敗戦作品一覧

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  • 今村 均 敗戦日本の不敗の司令官
    4.0
    苦境を超えて、部下を守り抜く――指揮官の資質と能力とは? 太平洋戦争末期、ラバウルで10万人もの軍人の命を守り、終戦後も、部下たちの心に寄り添い続ける――不滅の仁将の智勇を、現代の視点で捉え直した力作評伝 保阪正康氏推薦! [本書のねらい]●太平洋戦争の敗戦要因についての研究は、歴史家だけでなく、専門分野を超えて、これまで精力的に進められてきた。 ●だが、その失策にばかり気をとられ、すぐれた能力を発揮した軍人たちがいたことを我々は忘れるべきではないだろう。 ●指揮官としての責務を果たしつつも、時局や組織に振り回されず、人としてあるべき姿を求め続けた指導者たち――。 ●その人間観や指導観に学びの視線を向ける良識が、グローバル化の荒波に飲み込まれ、経済敗戦の様相が色濃くなってきた令和の日本人に求められているのではないか。 ●評伝のスタイルをとりつつ、リーダーに必要な条件について、有益な示唆を与えてくれる「不敗」の名将「今村均」の真の姿を、本書が描き切る。 〈目次構成〉●序 国破れて名指揮官あり――今村均という陸軍大将/敗戦と没落、戦時期の日本と令和日本/現代の視点でみた「今村均」の資質と能力 ●第一章 文学少年から軍人へ――幼少期/今村の人格陶冶/小学校時代/軍人へ ●第二章 昭和動乱の中で――士官学校への入学/居眠り/厳しい生活と友情/明治の終わり/陸大受験/真相 ほか ●第三章 指揮官としての成長――連隊長へ/今村と派閥/今村の反省/日中戦争勃発/戦場へ/ノモンハン事件/蒋介石の反撃/今村の将器 ほか ●第四章 大東亜戦争はじまる――賓陽作戦/教育総監部本部長/「戦陣訓」の後悔/第十六軍司令官/今村と海軍/蘭印降伏/「今村軍政」/中央からの批判/「ガ島」の攻防/玉砕か撤退か ほか ●第五章 祖国の敗北――自給自足に向けて/海軍との連携/自活/地下要塞/敗戦を迎える ほか ●第六章 果たしきった責任――敗戦からの戦い/オーストラリアとの裁判/死を免れる/死生観の変化/日本、そしてマヌスへ/果たしきった責任/先見の明/修養を忘れなかった人 ほか
  • UN‐GO 敗戦探偵・結城新十郎(1)
    完結
    3.4
    事件の嘘を暴く、敗戦探偵・結城新十郎。1つだけ、かならず真実を訊き出す助手・因果。2人が揃えば解けぬ謎などありはしない…。大ヒットアニメ「UN-GO」のコミック版登場!
  • 維新と敗戦
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    これから先、日本はどうなるのか?どのような国のかたちが皆の幸せになるのか?経済成長だけ追い求めていていいのか?日本人らしさとは何か?天皇制とは?福澤諭吉から保田與重郎、丸山眞男、橋川文三、網野善彦まで、23人の思想家が、自分の喫緊の問題として悩んだ、近代化と戦争、維新と敗戦を軸に、日本の150年を振り返る。思想家の悩みは普遍であり、危機の時代の私たちのロールモデルなのだ。
  • 【一律10万円給付問題】優先順位を付けられない今の政治は敗戦を招いた戦争指導者と同じである【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.197】
    -
    1巻330円 (税込)
    橋下徹公式メールマガジン「学者やコンサルでは伝えられない橋下徹の「問題解決の授業」」を号毎に電子書籍化。 <今号の内容> ■《戦略意図》そもそも「給付金」は何のための施策だったか ■政府はどういうメッセージを出すべきだったか ■現場の公務員には特別手当を弾めばいい。給付金とは別の話だ ■ぶれる戦略意図、給付金は「一致団結のため」や「迷惑料」なのか? ■10万円の使い道の自由と、受け取るか否かを決める自由。優先順位が高いのは? ■9人家族の僕は支給額90万円だが…… <橋下徹メッセージ> 『独裁者』『民主主義の破壊者』と散々な言われ方をされてきた僕ですが、私人に戻った今だからこそ、皆さんにお話したいことがたくさんあります。府知事、市長在任中に、メディアで報じられたことは全体の中のほんの一部。しかも、いちいち訂正するのが間に合わないほどに好き勝手に報じられました。僕が何を考え、大阪府、大阪市の改革、そして大阪都構想を目指したのか。小さな弁護士事務所の代表から38歳で政治家に転身した僕が、いかにして数万人規模の役所組織をマネジメントしたのか。資金も組織もない中でいかにして政党を作り上げ、マネジメントしたのか。それまでの役所の常識・行動様式とぶつかり合い、いかにして前例のない大胆な改革を実行したのか。そういった本当に価値のある話は、メディアは報じてくれないんです。だから自慢話を織り交ぜながら(笑)、皆さんのビジネスに少しでもお役に立ててもらえればという気持ちで全てを話すためにメールマガジンを始めます。僕を散々に批判してくれた人たちとも、今まで以上に議論を戦わせていきたいと思っていますので、どうぞよろしく。
  • 【今考える敗戦の意義〈1〉】戦争がなかったら、勝っていたら今の「自由」を享受できたか!? 【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.115】
    -
    1巻330円 (税込)
    橋下徹公式メールマガジン「学者やコンサルでは伝えられない橋下徹の「問題解決の授業」」を号毎に電子書籍化。 <今号の内容> ■もし日本が原爆を持っていたら、広島・長崎に原爆を落とされたか? ■政治家を辞めたから言える「戦争に負けてよかった」が僕の本心 ■自己犠牲、自国愛は大切だが、自由ほど素晴らしいものはない! ■勝ち取った自由ではないから生じる日・韓それぞれの屈折 ■威勢のいい政治家の靖国参拝はファッション!? 旧陸軍省墓地で感じたこと <橋下徹メッセージ> 『独裁者』『民主主義の破壊者』と散々な言われ方をされてきた僕ですが、私人に戻った今だからこそ、皆さんにお話したいことがたくさんあります。府知事、市長在任中に、メディアで報じられたことは全体の中のほんの一部。しかも、いちいち訂正するのが間に合わないほどに好き勝手に報じられました。僕が何を考え、大阪府、大阪市の改革、そして大阪都構想を目指したのか。小さな弁護士事務所の代表から38歳で政治家に転身した僕が、いかにして数万人規模の役所組織をマネジメントしたのか。資金も組織もない中でいかにして政党を作り上げ、マネジメントしたのか。それまでの役所の常識・行動様式とぶつかり合い、いかにして前例のない大胆な改革を実行したのか。そういった本当に価値のある話は、メディアは報じてくれないんです。だから自慢話を織り交ぜながら(笑)、皆さんのビジネスに少しでもお役に立ててもらえればという気持ちで全てを話すためにメールマガジンを始めます。僕を散々に批判してくれた人たちとも、今まで以上に議論を戦わせていきたいと思っていますので、どうぞよろしく。
  • 【今考える敗戦の意義〈2〉】旧陸軍墓地を荒廃から救え! 政治家の「ファッション強気」が有害な理由 【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.116】
    -
    1巻330円 (税込)
    橋下徹公式メールマガジン「学者やコンサルでは伝えられない橋下徹の「問題解決の授業」」を号毎に電子書籍化。 <今号の内容> ■野党は統一候補実現のために「予備選」を検討すべきだ ■相変わらずの「とりあえず反対」なら国民民主党に存在意義はない ■クソの役にも立たない政治家の「ファッション強気」 ■政治家の役割は課題解決。自分の強気に酔うことではない! ■僕にも責任の一端……戦没者を祀る「旧陸軍墓地」を放置していいのか? ■靖国、陸軍墓地……GHQの軍国主義「解体」戦術にハマったままの日本 ■戦没者を祀る国立施設へ! 政治家は知恵を出せ、行動せよ! <橋下徹メッセージ> 『独裁者』『民主主義の破壊者』と散々な言われ方をされてきた僕ですが、私人に戻った今だからこそ、皆さんにお話したいことがたくさんあります。府知事、市長在任中に、メディアで報じられたことは全体の中のほんの一部。しかも、いちいち訂正するのが間に合わないほどに好き勝手に報じられました。僕が何を考え、大阪府、大阪市の改革、そして大阪都構想を目指したのか。小さな弁護士事務所の代表から38歳で政治家に転身した僕が、いかにして数万人規模の役所組織をマネジメントしたのか。資金も組織もない中でいかにして政党を作り上げ、マネジメントしたのか。それまでの役所の常識・行動様式とぶつかり合い、いかにして前例のない大胆な改革を実行したのか。そういった本当に価値のある話は、メディアは報じてくれないんです。だから自慢話を織り交ぜながら(笑)、皆さんのビジネスに少しでもお役に立ててもらえればという気持ちで全てを話すためにメールマガジンを始めます。僕を散々に批判してくれた人たちとも、今まで以上に議論を戦わせていきたいと思っていますので、どうぞよろしく。
  • 海野十三敗戦日記
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
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  • 海野十三敗戦日記
    4.0
    科学の徒が見た戦時下の日常、そして迎えた終戦――ノート二冊に綴られた「空襲都日記」「降伏日記」を収録。軍事科学小説を著し、海軍報道班員として南方戦線を経験した著者は庶民の戦争をどう見ていたのか。

