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  • 父、坂井三郎 「大空のサムライ」が娘に遺した生き方
    4.3
    生きるためには「負けない」ことだ、失ったものにこだわっていないで残されたものを守れ――常在戦場を貫いた坂井三郎の「生きる術」は「うちの決まり」となって戦後も生き続けた。撃てないピストルはただの鉄くずだ、「前後左右上下」を確認しろ、必要な嘘もある、基本に忠実なだけでは死ぬぞ、ホールインワンは本気で狙え。娘には懐剣を与え、笑顔で「行ってらっしゃい」を何より重んじた。愛情と気迫に満ちた坂井三郎が今、蘇る。
  • 地方自治に生きる-宮澤弘回顧録-
    4.0
    1巻1,386円 (税込)
    旧内務省に入省し、自治省官房長・行政局長・自治事務次官を歴任、退官後は広島県知事・参議院議員として行政に携わった、残された数少ない真の行政官・宮澤弘氏の回顧録。本書の内容は、著者個人の歴史であると共に、内務省・自治省(現在の総務省)の歴史でもあり、地方自治発展の歴史でもある。

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  • 地名で読む江戸の町
    4.3
    1巻679円 (税込)
    小石川、門前仲町、八丁堀、さらに寅さんの柴又、遊郭の吉原……。地名の由来を探れば、過去の社会制度や事件、人々の生活が身近に見えてくる。本書は、地名をもとに江戸の歴史と町へ接近(アプローチ)。第1部では、幕府の都市づくり政策を概観する。寺社、町人地、鷹場はいかにして造られたか。さらに「大江戸」「江戸っ子」の呼称成立の背景や、消えた地名についても言及。第2部では、江戸とその周辺を機能・地域別に九つに分類し、50の地名の具体的歴史を探訪する。すなわち、[1]幕府が造った町(丸の内・高田馬場)、[2]武家地(有楽町・御茶の水)、[3]寺社地(浅草)、[4]町人地(両国・蔵前)、[5]水辺の町(佃島・築地)、[6]交通の要所(日本橋・新宿)、[7]遊び場(猿若町・飛鳥山)、[8]武蔵野(練馬・小金井)、[9]東の郊外(柴又・小松川)などというように。市町村合併による地名改変が盛んな昨今、貴重な文化遺産としての地名を再認識できる本である。

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  • 茶箱広重
    5.0
    ▼第1話/茶箱広重▼第2話/縦走路▼第3話/黒まんとの死▼第4話/俺が愛した女▼第5話/陽炎街▼第6話/ほっぺたの時間▼第7話/水茎 ●あらすじ/安政5年、「東海道五十三次」で有名な浮世絵師・一立斎広重(安藤広重)が亡くなった。後を継ぎ、二代目広重となったのは、弟子の重宣(しげのぶ。本名・鎮平)。広重の名を汚さないよう懸命に努力する重宣だが、先代の妻だったお崑、わずか13歳で政略結婚させられたおかや、弟弟子・寅吉らとの間に生じる複雑な人間関係に翻弄される。やがて寅吉は独立し、実際は三代目であるにもかかわらず「二代目広重」を名乗り、生涯それを通した。一方重宣は世人から「茶箱広重」と呼ばれるようになる…(第1話)。 ●本巻の特徴/残された資料も極めて少ない、「茶箱広重」と呼ばれた幻の浮世絵師・二代目広重。不遇な晩年を送ったが、西欧の印象派の画家たちにも大きな影響を与えた彼の人生を丹念に描いた表題作の他、遭難死した山岳部員の死因を推理する「縦走路」、炭鉱夫と芸者の賭けと愛を描いた「俺が愛した女」、5歳と2歳の男の子兄弟と母親の母子家庭の物語「ほっぺたの時間」、「南総里美八犬伝」で有名な江戸時代の戯作者・滝沢馬琴と、彼を支えた周囲の人々を描いた「水茎」など、力作7編を収録した、寡作で知られる一ノ関圭の中・短編集。▼初出「茶箱広重」81年/「縦走路」77年/「黒まんとの死」76年/「俺が愛した女」76年/「陽炎街」79年/「ほっぺたの時間」86年/「水茎」82年 ●その他のデータ/巻末に浮世絵研究家としても知られる作家・高橋克彦氏によるエッセイ「一読驚嘆」を収録。
  • 「茶柱が立った」と聞いて、江戸の旦那は腰を抜かす 言葉で読み解く日本の歴史と庶民の暮らし
    4.0
    普段、何気なく使っている言葉。しかし、その語源は驚くほど古いものだったりする。「ウケる」はなんと平安時代から使われていて、そもそもは「有卦(うけ)に入(い)る」(運気上昇)、「男がすたる」は武士であることを「捨てた」が転じたもの、「夜這い」は男女が「呼び合う」からで、夜に這って忍び込むからではない。「商人(あきんど)」は、実りの秋に売買をすることから、「秋の人(あきんど)」に由来する。「にやける」は室町時代の言葉で、「にゃけ(若気)」という、「男色の相手となった少年」が語源で、そもそもは「男が女のような色っぽいしぐさをする」ことだった。他にも、下戸、かたぎ、けなげ、内緒、たかを括る、老舗、ごまかす、尻馬に乗る、泥仕合、やんちゃ、スケベ……等々、154の言葉のルーツと、歴史的なおもしろエピソードが満載! 歴史ファンにも日本語ファンにもおすすめの1冊。

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  • 中国・韓国が死んでも教えない近現代史
    3.8
    「正しい歴史認識」を振りかざし、常に日本に対し反省を求め続ける中国と韓国。だがそれらは両国の独善と捏造に満ちていた。日韓併合から中国侵略まで、不当に貶められてきた日本の過去を再点検し、歴史の真実を明らかにする!
  • 中国・韓国との新・歴史戦に勝つ!
    4.0
    アジア太平洋地域に脅威を与え続ける覇権主義国家・中国。そして、その中国にすり寄り、小中華思想をもって日本を貶め続ける事大主義国家・韓国。「反日」の名のもとに結束する彼らの精神文化は、何に根ざし、どのように醸成されてきたのか。戦後70年を迎えたいま、米国主導の敗戦国意識を植え付けられたままの日本と、そこへ付け込む中韓両国の関係を過去から現在に至るまで正しく分析。日本は両国からの「謂れなき妄動」をいかに払しょくし、歴史戦に打ち克つべきか。バブル崩壊の際にいる中国、日米と中国の狭間で右往左往する韓国……その現状を的確にふまえながら、日本人として備えなければならない意識を説く。
  • 「忠臣蔵」の決算書
    4.1
    吉良邸討ち入りに費やされた軍資金は「約七百両」──武器購入費から潜伏中の会議費、住居費、飲食費に至るまで、大石内蔵助は、その使途の詳細を記した会計帳簿を遺していた。上野介の首を狙う赤穂浪士の行動を金銭面から裏付ける稀有な記録。それは、浪士たちの揺れる心の動きまでをも、数字によって雄弁に物語っていた。歴史的大事件の深層を一級史料から読み解く。「決算書」=史料『預置候金銀請払帳』を全文載録。

