志村五郎の作品一覧
「志村五郎」の「数学で何が重要か」「数学をいかに教えるか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「志村五郎」の「数学で何が重要か」「数学をいかに教えるか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
数学において、二つの分類がある。それは、「はじまりの数学」と「おわりの数学」である。志村五郎さんは完全に「はじまりの数学」が好きであるようである。有限単純群の分類やパンルヴェ方程式の分類やエキゾチック球面の分類などは、それから先が続かない、応用されない、という意味であまりよろしくないようなのである。私のように鑑賞するだけなら、どちらも美しく感じるのだが、現場の数学屋として頑張っている人間から見る風景は、また違ったように見えるのであろう。
蛇足だが、哲学でも、「はじまりの哲学」と「おわりの哲学」がある。前者は永井均・青山拓央路線であり、後者はヘーゲル・ハイデガー路線である。