【感想・ネタバレ】数学の好きな人のために ──続・数学をいかに使うかのレビュー

あらすじ

数学好きの読者に贈る“使える数学”第2巻。前著『数学をいかに使うか』を読んでいなくても楽しめる。非ユークリッド幾何学、リー群のほかド・ラームの定理、p‐進体とハッセの原理など話題多数。有用さという視点から数学の広い世界を展望できる得難い入門書。書き下ろし文庫オリジナル。

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Posted by ブクログ

数学において、二つの分類がある。それは、「はじまりの数学」と「おわりの数学」である。志村五郎さんは完全に「はじまりの数学」が好きであるようである。有限単純群の分類やパンルヴェ方程式の分類やエキゾチック球面の分類などは、それから先が続かない、応用されない、という意味であまりよろしくないようなのである。私のように鑑賞するだけなら、どちらも美しく感じるのだが、現場の数学屋として頑張っている人間から見る風景は、また違ったように見えるのであろう。

蛇足だが、哲学でも、「はじまりの哲学」と「おわりの哲学」がある。前者は永井均・青山拓央路線であり、後者はヘーゲル・ハイデガー路線である。

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2019年04月19日

Posted by ブクログ

教科書や大衆向けの数学本では知ることのできない、数学の分野同士のつながりや応用を知ることができる本だと思います。

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2014年11月08日

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