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  • 中世の村のかたちと暮らし
    値引きあり
    -
    中世の村ではどんな生活が営まれていたか。地形・景観・暮らしをキーワードに、考古学・環境史・民俗学も視野に入れつつ、中世社会を立体的に復原。古代から近世への移行を、中世の庶民生活から描き出す。
  • 朝鮮王公族―帝国日本の準皇族
    4.3
    1910年8月、日本は大韓帝国を併合した。最大の懸案だった皇帝一族の処遇については、王族・公族の身分を華族より上に新設し、解決を図った。1945年8月の敗戦まで、男子は軍務に就くなど、皇族同様の義務と役割を担う。異民族ながら「準皇族」扱いされた彼らの思いは複雑であり、日本に忠誠を尽くす者、独立運動に関与する者など多様であった。本書は、帝国日本に翻弄された26人の王公族の全貌を明らかにする。
  • 「超」入門 学問のすすめ
    3.9
    明治維新を成功に導いた革命の書『学問のすすめ』を、閉塞感漂う現代日本の問題と重ねながら、個と国家の変革プロセスを23のポイントから解き明かす。なぜ今の日本には変革(維新)が起きないのか?かつて起こった変革の構造を現代日本に再起動し、今後の日本と日本人の進むべき道を示すサバイバル書。
  • 蝶のみちゆき
    完結
    4.5
    全1巻1,018円 (税込)
    「ごめんね 寂しか思いさせて……大丈夫 そうそう長くは待たせんけん……」 遠く響く三味線に異国の言葉が混じり合う長崎丸山。 絶世の花魁と重い病を抱えた一人の男の過去が、 やがて密やかな“愛と死”の物語を紡ぎ始める…… “世界”がいち早く評価した孤高の俊才・高浜寛が、長崎丸山に生きる遊女の「切なすぎる純愛」を洗練を極めた筆致で描く。国内の漫画家、海外のバンド・デシネ作家、映像作家など、ジャンルや国籍を問わず多くのアーティストたちから熱い注目を集める傑作!! <世界の巨匠たちが絶賛!!> 今、最も読まれるべき漫画がここにある。知っているようで知らない時代、美しき遊女のお話。なんとも気負いのない絵と語りのうまさが際立つ――心が揺れる。高浜寛の物語表現は描く度に高まってゆく。 (谷口ジロー/フランス芸術文化勲章受章作家) 本作『蝶のみちゆき』の少なからぬ魅力はヒロイン・几帳が湛える穏やかな悲しみにあり、読む者を幕末・明治の遊女の世界へと導く官能と情緒にある。私たちは初期作品からずっと高浜寛の繊細な仕事に注目してきたが、彼女はこの作品により世界的コミック作家の最高峰へ至る新境地を切り拓いたようだ。 (ブノワ・ペータース&フランソワ・スクイテン/アングレーム国際漫画祭大賞・文化庁メディア芸術祭大賞『闇の国々』著者)
  • 超訳百人一首 うた恋い。【異聞】 うた変。
    3.8
    5~7巻1,045~1,430円 (税込)
    取扱注意! 抱腹絶倒、手加減なし! 著者本人による、『うた恋い。』超スピンオフ! 下ネタ、パロティに嫌悪感がある方、『うた恋い。』本編の雅なイメージを壊されたくない方は、決してお読みにならないでください。大量描きおろしにくわえて、数量限定で発売されるや、またたくまに完売した幻の『公式個人誌 うた変。』も完全収録!
  • [超訳]老子 心が安らぐ150の言葉
    4.5
    もっと愉しく、もっとゆったりと、もっと自由に生きていい――。『論語』と共に中国の2大古典と並び称される『老子』。約2500年前の書物であることから、“抽象的で難解”と思い、手が出せないという人も多いのでは?本書では、『老子』の中からいまこそ現代社会に伝えたい言葉を厳選し、誰でもラクラク読めるようエッセンスだけを解説。「無駄な欲望を捨てる」「成功も失敗も気にしない」「小賢しい知恵を捨てる」「容易なことでも真剣に」「自分以外はみんな先生」など、いま日本人が忘れかけている“道教思想”がここにある。心がホッとする不朽の名著をかつてないやさしさで読む!

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  • ちょっと江戸まで 1巻
    完結
    4.1
    全6巻528円 (税込)
    ここは、江戸開府405年後の江戸時代――。大身旗本にして江戸町奉行の貴晄は、父の今際の言葉からもう一人の弟妹の存在を知る。腹心・正成を使いに出し、出会った子供・そうびは幼少の貴晄そっくり!!正成の誘いで江戸へやってきたそうびは一体どうなる!?(このコミックスには「【プチララ】ちょっと江戸まで story01~05」の内容を収録しています。)
  • 千夜の茶屋
    完結
    -
    江戸時代ってこんなに色に溢れていたんだ……代表作『ハートカクテル』にはじまり、近年では『北のライオン』、『アンを抱きしめて 村岡花子物語』など……その独自の色彩感覚で確固たる地位を築いた、わたせせいぞうが全編カラーで描いた江戸の美味しい歳時記!! [お品書き] 第一話 つくしご飯 第二話 妻迎え舟 第三話 軍鶏鍋 第四話 桜の宴 第五話 歓声一万両 第六話 いつかどこかで 第七話 一富士二鷹… 第八話 上がり藤 下がり藤 第九話 朝顔の一夕 第十話 越後塩引鮭 第十一話 めで鮒 第十二話 ほんのひと切れ 第十三話 瓜に惚れた清吉 第十四話 のっぺい汁 第十五話 七草粥 第十六話 一件落着 目出たい
  • 散り椿
    4.4
    かつて一刀流道場四天王の一人と謳われた瓜生新兵衛が帰郷。おりしも扇野藩では藩主代替りを巡り側用人と家老の対立が先鋭化。新兵衛の帰郷は藩内の秘密を白日のもとに晒そうとしていた――傑作長編時代小説!
  • ちるらん 新撰組鎮魂歌 1巻
    完結
    4.2
    己の強さを求め、ただ闇雲に道場破りを繰り返す、若き日の土方歳三。そんな時、天然理心流・試衛館の近藤勇に挑み、敗北を喫す。土方は雪辱を誓い、試衛館の門を叩いた。最も強く、最も熱い新撰組が今始まる!!
  • つい誰かに話したくなる日本史雑学 すごい人物ばかり・篇
    4.0
    ミリオンセラー『つい誰かに話したくなる雑学の本』に続く歴史雑学・人物篇!! うぬぼれピカいち紫式部、手紙魔秀吉、93回も引っ越しした葛飾北斎、気まぐれ人事で大ひんしゅくの徳川将軍、じつはヒラメ顔だった沖田総司、写真ぎらいの西郷ドン、ゴマスリ専門大久保利通、根っからの娼婦好き永井荷風、都々逸の名人だった高杉晋作、借金好きの石川啄木、元祖ストーカー国木田独歩などなど、歴史を彩った人々の知られざる素顔と逸話!!
  • 月の輝く夜に
    完結
    4.0
    十七歳の貴志子は親子ほどにも歳の違う恋人・有実から彼の娘・晃子を預かって欲しいと頼まれて!? 「なんて素敵にジャパネスク」のコンビが贈る、儚く美しい平安絵巻!
  • 創られた英雄 ヤマトタケルの正体
    3.0
    景行天皇の皇子で、熊襲を討ち、後に東国を鎮定したといわれる古代史の英雄「ヤマトタケル(日本武尊、倭建命)」。古代史ファンならずとも、その名を知らぬ者はいないだろう。しかし、冷静にこの人物の足跡をたどっていくと、じつに多くの疑問に行き着く。たとえ『日本書紀』の編者が天皇家の歴史を輝かしくさせる意図が働いていたとしてでもある。知られざるヤマトタケルの実像に迫る、渾身の一冊。

