岩波科学ライブラリー作品一覧

  • 確率は悩ましい 日常身辺の確率的諸問題
    NEW
    5.0
    私たちの周りには確率の言葉があふれており,自然と社会の多くの問題がこの言葉で語られる.私が結婚できる確率は? ギャンブルで勝つ方法は? ツキは存在するのか?――日常に潜むさまざまな確率の問いはどれも興味深く,それと同時に悩ましい.いまだ新しく十分に理解されていない確率という概念の意味と考え方を探究する.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • ヒトデとクモヒトデ 謎の☆形動物
    5.0
    海辺の生きものの代表格,ヒトデ.深海の覇者なのに,忘れられがちなクモヒトデ.共通項は,そう,「☆形」! なんなの,あの形? ひっくり返ったらどうする? あの体で子育てもするの……!? ☆の体で生きるとは,どういうことなのか.あの形はどこからきたのか.海の☆たちのディープな世界に,いざ,ずぶずぶとはまろう.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • Google Earthでみる 地球の歴史
    5.0
    Google Earthは、地球を自由自在に探索できるソフト。家にいながら、どんな場所でもひとっ飛び。本書では、そのGoogle Earthをつかって、地球史の舞台を訪ねます。極北の大地から、絶海の孤島まで。フィールド経験豊かな地球科学者が案内をしてくれます。見たこともない光景が、ページをめくるごとに出現。読んだら必ず行きたくなる本です。

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  • 一億個の地球 星くずからの誕生
    5.0
    1995年秋、ついに太陽系外に惑星が見つかった。以後続々と惑星発見のニュースがもたらされたが、発見された惑星系は我々の太陽系とはかけ離れた異形のものだった。生命を育む星、地球。その存在は稀有で孤独なのだろうか。惑星系形成理論とコンピュータシミュレーションによって地球型惑星の存在に迫る。

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  • 音のイリュージョン 知覚を生み出す脳の戦略
    4.5
    周波数の高い音が低く聞こえる.右にある音が左に聞こえる.同じ音の聞こえ方が変化する.存在しない音が聞こえる.そんな不思議な錯聴を体験できるウェブサイト〈イリュージョンフォーラム〉を知っていますか.聴きどころの紹介から,錯聴の背後にある脳内の音の処理メカニズムの解説まで,耳と脳にビンと響く一冊です.

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  • 南の島のよくカニ食う旧石器人
    4.5
    日本の人類史でもっとも古く,長く,そして謎の多い旧石器時代.何万年もの間,人々はいかに暮らしていたのか.えっ,カニですか……!?ウナギを釣り,貝のビーズでおしゃれして,旬のカニをたらふく食べる.沖縄の洞窟遺跡の膨大な遺物から見えてきた,旧石器人のなんとも優雅な生活を,見てきたかのようにいきいきと描く.

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  • 〈生きもの〉 ザリガニ ニホン・アメリカ・ウチダ
    4.5
    ウチダが増えてニホンが消える!? 江戸時代は万能薬だった? ザリガニスープ? 青白黄色に変わる仕組みは? 脱皮に隠された秘密とは? 新種を見つけたらどうする? 驚きの生態から知られざる歴史まで、日本に生息する全3種を多数のカラー写真で徹底解剖。ザリガニ博士が教える〈採り方・飼い方・増やし方〉ガイド付き。

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  • シロアリ 女王様、その手がありましたか!
    4.5
    ここにはもうひとつの世界がある――シロアリの地下帝国に魅入られた少年は、長じてその繁栄の謎に挑む。同性カップルで子づくり?水中で一週間!?次々と明らかになる仰天の生態。そして体力と知力を尽くしてつきとめた、したたかな女王の「奥の手」とは……。〈かわいすぎる〉イラストとともに送る、ため息の出るような自然の驚異。[カラー版]

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  • 環境DNA入門 ただよう遺伝子は何を語るか
    4.4
    魚も,カエルも,私たちも,DNAを撒きちらしながら生きている!? 生きものたちが「そこにいた」痕跡,環境DNAは,生物研究の新たな扉を開きつつある.川や海の水をくめばそこにすむ魚がわかり,葉っぱに残されたはみ跡から「犯人」がわかる――.分析の黎明期を知る第一人者が,その驚くべき可能性を臨場感たっぷりに語る.

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  • クオリアはどこからくるのか? 統合情報理論のその先へ
    4.4
    意識と脳の関係性の謎に立ち向かうお膳立ては整いつつある! これまでの研究における発展と限界,トノーニによって提唱されて意識の理論として有望視されている統合情報理論,そして著者が取り組んでいるクオリア(意識の中身)を特徴づける研究アプローチを解説.意識研究の面白さ,研究者が抱いている興奮を伝える.

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  • 学術出版の来た道
    4.3
    学術出版はその350年を超える歴史を経て,他の産業とはまったく異なる評価・価値体系を形成してきた.出版社が先導する動きに世界の科学が振り回される結果として生じている,学術誌の価格高騰や乱立,オープンアクセス運動,ランキング至上主義,データベースの苦難といった構造的な問題を,歴史的な視点から解き明かす.

