高見順の作品一覧

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作品一覧

2023/09/14更新

ユーザーレビュー

  • 敗戦日記
    山田風太郎の戦中日記を読んだときは、その旺盛な食い意地に笑ってしまった。
    何しろ若かったから、食べることだけが楽しみだというその文章に、実に説得力があったのだ。

    けれどこの日記を書いたとき、高見順は39歳。
    それなりの大人なのである。
    鎌倉に住みながら、仕事のためにしょっちゅう東京に出てきては、戦...続きを読む
  • 敗戦日記
    作家高見順が昭和20年1月1日から12月31日まで書き綴った日記。鎌倉坂井市、小説家と東京を往復する日々が綴られる。
    銃後の生活の実態が垣間見られたり、空襲の焼け跡の悲惨さ。本土決戦への覚悟。一方で愛国精神を声高に叫ぶ者への冷ややかな目。真実を発表しない軍部や報道への怒り。敗戦後の日本人のみすぼら...続きを読む
  • 敗戦日記
         -2007.09.07記

    昭和20年の1月1日から終戦の詔勅を経て12月31日までの、中村真一郎に「書き魔」とまで言わしめた文人の戦時下の日々を執拗なまでに書き続けた日記。
    おもしろかった。敗戦間近の極限に追いつめられた日本とその国民の様子がきわめて克明に記述されている点、また敗戦後のマ...続きを読む
  • 敗戦日記
    現在、戦中日記を読めば、100人が100人とも同じ感慨を抱くのではないか?すなわち「まるで、今のウクライナのようだ」。

    いつも空襲警報は鳴り放し、昨日まであった飲み屋が、学校が、思い出深い建物が、今朝見れば瓦礫と化している。それでも、驚くほど人々は暮らしている。もちろんおそらく「明日は死ぬかもしれ...続きを読む
  • 草のいのちを 高見順短篇名作集
    人生は悲劇であり喜劇っていう話。


    高見順戦前戦後短編集。

    文体が独特で自然で自分に合ってた。

    全ての作品に切ないような、情けないような、滑稽なような雰囲気が漂っていて、意外にも楽しめた。

    「草のいのちを」「あるリベラリスト」の2作品が特に面白かった。

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