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  • つなよしくん 1巻
    値引きあり
    -
    全5巻330円 (税込)
    世は元禄、お江戸時代真っただ中。欲のかたまりのような町人文化が栄え、産業が花開くなか、時代おくれた封建制度はムリがたたり、幕府はかたむきかけていた。そしてその天下を治めていた五代目つなよし徳川。このイヌ年に生まれた将軍様は、無類のイヌ好きであった。
  • つらつらわらじ(1)
    完結
    4.0
    時は寛政、江戸も半ばを過ぎた頃、「備前蜂」の紋を掲げた岡山藩熊田家藩主・治隆(はるたか)は、家臣と人足たち数百人を引き連れて、参勤の旅に出た。行列には、治隆を疎んじる幕府老中・松平定信(まつだいら・さだのぶ)の密偵も紛れ込む。江戸までの道のりは、その距離以上に長く、波乱で満ちていた。
  • 『帝都復興史』を読む
    3.0
    後藤新平がさっと広げた復興事業の大風呂敷に、「コノサイ」ですからと湧き上がった大衆の肉声――。関東大震災による壊滅から昭和天皇が臨席し祝賀した「帝都復興祭」まで、政治家や財界人が繰り広げた暗闘、各界各層の百家争鳴ぶりなど、六年半の日々を三千四百頁に及ぶ奇書『帝都復興史』をネタに、生き生きと甦らせる。

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  • 「適塾」の研究 なぜ逸材が輩出したのか
    5.0
    大村益次郎、橋本左内、福沢諭吉、大鳥圭介…、幕末、緒方洪庵が大坂に開いた「適塾」は、吉田松陰の松下村塾をしのぐほどの数多くの逸材を輩出した。俗に「適塾山脈」とも呼ばれるそれらの人材は、実に多彩であり、それぞれが多方面で、近代日本の確立に大きな役割を果している。彼らは、「適塾」で、いったい何を、どのように学んだのか、そして「適塾」は彼らをどのように育てたのか。「適塾」の人材開発の秘密と、若き塾生たちの情熱と苦闘を描いた注目の書。
  • 鉄道技術の日本史 SLから、電車、超電導リニアまで
    4.3
    イギリスの指導のもと、明治の初めに産声を上げた日本の鉄道。山がちな国土に狭軌という悪条件を克服する過程で、高速性、快適性、安全性を向上させ、1964年の東海道新幹線開業によってついに世界トップの水準に躍り出た。日本は現在、超電導リニアの技術で諸外国をリードし、かつて指導を受けたイギリスに高速電車網を構築している。本書では、明治から平成まで、多岐にわたる鉄道技術の進歩に光を当てる。
  • てとくち 1
    完結
    3.8
    時は江戸時代──。訳あって便利屋稼業を営む女剣士の里江と、商いはからきしだが、おしゃべりだけはめっぽう上手い周助がひょんなことからコンビを結成!? 八百八町に蔓延る悪事は、この二人にお任せあれ! 空前絶後の人情時代活劇、ついに開幕!!
  • 手掘り日本史
    3.5
    日本人の底の底には無思想という思想、簡単に言ってしまうと美意識があるのではないかと思う――日本人が初めて持った歴史観、庶民の風土、「手ざわり」感覚で受け止める伝統的美人、義経という人気者、幕末三百藩の自然人格。歴史小説に新しい地平を開いた国民的作家が、、自らの発想の原点を解き明かす。評論家、江藤文夫による司馬への聞き書きに、さらに司馬自身が手を加えて完成した、対談ともインタビューともエッセイともひと味違う、不思議な読み応えの一冊。司馬文学を読み解くための良質なサブテキストともなっている。
  • テロルの系譜
    完結
    -
    明治初期、西郷隆盛は城山で自決。巨星堕ちるの報は、東京にいる参議・大久保利通のもとへと届いた。大久保は「西郷は薩摩を手にしたが、自分は日本全国を手に入れた」と豪語するも、その後わずか6名の西郷心酔者により暗殺されることとなる。明治、大正、昭和……激動の時代を背景に描く暗殺者群像。
  • 天涯の武士 1巻
    完結
    -
    幕末動乱期の日本――開国したばかりのこの国でただ“日本”のためのみを想い、奔走するサムライの姿があった。大きな時代のうねりの中で、身分や立場を越え、私心なき幕臣として清廉なる信念を貫いた、小栗上野介忠順の物語!!
  • 天気晴朗ナレドモ浪高シ 日露戦争の実相を読み解く
    -
    故司馬遼太郎氏の歴史的名著『坂の上の雲』の愛読者は多い。しかし、その中で描写された戦場や兵器、また戦闘の具体的な様相など、小説の背景となった日露戦争自体を全体的にとらえられている人は意外なほど少ないのが実情だ。そこで本書では、地図や表、写真を駆使し、これらすべての事柄、事件の推移を解説。「多くの日本兵が斃れた二〇三高地とはどのような場所だったのか」「旅順要塞をめぐる戦いにはどれだけの兵力と戦力が投入されたのか」「日本海海戦で活躍した艦船はどのような規模のものだったのか」など、『坂の上の雲』の副読本としての立場を担うものである。また、これまであまり知られていなかった、戦争にまつわる数々のエピソードも紹介。国の行方を想い、時に迷い、時に失敗を重ねながら、それでも雄々しく祖国を動かしていこうとした彼らの清廉かつ逞しい生き様は、何となく生き消沈し、疲れ果てている現代日本人を大きく勇気づけるだろう。
  • 天智と天武-新説・日本書紀- 1
    完結
    4.3
    正義の味方コンビ・中大兄皇子と中臣鎌足が、大悪人の蘇我入鹿を成敗して成し遂げた政治改革を「大化の改新」と言う。日本古代史上、最大級の暗殺事件だ。明治17年、美術研究家アーネスト・フェノロサと岡倉天心は奈良の法隆寺・夢殿の中にある謎の仏像を見ようとした。その仏像は「救世観音」と呼ばれ、聖徳太子をモデルにしたとされる。ところが白布でぐるぐる巻きにされて1200年以上も封印され、誰も見ることができない。おまけに、その仏像を見ようとすると天変地異が起こるという伝承まで残されていたのだ。ふたりが夢殿の扉を開こうとすると、恐怖に駆られた僧達が逃げ出すほど。しかも仏像を調べると、後頭部に釘が打ち込んであった!!ありがたき聖徳太子の化身を、なぜ人目に触れぬよう封印し、釘を打ち込み、絶対秘仏とせねばならなかったのか?まるで、その祟りを恐れているかのようである。ここで日本古代史上、最大の暗殺事件の犠牲者が浮かび上がってくる。「大化の改新」の真相は、中大兄皇子(天智天皇)と、父親を殺された大海人皇子(天武天皇)との、壮絶な兄弟喧嘩の号砲だったのだ……!!
  • 天そぞろ 1
    完結
    4.7
    安政七年(1860年)、黒船来航から8年後の江戸。 売れない浮世絵師の源吾は千里眼を持つという 謎の女・楓と出会って、ある絵の執筆を依頼される… 彼女が描いて欲しいというのは、幕末を揺るがす大事件 「桜田門外の変」であった! 彼女の目的とは一体なんなのか!? 『サクラ大戦』シリーズシナリオ・あかほり悟氏(本作では“悟”名義)が原作、 『このSを、見よ!』北崎拓氏が漫画という実力派が初タッグを組んで、 さらに“お江戸ル”堀口茉純氏の協力という最強布陣で贈る 現代と江戸時代の時空を超える大河ドラマ! 己の内から湧き上がる力の向けどころを 探している“そぞろもん”の主人公・源吾と 江戸の人々から“天女”と呼ばれるヒロイン・楓… ふたりの魅力あふれるキャラクターと、 当時最大のメディアだった浮世絵をモチーフに繰り広げられる、 先の読めない緊迫感溢れるストーリー!  見所満載の力作をぜひご一読ください。
  • 天皇たちの孤独 玉座から見た王朝時代
    3.6
    平安中期、王朝文化の中心にある天皇は幸福な日々を送っていたと思われていた。だが、権力者への追従に大騒ぎをする貴族にのけ者にされ……。王朝の意外な世界を当時の日記で浮き彫りにする。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 天皇と原爆
    4.0
    日米開戦はなぜ起ったのか? それは建国以来、西へと膨脹する覇権主義のキリスト教国アメリカと、天皇信仰の日本がぶつかり合う宗教戦争だった。原爆投下という恐るべき行為も、「サタンの国」日本を叩き潰そうという宗教的動機があったからこそ可能だったのだ。日本を悪者にする左翼似非(えせ)史観を糾弾し、日米両国を世界史の中に位置づけて大東亜戦争の「真実」に迫る、衝撃の論考。
  • 天皇になろうとした将軍 それからの太平記 足利義満のミステリー
    4.6
    足利義満の秘められた野望を明らかにする なぜ戦乱記を「太平」記と記したのだろうか? 後醍醐天皇の「遺言」に秘められたこととは。金閣寺に塗り込められた足利義満の「野心」。金閣「寺」の命名に秘められた義満「暗殺」の真相。義満暗殺の「実行犯」と「大文字焼き」の秘密…。日本史上かつてないほどの戦乱の世、下克上はびこる南北朝の時代とは現代の写し絵ではないか。“目からウロコ”の井沢流、歴史謎解きの冴えが光る。

