キャンデス・フレミングの作品一覧

「キャンデス・フレミング」の「ぼくが死んだ日」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ぼくが死んだ日

    ぼくが死んだ日

    小説・文芸

    3.8
    1巻950円 (税込)
    「ねえ、わたしの話を聞いて……」偶然車に乗せた少女に導かれてマイクが足を踏み入れたのは、十代の子どもばかりが葬られている、忘れ去られた墓地。怯えるマイクの周辺にいつのまにか現れた子どもたちが、次々と語りはじめるのは、彼らの最期の物語だった……。廃病院に写真を撮りにいった少年が最後に見たものは。出来のいい姉に嫉妬するあまり、悪魔の鏡をのぞくように仕向けた妹の運命は。サルの手に少女が願ったことは。大叔母だという女の不潔な家に引き取られた少女が屋根裏で見たものは。ノスタルジー漂うゴーストストーリーの傑作。

ユーザーレビュー

  • ぼくが死んだ日

    Posted by ブクログ

    通勤時に丁度いい文庫だと思った。

    「みんなの話を聞いて」 忘れられた墓地で 十代の十人の子どもたちが語る 彼らの生きた証から死ぬ瞬間までの物語。

    十人の子ども達が話す物語の中で私が特に心に残ったのは「ジーナ」の話。

    シカゴの名前はないが固い絆で結ばれた地域で「うそつき」呼ばわりされているジーナ。しかし、ジーナはぱっと浮かんでくる物語を語っているだけ。そんなジーナは転校生のアントニーと出会い、本当の嘘つきというものを知る。

    ヤングアダルト小説といっても奇想天外な死のストーリーの数々に引きづりこまれページをめくるうちにいつの間にか駅を乗り越してしまう危険性があります。

    0
    2017年11月10日
  • ぼくが死んだ日

    Posted by ブクログ

    夜中車を飛ばしてた少年マイク。
    偶然道で拾ったメアリアンに導かれ彼が辿り着いたのは、十代の子供ばかりが眠る忘れ去られた墓地。
    マイクはそこで幽霊となった子供たちが語る死に際に耳を傾ける事に……

    ジュブナイルなテイストのゴーストストーリー。文章は読みやすく茶目っけがきいている。
    一遍ごとに語り手が交代する連作短編集で、語り手の生前の境遇は勿論のこと時代背景や舞台設定なども各自異なっており、人喰いモンスターが巻き起こす騒動に兄妹が巻き込まれるB級パニックものから精神疾患の少年のグロテスクな妄想を扱ったサイコホラー、確執を抱く正反対の双子の姉妹が不思議な鏡に翻弄されるゴシックホラーまで、多彩な趣向で楽しませてくれる。
    幽霊や悪魔など超自然的なモノから人の心の闇を扱った話までよりどりみどり。「猿の手」や「黄色い壁紙」など、古典をオマージュした話をさりげなくもぐりこませる演出も憎い。

    既に死んだ子供たちが忘れられた墓地で話す物語というシチュエーションは、好きな人にはぐっとくるのでは?
    子供たちが死んだ年代は100年程遡る昔から2012年の現代まで多岐に渡り、彼らの語り口からその時代ごとの価値観が透けるのも興味深い。
    ド直球のホラーではなく、子供たちのユーモラスな語り口やコミカルな日常のエピソードにくすっとしたあと背筋がぞくっとするような感じ。
    昔NHKで放送していた「グースハンプス」を思い出した。

    ほぼ傍観者に徹するマイクの存在に疑問を呈す向きもあるが、そも彼という一夜限りの「聞き手」が存在しなければ「語り手」も存在しえないので、物語を成立させる重大な要素だと思った。
    生きた聞き手を得て初めて物語は完結し、過去にスポットライトがあたるのだ。

    0
    2017年08月24日
  • ぼくが死んだ日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    怖い。ホラーは読みやすいほどに怖いと思うのだけど、作者は児童向けの物語も書いていると知ってなるほどなーと思いました。
    ラストでスコットが綺麗にまとめた感あるけど、エドガーだけは…モンスターはどっちかっていうと…
    あ、マイク死ななくて良かったね!

    0
    2017年05月28日
  • ぼくが死んだ日

    Posted by ブクログ

    子供たちが埋葬されている墓地に迷い込んだ少年に、幽霊たちが自分が死んだ日のことを語って聞かせるという形式の連作短編。

    全ての話で最後に語り手が亡くなるので、明るい作品ではないけれど、サスペンス、ホラー、SF、幻想などいろいろなタイプの話があって、それぞれ舞台になる年代も異なっていて、面白く読むことができました。

    特に面白かったのは火事の話、葬儀屋の話、サルの手の話あたり。とりわけ火事の話はラストの後味の悪さも含めてものすごく印象に残りました。

    0
    2026年07月05日
  • ぼくが死んだ日

    Posted by ブクログ

    想像してたより展開が呪いの様なものだったりSFチックなものが出てきて、良い意味で裏切られた感。その中にも人間が1番怖い的なゾッとするお話もあったり……。
    少年少女1人ずつ死んでしまうまでのストーリーが展開されるのですが、中だるみせず最後まで一気に読み切っちゃいました。

    0
    2025年06月05日

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