U

U

1,001円 (税込)

5pt

4.0

第一次世界大戦中の独軍と一七世紀初頭のオスマン帝国。戦争に翻弄される三人の少年、ヤーノシュ、シュテファン、ミハイは、時空を超えて巡り合います。オスマン朝の風俗やUボート艦内の緊迫した雰囲気など、「幻想小説の女王」の目眩く世界をご堪能ください。

※この電子書籍は2017年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初見の作家を装丁買い。一切悔いなし。

    以前に短編集『影を買う店』をちらっと読んだときに、幻想小説かぁ…ちょっと違うかもなぁ…って思ってたけど、いや全然そんなことない
    同じように短編読んで離れそうになった人はぜひ長編の皆川博子をこそ読んでほしい

    ドイツの潜水艦Uボートと、underground(地

    0
    2020年12月30日

    Posted by ブクログ

    300年の時を越え、空間も超えて紡がれる二人の物語。オスマントルコ、第一次世界大戦これらをつないでいる数々の史実とそれに関わる二人。二つの物語を書いて、ぐるぐるっと混ぜて、一つにつないだ感じがして、なんとなくすわりが悪い感じがした。最終章もなんとなくとってつけた感があって、物語と今一つ有機的につなが

    0
    2021年10月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    心を掻き乱される長編だった。戦争に巻き込まれてすべてを奪われた、取り返しのつかない沢山の人生に思いを馳せる。
    第一次世界大戦時のドイツと、十七世紀のオスマン帝国。このふたつが思わぬところで繋がったときの興奮!
    特にオスマン帝国時代のパートは読み応えがあった。宮殿の中の様子が目に浮かんでくるようだった

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「U」と書いて「ウー」と読ませるが、萩尾望都「ポーの一族」からの遠いこだまとも見做せる。

    1915年「U-Boot」(ウーボート)の章は、三人称。視点が寄り添う人物は、ティルピッツと、ミヒャエル。
    1613年「Untergrund」(ウンターグルンド)の章は、初めは三人称と見せておいて、すぐに手記

    0
    2020年12月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    塩によって生かされて、最後は海水の中に沈む。潜水艇がふたりの棺となる。好き。

    ヤーノシュがオスマンの皇帝を守り支えたなら、彼は何かをなしとげられたのか。そういう展開にならないのがいいところなんですが…ヤーノシュの自己評価ちょっと低すぎるのでは…

    「双頭のバビロン」のふたりほどの絆が感じられなかっ

    0
    2020年11月19日

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