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  • 天皇の影法師
    3.6
    大正十五年十二月十五日未明、天皇崩御。その朝、東京日日新聞は新元号は「光文」と報じた……。世紀の誤報事件の顛末。歴代天皇の柩を担いできた八瀬童子とは? 最晩年の森鴎外はなぜ「元号考」に執念を燃やしたのか? 天皇というシステムに独自の切り口と徹底取材で迫る。

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  • 天保桃色水滸伝 (1)
    完結
    3.7
    全4巻660~715円 (税込)
    武士を隠居して絵師となった杉孫六は、亡き息子の妻・加津を伴いえちごから江戸へ出てきた。義理の親子であるこの二人は、色々あって男女の仲に―― さらに長屋の住人らも加わって、淫らな欲望の糸が複雑に絡まっていく……!!
  • 天武天皇の企て 壬申の乱で解く日本書紀
    -
    天智天皇没後、その後継をめぐって起きた古代最大の内乱、壬申の乱。これに勝利して皇位についた天武天皇は、『日本書紀』巻第28の「壬申紀」をどう描かせたか。皇位継承の正当を謳うために仕組まれた虚構を解く。
  • 天文学者たちの江戸時代 ──暦・宇宙観の大転換
    3.3
    「日本の天文学」の大転換は、江戸時代に起こった。日本独自の暦を初めて作った渋川春海、西洋天文学の導入を目指した徳川吉宗と麻田剛立、全国の測量で名を馳せた伊能忠敬、地動説に取り組んだ理論家の高橋至時、「機械おたく」の商人の間重富、シーボルト事件で獄死した悲運の秀才高橋景保……。先行するヨーロッパや中国の知識と格闘し、暦と宇宙の研究に情熱を燃やした江戸時代の天文学者たちの人生と思索をたどると、日本の宇宙観の変遷が見えてくる!
  • 「伝説」はなぜ生まれたか
    値引きあり
    3.0
    能登の洞窟にひそむ猿鬼、戸隠の山に棲む九頭龍、琵琶に宿る精霊……。物語ることの意味を解きあかす神話学を背景に、日本人が愛する伝説を読み直し、民衆の心性と歴史、王権と人身御供の秘密にせまる画期的伝承論!
  • 東京お侍ランド 1
    完結
    3.7
    ▼武士道地に堕ちたり▼クイズお侍さんに聞きました▼戦国ブログ合戦▼嗚呼@忠臣蔵.com▼戦国プラザ キャスモ(Castle Mole)▼千利休 リキュバ遺文▼剣豪がガイド 巌流島プレイスポット▼モンスター足軽現る▼一休デジタル噺▼江戸本所ゴミ屋敷騒動▼舌でとろける生名刀▼さよなら乙型駕籠▼元禄地デジの改革▼世界をつかもう、お侍ジャパン▼そのブルーレイ、江戸時代じゃもったいないよ▼給付金ほどこし侍▼今何故戦国ブームなのか?▼マスコット武将、被り物の変▼某、草食系に非ず▼武士は食わねどダイエット ●本巻の特徴/ようこそ夢の国“東京お侍ランド”へ! ケータイコミックサイト「モバMAN」で大好評配信中のお侍4コマ、オールカラーで単行本化!!
  • 東京裁判の全貌
    3.7
    現代に至るまでの日本人の戦争観と歴史意識の原点にもなった極東国際軍事裁判。絞首刑七名、終身禁固刑十六名という判決において何がどのように裁かれたのか、その全経過を克明に解き明かす。
  • 東京震災記
    -
    島崎藤村『破戒』と並び、田山花袋の『蒲団』は性の赤裸々な暴露を描いて、自然主義文学の代表作と評された。それだけに、実地踏査と細密な観察にもとづく大震災直後からの被災の実態描写は、記録文学の金字塔ともいうべき名作となった。

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  • 東京で江戸の時代を見つける方法 いまに残る歴史スポットに驚く本
    -
    江戸城天守台、「忠臣蔵」発端の地、伝統の祭り…など、今の東京に残る、歴史を体感できるスポットの数々をご案内!

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  • 東京の下層社会
    4.1
    スラムの惨状、もらい子殺し、娼妓に対する搾取、女工の凄惨な労働と虐待……。駆け足の近代化と富国強兵を国是とする日本の近代は、社会経済的な弱者―極貧階層を生み出した。張りぼての繁栄の陰で、「落伍者」「怠け者」として切り捨てられた都市の下層民の実態を探り、日本人の弱者への認識の未熟さと社会観の歪みを焙り出す。
  • 東京は燃えたか ─ 東京オリンピックと黄金の1960年代
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    黄金の1960年代はいかに達成されたか── 東京オリンピック、新幹線に象徴される高度成長の驀進時代を活写! 2020年、2回目の夏季東京オリンピック開催に向けて、今その熱気を振り返る。 東京オリンピックの開幕を10日後に控えた昭和39年10月1日、 そのオリンピックと並んで「黄金の1960年代」を象徴するモニュメントとなった 東海道新幹線が、開業の朝を迎えた。 午前6時、発車のベルが鳴り終わると同時に、下り「ひかり1号」がゆっくり動き始めた。 「あの時代の熱気を生み出したものはいったい何だったのか、 日本人はどんなエネルギーをどのように結集して「黄金の1960年代」を生み出したのか。 何が日本と東京に『大変貌』をもたらしたのか。」 「『燃える』とは、東京がオリンピックで燃えていることを指すのだろうか。 新幹線の発着ということもあるだろう。 しかし、私は結局、燃えたのは池田勇人の所得倍増計画だったし、日本経済そのものだったと思う。<中略> この見地からいえば、東京オリンピックと交通体系は別のものではない。一つのものである。 そういう意味では、東京は今も燃えているといっていい。」 《電子書籍版あとがきより抜粋》 2020年、夏季東京オリンピック開催に向けて、日本は、東京はどこへ向かうのか。 【目次より抜粋】 ◆序章 黄金の‘60年代 「黄金時代」前夜/開幕/戦後史なかの東京オリンピック ◆第1章 東京への3000日 紀元2600年のオリンピック/ムッソリーニとヒトラー/「東京、遂に勝てり」/開催返上 ◆第2章 オリンピック、再び 国破れて夢あり/「いったいいくら金がかかるかね」/一万日の聖戦 ◆第3章 「所得倍増」の誕生 「黄金時代」がやってくる/死の淵から蘇った男/積極財政派への道/二人のブレーン ◆第4章 高度成長の演出者たち 戦後最大のコピー/二つの数字をめぐる攻防/投資が投資を呼ぶ/池田政治の光と影 ◆第5章 二人の都知事 「復興した東京をPRしたい」/保守都政の帽子/「オリンピック知事」の誕生 ◆第6章 東京大改造 東京を蘇生させたい/道と水/「陰の知事」の陰の任務 ◆第7章 1兆円オリンピック 「私生児」新幹線/開催準備/官製オリンピック ◆終章 「世紀の祭典」の遺産 さまざまな思惑/神の見えざる手/「高度成長」の夢の跡
  • 東郷平八郎と秋山真之
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    ロシア最強と謳われた「バルチック艦隊」が日本にやって来る――。世界の海を半周してきたこの史上空前の大遠征軍を、日本海軍は破ることができるのか。まさに日露戦争の正念場というべき戦いに、己が全精力を傾けて日本海海戦を完全勝利へと導いた名コンビがいた。その名は、連合艦隊司令長官・東郷平八郎と、先任参謀・秋山真之――。かたや口数が少なく寡黙だが、すべての将兵から信頼された統率力抜群の提督。かたや「智謀湧くが如き名参謀」と世に評された、海軍きっての天才戦術家。その生い立ちも性格も異なる不世出の海軍軍人二人はいかなる出会いをし、迫りくる祖国存亡の危機を救ったのか?東郷が世に出るきっかけとなった幕末の薩英戦争から始まり、戊辰戦争、明治維新、日本海軍の誕生、秋山のアメリカ留学時代、日清戦争、そして連合艦隊の編成と日露戦争の開戦……。およそ四十年間の波瀾の道程を、克明にかつ勇壮に描ききった長編歴史小説。