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  • 絵本「敗戦処理」
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 絵本「敗戦処理」 自分が敗れた場合、 敗戦処理をする必要がある。 負けた、その日、1日、 敗戦処理しなければならない。 負けたその日一日である。
  • 大坂の陣までの軌跡 「関ヶ原の敗戦武将のその後」「方広寺大仏殿再建地鎮祭」「“大御所”家康と秀頼が初会見」
    5.0
    関ヶ原合戦で西軍側についた武将に、厳しい処分が下ったときから、大坂の陣勃発は必然であったのかもしれない。豊臣秀頼のカリスマ性を恐れる家康は、大坂方の弱体化を謀って、莫大な数の寺社の造営や修復を奨励した。大坂の陣へといたる長き行程をたどる。
  • 家電敗戦(週刊ダイヤモンド特集BOOKS Vol.332)―――失敗の本質
    -
    ソニー、パナソニック、シャープは、2012年3月期、3社合計で1兆6000億円という大赤字を計上した。業績不振に弱り切った日本の家電メーカーに、中国、韓国、台湾企業が狙いを定めている。敗色濃厚な日本の“基幹産業”。勢いづく中、韓、台メーカーの実像と、日本の家電が失敗に至った本質的な原因に迫る。
  • GACKT敗戦記
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【前代未聞の問題作!!GACKTがついに全ての真相を告白】 仮想通貨ガクトコイン、義援金搾取疑惑、某格付け番組ヤラセ疑惑、 レイプ疑惑、詐欺疑惑、脱税疑惑、盗作デザイン、先輩ミュージシャンとのトラブル、 そして芸能界の闇…。 メディアに流れる様々なGACKTの噂。 その真相が気になっていた全てのファンの皆様、 そしてアンチの皆様、「お待たせしました」 沈黙を貫いてきたGACKTに、全ての疑問をぶつけたNORTH VILLAGE編集部。 そしてGACKT本人が初めて、「NG無し」で、スキャンダルと炎上騒動について、真相を告白。 「人間はいつ死ぬかわからない。墓場まで真相を持っていく気は無い」 どんなに叩かれても、病魔に犯されても、何度でも立ち上がるGACKT。 彼を突き動かすものはなんだったのか。 さらに、これまでの事件の真相や、GACKTが起こしたトラブルについてよく知る「超側近/元顧問」にも話を聞いた。 未だに残る疑惑の数々に対して、客観的な第三者の証言と証拠と共に、真実が白日のもとに晒される…… 今まで週刊誌ではでてこなかった衝撃の事件とは? 果たしてGACKTは黒なのか?白なのか? それを決める陪審員は、この本を読んだ貴方だ。   『GACKT敗戦記』目次抜粋 ■歌舞伎町キャバ嬢レイプ事件 ■何処へ消えたのか2億の義援金 -GACKT東日本大震災義援金疑惑- ■国税局マルサ強制捜査の結末 -GACKTの脱税疑惑- ■仮想通貨の闇 -GACKTコイン疑惑- ■ローランドを巻き込んだG &Rデザインパクリ騒動 ■愛犬里子事件 ■人妻不倫トラブルの真相 ■金と暴力の渦巻くGACKTと芸能界の闇 ■なぜGACKTは他のミュージシャンより金持ちなのか? ■GACKT武装戦線 ■拉致・監禁・銃刀法違反 ■暴露系YouTuber「GACKTには関わるな!」 ■尊敬する先輩の楽屋に殴り込み ■GACKTが死を覚悟した揉めごと ■死の淵から希望に向けて 【噂の真相と新たなリーク】 「GACKT新幹線爆破事件」 「GACKT個人事務所倒産? 疑惑」 「格付けチェックやらせ疑惑」 「GACKT整形疑惑」 「GACKTはなぜ金持ちなのか?」 「FX惨敗疑惑」 「バカラ惨敗疑惑」 「麻薬・ドラッグ疑惑」 「GACKT芸能界最強疑惑」
  • <九州の戦国時代>九州をその手中に! 島津一族の不敗戦術
    -
    精強で知られる島津軍。当時の最新兵器である鉄砲を巧みに使いこなす技術力と、合理的な判断に基づく戦法は、まさに時代を先取りしたものだった。九州を席巻し、幕末期の薩摩藩士たちにまで引き継がれた島津戦術の秘技を検証する。
  • 競馬 衝撃の敗戦列伝 敗北を糧に頂点を極めた名馬たち
    完結
    -
    【内容】スペシャルウィーク――敗れるたびにより一層輝いた名馬エルコンドルパサー――ミスター・オールマイティーウオッカ――何度負けてもファンを強烈に惹きつけた歴史的名牝オグリキャップ――不屈の闘志に誰もが感動したマツリダゴッホ――努力を続け、ようやく実の入った瞬間の大激走【著者】山口県出身。北海道大学文学部国文科専攻を卒業後、株式会社リクルートに入社。1996年に同社を退社したのち、執筆活動を始める。同年、「優駿エッセイ賞」を受賞。著書『馬産地ビジネス』『JRAディープ・インサイド』『馬産地放浪記』『三度怒った競馬の神様』『ウオッカの背中』『ウイニング・チケット』(原作)など。電子書籍『競馬 衝撃の敗戦列伝――敗北を糧に頂点を極めた名馬たち』『競馬 衝撃の敗戦列伝2――運命を分けた一戦の知られざる真実』など。競馬関連の著作について業界の内外を問わず高い評価を得ている。

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  • 原発敗戦 危機のリーダーシップとは
    4.1
    福島第一原発事故で、日本は「あの戦争」と同じ失敗を繰り返した――。『カウントダウン・メルトダウン』(大宅賞受賞)で福島第一原発事故を克明に描いた船橋氏が、福島の失敗の原因を徹底検証。 船橋氏の方針は、「文化論」を極力避けること。「文化決定論」は無責任と敗北主義をもたらし、「日本人だからダメなのだ」という居直りとあきらめをもたらすだけだからです。そこで氏は組織論、リーダーシップ論、ガバナンス論の視点から、どのような状況におかれた意思決定者が、どのような人間関係や指揮系統のなかで、どのように決断や命令を下したのかを具体的に検証。その結果あぶり出されたのは、戦力の逐次投入、「最悪のシナリオ」を考えることの放棄、インテリジェンスの軽視、タコツボ的な指揮系統、大局を見ない組織間抗争……。まさに、太平洋戦争論において散々指摘されてきたものと酷似した、数々の問題点でした。今度こそ同じ失敗を繰り返さないために、船橋氏はいかなる処方箋を見出すのか? 半藤一利氏らとの特別対談を収録。
  • 「原発」敗戦国・日本 ~10人の重要証言から暴くフクシマの真実~
    3.0
    1巻880円 (税込)
    2011年3月11日、午後2時46分に起こった「東日本大震災」は、多くの尊い人命と文明を奪い去りました。福島第一原発では、大量の放射性物質が漏れ出て、周辺地域のみならず、6月の段階で関東、東海まで汚染の域を広げ、今なお危機的状況が続いています。しかし、具体的にどう危ないのか、フクシマは今どうなっているのか、収束するのか、それはいつ? 人的な健康被害はどの程度なのか、今後どこまで汚染されるのか、などいちばん知りたい情報がよくわからない。そんな人のために本書はあります。隠蔽される前にすべて本書で真実を明かします。

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  • 興安嶺颪吹き荒れて 敗戦の満洲 脆く崩れていくものの影を 少年は見た
    -
    1巻2,200円 (税込)
    人間性を無視し人権を破壊するもの、それが戦争である 私は、終戦までの五年間を、満州国に住んでいましたので、激動期の戦前戦後の体験を書いてみました。また、もう一つの課題として、当時の白系ロシア人のおかれた悲劇的な状況を書き表しました。敗戦の満洲で、白系ロシア人ほど立場の弱い人たちはいませんでした。 いずれにしても、戦争というもののむごたらしさがもたらした結果です。私は、この作品に「平和への祈り」と、「遺言」を込めました。 【目次】 第1章  横道河子というところ 第2章  ヒットラーとロシナンテ 第3章  氷の家 第4章  復活祭 第5章  井上ホテルの崩壊 第6章  さらば横道河子 第7章  陶頼昭の夜 第8章  新京到着 木材会館 第9章  棄民=四等国民を生きる 第10章  李浩全との出会い 第11章  日本人狩り 第12章  日僑俘=日本人捕虜 第13章  雪の朝 第14章  半風子は知っている 第15章  死者の母音 第16章  新しい年に 第17章  兄・芳樹の日記抄 第18章  春節吉報 ソ連軍撤退 第19章  共産軍入城 タチヤーナとの別れ 第20章  父の長城 第21章  中央政府軍長春奪還 第22章  黄昏の別離 胡蘆島から佐世保へあとがき 【著者】 山本直哉 1935年生 横浜市立大学卒 本籍地・長野県
  • 国会議員に読ませたい敗戦秘話
    3.5
    国会議員のレベルが低すぎる! 近年、国会議員の無学さ、低レベルさが目に余ります。 2015年の安保法案採決をめぐっては、つい数年前に政権を担っていた 民主党までもが非現実的な反対闘争を繰り広げ、 「国権の最高機関」は低俗なスローガンを繰り返す場と化しました。 野党だけではありません。朝日新聞や一部テレビなどの偏った報道を鵜呑みにし、 ろくに調査や検証もせずに無責任な発言を繰り返す政治家は与党にもたくさんいます。 なぜか。 彼らには、わが国の近現代史に関する知識が決定的に欠けているのです。 《おもな内容》 第一章 東京裁判とGHQ 第二章 安保改定の真実 第三章 沖縄の心をねじまげる人々 第四章 国際社会は非道である 第五章 英霊たちが眠る場所 戦犯の遺灰はどこで供養されたか/東条の子孫はどんな扱いを受けたか/ マッカーサーに動じなかった吉田茂/歴史はゴルフ場でつくられた/ ソ連の同志は朝日新聞と社会党/社会党も賛成していた安保改定/ 人民帽をかぶった浅沼稲次郎/沖縄教職員が進めた祖国復帰運動/ テント村で見つけた2つの報道番組の連絡先/トルーマンは原爆投下ありきだった/ シベリア抑留者がつくった街がある/樺太の日本人女性は朝鮮人と結婚した/ 日光で敗戦を迎えた天皇陛下/なぜ靖国参拝が問題化されるようになったか
  • 近衛文麿と日米開戦――内閣書記長官が残した『敗戦日本の内側』
    4.3
    昭和史の貴重な記録を読み解く。日本が太平洋戦争に突入していく重要な時期に国政を担った、第二次・第三次近衛文麿内閣。その内閣書記官長を務めた富田健治によって、戦後に書かれたのが『敗戦日本の内側――近衛公の思い出』である。そこには、近衛らが緊迫する国内外の情勢にいかに対応したかが、当事者しか知りえない舞台裏と共に、息づかいまで感じられる筆致で綴られている。解説は、昭和史研究の第一人者である川田稔名古屋大学名誉教授。会話などからも歴史的価値を見出し、読み解いていく。はたして、日米開戦は不可避だったのか、それとも――。
  • コミンテルンの謀略と日本の敗戦
    4.2
    ロシア革命が成功したあと、レーニンは世界革命を遂行すべく、「コミンテルン(共産主義インターナショナル)」をつくる。それは恐るべき思想と悪魔的手法に裏打ちされた組織であった。そして大日本帝国は、やすやすとその謀略に乗せられ、第二次大戦に追い込まれていく。なぜ、そうなってしまったのか? 実は、その背後には、日本の「自滅的」な大失敗があった。リヒャルト・ゾルゲ、尾崎秀実らが暗躍していたことは、よく知られたことだろうが、彼ら以外にも、軍や政府内部に入り込み、ソ連・コミンテルンの都合の良いように動く人々がいたのである。どうして当時の日本のエリートたちは共産主義にシンパシーを覚えたのか? ソ連型の共産主義社会をめざす「左翼全体主義者」と、天皇を戴きながら社会主義的統制国家をめざす「右翼全体主義者」は、いかにして日本を席巻したのか? そして左右の全体主義の危険性に気づき、その勢力に敢然と立ち向かった保守自由主義者たちの姿とは――? コミンテルンの戦略を詳述しつつ、日本国内の動きの謎を解き、隠された「歴史の真実」を明らかにする刮目の書。 【目次より】●はじめに コミンテルンの謀略をタブー視するな ●第1章 ロシア革命とコミンテルンの謀略――戦前の日本もスパイ天国だった ●第2章 「二つに断裂した日本」と無用な敵を作り出した言論弾圧 ●第3章 日本の軍部に対するコミンテルンの浸透工作 ●第4章 昭和の「国家革新」運動を背後から操ったコミンテルン ●第5章 「保守自由主義」VS「右翼全体主義」「左翼全体主義」 ●第6章 尾崎・ゾルゲの対日工作と、政府への浸透 ●おわりに 近衛文麿という謎
  • コロナ敗戦後の世界
    -
    いつまで続く「コロナ大不況」 米中戦争「二股政策」で日本自滅か? 「勝ち組」「負け組」二極化世界 新型コロナウイルスのパンデミックは、中国を例外として世界中で拡大し続けた。そのダメージは計り知れなく大きい。 だが、2020年秋になると、日本政府は感染防止対策より経済対策に注力するようになった。 コロナ禍で露呈した日本の後進性、ガラパゴス化、そして経済衰退はより深刻だ。 この国の最大の問題――少子化による人口減、財政赤字、そして経済の低迷が解消される兆しは一切ない。 ポストコロナの世界を透視する国際政経社会論! 〈こんな方にオススメ〉 ・アフターコロナの国際情勢、日本政治・経済、社会のゆくえに関心ある方 ・米国バイデン新政権の対中、対日政策に関心ある方 ・「ポストコロナ」時代に失われる仕事、経済予測では見通せなくなった未来像に関心ある方 〈本書の内容〉 ■第一章 いつまで続く「コロナ大不況」 ■第二章 「ポストコロナ」時代、失われる仕事 ■第三章 米中戦争「二股政策」で日本自滅か? ■第四章 グリーン・ニューディールの罠 ■第五章 日本が韓国より貧しくなる日 ■第六章 止まらない世界ランキング下落 ■第七章 「コロナバブル」は必ず崩壊する ■第八章 日本は財政破綻してしまうのか? ■第九章 「デジタル通貨」がもたらす絶望未来 ■第一〇章 未来なき老害政治と女性差別    〈本書の特長〉 『コロナショック』『資産フライト』ほか国際政治・経済に精通するジャーナリストが「コロナ後の世界」を緊急書き下ろし! 〈著者プロフィール〉 山田順(やまだ・じゅん)ジャーナリスト、作家。 1952年、神奈川県横浜市に生まれる。立教大学文学部を卒業後、光文社に入社。「光文社ペーパーバックス」を創刊し、編集長を歴任。2010年からフリーランスになり、国際政治・経済・ビジネスの分野で旺盛な取材・執筆活動を展開中。主な著書に、『出版大崩壊』『資産フライト』『円安亡国』(以上、文春新書)、『本当は怖いソーシャルメディア』(小学館新書)、『「中国の夢」は100年たっても実現しない』(PHP研究所)、『希望の地としての新興アジア』(実務教育出版)、『地方創生の罠』(イースト新書)、『永久属国論』『東京「近未来」年表』(以上、さくら舎)、『米中冷戦 中国必敗の結末 THE FATE OF THE U.S.-CHINA COLD WAR』(エムディエヌコーポレーション)、『コロナショック』(MdN新書)などがある。

