敗戦日記(新装版)

敗戦日記(新装版)

770円 (税込)

3pt

5.0

“最後の文士”高見順が、第二次大戦初期から死の直前まで、秘かに書き続けた精緻な日記は、昭和史の一級資料たるのみならず、日記文学の最高峰の一つとなった。ここに収録されたのは昭和20年1月から12月までの記録で、自己をも押し流しながら破局へと突き進む空襲下の8月までと、すべて価値観が変わってしまった、連合軍の占領下にある年末までの日本の悲劇を、冷徹で仮借ない文学者の目をもって率直に活写した、ハイライトの部分である。

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敗戦日記(新装版) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    高見順と言えばまず詩だ。そして日記。小説は3番目くらいだと思う。

    小学生時代から56歳癌で亡くなるまで、原稿用紙にして約14,000枚に及ぶ日記を残した。『高見順日記』は正続合わせて全17巻。ものすごい量である。「敗戦日記」は昭和20年1月1日から12月31日までのもので、いちばん有名だろう。文学

    1
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

     先に読んだ鷲田清一さんのエッセイ「「透明」になんかされるものか」の中の一文で紹介されていたので気になった本です。
     高見順さんが遺した膨大な日記から、敗戦時を含む太平洋戦争最後の年「昭和20年の一年間」を抜粋収録したものとのこと。
     太平洋戦争の戦中・戦後の世相の動静と変化、権力者と民衆の実相、文

    0
    2025年10月27日

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