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  • 東条英機 大日本帝国に殉じた男
    4.0
    鈴なりの勲章を左胸にかかげ、胸を張ったちょび髭の陸軍軍人の写真。その表情はむしろ柔和で、<カミソリ>の異名を取った男とは思えない雰囲気を漂わせている。東条英機――太平洋戦争開戦時の首相であり、戦後はA級戦犯として絞首刑になった彼の生涯を描いた本書では、そんな写真を装丁に使った。「冷酷・悪辣な侵略者」のように見られがちな東条だが、それは実際の人間像とは程遠いものだ。日本陸軍の一軍人として、何より天皇の忠実な臣下として自らを任じていた東条は、むしろ40代までは軍部でも地味な存在であった。それが54歳にして陸軍次官に就任するや、まるで何かに憑かれたように権力の中枢を占め、対外強硬策を支持し始める。やがて緊迫する国際情勢のなか、首相として国家の命運を担った彼は、日本を最悪の事態へと導くだけの役割を演じてしまう。戦時日本のリーダーという運命を背負った男の「光と闇」を、克明に描き出した力作小説。

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  • 統帥綱領入門 会社の運命を決するものはトップにあり
    3.5
    日本陸軍の将官と参謀のために“軍の統率”のあるべき姿を説いた作戦指導書――統帥綱領。わが国古来の伝統のうえに、日清・日露の両戦役、第一次大戦など世界各国の戦訓や軍事書を加味したもので、日本人の体質に最も適応したと言うべき兵書である。その示唆するところは、兵書のみならず優れた経営書、人生哲学書としても名高い。本書は、明治生まれの陸軍参謀(中佐)で、戦後は“兵法経営論”を確立して企業経営者から絶大な支持を受けた著者が、統帥綱領・統帥参考・作戦要務令の要点を、古今東西の戦史を繙きつつ“社長学”の観点から解説する。「統帥(大軍の指揮)とは方向を示して、後方(補給)を準備することである」「指揮とは、決心を準備し、決心し、決心を実行に移す作業」「先制は部下に対しても必要なり」「敵が決戦の意図を持っている限り、結局、これを避けられるものではない」など、難局を打開するトップの心得を凝縮した珠玉の一冊。

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  • 遠い竹島 失われたアワビの海とアシカ猟の記憶
    -
    韓国の不法占拠が問題となっている島根県・竹島。今や近づくこともままならないが、かつては隠岐の人々の暮らしが根付いていた。島を取り巻く豊かな海では、アワビやサザエが獲れ、ユニークなアシカ猟が盛んに行われていた。漁労に従事した人々の家族や、竹島に上陸して実地調査を行った元高校教諭ら、竹島ゆかりの人々が遠い竹島の記憶を生き生きと振り返る。
  • 徳川家康は二人だった
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    松平元康(徳川家康)は、実は死んでいた? 徳川家では、三河出身者は1万石以下の旗本として冷遇され、他国者だけ大名に立身した謎に、独自の視点で迫る。隆慶一郎『影武者徳川家康』に先駆けた衝撃の問題作。 徳川家では、三河出身者は一万石以下の旗本として冷遇されている。伊勢出身の榊原康政とか、駿府出身の井伊直政や酒井忠次や遠江の本多忠勝が「徳川四天王」となり、他国だけ者大名に立身した謎も、三河の松平元康と他国者の家康が別人と判れば、よく納得できる。そのわけも呑みこめ信長殺しの手がかりともなる(本文より)

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  • 徳川家が見た幕末の怪
    値引きあり
    3.3
    大政奉還後に模索されていたという「徳川慶喜による新政府構想」、正憲皇太后の夢枕に立った坂本龍馬の亡霊とは? いまだミステリーの多い幕末・維新の真実に、御三卿筆頭・田安徳川家第11代当主が迫る。
  • 徳川御三卿 (上)
    3.0
    長男家重を将軍につけた吉宗は、万一の場合にそなえ、御三卿を新設。田安・一橋・清水、登場す! 尾張・水戸の両家は京都で猛威をふるう竹内式部の尊皇思想に呼応、御三卿と全面対決。本格歴史巨編。
  • 特攻3万メートル
    完結
    4.0
    太平洋戦争も日本に敗戦の色濃い昭和20年はじめ――。圧倒的な物量を誇る米軍機動部隊は、日本の最後の砦・沖縄周辺海上に集結していた。これに対し、日本軍の残された反撃手段はただ一つ。機もろとも敵艦に体当たりする肉弾攻撃、神風特別攻撃隊であった。250kgの爆弾を戦闘機に取り付け、まっしぐらに敵艦に突っ込んでいくという世界にも例をみない恐るべき戦法である。しかしながら、この神風特別攻撃隊をしても敵の侵攻をくいとめることはできず、ここでさらに恐るべき戦法がとられた。すなわち、ロケット特攻機「桜花」の誕生である。桜花はそれ自身戦闘能力は全くない翼をもった爆弾といっていいだろう。――昭和20年3月21日、桜花特別攻撃隊の第1陣18機は九州の南端・鹿屋基地を飛び立っていった。護衛戦闘機はわずか30機。「この攻撃に成功し、戦局は逆転する」日本軍最後の期待を担った桜花は必ずや戦局を打開してくれると固く信じられていたのであったが…。
  • 「特攻」と遺族の戦後
    4.0
    特攻隊員の多くは17歳から20代後半の若者だった。愛する妻子を残して征った青年、散華した婚約者を思い続けることで戦後を生き抜いた女性……。それぞれの人生を真摯に描き出し、隊員と遺族の思いを永遠に語り継ぐ!
  • 殿といっしょ 1
    値引きあり
    4.0
    日本全国に散らばる戦国大名が、天下を目指し戦いに明け暮れた戦国時代。そんな乱世を生きた武将たちの日常は……みんなスゴク変だった!!!!! なんでも焼き討ちしたがる暴君・織田信長。貧しい身分から(お笑いで)天下を目指す木下藤吉郎(豊臣秀吉)。「我慢マニア」の徳川家康。そして日本一眼帯を愛し、珍眼帯発明に人生をかける伊達政宗。その他あの武将もこの武将もみんな変! 戦国時代ファンも初心者も、誰が読んでも笑える戦国武将4コマ、ここに登場!!
  • 飛び加藤 1巻
    完結
    -
    時は今だ戦国の混乱が始まる前。伊勢新九郎は自慢の槍と若き熱意で、武家に士官しようと放浪する気高き武者であった。山道の途中、ふと木陰に寝そべる童を見かけた新九郎は、水と握り飯をくれてやる。それが彼の運命を大きく変える、驚天動地の出会いであることも知らずに…!! 巨匠・小池一夫による衝撃の戦国妖かし絵巻、ここに開幕!
  • 豊臣秀次 「殺生関白」の悲劇
    3.0
    千人斬りなどの悪行、叔父・秀吉への謀反の企て……果たしてこれらは真実なのか?秀次の切腹以後、秀吉を正当化する史料だけが残った。だがそれらを厳正に検証すれば、城下繁栄や学問・芸術振興における秀次の功績が認められ、思慮・分別と文化的素養を備えた人物像が浮かび上がる。そして関白の地位に就くも、突然でっちあげられた謀反事件。それは豊臣政権の主導権争いの結末だった。幼少より人質となりながらも、秀吉の後継者として期待に応えた秀次。しかし、秀吉にとって邪魔な存在となるや汚名とともに処罰された。その実像は暴君というよりむしろ秀吉の政略に翻弄された犠牲者ではないだろうか。本書は、秀次の養子時代、武将としての活躍、城主としての功績、後継者としての立場、文化人・芸術家としての事績など、様々な角度からその人間性を考察し、謀反事件の真相に迫る。秀吉の引き立て役として歴史上否定され続けた「殺生関白」の復権に挑む一冊。

