作品一覧

  • ネクロスコープ 上 死霊見師ハリー・キーオウ

    ネクロスコープ

    小説・文芸

    -
    1~2巻1,300円 (税込)
    1971年、ソビエト連邦の首都モスクワ。超常諜報戦術開発局に所属するボリス・ドラゴサニは極秘施設で、機関の長ボロウィッツの命令により、裏切り者の死体に特殊な“能力”を用いようとしていた。一方、英国の炭鉱町で育った夢見がちな少年ハリー・キーオウは、ある日を境に突如として数学の才を発揮するようになる。二人には、ある共通点があった――それは死者、あるいは死体の記憶や能力を自らのものとして活用するという、類い稀且つ恐るべき異能だった! 冷戦下のソ連と英国の間で巻き起こる霊的諜報戦を描いた、〈タイタス・クロウ・サーガ〉の著者を代表する一大伝奇ホラー!
  • 旧神郷エリシア 邪神王クトゥルー煌臨!

    旧神郷エリシア 邪神王クトゥルー煌臨!

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,200円 (税込)
    風の邪神イタカを退けたのち、ふたたび時空往還機に乗り探索の旅へと出立したド・マリニーとモリーンがボレアに帰還した。シルバーハットらとの再会を喜ぶも束の間、タイタス・クロウより突然の知らせが入る。最も恐るべき脅威、あのクトゥルーとその邪神どもがついに蠢きはじめた不吉な兆しが見られるという。やつらが決起したら、地球のみならず、全宇宙さえ危うい! クロウがいる善なる旧神たちの地〈エリシア〉へ、なんとしても行かねばならぬ――そう決心したド・マリニーはわずかな手がかりをもとに、エリシアへと急遽旅立つのだが……。〈タイタス・クロウ・サーガ〉最終巻!/解説=鵺沼滑奴
  • ボレアの妖月

    ボレアの妖月

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,200円 (税込)
    風の巫女アルマンドラと婚姻し、ボレアの台地の将軍となった、精神感応能力者シルバーハット。台地民の尊敬を集め、よく地を制していたが、探索の途中で、地平線の彼方に墜ちゆく物体を目撃する。それこそは、アンリ‐ローラン・ド・マリニーの乗った時空往還機であった! だが、墜落の際、時空往還機がイタカ軍の手に落ちてしまう。これなくしては、ボレアからの脱出も、邪教集団との闘いも困難を極める。シルバーハットは、ド・マリニーと共に奪還を決意するが、風の邪神イタカの魔手が、ボレアに、そして愛するアルマンドラに迫りつつあった。邪神と人類の闘争を描きクトゥルー神話体系に新風を巻き起こした伝奇ホラー、長編第5弾。/解説=鵺沼滑奴

ユーザーレビュー

  • 旧神郷エリシア 邪神王クトゥルー煌臨!

    Posted by ブクログ

     遂に完結。想像していた展開とは随分と違っていたが、『地を穿つ魔』で示された伏線、というかアイデアをキッチリ回収した見事な結末……と言いたいが、〈タイタス・クロウ・サーガ〉と謳いながらクロウがほとんど登場しなかったのが残念。最後こそクロウとアンリのコンビでの冒険を読みたかった。

    0
    2017年08月14日
  • ボレアの妖月

    Posted by ブクログ

     『タイタス・クロウの事件簿』の解説で紹介された内容とちょっとちがうが面白かったので気にしない。それに徐々に風呂敷をたたんでいる感じが最終巻への期待も高まる。それにしてもアンリというキャラクターは面白い。ワトスンとしての側面だけでなくトリックスターとしての役目、さらにちょっとしたロマンスまでやってのけるあたりクロウやシルバーハット以上に主人公をしている。案外ラムレイはアンリを活躍させようとしているのではないかと思えるほど。さて、タイタス・クロウサーガも残すところあと1巻となったが、これまでの刊行ペースからすると2年ほど待つことになるのか。

