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かつて一刀流道場四天王の一人と謳われた瓜生新兵衛が帰郷。おりしも扇野藩では藩主代替りを巡り側用人と家老の対立が先鋭化。新兵衛の帰郷は藩内の秘密を白日のもとに晒そうとしていた――傑作長編時代小説!
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「散り椿」
2018年9月28日公開 出演:岡田准一、西島秀俊、黒木華
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Posted by ブクログ
葉室麟さんの作品は短編入れると4作品目です。 読むたびに、作中に出てくる人物達に感銘を受け、読んでる最中は背筋がピンと姿勢を正されている気分になります。 悪者はともかく、主人公をはじめ、わきを固めるキャラ達も皆筋が通っていてカッコいいのです。 今作もそうでした。主人公の新兵衛を含む四天王と呼ばれた4...続きを読む人も立場は異なれど、皆愚直なくらい真っすぐでした。 こういった人物の生きざまを読むと読後は「自分ももっとちゃんとせねば!!(何を?)」と、襟元正されているような気分になります。 その一方で、藤吾の生き延びるためには誰に付くのが正解なのか?と考え悩む姿も、現在のサラリーマンに通じるものがあったではと。 今作は、王道な勧善懲悪な内容に加えて、話の展開が読めない内容でした。展開が二転三転、ホント最後まで結末が読めなかった・・・。 この作者の作品にミステリー的な要素なんて期待してなかったので、なんか得した気分です。 散る椿は、残る椿があると思えばこそ、見事に散っていけるもの・・・・残る椿とは新兵衛のことと、最初の方はそのように解釈して読み進めていましたが、違いましたね。新兵衛もまた散る椿だったんだなぁ‥と最後まで読んでしみじみと余韻に浸らせて頂きました。 ・・・・・私の脳内では映画化決定!!と、キャスティングを脳内で行ってましたが、もうすでに映画化されてたんですね。モントリオール映画祭で賞も取ってるとは!!こちらもぜひ見たいです。 岡田准一が新兵衛ですか・・・これはこれで有りかな?(私の中で新兵衛は別所哲也、藤吾は岡田将生でイメージしてました・・ちょっと年取りすぎ?)
「散る椿は残る椿があると思えばこそ見事に散っていけるのだ」 。゚(゚´Д`゚)゚。 みんみんの本棚から 気づいたら葉室麟さん全部★5やないか!( ゚д゚ )クワッ!! いやもう本作も、読み始めてすぐに傑作だと分かっちゃいました 分かっちゃうの わい分かっちゃうの なんならもう最初の二文字で...続きを読む分かっちゃったもの … 「目次」 お遊びはここまでだ!(キラーン☆) もうね 散る椿よ そして残る椿よ どっちも悲しいのよ どっちも悲しいけれど、そこに確かな絆があるの 確かな絆があるから、残る椿も散る椿も美しいのよ 美しき武士たちの物語に刮目せよ!(ババーン!)
主人公である新兵衛だけでなく、まわりの人々も皆後悔ややりきれなさ、孤独を抱えている中でも、それぞれが自らの意志を持って信念を貫き、生き抜く姿に胸を打たれた。 世の理不尽さや生きづらさがこの作品の一つの要となっており、現代と重ねながら読める。
葉室麟はいつも葉室麟。安定した王道の武家モノ。 きっと私はちょっと古い日本人に憧れているんだと思います。 葉室さんの武家モノにはそういった本当にいたのかこんな人?と思えるくらい純な人間が登場してくるので、いわばファンタジーとして読ませてもらってます。 心の中が浄化されました。今、私はとても良い人だと...続きを読む思います。 いつまで持つのかは不明ですが……。
瓜生新兵衛は、かつて上役の不正を訴えたが認められずに、藩を追われた。 妻の死に際に、新兵衛に対して故郷に戻ってして欲しい事があるとお願いする。正反対の願いであったが、新兵衛に生きて欲しいとの気持ちからの願いであった。 散る椿は残る椿があると思えばこそ見事に散っていけるのだ。 まさに名作である。
「散り椿」という題名に惹かれて葉室さんの時代小説を初めて手に取った。 長く世間を渡るほど、世の中は綺麗ごとばかりではないと身をもって知ることになる。 ずいぶん昔にどこかへ置いてきしてしまった主人公の一本気な生き方が清々しい。 「散る椿」の意味を知ることになる結びに胸が詰まる。 再読本に入れる。
相手を想うが故に、哀しい方へ行ってしまう。以前拝読した雨宮蔵人シリーズでも和歌が良く出てましたが、この作品でも鍵となる和歌が出てきましたね。二つとも真実の意味の歌。藩内の陰謀と家族愛と恋愛と友情と。盛り沢山過ぎ。やっぱり葉室作品大好きです。
夫婦、仲間、家族のそれぞれの思いが強いほど誤解もあるもの。思いが複雑に絡み合うなかそれぞれの心情を丹念に描いた傑作。映画もいいがぜひ原作を。 『散る椿はな、残る椿があると思えばこそ、見事に散っていけるのだ。』
本当の思いが、大切な人に伝わらないもどかしさ。正義は貫かれるのに、やるせなく、切ない後味が残る物語。
現実にはありえない世界なのに、心が揺すぶられ生きる勇気が出てくる。小説の舞台は江戸時代なのに、妙に現実と符合する。主人公坂下藤吾の行動が半沢直樹を彷彿とさせる。
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