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  • シャープ「企業敗戦」の深層 大転換する日本のものづくり
    4.0
    「液晶のシャープ」と言われた「勝ち組」が、なぜ敗戦にまで陥ったのか? 今後、日本企業のものづくりはどのようになるのか? 本書はシャープの技術者として33年間勤務し、最先端の液晶技術研究と巨艦シャープの企業病、組織内部の問題点を熟知する元・液晶研究所技師長(現・立命館アジア太平洋大学教授)の著者が、なぜシャープが凋落したのかを描いた衝撃の企業敗戦ノンフィクションである。シャープ敗戦の原因を「当事者」と「分析者」という二つの観点から分析し、グローバル競争と変化への対応を読み間違えた巨大メーカー崩壊の深層に迫る。シャープ敗戦の教訓から日本のものづくり復活へのヒントを描き出す。
  • 少女が見た1945年のベルリン ――ナチス政権崩壊から敗戦、そして復興へ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦争の悲惨さを伝えるドイツ発のグラフィックノベル 市民が空爆にさらされるウクライナ。77年前のベルリンでも同じ光景があった。 本書は、クラウス・コルドンの長編小説『ベルリン1945 はじめての春』(岩波書店)を原作としたグラフィックノベル。第二次世界大戦の末期を生きる少女の物語である。廃墟と化したベルリンで、恐怖と絶望を強いられながら平和を待ち望む人びとが市街戦を生きのびたようすを描いている。 クラウス・コルドンの「ベルリン3部作」は、それぞれ1918年、1932-33年、1945年という、ドイツ近代史における3つの重要な転換点に直面したある家族の暮らしが描かれている。この作品で特筆すべきは、物語で採用されている視点で、子どもや若者の目から歴史的な出来事を語り、主人公ゲプハルト家の生活を焦点を当ててストーリーを展開させているところだ。本書ではこの3部作のなかから、わたしたちの時代にもっとも近い3作目を原作として取り上げている。幼いころや10代のころに終戦を経験した多くの人たちは、すでに孫がいる年齢となり、悲惨な戦争の記憶を新しい世代に伝えようとしている。 作画のクリストフ・ホイヤーは、絵の細部にまでこだわり、綿密な調査にもとづいて、当時のベルリンを忠実に再現した。街は瓦礫に埋もれていたが、エネのような子どもたちは、破壊された国の希望だったのだ。 本書では、ベルリンで暮らす人びとの惨状だけでなく、出征していた家族や隣人、脱走兵、ナチスの少年兵、強制収容所の生還者、地下活動家、ソ連兵といった登場人物が、独ソ戦、ヒトラー政権、親衛隊(SS)の横行、強制収容所での過酷な生活をそれぞれ語る。当時のドイツを取り巻いていた歴史的背景が把握できる。 市民が空爆にさらされている、現在のウクライナと同じようなことが77年前のベルリンでも起きていた。 [あらすじ] 1945年春のベルリン。連合国軍が最後の空爆をおこない、地上ではソビエト連邦の赤軍が迫っていた。この街で暮らすエネは12歳。生まれてまもないころ、ナチスの共産党弾圧で両親が逮捕されたため、育ててくれた祖父母のもとで終戦やソ連軍の進駐を経験する。戦争のないはじめての春が訪れたある日のこと、ひとりの男が家の前にあらわれた。それはブーヘンヴァルト強制収容所から生還した、エネのお父さんだった。
  • 昭和16年夏の敗戦 新版
    3.9
    日米開戦前夜。平均年齢三十三歳、全国各地から集められた若手エリート集団が出した結論は「日本必敗」。それでも日本が開戦へと突き進んだのはなぜか。客観的な分析を無視して無謀な戦争に突入したプロセスを描き、日本的組織の構造的欠陥を暴く。 石破茂氏との対談、新版あとがきを収録。
  • 昭和天皇、敗戦からの戦い―昭和史の大河を往く〈第3集〉
    -
    1巻880円 (税込)
    昭和天皇と弟宮が生きた昭和という「哀しみ」の時代。 皇居の濠を隔てて対峙する昭和天皇とマッカーサーの息詰まる心理戦。 “天皇制下の民主主義体制”へ、この国のかたちを決めた決断の時を、 昭和天皇と三人の弟宮が担った歴史的使命を、新視点で問い直す。 <目次> 昭和天皇とマッカーサー 皇居の濠を隔てて対峙する二人の視線 占領者と被占領者の「黙契もっけい」 皇居前広場にこだまする「音」 極秘裏に行われた両者の第二回会見 占領者の帰国と被占領者の意思 昭和天皇と弟宮 富士山を見つめていた秩父宮 秩父宮──近代日本で初めて経験する第二皇子という立場 秩父宮──日米開戦と御殿場での療養の日々 八月十五日の秩父宮──開かれた皇室への舵取り役 昭和天皇の弟宮たちへの思い──二・二六事件に際して 明治天皇の期待を担った皇孫たち──皇室の近代化への道 大正期──それぞれの道を進む皇子たち 高松宮の最期の日々──昭和天皇との思い出 日米開戦前夜──高松宮の昭和天皇への進言 新発見『小倉侍従日記』が伝える高松宮と昭和天皇との激論 終戦後の高松宮──兄宮の「人間宣言」を側面から支援 三笠宮崇仁殿下が著者に託された資料──戦争への真摯な反省の念 三笠宮崇仁殿下──終戦への戦い 三笠宮崇仁殿下──戦時に日本軍の誤りを指摘 昭和天皇と弟宮が生きた昭和という「哀しみ」の時代 〈同時代史〉から〈歴史〉へ移行する昭和天皇像 相次いで公開された側近たちの記録が伝える昭和天皇像 昭和天皇にとっての八月十五日──先帝を超えて あとがきに代えて── 昭和天皇の勝利、天皇制下の民主主義体制へ
  • 戦後政治を終わらせる 永続敗戦の、その先へ
    3.6
    1巻847円 (税込)
    いまだ敗戦を否認し続けているために「対米従属」を続けざるを得ない日本。『永続敗戦論』で一躍注目を浴びた著書が、占領下から55年体制の成立、冷戦後の混沌から現在まで、日本政治の70年を鋭利に考察、近代資本制社会の行き詰まり、排外主義、反知性主義の横行などの世界的な潮流をふまえながら、真の「戦後レジームからの脱却」の道筋を描く。戦後政治を乗り越えるための羅針盤!
  • 戦争と嘘 - 満州事変から日本の敗戦まで -
    4.0
    今も昔も戦争に嘘はつきもの 日本政治外交史を専門とする学習院大学元学長が、満州事変~日本の敗戦にいたるまで――<嘘をめぐる政治の歴史>をたどる。 流言飛語(デマ)、プロパガンダ、広報外交、新聞、雑誌、ラジオ、ポスター、ビラ、怪文書…… 嘘をつく方が不正義とは限らない! (本文より) 戦争をめぐる嘘は国家を崩壊に導きかねない。 実際のところ戦前昭和の日本は崩壊した。 戦争をめぐる嘘が及ぼす重大な影響は、時代が異なっても変わらない。 そうだとすれば、今日の軍事紛争・戦争を考える際に、日本の戦争の嘘をめぐる歴史から重要な示唆を得ることができるだろう。――本文より 【目次】 Ⅰ章 満州事変 Ⅱ章「非常時小康」 Ⅲ章 日中戦争 Ⅳ章 日米戦争 Ⅴ章 敗戦 【著者プロフィール】 井上寿一(いのうえ・としかず) 1956年、東京都生まれ。 一橋大学社会学部卒業。同大学院法学研究科博士課程、学習院大学法学部教授などを経て、学習院大学学長。法学博士。専攻は日本政治外交史。 内閣府公文書管理委員会委員。特定歴史公文書等不服審査分科会委員。 主な著書に、『昭和史の逆説』(新潮社)、『政友会と民政党』(中央公論新社)、『教養としての「昭和史」集中講義』(SBクリエイティブ)、『戦争調査会』『論点別 昭和史 戦争への道』(ともに講談社)などがある。
  • 造船「敗戦処理」(週刊ダイヤモンド特集BOOKS Vol.383)―――今造すら赤字
    -
    戦艦「武蔵」を建造した長崎造船所を持つ三菱重工業など、重工系が成長をけん引した日本の造船業。しかし今では、かつて三菱重工に教えを請うていたオーナー系造船専業会社の今治造船が国内首位に躍り出る。順位が逆転した国内造船業は、未曽有の危機に直面しており、敗戦処理の道を進む造船会社も出てきそうだ。
  • 脱永続敗戦論 民主主義を知らない国の未来
    -
    世界的に「民主主義の危機」が蔓延する現在、日本に真の民主主義を確立するために何が必要か。人気哲学者が民主主義をキーワードに、政治哲学、政治史を解説、現代政治の最前線とその展望について明らかにする。
  • 中央銀行は持ちこたえられるか――忍び寄る「経済敗戦」の足音
    4.4
    今や政府の債務残高は1200兆円を超え、名目GDP比の250パーセントに迫る勢いだ。その増加傾向にブレーキはかからず、安倍政権が目標とする「2020年プライマリー・バランス黒字化」の目途はまったく立っていない。増え続ける巨大債務を抱えながらも「デフレ脱却」を至上命題として、掟破りの異次元緩和と“事実上の財政ファイナンス”に邁進する政府・日銀。しかし、成果は一向に上がらず、もはや「出口」の見えない展開に突入しつつある。このまま行けば遠くない将来、日銀の政策運営が制御不能となる日が必ず来る。その時、われわれ国民を襲う悲劇的な結末とは!? 恐るべき警告の書。【目次】第一章 わが国の政策運営の油断と慢心/第二章 「財政危機」のあり得るシナリオ/第三章 欧米諸国と日本「財政・金融政策」比較/第四章 金融危機後の「金利ゼロ」の世界と「量的緩和」/第五章 中央銀行は持ちこたえられるか/第六章 財政破綻のリアルI――欧州債務危機の経験から/財政破綻のリアルII――戦後日本の経験から/第八章 蓄積され続けるリスクと遠のく正常化/第九章 なぜ掟破りの政策運営は“放置”されてきたか/第一〇章 子どもたちの将来への責任/あとがき/参考文献
  • 中国敗戦 米中新冷戦の真実と結末
    -
    1巻1,287円 (税込)
    米中対立・日韓衝突は「中華思想」と「近代文明」の最終戦争だ! 国際ルールを守らない大中華・小中華を世界は潰すことを決めた! ついにアメリカから対中制裁第4弾を実施され、さらには「通貨操作国」にまで認定された中国。 中国はWTOのルールを守らず、韓国とともに「発展途上国」を装って優遇措置を受け、 為替自由化も市場開放もせず、補助金で国有企業の国際市場シェア独占を助け、 東シナ海や南シナ海の領有権を主張し続けている。 一方、韓国も日韓基本条約や慰安婦合意を反故にし、国家間の約束を守らない。 この2国に共通するのが「中華思想の国」ということだ。 中華思想は「自分だけが正しく、優れている」という優越思想であり、 両国とも国際ルールなど無視で、自分勝手な独自論理を押し付けてくるところもまったく同じである。 本書は、「中国がもっとも恐れる評論家」である黄文雄(台湾出身)と石平(中国出身)が、 米中貿易戦争の正体から、中国と習近平政権の今後、世界経済への影響、日韓衝突の行方、 2020年の台湾総統選挙の帰趨などについて、政治・経済・歴史・文化などさまざまな観点から縦横無尽に論じ合う。
  • テレビの「敗戦」とテレビの「復活」
    -
    Impress IT Critics?テーマごとに読み切りでわかる最新のIT動向 今回のテーマは「テレビ」。 地デジ移行の需要が終わった2013年現在、日本の家電メーカーは、苦境にある。そこで、常に「戦犯」として名指しされているのがテレビだ。 利益を生みづらくて先行きが見えない。テレビはそういう存在になっている。 その一方で、スマートテレビ、4Kといったニューキーワードも登場し、機能や利用シーンも多面化している。そしてメディアとしての影響力はまだまだ巨大だ。 本書では、テレビの「今」を分析し、これからの「機器産業」と「コンテンツ産業」を考えて未来。いくつかの法則で考えていくと、意外とその未来はシンプルに見えてくる。 <目次> 日本のテレビは「自滅した」 量販店との関係がテレビを悪くした 「液晶製造」のジレンマ なぜ日本メーカーはサムスン・LGに負けたのか 「スマートテレビ」とはなにか 「スマートビエラ」騒動の真実 「ドット」を超える!? 4Kの価値 多様な価値に答えるのが復活の糸口 <著者プロフィール> 西田宗千佳(にしだ むねちか) ジャーナリスト。1971年福井県生まれ。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、ネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。 Twitter:@mnishi41 mnishi@mbj.nifty.com 個人媒体(メールマガジン)『西田宗千佳のRandom Analysis』(月2回刊・月額420円、毎回1万字以上の書き下ろしルポを掲載。http://magon.impress.co.jp/writer/nishidamr001.html)