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  • 渡来の古代史 国のかたちをつくったのは誰か
    3.0
    「帰化」と「渡来」の語を明確に区分、古代史に風穴をあけた泰斗による、「渡来人と渡来文化」の集大成。近年の発掘調査の成果も踏まえ、古代国家形成にかかわる渡来を東アジアという視点でダイナミックに提示する。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 砦に拠る
    1.0
    己が意志力と能力のあらん限りを燃焼し尽くしてダム建設反対の鬼と化し、ただ一人で国家と拮抗し、ついに屈することのなかった蜂の巣城城主・室原知幸。「法には法、暴には暴」のスローガンの下、奇抜な山砦戦術、芝居っ気たっぷりな作戦。そして六法全書を武器として果敢に闘った室原の凄絶な半生を、豊富な資料と丹念な聞き書きをもとに、躍動する文体で描ききった感動の記録文学大作。
  • 取り戻せ、日本を。 安倍晋三・私論
    3.5
    1巻1,400円 (税込)
    あたかも外国が支配していたかのような、売国的な政治が終わり、「日本を取り戻す。」と政権公約した安倍総裁率いる自由民主党が、再び政権の座に就きました。しかしながら、手放しで喜ぶのは、まだ少し早いかもしれません。残念ながら、日本を取り巻く内外の環境は、依然として厳しいからです。わが国は、いまなお国難にあります。正直に申し上げれば、かつて安倍総理が退陣に追い込まれた5年4カ月前と比較して、日本の状況は、むしろ悪化しています。再び政権の座に就いた自民党の安倍総理が果たすべき課題とは何か。安倍内閣を待ち受ける試練とは何か。それらを、若い読者にもわかりやすく書いたのが、本書です。昨年(平成24年)12月の総選挙で初めて安倍さんのことを知ったし、論壇誌など読んだこともない――そうした若い世代の方々にも、ご理解いただけるよう努めたつもりです。(渡部昇一/「まえがき」より抜粋)

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  • 殿しゃん!~立花宗茂上方滞在記~ 1巻
    3.0
    戦国時代末期、関ヶ原の戦いで敗れた九州の大名・立花宗茂は、領土を没収されてしまった為、数人の家臣を引き連れて、大坂へとやって来る。その中にはまだ子供の家臣・八幡丸がいた。多くを失い、慣れない貧乏暮らしをする一行だが、新しい土地に好奇心を刺激された八幡丸は元気一杯! 立花家を再興させると意気込むが? 殿と八幡丸による心温まる日常物語、開幕!
  • 「同期の桜」は唄わせない
    -
    幻の特攻基地「万世」──敗戦とともに埋もれた基地を、元特攻志願兵・苗村七郎が掘り起こした。特攻に志願しながらも生き残った苗村は、一億円の私財と生涯を死者たちに捧げた。彼が全国に点在した「英霊」という死者の声を一つ一つ集め、記録したことで、「万世」は再び輝き、その物語が語られ始める。苗村七郎の戦中・戦後を通して、声を上げることができなかった遺族たちの心情と記憶に迫った感動のノンフィクション!
  • 同日同刻――太平洋戦争開戦の一日と終戦の十五日
    4.1
    太平洋戦争中、人々は何を考えどう行動していたのか。敵味方の指導者、将軍、兵、民衆の姿を、著者の蒐集した膨大な資料を基に再現。開戦の日、昭和16年12月8日と終戦にいたる昭和20年8月1日から15日までの、同日同刻の記録が戦争に翻弄された人間の狂気、悲劇、愚かしさを焙り出す。
  • 動乱の日本史 日本人の知らない源平誕生の謎
    3.5
    1~3巻594~836円 (税込)
    天慶の乱、奥州合戦、保元の乱――武士たちが繰り広げる戦乱を起爆剤に、日本独自の思想や常識が時代を変革していた。歴史をつながりで読み直す、待望のシリーズ第一弾。『井沢元彦の激闘の日本史』を改題。
  • 独眼竜伊達政宗  1巻
    -
    1~2巻576円 (税込)
    抗え、遅れ咲きたる“北の猛竜”よ!!戦国時代末期、いよいよ豊臣秀吉が天下を掌中にしようとしていた――だが、遙か奥州の地からは独眼竜の雄叫びが響き渡るのだった!!
  • 土砂どめ奉行ものがたり
    完結
    4.5
    江戸時代のとある村。木を切り草を刈って生活する村人たちの前に1人のお奉行さんが立ちはだかりこう言った。「幕府が出した“土砂留令”に従い木の伐採や草刈りを禁止する!」 確かにこの頃の江戸の人里近くの山は“はげ山”ばかり。はげ山は、土砂崩れ・洪水・干ばつなどの悲劇を生み続けていた。 …ただこれに村人たちは大困惑!なんとかこの藩令を逃れたい!そこで村人たちがとった仰天行動とは?
  • 独歩の詩
    完結
    -
    明治時代の文豪・国木田独歩。日清戦争の海軍従軍記者、作家としては自然主義文学の先駆となった。36歳という若さで燃え尽きた彼の愛と波乱に満ちた生涯を描く。
  • ないしょはまつげ 上巻
    完結
    3.5
    江戸時代、大奥では、女性たちの生活や、喜怒哀楽も全てが一切秘密ごとであった―。 そんな彼女たちのないしょを、とくとご覧あれ…。 デビュー作がいきなりドラマCD化、インタビュー多数掲載、各メディア最注目の新鋭・藤見よいこが 圧倒的な筆力で「女子の生き様」を描きだす、大奥絵巻! 今までに見たことのない大奥が、ここにある。
  • 直江兼続とお船
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    秀吉にその才を見こまれ、家康に売られたけんかを買った上杉家執政・直江兼続。兼続を陰に日なたに支えた妻お船は、幼い我が子を残して主君・景勝の正室・菊姫とともに上洛、上杉家の奥をたばねる要となった。ふたりは関ヶ原合戦後、百二十万石から三十万石に減らされた米沢藩の財政をすくうため、高禄の自家断絶を決意する――。治水、青苧などの殖産、学問所の設立など藩の基礎をつくった兼続と、夫を助けすべてを上杉にささげたお船夫婦の清廉な生涯。
  • 長崎のキリシタン文化 世界遺産候補を巡る
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    弾圧や潜伏の時代を通して、キリスト教から独特の「キリシタン文化」を生み出した長崎。人々の信仰は、大浦天主堂や原城跡、平戸島の聖地や集落としてその姿を残している。この「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」をユネスコの世界遺産登録しようという動きが盛んだ。本書は、天正遣欧使節の少年が学んだ日野江城跡など、13の構成資産の歴史や見所を紹介している。アクセス・地図付きで、旅行ガイドとしてもおすすめ。
  • なぜ、一流の人は「お茶」をたしなむのか? 日本文化の最高到達点
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    千利休が確立した茶の湯に、戦国時代の天下人や名だたる武将たちがこぞって傾倒し、近現代にいたっても、著名な経営者たちが好んで茶の湯をたしなんだ。いったい茶の湯にはどのような効用があるのだろうか。本書は長年、国際的なビジネスコンサルタントとして活躍し、茶道の専門家でもある著者が、茶の湯の心をわかりやすく説いたものである。茶道というと、一般には敷居が高いと思われている。確かに何十年修業してもゴールがないというほどその道は奥が深く、また高度な文化に満ちている。それだけに一流の人が好む精神性や、頂点を極めた人だけが知る境地を有しているのである。茶道を実践する中で培われるもてなしの心、礼儀作法、コミュニケーション力、美的感性などは、多くの人にとって学ぶ価値のあるものであろう。特に茶席がもたらす大いなる癒しは、現代人にとってオアシスである。本書は最もやさしい茶道への誘いの書である。

