいか。怪の惨事が酷ければ酷いほど、我々の心は強く惹かれてしまう。本書は著者がとくに「死臭の濃い」と思われる話ばかりを30話集めた怪奇実話集である。好奇心が命取りとならぬよう心して楽しまれたし。 -
古事記
日本最古の文学作品を作家・池澤夏樹が新訳。原文の力のある文体を生かしたストレートで斬新な訳が特徴。画期的な池澤古事記の誕生! 【新訳にあたって】 なにしろ日本で最初の文学作品だから、書いた人も勝手がわからない。ごちゃごちゃまぜこぜの中に、ものすごくチャーミングな神々やら英雄やら美女が次から次へと登場する。 もとの混乱した感じをどこまで残すか、その上でどうやって読みやすい今の日本語に移すか、翻訳は楽しい苦労だった。(池澤) 解題=三浦佑之 解説=池澤夏樹 月報=内田樹、京極夏彦 -
TOKYO GIRL'S LIFE
出来る女として後輩から憧れられるけど、仕事ばかりで恋がお留守な編集者・遙希。恋愛に絶対的な自信があるけど、最近気になる人には冷たくされている腰掛けOL舞衣。プロ演奏家という夢が諦めきれないけど、自分を卑下してばかりのフリーター佳奈子。東京の片隅、一軒のBar[シュガー&ソルト]で、タイプの違う3人の女の子たちが出会う。それぞれに悩みを抱える彼女たちの間に芽生えるのは、果たして友情なのか、それとも――? 第16回電撃小説大賞〈選考委員奨励賞〉受賞の菱田愛日が贈る、悩める女の子たち応援ストーリー! -
オペ・おかめ
米大統領を襲った謎のテロ作戦「オペ・おかめ」。それは虐げられた弱者たちが突きつけた告発状だった。 偽善者を憎む娼婦ジャンヌは、自分のスリを見逃した東洋人・白鳥の正体を暴いてやろうと、その後を追い始める。同じ頃アメリカ大統領が小型ロボットで昏睡させられる事件が発生。現場には「オペレーション・オカメ」という謎のメッセージが残される。白鳥を犯人と思う対テロ組織のバート、次第に白鳥に惹かれていくジャンヌ。謎めいた白鳥の真意とは。 事件から浮き上がる原爆の惨劇。強者の傲慢と搾取に対する弱者たちの怒り、おかめの面に秘められた傷そして慈愛。人はいかに生き、なにと戦うべきなのかを問う、衝撃的作品。 【著者】 藤永茂 藤永茂(1926年生)満州国長春生まれ、国籍カナダ(カナダではSigeru Huzinaga)、1948年九大物理卒、1959年京大理学博士、1968年アルバータ大教授、1991年同大学名誉教授(著作):『分子軌道法』(岩波書店、1980年)、『化学や物理のためのやさしい群論入門』(岩波書店、2001年)、『アメリカ・インディアン悲史』(朝日選書、1991年)、『ロバート・オッペンハイマー 愚者としての科学者』(朝日選書、1996年)『アメリカン・ドリームという悪夢』(三交社、2010年)など。 -
制裁
脱走した凶悪犯。悲劇は繰り返されるのか? 『熊と踊れ』著者の原点。北欧最高の「ガラスの鍵」賞を受賞した〈グレーンス警部〉シリーズ第一作。このミス1位を獲得した『熊と踊れ』の著者のデビュー作、刊行! -
北斗七星殺人伝説
2年ぶりに帰国した海外青年協力隊の三谷凌は、行方の分からなくなった友人の有藤を探しに、彼の妹の衣津子とともに伊勢志摩に向かった。凌の父によると、有藤は戦国時代の海賊大名・九鬼氏の埋蔵金伝説に興味を示していたという。やがて有藤が人妻と不倫関係にあり、その女性は伊勢志摩でバラバラ死体で発見され、さらにその夫は東京で首を吊っていたことが判明。その上正体不明の人物から脅迫を受けた凌は、このこんぐらがった謎を解こうと、東京、京都、伊勢志摩へと奔走する、そして現れてきた北斗七星の謎とは……!? 冒険と伝説とロマンスが詰まったサスペンスに富んだミステリー!