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  • 電力崩壊 戦略なき国家のエネルギー敗戦
    3.9
    停電ニッポン、なぜ、こうなった? 日本の未来に灯りをつなぐため行動したいすべての人へ エネルギー逼迫を受けた緊急出版!!複雑に絡み合った原発問題はいかに解きほぐせるのか? 気鋭の論客がエネルギーを切り口に、日本を前向きに軌道修正する道を探る意欲作。 原子力政策の不透明性や電力自由化、急速な脱炭素化政策など、国の根幹をなすべきエネルギー問題は「失策」の歴史にまみれている。 平易な語り口で知られる著者が、電力政策の歴史、原発や再エネが抱える様々な課題をわかりやすく解説し、具体的な解決策を提示する。
  • 東芝 原子力敗戦
    4.0
    身も心も会社にささげる「サラリーマン全体主義」が企業を滅ぼす。 「東芝原子力事業の暴走と、それを糊塗するためにほぼ全事業部で行われた粉飾には、何千人もの東芝社員が関わった。(中略)まさに「滅私奉公」「全社一丸」だ。 そのやり方では、もはやグローバル競争に勝てないことを、我々は知っている」(エピローグより) 社内で経営陣が交わした粉飾メールをはじめ、数々の内部資料をもとに東芝を追及してきたジャーナリストによる決定版。 ●目次● 第1章 原子力ルネサンス 「テレビやスマホの代わりに原発を輸出すればいい」という経産省の思惑。それに乗った東芝・西田厚聰社長には経団連会長への野心があった。 第2章 東日本大震災 次々と水素爆発を起こす福島第一原発。メーカーとして最大の危機を迎えてなお「原発輸出」にまい進する佐々木則夫社長を支えた一人の男。 第3章 粉飾決算(2013年~2014年) 買収した米原発機器大手・ウエスチングハウスの減損を隠すため、巨額の粉飾に走る幹部。社内を飛び交うメールからは粉飾指南役の陰も。 第4章 破滅への道程(2015年~2017年) 第二の減損発覚で追い詰められた東芝。優良事業の売却を繰り返し、残るのは原発事業のみ。倒産の危機に。 第5章 原発ビジネスの終焉(1956年~2017年) 「国策」への協力を決断したかつての東芝社長、土光敏夫と現経営陣の違いは何か。 第6章 東芝が消える日(2017年~) 原子力業界には東電を頂点とするヒエラルキーがあり、東電は「東電の正妻」と言われていた。東芝の命運を握る東京電力で、いま何が起こっているのか。
  • 日本式モノづくりの敗戦―なぜ米中企業に勝てなくなったのか
    4.3
    1巻1,584円 (税込)
    相手はサムスンではなくアップル・EMS連合軍だった―― シャープやパナソニックが大赤字に陥るなど、日本の製造業が苦境に陥っている。著者はその主因として、日本のメーカーが製造プロセスの垂直統合にこだわり、EMSを活用した水平分業の流れを理解しなかったことを指摘する。世界のモノづくりは劇的に変わっており、日本式の優位性は崩れ去ったのだ。 では、成長する新興国市場に飛び込めば、収益があがるのか? そこでは、際限のない価格競争が繰り広げられている。日本メーカーはどのような方向で戦略を練り直すべきなのか。「世界の大変化への対応で必要とされるのは、現場力ではなく経営力!」――ビジネスモデルの再構築に取り組む日本メーカーに、多くの示唆を与える。
  • 日本政治 コロナ敗戦の研究
    3.5
    コロナ禍への対応に、日本政治は何を間違えたのか。同窓の研究者と記者が忌憚なく語り合う。 ・盤石と思われた安倍政権も、コロナ禍をきっかけにあっけなく終焉した。その後を担った菅政権も、後手にまわった対応が批判を浴び、大きく支持率を下げている。未曾有の危機に直面した日本政治は、何を間違えたのか。オーラルヒストリーの第一人者である研究者と、長く政治取材を手がけてきた日経記者が対談形式で語り尽くす。 ・過去、さまざまな危機に日本の政治はどう対応してきたのか。戦前、戦後の多くの歴史的事例も取り上げながら、幅広い視点で日本政治の来し方、行く末を考察する。
  • 日本占領と「敗戦革命」の危機
    4.8
    1巻1,100円 (税込)
    北朝鮮や中国の悲劇は、日本で起きたかも知れなかった――。日本の史上最大の危機は、昭和20年(1945)8月15日の敗戦直後に始まった。実は、敗戦で日本に平和が訪れたと考えるのは、大きな誤りなのである。そのとき日本は、周到に仕組まれた「敗戦革命」の危機に直面していたのだ。ルーズヴェルト政権の占領政策策定にコミンテルンのスパイが多数関与し、恐るべきプランを仕組んでいた。さらに戦時下の中国・延安では、日本共産党の野坂参三らが、日本兵捕虜を「革命工作員」にすべく、洗脳工作を行なっていた。アメリカと中国の双方で、日本を「共産化」するための工作が着々と進められていたのである。そして日本の敗戦と同時に、“彼ら”が日本にやってくる。“彼ら”はかねての計画通り、日本を解体するかのごとき占領政策を矢継ぎ早に実施し、巧みな言論統制とプロパガンダを行なっていく。さらに、日本共産党の活動を陰に日向に支援し、加えて、あえて日本を食糧危機・経済的窮乏に叩き込むような手立てを打ち続けた。つくられた窮乏と混乱のなかで、日本国民の不満が高まり、革命気運がどんどん醸成されていく。これまで占領政策について、アメリカを批判する日本人は多かった。しかし、そのような占領政策に、敗戦革命を狙うソ連および共産主義者たちの思惑と工作が色濃く反映されていたことを、どれほどの日本人が知っているだろうか。昭和天皇はじめ、当時、この危機に気づいていた保守自由主義者たちは、必死に反撃する。しかし占領下というあまりに制約が多い状況のなか、ついに時局は2・1ゼネストへ動き出す……。現代日本人が知らない「日本崩壊のギリギリの危機」を描き切る圧倒的力作! 【目次】より●序章 「敗戦で平和になった」という誤解 ●第一章 ルーズヴェルト民主党政権下での対日「敗戦革命」計画 ●第二章 中国共産党による対日心理戦争 ●第三章 戦時下での米中結託と野坂参三 ●第四章 近衛上奏文と徹底抗戦の謎 ●第五章 停戦交渉から逃げ回ったエリートと重光葵の奮戦 ●第六章 占領政策という名の日本解体工作 ●第七章 GHQと日本共産党の蜜月 ●第八章 昭和天皇の反撃 ●第九章 仕組まれた経済的窮乏 ●第十章 敗戦革命を阻止した保守自由主義者たち
  • 日本-喪失と再起の物語 黒船、敗戦、そして3・11(上)
    4.1
    黒船来航に端を発する近代国家への急速な発展、第二次世界大戦敗北後の奇跡の経済成長、そして2011年3月11日の東日本大震災後に人々が見せ続ける粘り強さ。たび重なる「災いを転じて」、この国はいつも並外れた回復力を発揮してきた――。名門経済紙《フィナンシャル・タイムズ》の東京支局長を務めた英国人ジャーナリストが、3・11を起点として描き出す日本の実像とは? 近・現代史への確かな理解をもとに、安倍晋三、稲盛和夫、村上春樹、桐野夏生、古市憲寿ら著名人から東北の被災地住民まで、多くの生の声と豊富な経済データを織り交ぜ、日本の多様性と潜在力を浮かび上がらせる。海外メディアの絶賛を浴びた画期的傑作。
  • 日本の長い戦後――敗戦の記憶・トラウマはどう語り継がれているか
    -
    1巻3,960円 (税込)
    憲法改正、領土問題、歴史認識問題はなぜ、こんなにも軋轢を招くのか。アメリカで教える気鋭の社会学者が比較文化の視点から、日本の「敗戦の文化」を考察する。私たちが家族、学校、メディアをとおして触れる戦時の物語は多様だ――戦場で英雄だった祖父、加害の体験を話さずに逝った父、トラウマを解消できない被害者たち。それらの記憶は、史実に照らして見直されることなく共存し、家族内では、調和が最優先される語りが主観的に選び取られる。高校の歴史教科書・歴史漫画の分析からは、なぜ若い世代が自国に自信をもてないか、その理由が見えてくる。そしてメディアは、記憶に政治色をつけながら、それぞれ違う物語を映し出す。戦後70年を過ぎた今、不透明な過去に光を当て、問題の核心に迫る。
  • 敗戦後遺症を乗り越えて
    4.0
    本書では、GHQによる精神的な占領が続く日本の実態を各界の第1人者によって明らかにし、 日本を取り戻す発想法を提示する。具体的には、貴重な写真で展開するカラーグラビア、 写真・図解を多数入れた論文12本、およびコラム6本で構成。それ以外に、「黒塗り教科書を考える」と 「教科書の何が問題か」(ともに編集部作成)を掲載、巻末には「戦後70年の歴史年表」と 「敗戦後遺症を理解するためのガイドブック」も収録した充実の内容。
  • 敗戦国の聖女、イクメン冷血皇帝に溺愛されて幸せです~王宮シークレットベビー物語~
    完結
    4.0
    神託を受け未来を知ることができる聖女アドレナは、攻め入ってきた敵国の冷血皇帝に捕らわれてしまう。 「俺に抱かれ、その力を俺のために使え」と無理やり妃にされてしまい、アドレナは陛下の子を身籠ってしまった。 そのうえ、このまま王宮にいては、生まれてくる息子が十歳を迎えることなく殺される──という神託を受け、ひとり王宮から逃げ出すことに。 城下で助けてもらった一家に身を寄せて、ひっそりと出産して息子を育てていたが、ある日陛下が迎えに来た。 「これからは俺がお前たちを守る」 陛下はアドレナも息子も溺愛してくれて幸せいっぱい。そんな最中、王位継承者の息子とアドレナの力を狙う敵が現れて──。 敗戦国の聖女ママがイクメン冷血皇帝に溺愛される子育てロマンス!
  • 敗戦国の聖女、イクメン冷血皇帝に溺愛されて幸せです~王宮シークレットベビー物語~【分冊版】1
    完結
    -
    神託を受け未来を知ることができる聖女アドレナは、攻め入ってきた敵国の冷血皇帝に捕らわれてしまう。 「俺に抱かれ、その力を俺のために使え」と無理やり妃にされてしまい、アドレナは陛下の子を身籠ってしまった。 そのうえ、このまま王宮にいては、生まれてくる息子が十歳を迎えることなく殺される──という神託を受け、ひとり王宮から逃げ出すことに。 城下で助けてもらった一家に身を寄せて、ひっそりと出産して息子を育てていたが、ある日陛下が迎えに来た。 「これからは俺がお前たちを守る」 陛下はアドレナも息子も溺愛してくれて幸せいっぱい。そんな最中、王位継承者の息子とアドレナの力を狙う敵が現れて──。 敗戦国の聖女ママがイクメン冷血皇帝に溺愛される子育てロマンス!  『敗戦国の聖女、イクメン冷血皇帝に溺愛されて幸せです~王宮シークレットベビー物語~【分冊版】1』には 「プロローグ」~「2章 再会」までを収録。
  • 敗戦後論
    -
    「戦後」とは何か? 敗戦国が背負わなければならなかった「ねじれ」から、われわれはどのような可能性を受けとるべきなのか? 自国の戦死者への弔いが先か、被侵略国の犠牲者への謝罪が先か。発表後、大きな反響を巻き起こしたラディカルな議論の原点が蘇る。靖国問題や政治と文学について考えるための基本書。
  • 敗戦真相記 予告されていた平成日本の没落
    3.9
    1巻550円 (税込)
    官栄えて 国滅ぶ 無気力国家ニッポン 昭和二十年九月、魂の講演録が提示する日本再生策。今蘇る異色経済人・永野護のメッセージ 日本はまた闘えるのだ!