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  • なぜ日本は〈嫌われ国家〉なのか ──世界が見た太平洋戦争
    値引きあり
    3.5
    太平洋戦争は各国の日本観及び日本人観にどのような影響を与えたのだろうか。連合国、枢軸国それぞれが見た「ニッポン」を手がかりに、あの戦争が戦後の国際社会に与えた影響を徹底分析。
  • 謎解き 関ヶ原合戦 戦国最大の戦い、20の謎
    3.6
    慶長5年(1600)9月15日、徳川家康と石田三成が覇権をかけて戦った関ヶ原の戦い。豊富な史料や研究所などを読み解いていくと、家康の会津征伐、義に殉じた大谷吉継の西軍加担、島津義弘の戦闘不参加、小早川秀秋の日和見などの通説が覆される。はたして諸将の思惑や作戦とは──天下分け目の関ヶ原合戦の全容がいま明らかに!!
  • 謎の古代史を追いかけろ! ユダヤ人渡来伝説地図
    -
    あなたは、ユダヤ人が古代日本に渡来したという伝説をご存知だろうか。ユダヤ人とは3000年以上前に書かれた教典「タナフ」の中に登場するイスラエル人のこと。そのユダヤ人が2000年以上前にはるか離れた極東の日本に渡来したというのだ。その証拠として、たとえば、日本の神輿と「神の契約の箱」が酷似していること。日本の「トラの巻」とユダヤの「トラーの巻物」が似ていること。伊勢神宮の参道に建てられている石灯籠にユダヤのシンボルであるダビデの星が彫られていることなどがよく指摘される。こうした事例は、これまでもさまざまな書籍や雑誌で紹介されてきた。本書は、日本各地にあるユダヤ人が渡来したであろうと思われる場所を選んでまとめた。太秦、蛇塚古墳、いさら井、広隆寺、大酒神社、蚕の社、天塚古墳などだ。著者が実際に訪れた場所を写真と地図で紹介している。あなたも本書を片手に訪れてみてはいかがだろうか。

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  • 難波鉦異本 上
    完結
    4.7
    大坂難波の廓を舞台に描かれる、したたかな女郎・和泉の愉しき日々。江戸時代の空気と情緒を生き生きと伝える遊郭漫画の大傑作を、上中下、全三巻構成でついに電子化! 上巻は第一話~第七話までと、あとがき、そして連載前に発表された幻の一編『ちょとゑずいこと』も初収録。手塚治虫文化賞新生賞受賞作品。
  • 涙切姫~のぼうの城 甲斐姫外伝~
    完結
    3.7
    城主の一女でありながら勝ち気で男勝りな姫武者・甲斐と、次期家老・成田長親。そのでくのぼうな風体から“のぼう”とあだ名される長親に、甲斐は苛立ちを隠せない。けれど長親の様々な顔を目にするうち、甲斐は長親に惹かれていく…。そんななか、ふたりの居城に秀吉の軍勢が迫り…!?大ヒット戦国歴史小説『のぼうの城』のスピンオフ漫画!ファン待望のコミックス化!!
  • 難局の思想
    値引きあり
    4.0
    日本と世界を変えた9人の生き様と思想から、古今東西、右も左も語り尽くす人物列伝。「嫌いになれないで困る田舎のおじさん、田中角栄」「文武分離が三島由起夫を殺した」など、鮮やかな人物評から今を見通す。
  • なんて素敵にジャパネスク 1巻
    完結
    4.4
    全6巻580~620円 (税込)
    時は平安。生涯独身と心に決めていた大納言家の瑠璃(るり)姫は、ひょんなことから高彬(たかあきら)と婚約とまではよかったが、事件につぐ事件で…!?ぶっとび平安ラブ・コメディ。
  • なんて素敵にジャパネスク 人妻編 1巻
    完結
    3.9
    新婚生活はドキドキだけど、平安の都もワクワクがいっぱい☆ 謎の男や陰謀やら、ぶっとび姫君・瑠璃の恋と冒険は終わらないよ!!
  • にしむく士(1)
    完結
    4.8
    全5巻550円 (税込)
    時は江戸時代、ゆきえは、元気な若奥様。だんな様の半四郎(はんしろう)、息子の太郎(たろう)と3人で、田舎から江戸の御徒の組屋敷へやってきた。半四郎はマジメな勤め人だけど、近所に住むナゾの侍・尾花(おばな)さまと出会ったことで平和な一家はいつも大騒ぎ。出世争い、老いらくの恋、子供の病気に不倫騒動……時代は変われど、悩みは同じ、でも、ゆきえの周りは笑顔がいっぱい!! 痛快! 大和和紀の大江戸コメディー!!
  • 二十世紀(上)
    4.3
    二十世紀は戦争と革命の時代だったとも言える。一方で、一年ごとに見ていけば、意外にも大事件の起こった年は少ない。そんなふうに私たちは毎日を普通に生きているのだ。しかし、普通が激動に結びつくことは理解されにくい。一体、この百年で、何が変化し、何が変わらなかったのだろう? 生活レベルのことから、芸術、経済、政治まで、橋本治が、歴史の全体像を身近なものへと手繰り寄せる。
  • 二十六の十字架
    -
    人は、侮辱され虐げられても、心の自由や魂の輝きを保つことができるのだろうか。400年前の日本の歴史の中で、このように生きた人々がいた。時の権力者豊臣秀吉によってキリスト教迫害を受けて、信仰に命を賭けて、長崎の西坂の丘に散った26人のキリシタンたち。その中には、12歳、13歳の少年たちもいた。彼らは神をたたえながら明るく喜んで死んでいった。殉教に至るまで彼らを突き動かしていったものは何か、と時代を貫いて輝き続ける魂の自由はどこからくるのだろうか。

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  • 二世兵士 激戦の記録―日系アメリカ人の第二次大戦―
    4.1
    日本人の血を引きアメリカで生まれた「二世」。アメリカと日本、そしてヨーロッパやアジア、太平洋の島々で、二世兵士は日本人の美徳を発揮し、壮烈に戦った。その姿は、米大統領の心をも揺さぶるものだった。米陸軍史上最強の第一〇〇大隊、第四四二連隊、“米軍の秘密兵器”情報語学兵、そして日本兵になった二世、GHQ、朝鮮戦争……。未だ激戦の記憶が生々しい元兵士たちの膨大な証言から浮かび上がる第二次大戦。

