作品一覧

  • 数学の好きな人のために ──続・数学をいかに使うか
    5.0
    1巻990円 (税込)
    数学好きの読者に贈る“使える数学”第2巻。前著『数学をいかに使うか』を読んでいなくても楽しめる。非ユークリッド幾何学、リー群のほかド・ラームの定理、p‐進体とハッセの原理など話題多数。有用さという視点から数学の広い世界を展望できる得難い入門書。書き下ろし文庫オリジナル。
  • 中国説話文学とその背景
    -
    1巻1,320円 (税込)
    「私のこの書は私の心を惹かれた中国古典の説話、随筆、短篇小説、歴史の断片などを蒐集して、私の得た新鮮な驚き、感動、あるいは哄笑などを多くの人と頒ち合いたいために書かれたものである」(本書「あとがき」より)。世界的数学者が、その本業の傍ら、永い年月をかけこつこつと集め、訳し、解説を施した“私の「収集展示館」”。原作者の意図や歴史的背景に迫る記述は、随所に新発見、新説、新釈が見られ、新鮮で奥深く、かつ滋味あふれる中国説話文学への誘いとなっている。書き下し文庫オリジナル。
  • 数学をいかに教えるか
    3.5
    1巻990円 (税込)
    日米両国で長年教えてきた著者が日本の教育を斬る。掛け算の順序、悪い証明と間違えやすい公式のことから外国語の教え方まで。文庫オリジナル書き下ろし第4巻。
  • 数学で何が重要か
    -
    1巻990円 (税込)
    数学愛好家のための書き下ろし第3巻。代数的整数論で何が重要か、2次形式の理論、強近似定理や数学オリンピック、外国数学者達との交流のことなど。巻末に前著への附録を付す。
  • 数学をいかに使うか
    4.3
    1巻990円 (税込)
    歴史的な発展を念頭に置きつつ、“どう使うか”という立場から書かれた入門書。在来の教科書が教えてくれない有用な定理や考え方を多数紹介。書き下ろし文庫オリジナル。
  • 鳥のように
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    『記憶の切繪図』の続編。伝説の数学者が心に浮ぶままに綴った、交流のあった数学者のエピソード、数学教育、数学者の喜びと悲しみ。
  • 数学の好きな人のために ──続・数学をいかに使うか

    Posted by ブクログ

    数学において、二つの分類がある。それは、「はじまりの数学」と「おわりの数学」である。志村五郎さんは完全に「はじまりの数学」が好きであるようである。有限単純群の分類やパンルヴェ方程式の分類やエキゾチック球面の分類などは、それから先が続かない、応用されない、という意味であまりよろしくないようなのである。私のように鑑賞するだけなら、どちらも美しく感じるのだが、現場の数学屋として頑張っている人間から見る風景は、また違ったように見えるのであろう。

    蛇足だが、哲学でも、「はじまりの哲学」と「おわりの哲学」がある。前者は永井均・青山拓央路線であり、後者はヘーゲル・ハイデガー路線である。

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    2019年04月19日
  • 数学の好きな人のために ──続・数学をいかに使うか

    Posted by ブクログ

    教科書や大衆向けの数学本では知ることのできない、数学の分野同士のつながりや応用を知ることができる本だと思います。

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    2014年11月08日
  • 数学をいかに使うか

    Posted by ブクログ

    Hermite行列、四元数、楕円関数、Lebesgue積分など、数学科の人間以外はあまり学ばないことや、講義では省略されがちなことを中心に話を展開していく。Riemann積分が可能となる条件のような、あまり細かい議論を証明することに時間を使わず、使える数学を広く知っておくべきだという考えの元に、代数・解析を広く取り扱う。

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    2014年11月08日
  • 数学をいかに教えるか

    Posted by ブクログ

    Wikipediaによると、志村五郎さんは昨年89才でお亡くなりになったとのこと。付録2には何度か闘病生活もされたとのことが書かれていて、なおさら、ショックを隠し切れない。

    最初の方はエッセイ風で軽く読めた。後半、数学の内容が専門的になると、読むのに苦労したが、興味深く読めた。ζ関数についても書かれていた。

    数学は自由にやっていくものであるというメッセージが印象に残った。誰かに言われてするものでもないし、今の流行にあわせてするものでもないことである。

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    2020年03月14日
  • 鳥のように

    Posted by ブクログ

    数学の先生の、フェルマーの最終定理とかになんか言ってる先生の、プリンストン大学へ関係してゐる先生の、数学者の、あっちの先達は偉いけど~、とかも言ってゐる先生の、自伝といふかエッセイ。
     丸山眞男先生に対して、漢詩関係の、ソレを勉強してる人的に普通のタームをぶつけてみたら黙ってたとか、春秋に関して知らないっぽいとか、ボロクソ。
     丸山先生は、朝鮮戦争についてさう言ふ観点だったのか―
     1950年代に数学の先生方関係で天皇制がどういふ見方をされたか、書いてあって面白い。
     リーダビリティが結構なので、さくさく読める。

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    2019年05月29日

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