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Posted by ブクログ 2020年05月05日
「風」★
「悦楽園」
「猫の夜」★
「人それぞれに噴火獣」★
「舟唄」★
「丘の上の宴会」
「復讐」
「暁神」
解説 服部まゆみ
編者解題 日下三蔵
語り手あるいは視点人物が実は@@だった、という私好みの叙述でもあり。
皆川博子独特の、デストルドーというかタナトスというか、が、ひたひた。
中年女性...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月20日
「実際、毒のない文学、毒のない話が面白かろうはずがない」…解説の服部まゆみさんの言葉に深く頷きます。
毒が満ち満ちていました。好きです。
犯罪を犯すお話が多かったですが、それに至る心情が一筋縄ではいかず…人の心って割り切れないし、こう!と周りが表現できるものでもないけれど、皆川さんの描く人々は、心に...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月25日
最近初期作品の復刊が多くて、いちファンとしてはうれしい限りです。この作品集は、1970年代からの幻想小説が収められたものですが、時代の違いを感じる単語はあろうとも、作品そのものに漂っている世界の描きかたには古さがありません。
夢と現のあわいを漂わせる、艶めいた毒気漂う筆致で綴られる物語は、「お話」の...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月04日
初期の短編集、伝説のそれというだけあって、よみながらぞくりとする。
甘さのある毒なぞ、考えたくもない、!
という事で若い頃から敬遠気味だった怪奇小説・・とはいえ皆川さんモノは年に一回くらい読んできた・・麻薬の味。
解説に有る通り「スズラン」のテイスト・・根に毒を持つ美しい花の装い。
今90歳の筆者...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月23日
読後静かな興奮に包まれる。この美しくて狂おしい小説世界は魅惑的で、私もここに加わりたいくらいだ。
8作品、一つ一つが濃密。作り物ではなく、たしかにそこに生きている人々がいると感じられる。不幸で底知れぬ、匂い立つような情念が漂っている。
特に好みだったのが「丘の上の宴会」。死んでいると明かされた時の...続きを読む
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