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Posted by ブクログ
江戸時代を選んで書いているのは、名もない一人の庶民と自分が繋がっているかも知れない、という思いからだと著者の宇江佐さんは語っているそうです。また、今の時代の便利さやスピードに対する疑問からともおっしゃっているそうです。
今の時代、スマートフォンなどが登場し、どんどん便利になり、さまざまなものの流れが速くなっています。
人と人との関係も、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアがコミュニケーションに欠かせなくなりつつあります。情報の伝播力はすさまじく、中東では革命に一役買っていたという。
ネットを中核にしたコミュニケーションの領域には、もはや国境は見当たりません。
今回の東日本大震災では、安否確認や被災地の状況などでネットも大活躍したようです。
私も故郷の母が心配で、電話は不通、停電で、通常のコミュニケーション網は役に立たなくて、地元のブログにコメントを書き込んで、安否と状況を確認できました。見も知らぬ人々に助けられました。
しかし、どこまでこの拡張・拡大の波動は続くのでしょうか。
日々の生活に潤いが感じられなくなってきたように思っています。
江戸時代は夜は暗く、夏は暑く、冬は寒かった。
電話もない、電気もない、メールもない。
その時代をいまは決して望んではいませんが、少し不便になり、少し速度を落としてもいいではないかと思うことが多くなりました。
この物語の中で、恋するものたちは、「待つ」ことを強いられます。待つことに耐えなければなりません。待つことで、しかるべき時を創らなければなりません。
江戸から東北盛岡までの距離を歩いて往来していた。その道中では何を考え、何を思って歩き続けたのでしょう。
私に必要なのは、そうした時間をしっかりとることだと最近しみじみと感じています。
Posted by ブクログ
藩主の敵討の手伝いをすることになった刑部小十郎。父親の伝手を頼って江戸市中の借家に住まうことになる。その大家であり古道具屋「紅塵堂」の娘・ゆたとふたりは互いに惹かれあう。周囲に翻弄されつつ不器用に生きるふたりを中心とした青春時代小説。
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この話は別のお話『銀の雨』と設定を共有しています。『銀の雨』に出てきたゆたがヒロイン。正直、『銀の雨』を読んでいると、あのゆたが恋なんて(笑)と思ってしまいます。ごめんなさい。
もどかしいような切ないようなそんなお話です。主人公が藩に仕える武士で(嫌々ながらも)仇打ちの為に奔走する為、かなり武士について踏み込んでいるかなと思います。
個人的に賢龍のその後が気になります。
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