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  • 敗戦と赤線~国策売春の時代~
    3.3
    昭和三十三年、戦後日本を象徴する歓楽街「赤線」が消滅した。この空間は自然に生まれたものなのか? 気鋭の研究者が、膨大な資料とフィールドワークで、その誕生の謎を解く。
  • 敗戦と戦後のあいだで ──遅れて帰りし者たち
    -
    敗戦後、歴史的力により戦地から本国への帰還が遅れてしまった人びとがいる。復興から経済発展へのパラダイムが形成されつつあるなか、拭いがたい違和感や齟齬をかかえ、彼らは戦後という時間をいかに生きたのか。五味川純平、石原吉郎、横井庄一、小野田寛郎、中村輝夫……。本書は複数の周縁的・両義的存在の歩みを丹念に読み解き、もうひとつの歴史を描きだす試みである。戦後日本社会を構成する条件とは何か、いま一度根本から問う。
  • 敗戦日記
    -
    「書け、病のごとく書け」と、自らを追いつめるほどに創作の意味を問い続けた“最後の文士”高見順が遺した戦中日記。そこには貸本屋「鎌倉文庫」設立の経緯、文学報国会の活動などが詳細に記録されており、戦時下に成し得ることを模索し、文学と格闘した作家の姿がうかがえる。膨大な量の日記から昭和二十年の一年間を抜粋収録。 (※本書は2005/7/26に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)
  • 敗戦日記
    4.2
    “最後の文士”として昭和という時代を見つめ続けた著者の戦時中の記録。昭和二十年の元日から大晦日までを収録。

    試し読み

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  • 敗戦日記(新装版)
    -
    “最後の文士”高見順が、第二次大戦初期から死の直前まで、秘かに書き続けた精緻な日記は、昭和史の一級資料たるのみならず、日記文学の最高峰の一つとなった。ここに収録されたのは昭和20年1月から12月までの記録で、自己をも押し流しながら破局へと突き進む空襲下の8月までと、すべて価値観が変わってしまった、連合軍の占領下にある年末までの日本の悲劇を、冷徹で仮借ない文学者の目をもって率直に活写した、ハイライトの部分である。
  • 敗戦の逆説 ――戦後日本はどうつくられたか
    -
    国境を越えた日米の改革派と保守派による熾烈な抗争の中で、戦後の日本はどうつくられたのか。隠された「戦後の原像」を検証し、改めて<戦後>後の日本を問う力作。
  • 「敗戦の倫理」編者のことば
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

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  • 敗戦は罪なのか オランダ判事レーリンクの東京裁判日記
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    “第2のパル”が見た 日本人と「勝者の裁判」 ◎日本人は残虐か ◎まさかの判事指名 ◎マッカーサーに嘆願 ◎対立の始まり ◎裁判長と大ゲンカ ◎パルとの友情 ◎母国へのいら立ち ◎味方は誰か ◎信念を貫く 日米開戦80年 秘蔵写真20枚収録 東京裁判の内実に迫る第一級資料 ぶつかる国益 判事たちの熱き闘い
  • ブギウギ 敗戦前
    5.0
    敗戦間近の箱根で、ドイツ軍潜水艦長が変死した。遺体を発見したのは旅館の女中・安西リツ。事件調査の通訳を任された法城は他殺を疑うが、ドイツ人軍医シュルツェは、自殺であると断言する。不審に思い調べを進めると、そこにはナチス・ドイツの陰謀の影が見え隠れしていた。一方リツは、ドイツ人潜水艦乗組員の若者パウルと急接近し、その後ラジオから流れてきた陽気なジャズの調べに新たな明日を感じるのだが…。傑作長編!
  • ブギウギ 敗戦後
    4.0
    敗戦から2年ほど過ぎ、まだ国は困窮と混乱の中にあったが、人々の目には興奮と輝きがあった。占領軍に呼び出された法城は、箱根の事件の原因と思しきあるものを探し出せと命じられる。重要な手がかりを持つ人物として浮かび上がったのは、あの安西リツだった。リツは東京でジャズシンガーになっているという。彼らは再び、国際的陰謀に巻き込まれてゆく──。動乱の時代を力強く生き抜く女たちを描く、著者渾身のミステリ巨編。
  • 分断のニッポン史 ありえたかもしれない敗戦後論
    3.5
    災害、感染症、格差……いま各所で「分断」が叫ばれる。だが歴史を遡ると、敗戦直後には国が分割される恐れが実際にあり、分断統治や架空戦記を描いた小説・マンガが人気を博してきた。欧米の学界ではこうした「歴史のif=反実仮想」の歴史学は重要な研究として認知されてきたが、本書は本邦で数少ない試みである。さらに震災等による列島分断を描いた未来小説も検証。最悪のシナリオを描いた作品群から、危機克服のヒントを学ぶ。  おもな登場作品は井上ひさし『一分ノ一』等の歴史改変小説、佐藤大輔『征途』等の架空戦記、小松左京『日本沈没』等の未来小説、『国境のエミーリャ』等のマンガ作品etc. 計100超。
  • プーチンの敗戦 戦略なき戦術家の落日
    -
    2022年2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻した。北大西洋条約機構(NATO)の拡大阻止と、ウクライナ東部ドンバス地方のロシア系住民の保護を名目にしたが、いずれも武力を行使する必然性があったかは疑問だ。むしろ客観的にみて、ウクライナへの軍事侵攻でロシアが得るものは何もない。多くの専門家が「侵攻はない」と予測したゆえんでもある。それにもかかわらず、なぜプーチンは侵攻を決断したのか……。  プーチンはかねて、「短期的な政策にたけた戦術家だが、長期的な戦略がない」(ロシアの政治評論家アンドレイ・コレスニコフ)とされてきた。NATOのロシア国境への接近を食い止めようとウクライナに侵攻したのに、ロシアとおよそ1300キロメートルにわたって国境を接するフィンランド、欧州の軍事強国のスウェーデンがともに、ロシアと決別してNATO加盟を決断した。ウクライナ戦争によって、日米欧とロシアの亀裂は決定的となった。ロシアにとって「ドル箱」である原油・天然ガスの主要な輸出先だった欧州は、「脱ロシア依存」へと大きく舵を切った。そして何より、「兄弟国」であったはずのウクライナの多くの人々を敵に回し、反ロ感情やロシアへの憎悪をかき立ててしまった。  プーチンが侵攻の「負の代償」をどこまで覚悟していたかは定かではないが、ロシアにとっても不毛な戦争であることはある程度、想定できたはずだ。それにもかかわらず、プーチンはなぜ、侵攻に踏み切ったのだろうか。本書は、20年以上にわたるプーチン統治の経緯を振り返りながら、その手掛かりを探る。
  • 膨張GAFAとの闘い デジタル敗戦 霞が関は何をしたのか
    4.8
    GAFAにデータと富が集中している。彼らはSNS事業者としての「表」の顔で集めたデータを、「裏」の広告事業で活用して利益を上げている。一流企業から中央省庁まで貴重なデータを彼らに無償で提供してきた。 日本がそれを易々と許した一因に、にわかに信じがたい法制度の不備がある。彼らの急速な進化に国内法が追いつかない。ヤフーや楽天に及ぶ規制も、海外プラットフォーマーは対象外という「一国二制度」が放置されてきた。GAFAはこの「グレーゾーン」を突き進む。 またEUに比べて遥かに弱い競争法やプライバシー規制、イノベーションを阻害する時代遅れの業法……。霞が関周辺にはそれらに気づき、抗おうとした人々がいた。本書はその闘いの記録であり、また日本を一方的なデジタル敗戦に終わらせないための処方箋でもある。最前線で取材し続ける記者がデータプライバシーに無頓着な日本へ警鐘を鳴らす。
  • マンガでわかる永続敗戦論
    2.5
    1巻1,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 7万部突破のベストセラーをついにマンガ化! 戦後の日本をおおってきた「永続敗戦」レジームとは何か!? そのエッセンスがマンガでまるわかり。集団的自衛権、TPP、領土問題、今後の日本を考えるためにも絶対に読んでおきたい一冊。
  • 未完の敗戦
    3.7
    なぜこの国は人を粗末に扱うのか? その根本原因に迫る! コロナ対策、東京五輪強行開催、差別やハラスメント、長時間労働、低賃金……。 日本の組織はあまりにも人間を、人の命や暮らしを、軽視していないか? こうした状況と酷似するのが、先の戦争中の日本社会だ。 本書では、大日本帝国時代の歴史を追いながら、その思考の構造を明らかにし、今もなおその精神文化が社会のあちこちはびこる事実を数多くの事例を通して検証。 敗戦で否定されたはずの当時の精神文化と決別しなければ、一人一人の人間とその暮らしが尊重される「民主」社会は実現しない。 仕方ない、という思い込みとあきらめの思考から脱却するためのヒントと道筋を提示する書。 【「はじめに」より】 日本人は、なぜ死ぬまで働くのか。 日本の経営者は、なぜ死ぬまで社員を働かせるのか。 弾薬や食糧などの補給物資を送らずに「目標の達成」を前線の兵士に要求した、先の戦争における大本営(戦争指導部)と、給料を上げず休息も十分に取らせずに「成果」を現場の社員や労働者に要求する、現代の(すべてではないにせよ、無視できないほど多い)経営者たちの間には、同じ思考形態が共有されているように見えます。 それは、外国人技能実習生と呼ばれる低賃金労働者と、戦争中の東南アジア植民地で徴用した「労務者」との共通点にも見られます。 彼らは共に、日本という国や日本企業の利益のために、苛酷な労働環境で道具のように酷使され、搾取される存在です。 こうした現代における社会問題を解決・改善する糸口として、本書は先の戦争における「大日本帝国型の精神文化(思考法)」に現代の視点から改めて光を当て、さまざまな角度から、その精神文化の構造を読み解いていきます。 (中略) 大きな「全体」のために奉仕や犠牲を強いられることなく、一人一人の人間が大事にされる社会を創るために、本書の論考がお役に立てれば幸いです。
  • ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる
    4.1
    「ものつくり」こそお家芸、この路線さえ貫けば安泰という思いが強くなっている日本。しかし、システム思考を軽視し敗北した戦前の日本軍と同じ過ちを繰り返そうとしているのだ!日本型「ものつくり」の限界を明らかにし、普遍性を追求せず、暗黙知ばかり重視する「匠の呪縛」の危険性を明らかにする警告の書。
  • 横光利一と敗戦後文学
    -
    1巻4,070円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「日輪」「機械」「時間」…「夜の靴」。野間宏、三島由紀夫、原民喜、遠藤周作…。横光利一文学の読み直しと敗戦後文学のラジカルな捉え直し。"文学の神様"を殺した"敗戦後"を問い直す。
  • 令和日本の敗戦 ──虚構の経済と蹂躙の政治を暴く
    5.0
    崩壊寸前のこの国は、やがて「令和の敗戦」を迎える……異次元政策のせいで循環せずに停滞し続ける景気、成長なき経済状況のもと疲弊しきった「働く人」と拡大する格差、隠蔽と欺瞞が常態化し民主主義を蹂躙する政権の振る舞い。2013年以来「この道しかない」と各政策を掲げ続ける安倍晋三首相が、戦後最長の期間政権の座に留まったことの末路だ。戦わずして「敗戦する国」日本の正体を、経済・社会・政治の各現場を取材した気鋭の記者が炙り出す。
  • ロシア発 世界恐慌が始まる日 新たな戦勝国と敗戦国が決まる
    4.5
    ロシアによるウクライナ侵攻に対する強力な経済制裁が行われている。国際金融とのアクセスを断たれたロシア経済が沈没する一方で、ロシアからの資源輸出は遮断され西側世界も返り血を浴びることになった。この影響で金融市場のボラティリティは急拡大。ロシアン・ショックが資源ゼロの国である日本の経済を揺らす。危機の正体を金融や外交、エネルギー安全保障、経済安全保障など多方面から経済評論家・渡邉哲也氏が徹底解説。発生するクライシスを完全シミュレート!
  • ルディア国・軍人女王記(1)~敗戦処理~
    続巻入荷
    -
    小国ルディア国に、火の手が上がった。楽に攻め落とせるはずだったのに攻め入った大国ヒューゴー国は苦戦を強いられた。どうやら優れた将がいるらしい。王に同行していたファルシはその将に興味を覚える。その一方、ヒューゴー王はルディア国の王女を捕らえた。どうやら王女は二人いるらしいが……。苛烈な王女が憎悪にまみれた女王になるまで、あと僅か。シリーズ第一話。

