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「極大射程」に始まる〈スワガー・サーガ〉の第15作!
アーカンソー州にあるボブ・リー・スワガーの地所の造成地から、祖父チャールズの遺品と思われるコルト45と紙幣、謎の地図、そして1934年のみ用いられたFBIの前身、司法省捜査局のバッジなどが発見される。
ジョン・デリンジャーやベビーフェイス・ネルソンといった名うての悪漢が跋扈した時代に、当時、ポーク郡の保安官だった祖父はどうやら捜査局に協力して、アウトローたちを狩り出す任務に従事していたらしい。
自らのルーツでもある祖父の謎に満ちた事績を追うべくボブは調査を開始する!
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《「スワガー・サーガ」シリーズ》
『極大射程』(上・下)
『ダーティホワイトボーイズ』
『ブラックライト』(上・下)
『狩りのとき』(上・下)
『悪徳の都』(上・下)
『最も危険な場所』(上・下)
『ハバナの男たち』(上・下)
『四十七人目の男』(上・下)
『黄昏の狙撃手』(上・下)
『蘇えるスナイパー』(上・下)
『デッド・ゼロ 一撃必殺』(上・下)
『ソフト・ターゲット』(上・下)
『第三の銃弾』(上・下)
『スナイパーの誇り』(上・下)
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Posted by ブクログ
コルトガバメントM1911という拳銃。モデルナンバーが示す通り、1911年から軍隊や警察等の政府組織の男たち、government-man(Gマン)が愛用してきた銃だ。使用する弾丸は45ACP(45口径Auto Colt Pistol)で、半インチの大口径は携行する弾丸の量は制限されるが被弾時のストッピングパワーが大きく、一発で敵を無力化させることができる。
トンプソンサブマシンガン(トミーガン)も45ACP弾を使用しており、アルカポネが葉巻を咥えてドラム型弾倉のトミーガンを抱えているイメージも印象的だ。現代では9mm口径に主流を譲ったが、今も根強いファンを獲得している。
そのM1911やトミーガン、45ACPに対するオマージュも含め、大恐慌後にポスト・アルカポネとして、銀行強盗たちが跳梁した1938年のアメリカで、ボブ・リー・スワガーの祖父であるチャールズ・スワガーの生きざまを描いた作品だ。高倉健を彷彿させるキャラクターは洋の東西を問わず、理想の男性像の典型として確立されたものだ。
現在と1938年のチャールズ・スワガーの時代が交互に語られていき、現在の語りが終わり1938年の章が始まると、現在の物語が気がかりで、1938年の語りが終わり、現在の章が始まると1938年の物語がどうなっていくのかと気になって仕方ない。ミステリーとして十分の展開で、前半は少し展開がゆっくりしているが、下巻に入ればスピード感は十分で、ぐいぐいとラストシーンまで引っ張っていく。
ミステリーファンにも、スワガー・サーガのファンの期待にも十分応えてくれている。シリーズの大半を読んでいるが、記憶があやふやな私にも配慮された訳注がついており、ありがたく大いに楽しめた。
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