前坂俊之の作品一覧
「前坂俊之」の「明石元二郎大佐」「座右の銘 人を動かすリーダーの言葉」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「前坂俊之」の「明石元二郎大佐」「座右の銘 人を動かすリーダーの言葉」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
無知な僕には大変衝撃的な本で、いやはや。戦前からの新聞論調の変遷を豊富なエピソード、人物を配して読ませてくれました。軍にしろマスコミにしろ、それを成すものはやはり人間、国民あるわけで・・・。
検閲なしと思える今のインターネット上の情報であっても正論を見つけ出すのは至難の業だ。同じことが繰り返される可能性は無くならないだろう。
最後の章で取り上げられる毎日新聞の竹やり事件は衝撃的であるがゆえに第一次資料まで踏まえて検証したものがあれば、それを読んでみたい。これがそのまま事実であるとしたら、本当におぞましいことと思う。新名丈夫記者のその後、どのような気持ちで記事をまとめたのか、硫黄島での同年輩の兵
Posted by ブクログ
日露戦争では、対ヨーロッパの「明石工作」も有名だが、本書は対米国の「金子工作」を取り上げる
明治天皇も伊藤博文も当初はナポレオンを絶賛崇拝していた。ナポレオンのような一人天才に指揮される一方、ドイツはモルトケが凡人集団でも三人寄ればなんとやらでしたのが参謀本部である。
川上操六こそ日本陸軍参謀本部の父にして知将。
モルトケ「常識と円満こそ軍略の真髄」。
クラウゼヴィッツの戦争論を訳して講義したのは森鴎外だった。
バルチック艦隊にもドイツ人無線技士が乗っていたが、軍紀の乱れに愛想をつかしマダガスカルで下船してしまった。しかしロシア兵たちはまったく気にしなかった。
金子と最高裁判事ホームズは友
Posted by ブクログ
この男も大したヤツです
「ポーツマスの旗」を読んで、日露戦争の終結に尽力した小村寿太郎に感銘を受けたわけですが、同時に、開戦直後に米国に渡ってルーズベルト大統領のバックアップを得ることに大活躍した金子堅太郎の存在を知って、とても興味を持っていました。そんな折にちょうどこの本を見つけ、さっそく手にしました。
この男も大したヤツです。米国の大統領と対等に親しく話し合える関係を持つ金子は、幾度となくアメリカ各地で講演会を開いては演説を行い、そのたびに拍手喝采を浴びて、アメリカ世論を日本に引き寄せ続けた人物です。いま日米関係に陰りが見えつつある中、金子のような人物がいまの日本にはいないという現実に気