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  • 紺碧の艦隊1 運命の開戦・帝都初空襲
    4.0
    昭和18年4月18日。ラバウルを発ち最前線視察と激励に赴く途中、敵P38が接近。一発の敵弾が彼に命中、意識は途切れた…。照和の時代に生まれ変わった彼=高野五十六は、二度と同じ過ちを繰り返さぬ為に精鋭集団「紺碧会」を結成する…。

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  • 猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」第1巻 構造改革とはなにか 新篇 日本国の研究
    値引きあり
    4.0
    日本の官僚システムに大きく切り込んだ記念碑的作品。道路公団改革の原点。 収録作の「構造改革とはなにか」は、日本の官僚システムに大きく切り込んだ記念碑的作品。著者は、日本政治の構造欠陥を見抜き、本書がきっかけとなって道路公団改革に深く関わっていく。 本書前半は書籍『日本国の研究』(1997年3月文藝春秋刊行)。後半には後に執筆された「増補 公益法人の研究」を収録した。附録に、著者による「日本道路公団分割民営化案」。 巻末の「解題」には、「小泉純一郎との対話」(『文藝春秋』1997年2月号初出)を収録。対談時、第二次橋本内閣の厚生大臣であった小泉氏と、官僚機構の問題点と行革について論じている。ほかに、小泉内閣で経済財政・金融担当大臣を務めた竹中平蔵氏が『日本国の研究』文庫版(文春文庫1993年刊)に寄稿した解説文。猪瀬自身がのちに発表した関連記事「小泉『新』首相に期待すること」(『週刊文春』2001年6月21日号初出)、「官僚『複合腐敗』は五十年周期で来る」(『文藝春秋』2000年5月号初出)。さらに、著作集編集委員の一人である鹿島茂氏との対談「知の“十種競技”選手として」など、多くの関連原稿や、雑誌・新聞に掲載された書評などを多数収録。
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論
    完結
    4.1
    全6巻1,320~1,760円 (税込)
    メディアが報じない「不都合な真実」 ――「新型コロナウイルス」と「季節性インフルエンザ」の感染者数と死者数 第1章 新型インフルエンザの顛末 第2章 日本ではコロナは恐くない 第3章 抑圧策から緩和策へ転じよ 第4章 データを無視する専門家 第5章 岡田晴恵・玉川徹は恐怖の伝道師 第6章 スウェーデンは成功している 第7章 5密会談 第8章 東京の抗体保有率0.1% 第9章 スウェーデンの死生観 第10章 お辞儀と清潔感の驚異 第11章 世界各国のコロナ対策事情 第12章 ウィルスとは進化の鍵だ 第13章 インカ帝国の滅亡 第14章 グローバリズムの失敗と権威主義 第15章 自由よりお上に従う日本人 第16章 経済のほうが命より重い 特別対談 木村盛世氏(元厚労省医系技官・医師)×小林よしのり 幸運にも「抑圧政策」を実行中にワクチンが開発されたとしても、 その間に社会や経済や文化がボロボロになってしまえば意味がない 特別講義 金塚彩乃氏(弁護士=第二東京弁護士会・フランス共和国弁護士=パリ弁護士会) 新型コロナウイルスとフランスの緊急事態法 ~日本の「緊急事態宣言」とは何だったのか?
  • 戦後史の解放I 歴史認識とは何か―日露戦争からアジア太平洋戦争まで―
    4.2
    1~3巻1,144~1,232円 (税込)
    なぜ今も昔も日本の「正義」は世界で通用しないのか――国際社会との「ずれ」の根源に迫る歴史シリーズ第一弾。日露、第一次大戦の勝利によって、世界の列強の仲間入りを果たした日本。しかし、戦間期に生じた新しい潮流を見誤り、五大国から転落していく。その三〇年の軌跡を描き、日本人の認識構造の欠陥を読みとく。※新潮選書版に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 「大日本帝国」失敗の研究【1868-1945】 政治力の衰えが敗戦を招いた
    -
    1巻750円 (税込)
    明治維新から約80年で消滅した「大日本帝国」。日露戦争の勝利や第一次世界大戦以降、「世界の五大国」に数えられるなど過去の栄光から一転して、大東亜戦争の敗戦へと続く“滅亡の過程”には何があったのか? 本書は、気鋭の政治学者が「帝国陸海軍と西郷軍の奇妙な一致点」「濱口総理は、統帥権問題で憲法論議を避けた」「近衛文麿の新党運動は、政党の降伏運動」「目先の利益を追い求める外交の末路」など独自の視点から、大日本帝国が犯した失敗の教訓を導き出す。“同じ敗因”を繰り返し続ける、現代日本に警鐘を鳴らす一冊。 【目次】●第1章 「玉砕の伝統」~誤れる西郷精神 ●第2章 統帥権干犯と憲法改正反対~文書に支配される政治 ●第3章 政党はいかにして自壊していくのか~汚職と二枚舌 ●第4章 汪兆銘と台湾断交~信義を裏切る「現実」外交 ●第5章 日露戦争に見る大東亜戦争の敗因~成功から「失敗の種」を見つける難しさ
  • 日本人の選択 敗戦~一九五〇年代
    -
    政党の胎動……敗戦から1950年代の国政を振り返る  なぜ、自民党単独政権は三八年もの長きにわたったのか? なぜ、七〇年代の保革伯仲は二大政党制へと結実しなかったのか? それらを左右した国政選挙に表現された戦後日本人の選択とは?  総選挙を軸に戦後史の流れをたどる「日本人の選択」シリーズ、「敗戦~一九五〇年代」篇が登場!  日本の有権者は、断じて愚かではなかった。これからも、そうであると信じたい…。 ・バカヤロー解散 ・敗戦と新憲法 ・吉田学校 ・社会党政権 ・岸と佐藤 ・国民の選択 ・そして、五五年体制へ ●林 信吾(はやし・しんご) 1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。帰国後はフリーで執筆活動に専念している。 『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『超入門資本論 マルクスという生き方』(新人物往来社文庫)など、著書多数。『反戦軍事学』(朝日新書)、『イギリス型〈豊かさ〉の真実』(講談社現代新書)などは電子版も配信されている。 ●葛岡智恭(くずおか・ともやす) 1959年、東京生まれ。法政大学卒業後、出版社勤務を経て独立。雑誌編集、広告制作にたずさわる。林信吾氏との共著には、『大日本「健康」帝国』、『野球型vsサッカー型豊かさへの球技文化論』、『昔、革命的だったお父さんたちへ』、『日本人の選択』、『ネオ階級社会はここから始まった』(いずれも平凡社新書)、『サッカーを知的に愉しむ』(光文社新書)がある。

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  • 日本鉄道史 幕末・明治篇 蒸気車模型から鉄道国有化まで
    3.9
    1~3巻902~1,034円 (税込)
    一八五四年、来航したペリー提督は蒸気車模型を幕府に献上。以来、日本は鉄道時代に突入した。幕末の外国人たちによる敷設計画に始まり、新橋~横浜間の開業、官設鉄道を凌ぐ私設鉄道の全盛期を経て、一九〇六年の鉄道国有化と開業距離五〇〇〇マイル達成に至る半世紀――。全国的な鉄道網はいかに構想され、形成されたのか。鉄道の父・井上勝をはじめ、渋沢栄一、伊藤博文などの活躍とともに日本鉄道史の草創期を描く。
  • 亡国の本質 日本はなぜ敗戦必至の戦争に突入したのか
    4.0
    日独同盟論の芽生えから、運命の対米英戦争開戦まで。激動の世界史の中で揺れ動く日本の政治・外交の人間模様を描き上げる、歴史ドキュメント。 【半藤一利氏推薦!】政治家も軍人も、そして国民も、「大日本帝国が亡びるはずがない」と信じていた。その「空気」を、気鋭の著者が迫力をもって描き出している。 【著者の言葉】著者は、あるいは人物Aの軽薄さに怒り、あるいは人物Bの無責任をなじるであろう。されど、彼ら、批判の対象となるひとびとは、実は、歴史の鏡に映った著者自身であるかもしれない。国がなくなることはない、会社がつぶれるはずがない、日本人が壊れてしまうわけがない。そんな根拠のない確信を抱いているかぎり、批判されている彼らと同じ過ちを犯しかねないだろう。自戒をこめて、亡国の物語を記そうと思う。
  • 歴史問題は解決しない 日本がこれからも敗戦国でありつづける理由
    4.1
    1巻1,300円 (税込)
    「もし永遠に敗戦国のままでいるのが嫌ならば、歴史問題の本質に向き合うべきである」――新進気鋭の論者が戦後を終わらせるべく、日本国民に覚悟を迫る。日本を敗戦国のままにさせる体制=戦後レジームからの脱却を、いったい日本以外のどの国が望むのか? 中国、韓国はもちろん、アメリカでさえ本音では望んでいない。安倍晋三内閣が仮に六年続くとしても、歴史問題の解決に六年間は短すぎる。むしろ、そのような期待を抱くほうが日本の国益に反するであろう。序章 安倍内閣が「歴史問題」を解決できない理由第1章 近代の前提――歴史問題を解決させたくない第2章 ウェストファリア体制と反近代の衝動第3章 ヨーロッパ近代の成立と身勝手な「文明」の押しつけ第4章 総力戦では歴史認識こそが最大の武器第5章 日本は敗戦国から抜け出せないのか終章 敗戦国から抜け出す方法

