みだら英泉

みだら英泉

814円 (税込)

4pt

3.7

文化文政期、美人画や枕絵で一世を風靡した絵師・渓斎英泉。彼が描いた婀娜で自堕落で哀しい女の影には三人の妹の存在があった――。爛熟の江戸を舞台に絡み合う絵師の業と妹たちの情念。幻の傑作、甦る。

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みだら英泉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年05月30日

    妹たちを踏みにじっても描く。芸術家の性というかもはや業である気がしました。
    渓斎英泉…不勉強なので、朝井まかてさんの「眩」で初めて知った絵師なのですが壮絶でした。
    そして彼の三人の妹たちそれぞれの葛藤もなかなか…特にお津賀とおたまの確執が。
    登場人物たちがとても生き生きしてて、悩み抜いているのが迫っ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年12月01日

    絵師として花開きたいともがく英泉の葛藤は乾いている。
    乾き過ぎて、ちょっとした摩擦で燃え上がりそうなほど。

    けれど、彼を取り巻く人の情や思惑はとにかく重く湿っている。
    そしてその情が英泉の筆に乗り移り、紙を湿らせ、絵を描かせる。

    春画にはあまり描かれないという吉原の遊女を好んで描いた渓斎英泉。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年03月05日

    浮世絵師、英泉と3人の妹たち。禁じられた絵と、人物全てが生々しい。なんて言うか肉感が凄いなと感じた。可愛らしい朝顔が時折、禍々しく変化するように乱れる。

    0

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