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  • 二代将軍・徳川秀忠 忍耐する“凡人”の成功哲学
    3.0
    「凡庸な二代目」として描かれることの多い徳川秀忠。確かに彼は、関ヶ原に遅参するという失態を犯して以来、家臣団の無礼な態度にもじっと耐え、六歳年上の正妻・江に気を遣って側室も持たず、二代将軍になってからもお飾りに甘んじて、実権を握る父・家康にひたすら平伏し続けてきた。しかし偉大な父親が死ぬと、彼は仮面を脱ぎ捨てて、苛烈な大名統制策に乗り出す。最終的に潰した大名家はなんと四十一家。類稀なる忍耐力と、容赦ない政治手腕で徳川幕府二六○年の基盤を築き上げた、知られざる二代目将軍の生涯。
  • 日蓮の新霊言
    -
    日蓮、現代に復活! 政治の混迷、大水害と火山噴火、そして、中国の軍拡の脅威―― 内憂外患の現代日本に贈る、不惜身命のメッセージ! 「法華経」に見た仏陀の真の姿とは? 戦後日本における「新世界宗教構想」とは? 幸福の科学を草創期から指導してきた理由 日本政治に対する考えと未来ビジョン
  • 日ロ現場史 第1部 「境界」の海
    -
    1~5巻330円 (税込)
    北方領土問題の地元である北海道の視点で、日本とロシアの戦後史に焦点を当てます。中央の視点では見えない日ロ関係の実相を、北方四島周辺の漁業、領土交渉の現場の動きなどから探ります。

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  • 日露戦争、資金調達の戦い―高橋是清と欧米バンカーたち―
    4.5
    「戦費調達」の絶対使命を帯び欧米に向かった高橋是清と深井英五。彼らを待ち受けたのは、急速に進化した二十世紀初頭の金融マーケットであった。未だ二流の日本国債発行を二人はいかに可能にしたのか? 当時の市場の動きを辿ることで外債募集譚を詳細に再現し、全く新たな日露戦争像を示す――これはもう一つの「坂の上の雲」だ!

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  • 日露戦争に投資した男―ユダヤ人銀行家の日記―
    3.1
    ジェイコブ・シフ、ドイツ系ユダヤ人でウォール街を代表する投資銀行家――。この男の助けがなければ、日本は日露戦争に勝てなかった。国家予算の六倍以上の戦費をつぎ込み、継戦不可能というギリギリで掴んだ戦勝。その戦費の約四割を調達したのがシフだ。なぜ彼は極東の新興国日本を支援したのか? その生涯、対日支援の動機とともに、叙勲のために招待された際の「滞日記」を、日本にはじめて紹介する。

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  • 日露戦争物語 1
    完結
    4.4
    明治7年、秋。四国・松山に秋山淳五郎真之という6歳の少年がいた。淳五郎をはじめとする侍の子供たちは、武士が職を失ってすぐのこの時期、町人の子供たちにいじめられていた。だが淳五郎はどんな仕打ちを受けても決しても怯まず、仲間を助け、相手に立ち向かっていく…。
  • 日光の社寺 寺を食らう謎の虫と 「平成の大修理」
    -
    世界文化遺産「日光の社寺」で「平成の大修理」が行われ、予想外の虫害が見つかった! 漆塗りの部材の内部は芯まで食い荒らされて、おがくずに。修理は予定の部分修理でなく半ば解体というスケールに広がった。寺を食い荒らした謎の虫とは? 研究者、職人、寺社関係者による必死の解明と戦いが始まった。

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  • 新田次郎エッセイ 歴史エッセイ 二人の武将
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 山のエッセイ、旅のエッセイに続くシリーズ3冊め。新田次郎の歴史小説は、ベストセラーとなった「武田信玄」ほか数多い。科学者の眼で歴史を洞察し、構築した作品の背景を、エッセイとして語った珠玉の21編を収録。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • ニッポン奇人伝
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    「奇人とは、稀人であり、貴人でなければならない」と本書は規定する。永井荷風、坂口安吾をはじめとする作家、中江兆民、石原莞爾、阿部定など明治から昭和までの多士済々。独創性や個性、「貴」なるものを排除する日本に稀な人々。

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  • 日本銀行と政治 金融政策決定の軌跡
    3.6
    バブル経済崩壊、デフレ、リーマンショック、世界金融危機――。日本経済は1990年代以降、長期低迷に陥った。政府の景気対策は有効に働かず、政治家、エコノミストらの批判は、インフレを懸念し、腰が重い日本銀行に集中する。本書は、速水優、福井俊彦、白川方明、黒田東彦ら4人の日銀総裁を通し、自民・民主両政権から、景気回復、民意を大義名分に、独立性を奪われ、政治に屈服していく日本銀行の軌跡を描く。
  • 日本人漂流記(上)
    -
    本書は、漂流を海事史的、海外交渉史的、社会史的、文化史的見地から一般向けに書かれた名著。その実証性には定評があり、作家や研究者に高く評価されている。大部かつ充実した密度の高い内容ながら、読み物として知的刺激に富んでいる。

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  • 新渡戸稲造の人間道 『自警録』『修養』に学ぶ日々の心得
    5.0
    『武士道』を通して、日本の精神文化を世界に知らしめた新渡戸稲造。新渡戸には、『修養』『世渡りの道』『自警録』といった修養論についての本があるが、これらは、新渡戸が当時の通俗雑誌であった『実業之日本』に連載されたものを、そのつどまとめたものである。その言葉遣い、引用例は通俗的なもので、くどいほどやさしく書かれてある。だが、今となっては読みづらい。そこで、これらの本を熟読吟味して、新渡戸のいわんとする主旨を損なわずに、著者なりの解釈を踏まえた修養論が、本書の「人間道」である。その核心を一言でいえば、「豊かな人生と幸福を誘う生活法」ということになる。具体的には、「かつて日本は『美しい国』であった」「真理は日常の現実のなかにある」「すべては考え方しだいで順境になる」「『調子のいいとき』ほど気をつけよ」など。『武士道』の著者の実践的人生訓が、混迷した今日の日本に力強く蘇る!

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  • 二宮翁夜話
    4.3
    実践的篤農家であり、国学・儒学・仏教に通じ農政哲学を追究する求道者でもある。そして一家、一村、一藩の財政再建にはリアルなプロ。尊徳翁、かく語りき。
  • 日本海軍が敗れた日(上) マリアナ沖海戦終了まで
    -
    昭和19年6月、マリアナ沖海戦を主とする「あ」号作戦で、連合艦隊は米軍に完敗し、組織ある作戦能力を失い、また海軍の主戦力となる有力な航空部隊の再建も絶望的となった。これは太平洋戦争において、日本の敗北が決定的となったことを意味した。マリアナ沖海戦に参加した海軍参謀が初めて語る太平洋戦争の真実。

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  • 『日本外史』―幕末のベストセラーを「超」現代語訳で読む
    3.2
    風雲急を告げる幕末のニッポン。ペリー来航を期に、泰平の眠りを覚まされ、時代の大きなうねりに飲み込まれてしまうのではないかと不安が増すなか、人々にこぞって読まれたのが『日本外史』でした。この本は、平安時代の源平争乱から徳川家康による江戸幕府開闢までの「武士の歴史」を綴ったもので、歴史上のさまざまな合戦の様子が、さながらスポーツの実況中継のようにスピーディに、ドラマティックに展開していきます。各本文の最後には、「論賛」というタイトルで頼山陽自身の尊王思想に基づいた解説が加えられ、この本独特の風味を添えています。これらが幕末の風潮とマッチし、爆発的な人気を呼んだのでした。本書は、そんな幕末のベストセラー『日本外史』の中から、現代人にとって最も興味深い部分を抜粋し、楽しく読める現代文に訳したものです。志士たちが大いに盛り上がり、味わった痛快な気分を共有できる本です。

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