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  • 身代わりの落ちこぼれ生贄聖女は敵国王弟に溺愛される ~処刑の日はいつでしょう? え、なぜこんなに大事にされてるんでしょうか~ 【電子書籍限定特典SS付き】
    3.9
    敗戦国のアルノーツは敵国に“聖女を嫁がせるように”と条件を提示され、第一王女のソニアを差し出した。しかし、ソニアは妹の身代わりとなっただけの、聖女の力を持たない偽聖女だった!罪悪感に苛まれたソニアは、夫となる敵国王弟シャルルに真実を告げるが、シャルルはソニアが聖女でなくても処刑するつもりはないと言う。その宣言通り、シャルルはソニアを妻としてとても大切にしてくれる。分不相応の幸せだと戸惑うソニアだったが、偽聖女のソニアが来てから敵国は豊かになり、反対にアルノーツは衰退していって――?
  • 蒼き鋼のアルペジオ(1)
    続巻入荷
    4.5
    突然、世界各地に「霧の艦隊」と言われる謎の超兵器を搭載した戦艦群が出現。人類はその艦隊になす術無く敗戦し、海上に出る事が出来なくなった……その海戦から17年後、何故か「霧」の潜水艦イ401に乗り込んだ千早群像とその仲間達は、イ401の人体化(メンタルモデル)のイオナと共に、霧の艦隊に戦いを挑む……究極のSF海洋戦記、ついに発売!!
  • 望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す《フルカラー》(分冊版) 【第1話】
    4.3
    1~17巻220円 (税込)
    「望まれぬ花嫁」だけれど、初恋のキース様がただ笑って幸せになってくれるなら、なんだって出来るーー。 自国リデアが敗戦し、人質として敵国へ送られた不遇な花嫁・ティナーリア。 皇太子の妻となる美しき花嫁に国民は一瞬魅了されるが、リデアの非道な行いを思い出し憎しみへと変わる。 一方、ティナ―リアは幼い頃の大切な思い出を胸に、皇太子を一途に想い続けていた。 王女として生まれながら家族に疎まれ使用人以下の扱いを受けていた彼女に、初めて笑いかけてくれた人だからーー…。 しかし夫となるキースファルトは彼女に「恋人がいる」と冷たく言い放ってーー? 人気小説「もう一度会えたなら、いっぱいの笑顔を」がコミカライズで登場! ※この作品は『PRIMO Vol.1』に収録されています。重複購入にご注意下さい。
  • 虐げられた花嫁は冷徹竜王様に溺愛される 1巻
    完結
    3.7
    幼い頃から妾の子として虐げられてきたフロメシア王国第二王女のレイナ。自国の敗戦により和平の条件として、義姉の代わりに獣人の国に嫁ぐことになってしまう。「最恐」と噂の竜王・カインに恐れつつ嫁入りするも、そこには金色の瞳を持つ美男がいて!?カインの気遣いや心優しい獣人たちに祝福され、結婚式を無事に終えたレイナ。しかし迎えた新婚初夜、カインから「この結婚は上辺のものに過ぎない」と冷たく突き放されてしまい――!? (この作品は電子コミック誌Berry’s fantasy Vol.28・29・30・31・33に収録されています。重複購入にご注意ください)
  • 望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す《フルカラー》【かきおろし漫画&電子限定かきおろし漫画付】 (1)
    4.7
    1~3巻1,001円 (税込)
    初恋のキース様の幸せが、私の望む全て。 自国リデアが敗戦し、人質として敵国へ送られた不遇な花嫁・ティナーリア。 皇太子の妻となる美しき花嫁に国民は一瞬魅了されるが、リデアの非道な行いを思い出し憎しみへと変わる。 一方、ティナ―リアは幼い頃の大切な思い出を胸に、皇太子を一途に想い続けていた。 王女として生まれながら家族に疎まれ使用人以下の扱いを受けていた彼女に、初めて笑いかけてくれた人だからーー…。 しかし夫のキースファルトは彼女に「恋人がいる」と冷たく言い放つのだった。 ティナはキースファルトの幸せを願い、思い出を封印することに……。 描き下ろし番外編「リデアでのティナとキースの裏庭散歩のお話」と電子限定描き下ろし番外編「女神ヴィーシアと始祖王のお話」収録!!
  • もう一度会えたなら、いっぱいの笑顔を 望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す【イラスト入り】 【かきおろし番外編付】
    4.7
    愛と誓約の女神ヴィーシアに見守られし世界・ヴァイス。 その世界で数々の国が乱立し、覇権を争っていた。 その中の一つであるリデアが敗戦により、人質として敵国へ花嫁が送られた。 その不遇な花嫁・ティナーリアは国民に憎まれ誰にも祝福されず、皇太子・キースファルトの妻となった。 そんな過酷な状況の中でも、花嫁は夫のそばにいられることに幸せを感じていた。 幼い頃、王女として生まれながら家族に使用人以下の扱いを受けていた彼女に、初めて笑いかけてくれた人だからーー…。 しかし夫は昔の思い出も忘れた様子で、妻に「恋人がいる」と冷酷に言い放ちーー? コミカライズ「望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す」が大ヒット中! 初恋の夫を健気に想い続ける花嫁、惹かれながらも立場上冷たい態度を取ることしかできない皇太子、 周囲の策略に巻き込まれながらすれ違っていく二人の運命はーー。
  • 小国の侯爵令嬢は敵国にて覚醒する【電子版特典付】(上)
    4.8
    ※電子版は書き下ろしショートストーリー 『イザベラの再婚』の特別付録つきです。 「我々が要求したのは花嫁ではなく賠償金です」 嫁がされた敵国で待っていたのは、夫となる将軍の拒否と冷遇だったーー ●あらすじ ベルティーヌは豊かな小国の宰相の娘として育った侯爵令嬢。 しかし結婚を目前に控えたある日、戦争の賠償金の一部として 戦勝国の代表・セシリオに嫁げと王命が下る。 絶望と諦めを抱えて海を越えたベルティーヌだが、 到着した屋敷にセシリオは不在で、 使用人達からは屈辱的な扱いを受ける。 「親も身分も頼れない。この国で生きて力をつけてやる」 そう覚悟した彼女は屋敷を飛び出し、 孤立無援の敵国で生きるための道を切り拓いていくーー。 商才を隠し持った令嬢と、”野蛮な戦闘狂”将軍の 誤解と取引から始まる恋物語。 ウェブ投稿サイト「小説家になろう!」で 年間ランキング入りの人気作に書き下ろしを加筆して書籍化。 コミックサイト PASHUP!でのコミカライズも決定しています! ●キャラクター紹介 <ベルティーヌ> 島国サンルアンの侯爵令嬢。 敗戦の賠償金の一部として、 敵国の将・セシリオに嫁入りすることに。 本人は気づいていないが、 ”錬金術師”と呼ばれる父から 商取引の英才教育を受けていた。 <セシリオ> 南部連合国の代表で、 バラバラだった族長たちをまとめて 戦争で帝国を勝利に導いた猛将。 英雄と称えられる一方、 「戦闘狂」「女好き」「野蛮人」 などと噂されている。
  • 国境のエミーリャ 1
    続巻入荷
    4.8
    1~11巻649~781円 (税込)
    鉄道漫画の旗手・池田邦彦が挑む新境地!! 『カレチ』『甲組の徹』『グランドステーション』など、 数多くの鉄道漫画を生み出してきた池田邦彦が 新たに挑むのは「仮想戦後活劇」! 物語の舞台は、太平洋戦争末期に本土決戦を経て 「1946年1月」に敗戦を迎えた日本。 ソ連を含む各国軍によって分割占領された日本は、 やがて「日本民主共和国」と「日本国」として独立。 それぞれが東西陣営に属する国家となり、 列島には鉄のカーテンが降ろされることとなる。 両国の境界には強固な壁が建設され、 国境の街となった東京は東西に分断されてしまう。 1962年の東トウキョウ。 押上で暮らす19歳の杉浦エミーリャは 十月革命駅(旧上野駅)の人民食堂で働く女性。 その彼女が持つもうひとつの顔、 それは東から西へ人々を逃がす脱出請負人としての顔。 若くして危険な橋を渡る彼女を待つ未来は果たして!? “可能性としての東京”を舞台に、 壁の街で自分の道を模索する人々の物語、ここに開幕。
  • 旦那様、稼いで離婚させていただきます! 1話「稼いで離婚させていただきます!」【タテヨミ】
    無料あり
    -
    1~29巻0~61円 (税込)
    敗戦国の大魔導士であるシェリアは、賠償金100億ゴールドの代わりに、敵国、サイフォスの皇太子妃として差し出された。 ところが、夫である皇太子、ヘリオスには嫌われ、妻として扱われたことは一度もなく、日々奴隷のような扱いを受ける。 そんな中、怪しい魔力実験に参加したシェリアは命を落としてしまい、目が覚めると結婚1年目の過去に逆行していた。 もうあの時と同じ悲惨な結婚生活を送りたくない……! そうだ!あの時払えなかった賠償金を払えば、この運命から逃れられるかもしれない……! 「100億ゴールドを稼いで、あなたと離婚させていただきます!」 自分を嫌っているはずの夫にそう宣言したシェリア。 しかし、彼の様子がおかしくて……?