    0
    2016年07月23日
  • ネクロスコープ 下 死霊見師ハリー・キーオウ

    Posted by ブクログ

    ・ブライアン・ラムレイ「ネクロスコープ 死霊見師ハリー・キーオウ」(創元推理文庫)を読んだ。上下あはせて700頁超、結構な長さである。この作品、「一九八六年に発表された、新生ラムレイの第四作、『ネクロスコープ』こそ、ラムレイが専業作家としての地位を確立した最初の傑作なのだ。」(宮脇孝雄「解説」下374~375頁)といふ。ラムレイは「一九六八年にラヴクラフト風の短篇『深海の罠』でデビューした」(同372頁)さうであるから、この時点で既に相当のキャリアがある。ただし、それは副業であつて、作家を本業としてはゐなかつた。 自作年譜に、作家活動を「これまで楽しみのために(そして、ほんの少しの収入のために)やってきたこと」(同374頁)とあるといふ。それが一九八〇年に 陸軍を辞めて専業作家となつた。その第1作長篇は売れなかつたらしい。第4作に至つて売れた。本書である。ラムレイはクトゥルーといふ図式が私の頭の中にあるので、この第4作をそれほどの作品だとは思へない。クトゥルーらしきものはあるかと思ひつつ読んだけれど、遂にそれはみつからなかつた。まだクトゥルーを書いてゐなかつたのか、あるいは書いてゐたけれど本作で触れなかつたのか、これは私には分からない。作家たる者、いくつかのシリーズ等を持つてゐるはずである。そのいくつかの1つが本作だと言へるのであらう。さう、本作はシリーズ第1作となつた。「発表当初には誰も予想しなかったことだが、このシ リーズは全五巻でいったん終了したかに見えたものの云々」(同377頁)といふわけで、結局「全十六巻プラス中短篇の大河シリーズに成長し」(同前)たさうである。そんなになる魅力があつたのであらう。私にはよく分からない。
    ・本作の内容をかいつまんで言へば、東西冷戦下における死霊諜報合戦とでもなるだらう。この死霊といふところがネクロスコープにつながるのだが、これは主人公キーオウについてのこと、つまり西側である。では東はといふと、それがボリス・ドラゴサニである。ソ連の心霊的諜報機関のナンバー2に当たる人物であらうか。この二人が最後に対決するのである。その結果は、当然、正義は勝つ、つまり西側の諜報機関のキーオウが勝つのである。ただしこのドラゴサニ、そん なやわな者ではなささうである。名前に注目していただきたい。ドラで始まる。このドラ、ドラゴンのドラではなくドラキュラのドラであるらしい。つまり、吸血鬼の血をひくのがドラゴサニであつた。「ネクロスコープ」は見方を変へれば吸血鬼譚になるのである。どちらかといふと、こちらの筋で始まり、以下もこちらの筋が多い。だから、私などはこれは吸血鬼譚かと思つてしまふのだが、どうなのだらう、吸血鬼譚なのであらうか。「吸血鬼というのは、実は、当時のホ ラーのトレンドで」(同375頁)とある。だから、単純に吸血鬼を取り込んだだけかもしれない。しかし、ドラゴサニは〈父〉からネクロマンサー、死骸見師の力があることを教へられ、ヴァムフィアリ族のことを教へられる。ヴァムフィアリといふのはどうやら普通のヴァンパイアとは違ふやうで、「シャイターンそのものがそもそもヴァムフィアリなのだよ」(上240頁)とある。シャイターンは魔王サタンであるらしい。ラムレイそんな神話まで用意してこの物語を作つ たのである。しかし、この東西冷戦の様が私にはおもしろくない。緊迫感がない。ここは本筋ではないのかもしれない。しかし、ここがおもしろくなくなつたら 物語が成り立たないのではと思つたりする。二人が出会ふまでの物語、これが巻一といふものであらうか。物語は続くのである。

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    2019年09月10日
  • ボレアの妖月

    Posted by ブクログ

    タイタス・クロウサーガの第5巻。だが、主人公タイタス・クロウはまたも登場せず、前巻に引き続きハンク・シルバーハットと、クロウの親友ド・マリニーがイタカを向こうに回して大立ち回りを繰り広げる。
    イタカがものすごく矮小な存在になってきてしまっているのが残念。ハンクとド・マリニーが超人すぎるのだろうか? あと、斧最強。

    0
    2017年04月11日

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