【感想・ネタバレ】数学をいかに教えるかのレビュー

あらすじ

日米両国で長年教えてきた著者が日本の教育を斬る。掛け算の順序、悪い証明と間違えやすい公式のことから外国語の教え方まで。文庫オリジナル書き下ろし第4巻。

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Posted by ブクログ

Wikipediaによると、志村五郎さんは昨年89才でお亡くなりになったとのこと。付録2には何度か闘病生活もされたとのことが書かれていて、なおさら、ショックを隠し切れない。

最初の方はエッセイ風で軽く読めた。後半、数学の内容が専門的になると、読むのに苦労したが、興味深く読めた。ζ関数についても書かれていた。

数学は自由にやっていくものであるというメッセージが印象に残った。誰かに言われてするものでもないし、今の流行にあわせてするものでもないことである。

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2020年03月14日

Posted by ブクログ

小学校の算数教育における掛け算の順序をめぐるコメントで有名になった一冊。ほんと数学的には3x5も5x3も正しいのに。

著者は1930年生まれ。非常に頑固な文体で、さまざまな人物・世相をぶったぎり。共感するかどうかは別にして痛快。

外来語のカタカタ表記にも厳しいが、これはあまり賛同できず。カタカナはもう別の言葉としてとらえてしまえば良いのでは。例えばTicketを明治時代?にはテケツと表記したと思うが、音声上はチケットよりもテケツの方が圧倒的に正しいが、今の世の中、テケツと書かれても困るし。

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2017年08月11日

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