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  • 異世界で、なんちゃって王宮ナースになりました。1巻
    完結
    3.6
    全6巻440~550円 (税込)
    看護師の若菜は、ある日突然、異世界にトリップしてしまう。そこは戦場で、敗戦軍として追われている月光十字軍の怪我人で溢れかえっていた。戸惑う若菜だったが、ナースとしての使命感から、骨折の処置法など現代の看護知識を活かして大奮闘!敗戦軍の頭である第二王子・シェイドの命を救ったことをきっかけに、腕を見込まれ、月光十字軍とともに隣国に向けて旅をすることに…。旅の最中、明日の命も保証できない厳しい世界に触れ、若菜は不安になってしまう。するとシェイドが「不安な時は、この胸に飛び込め」と言ってきて…!? イケメン第二王子×新米看護師の異世界トリップ恋愛ファンタジー! (この作品は電子コミック誌Berry’s Fantasy Vol. 1・2・3・4・5に収録されています。重複購入にご注意ください)
  • Berry’sFantasy虐げられた花嫁は冷徹竜王様に溺愛される1巻
    完結
    3.9
    幼い頃から妾の子として虐げられてきたフロメシア王国第二王女のレイナ。自国の敗戦により和平の条件として、義姉の代わりに獣人の国に嫁ぐことになってしまう。「最恐」と噂の竜王・カインに恐れつつ嫁入りするも、そこには金色の瞳を持つ美男がいて!?カインの気遣いや心優しい獣人たちに祝福され、結婚式を無事に終えたレイナ。しかし迎えた新婚初夜、カインから「この結婚は上辺のものに過ぎない」と冷たく突き放されてしまい――!? (この作品は電子コミック誌Berry’s fantasy Vol.28に収録されています。重複購入にご注意ください)
  • 不死の軍勢を率いるぼっち死霊術師、転職してSSSランク冒険者になる。1巻
    4.1
    【最強の死霊術師の野望は…友達を作ること!?】 敗戦寸前のサルディア皇国を救ったのは、1人の死霊術師(ネクロマンサー)・ローグ。伝説級の従者を従え、強大な力を有する彼の唯一の望みは“友達を作ること”。ローグは最強の鑑定士であるカルファの力で忌み嫌われる職業を隠蔽し、「冒険者」に転職。新米冒険者として一歩を踏み出すローグだが、規格外の力は隠しきれておらず…!? その強さで、噂になっていくローグ一行は次第に国を揺るがす大騒動に巻き込まれていく——。 ぼっち死霊術師の新たな冒険が始まる!「小説家になろう発」大人気原作(一二三書房刊)、待望のコミカライズ化!巻末に原作者書き下ろし小説収録!(この作品は電子コミック誌comicグラスト1・2・3・4・5号に収録されています。重複購入にご注意ください) ※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。
  • 人間革命1
    4.5
    1~12巻748~803円 (税込)
    日蓮大聖人の仏法による民衆救済をめざして、一人立った創価学会第二代会長・戸田城聖。その真実の姿と、発展しつづける創価学会の歴史を描いた大河小説。(1巻概要)1945年(昭和20年)7月3日の夕刻、一人の男が、東京・中野の豊多摩刑務所を出獄する。軍部政府の弾圧によって投獄されていた、創価教育学会の理事長・戸田城聖である。そこで彼が見たものは、戦火に焼かれた国土であり、誤った宗教・思想に導かれた国民の悲惨な結末であった。彼は決意する。“民衆の真実の幸福を築くには、日蓮仏法を広宣流布していく以外にない”と。やがて日本は敗戦。戸田は、壊滅した学会の再建に踏み出す。「創価教育学会」の名称は「創価学会」に変更され、彼の出版社「日本正学館」には四散していた学会員が集い始める。11月18日、獄中に殉教した師・牧口常三郎会長の1周忌法要が営まれ、獄中で地涌の菩薩の使命を自覚した戸田は、「広宣流布は私がやる」と決意する。翌21年が明けると、戸田は数人の同志に法華経講義をスタート。彼を中心にした広布の歯車が、少しずつ動き始めた。(1巻目次)黎明/再建/終戦前後/占領/一人立つ/千里の道/胎動/歯車
  • 失敗の本質
    4.2
    敗戦の原因は何か? 今次の日本軍の戦略、組織面の研究に新しい光を当て、日本の企業組織に貴重な示唆を与える書。ノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ沖海戦、沖縄戦という大東亜戦争における6つの作戦の失敗の原因を掘り下げ、構造的問題と結びつけた日本の組織論の金字塔。
  • 肉と酒を好む英雄は、娶らされた姫に触れられない。
    5.0
    ウブな英雄とツンデレ王女のドキドキ新婚生活!? 「褒美を取らす故、望みのものを言うがよい」「はいっ、肉と酒がいいです!」人並外れた武勇を誇る辺境伯子息・ガストンは、筋骨隆々な肉体に似合わず朴訥な性格だった。そんな彼に国王が与えたのは敗戦国の王女イレーネで!?(どうして??)弱々しい抗議も空しく、ガストンは彼女と結婚することに。だが、儚げな容貌のイレーネは実は一筋縄ではいかない性格で、結婚初夜でも一切触れてこないガストンを思いっきり叱責してしまう。それでもガストンは歩み寄り、イレーネもまた彼の優しさを知ることで、ようやく近づき始めたふたりの距離。「なんて可愛いんだ…」「なんて素敵なの…」そして、お互いの良いところを知れば知るほどドキドキが止まらなくなってしまい――!? (C)2023 Ajigozen┴(C)2023 Akira Sakamoto
  • 「経済オンチ」が日本を破壊する! 間違いだらけの「ド文系」経済政策
    NEW
    -
    1巻1,320円 (税込)
    新型コロナウイルスの対応の「戦犯」は誰か? なぜ、「エビデンス」のない政策がまかり通るのか? 元内閣官房参与だから書けた 「迷走」の真実と「復活」のシナリオ! ポスト・コロナ時代に知っておくべき「24の経済用語」の意味を徹底解説! 岸田文雄総理大臣は、その所信表明において、 「成長と分配の好循環」というのですが、 どれくらいの成長を達成し、そこからどれくらいを分配するのか、 明確な数値目標も、具体的な手段も示されていません。 国会議員の「生産性」発言を批判するのであれば、 「出産数の増加が経済成長につながるとの考えは間違っています」 と言えばそれでおしまいです。 メディアの論調に歪められ、感情論によってつくられた「民意」なるものが 実際の政治の場にも影響するとなれば、由々しきことです。(「はじめに」より) 経済学的にありえない「ド文系」のデタラメを正す! ●「エビデンス」がない「専門家」のコロナ対応 ●使われなかった100兆円のコロナ対策予算 ●200万人以上の犠牲をともなう「反ワクチン論」 ●印象論にすぎない菅義偉内閣の「ワクチン敗戦」 ●「竹中平蔵は売国奴」というデタラメ ●「SDGs」をアピールする人々の思惑 ●実質賃金が低下しているのは雇用拡大の反映 ●ベーシックインカムは「1+1を4に」と言うような制度設計 ●小池百合子が演出する「東京オリンピックの借金」 ●人民元は永久に基軸通貨にはなれない

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  • 戦国特攻隊 時間渡航計画
    -
    昭和20年、敗戦必至の日本でタイムマシンが開発される。大本営は起死回生を期して、S特殊部隊を幕末に送り込み、過去を変えて日本を勝利に導く作戦を発動させる。しかし機械の誤作動により、部隊が送り込まれた先は、何と『大坂夏の陣』最中の時代であった。

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  • リツ子 その愛・その死
    5.0
    1巻1,045円 (税込)
    敗戦のあとさき、惑乱と混濁と窮乏の時代状況下、最愛の妻リツ子が結核に倒れた。あどけない息子を抱え、看護、食料調達、借銭、医者探しに奔走する夫。救いを求める魂の叫びも病魔には届かず、リツ子はしだいに衰弱の度を深めてゆく……。全てをむしりとられ、全てをなげうって懸命に生の再建を目指す夫婦の姿を通し、裸形の魂の美しくも凄絶な昇天を捉えた昭和文学の記念碑的長編。
  • 八重山戦後史
    -
    沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第12弾。 「マラリア猖獗、食糧難、行政機能の停止と荒廃する戦後社会の中で、民衆決起によって誕生した"人民政府"。米軍政官を「お前はアメリカのサーバント(小使い)ではないか!」と面罵した支庁長。誕生する政党と百花繚乱の八重山文化。米軍の弾圧によって潰滅した幻のメーデー。"水と油"を受け入れた社大党。党派によって、全てが分断された"政争の島"八重山。本書は敗戦から群島政府の解消までの八重山戦後史を解明し、米軍統治下における沖縄戦後史の多様性を浮き彫りにする。-1985年紹介文-」 本書は米軍によって、琉球列島が分轄統治されていた1945年から52年までの八重山の戦後史を明らかにし、米軍支配下における沖縄戦後史の一側面を浮きぼりにしようと試みたものである。 著者は八重山の歴史や文化について独創的な発想と緻密な調査・研究を重ね、明らかにしてきた大田静男氏。新たに電子版あとがきを追記した電子復刻版!
  • 現代語訳 日本国憲法
    4.0
    憲法とは何か。なぜ改正が議論になるのか。憲法を問うことは、「日本という国のあり方」を問うことにつながっている。天皇、戦争、人権、政治、司法、財政といった国の根幹を自分で考えるためには、憲法をしっかりと読むしかない。本書は、日本国憲法と大日本帝国憲法という「二つの憲法」の現代語訳・決定版である。明治から敗戦を経て現行憲法へ至る歩みから、この国の過去、現在、そして未来がみえてくる。
  • 日本国憲法の二〇〇日
    4.1
    東京大空襲で九死に一生を得た著者は疎開先、茨城県下妻を経て新潟県長岡で日本の敗戦を迎える。そのとき15歳の少年だった。そして日本は、戦後を生きる原理となる新憲法の策定作業に入る。占領政策を決めるGHQ指令が次々と発せられる中、昭和21年3月6日、ついに「憲法改正草案要綱」が閣議決定される。あの敗戦より203日。この苛酷ではあるが希望に満ちた日々を、史家の目に少年の目を織り交ぜつつ、哀切に描ききる。
  • 三浦綾子 電子全集 道ありき 青春編
    値引きあり
    4.2
    著者の二十歳代前半から療養生活、自殺未遂、光世氏との結婚までを記した自伝的小説。 小学校の教師をしていた綾子は、敗戦を迎え、それまで教えてきたことが間違いだったのではとの思いにさいなまれ、虚無感を覚える。教師を辞め、結婚を決意するが、結納が届くその日に倒れ、その後、肺結核を発病する。長い療養生活の中で婚約解消、自殺未遂などを経験するが、同じ結核患者でクリスチャンの幼なじみ前川正の献身的な支えを得て、生きる希望を見いだしていく。その後、脊椎カリエスを患った綾子は、受洗する。そんな折、前川正が危険な大手術を受けることになり……。 「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による「創作秘話」を収録!

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  • 日本人の原点がわかる「国体」の授業(PHP文庫)
    5.0
    現存する国家のなかで世界最古の歴史をもつ日本。なぜ日本だけが、二千年以上も存続することができたのか? なぜ日本は敗戦から立ち直り、再び世界に比類のない発展を遂げることができたのか? 答えは1つ。それは国体(国のかたち)を守りつづけることができたからである。では日本の国体とは何か? ――本書は、未来を担う若者たちに向けた、日本人としてこれだけは知っておいてほしい天皇、憲法、歴史についての特別講義に大幅な加筆修正を加えたもの。「日本の建国精神とは何か?」「伝統には必ず重要な意味がある」「なぜ京都御所は無防備なのか」「天皇主権と国民主権は両立する」「『古事記』の叡智は世界の役に立つ」「お金を超えた“日本の宝”とは何か」――読後、日本人の誰もが日本に生まれてよかったと思うこと必至! 感動的な白熱講義!!

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  • 野獣死すべし
    -
    敗戦で満洲から引揚げた伊達邦彦少年は、大戦の惨害に人間性の根底まで蹂躙され、大学生の頃には計算しつくされた完全犯罪を夢見るようになる。大学入学金の強奪に成功した彼は、戦時中父の会社を乗っ取った京急コンツェルンに対し執拗な復讐を開始する。怜悧な頭脳、端正な容貌と猛獣のような体躯を持つ非情の男伊達邦彦を描くハードボイルド小説の傑作。大藪春彦のデビュー作となる正編に加え、「週刊新潮」に連載された続編となる復讐編を収める。
  • 修身の教科書
    値引きあり
    5.0
    1巻550円 (税込)
    「修身」教科書のなかから選び抜かれた、 「心」と「魂」に響く教えの数々。 かつてわが国の学校教育において、重要な教科目として存在した「修身」。 敗戦にともない、昭和20年12月31日、GHQより授業の停止と教科書の回収が指示され、現在に至っています。 今は失われてしまったその「修身」教科書のなかから、現代でも通用する、否、現代だからこそ必要とされる、 「努力・熱意・勤勉・創意・反省・感謝・愛国心」など、「日本人として忘れてはいけない大切な徳目」を伝えるために、本書は編集されました。 いつの時代においても大事にしたい、「心」と「魂」に響く教えに触れてみてください。 *目次より ◎命がけの努力《勝 海舟》 ◎逆境に打ち勝つ《野口英世》 ◎一生懸命《伊能忠敬》 ◎刻苦勉励《二宮金次郎》 ◎倹約の精神《上杉鷹山》 ◎人間の度量《西郷隆盛》 ◎寛大になる《貝原益軒》 ◎新天地に挑む《山田長政》 ◎教えを請う《本居宣長》 ◎妥協しない《円山応挙》 ほか
  • 日本人だけが知らない「終戦」の真実
    値引きあり
    3.3
    終戦70周年企画! 「終戦」が教える戦後世界の盲点 加瀬英明氏推薦! 70年前のこととはいえ、現在もなお各国にとって大きな記念日である「終戦」。 世界は必ずしも「8月15日=終戦」とはしておらず、この「終戦の日付」の認識の違いは、日本人が国内外で思っていた以上に痛感させられることが多い。 また、戦後の諸問題の多くの根源は「日本の終戦のカタチ」にはじまっており、領土、戦争被害、戦後補償、外交など、今もなお日本だけでなく世界もひきずっているのが現状である。 本書は、昭和史の中で日本という舞台の中だけで語られがちな「終戦」が、いかにそれをきっかけに戦後体制から現代の諸問題にまでひきずっているかを、戦勝国、敗戦国、戦後の独立国などの世界レベルでの視座から見ていくもの。 本書を通して、日本のマスコミや学校が教えてくれない世界史の中の死角・盲点としての「日本の終戦」が理解できるであろう。
  • 妄想戦記 ロボット残党兵 1巻
    3.5
    1~6巻550円 (税込)
    昭和十八年――。第二次世界大戦の最中、敗戦の色が濃厚になった日本は、極秘で開発していた“ロボット兵器”の導入に踏み切った。主人公の三船は、自身の病魔と闘うため、愛しい家族を守るため、“ロボット兵器”開発技官である親友の高橋に自ら志願することを告げ、人としての自身に終止符を打ち、人間兵器として戦地へと赴くのだが……。

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