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  • なぜ蚊は人を襲うのか
    4.3
    オスと交配したメス蚊だけがまさに人を襲うバンパイアと化し、ときに恐るべき病原体を人の体内に注入。吸血された人を《患者》というものに変えてしまう。アフリカの大地で巨大蚊柱と格闘し、アマゾンでは牛に群がる蚊を追う。かたや研究室で万単位の蚊を飼育。そんな著者だからこそ語れる蚊の知られざる奇妙な生態の数々。

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  • 原発事故と科学的方法
    4.3
    原発事故の巨大さは事態の正視を妨げ、事故前にも事故後にも、嘘がまかりとおった。放射性物質や原発事故のリスクが一人一人の生活に上乗せされる時代に、信じるのではなく、嘘を見抜いて自ら考えていくための方法とは。事故後にほぼ正確に事態を捉えていた著者が語る、原発再稼働と健康被害推定をめぐる実践的な思考の書。

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  • ペンギンのしらべかた
    4.2
    人気も知名度も抜群の奇妙な鳥,ペンギン.泳ぎかた,食べかたなど,その生態も不思議だらけだ.それらは,どうやって明らかになったのか.凍てつく海で小型ボートに乗って,群れを追いかける.小型発信機をつけて潜ってもらう.識別のために毛染めする.研究者たちの試行錯誤と喜怒哀楽を通して,ペンギン研究の最前線を紹介する.

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  • 昆虫の交尾は、味わい深い…。
    4.2
    ワインの栓を抜くように、鯛焼きを鋳型で焼くように――!? 昆虫の交尾は、奇想天外・摩訶不思議。その謎に魅せられた研究者が、時には吸血昆虫を飼育するため自らの血を与え、観察中のメスが受精すれば自分が虫のオスになったように感動しながら、徹底した観察と実験で真実を解き明かしてゆく知的探求サイエンス・エンタメノンフィクション!

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  • 数学者の思案
    4.1
    数学者として将来活躍する少年少女を見抜くことはできるか.答えが一つの数学の試験採点は容易か.どのようなコースをたどって数学者になるのか.数学者のピークはいつごろで,どのくらいの年齢までアクティブに研究できるのか.世間のイメージとも他分野の理系研究者の感覚とも異なる数学者の実像と思考法がうかがえるエッセイ.

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  • 子どもの算数,なんでそうなる?
    4.1
    その突拍子もない発想や間違いの奥には何があるのだろう.子どもの言動は,一見意味不明でも,よく聞き出すと,子どもなりに一貫した考えや理由をもっていることが多い.数学者である父親が,わが子と算数を考えることを楽しみながら,子どもの頭の中で何が起きたのかを推理する.学びとは何かを深く問いかけるエッセイ.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 深層学習の原理に迫る 数学の挑戦
    4.1
    第三次人工知能(AI)ブームの中核的役割を果たす深層学習(ディープ・ラーニング)は,その高い信頼性と汎用性ゆえに様々な領域に応用されていく一方で,「なぜうまくいくのか」すなわち「なぜ優れた性能を発揮するのか」ということは分かっていない.深層学習の原理を数学的に解明するという難題に,気鋭の研究者が挑む.

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  • 電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる?
    4.1
    電柱といえば鳥,電線といえば鳥.でも,そこで何をしているの?カラスは「はじっこ派」?感電しないのはなぜ?――電柱や電線の鳥に注目したら見えてきた,その知られざる生態,電柱・電線の意外な姿,電力会社と鳥たちの終わりなき知恵比べ.あなたの街にもきっとある,鳥と電柱,そして人のささやかなつながりを,第一人者が描き出す.

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  • 海洋プラスチック汚染 「プラなし」博士、ごみを語る
    4.1
    待ったなしの危機「プラごみ問題」。とりわけ海洋の汚染は深刻だ。ペットボトルやポリ袋が大洋の沖から海溝の底にまであふれかえり、微細なプラスチックが生物に大量に取り込まれ深刻な影響が懸念される。人気サイト「プラなし生活」運営者でもある若手海洋研究者が現状を報告、問題を整理し、現時点での解決策を提示する。

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  • 結局、ウナギは食べていいのか問題
    4.1
    土用の丑ともなれば、スーパーも牛丼店も、ウナギの蒲焼きでにぎやかだ。でも、ウナギって絶滅危惧種だったはず……。結局のところ絶滅するの?土用の丑にやたらと食べるのがダメ?どんなウナギを選べばいい?――気鋭のウナギ研究者が、ややこしいウナギ事情をQ&Aで整理。ウナギという野生動物と、美味しく共存する道を探る。

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  • ハトはなぜ首を振って歩くのか
    4.1
    気がつけばハトはいつでもどこでも、首を振って歩いている。あの動きは何なのか。なぜ、一歩に一回なのか。なぜ、ハトは振るのにカモは振らないのか……?冗談のようで奥が深い首振りの謎に徹底的に迫る、世界初の首振り本。おなじみの鳥たちのほか、同じ二足歩行の恐竜やヒトまで登場させながら、生きものたちの動きの妙を心ゆくまで味わう。

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  • 決着! 恐竜絶滅論争
    4.1
    恐竜はなぜ絶滅したのか。その理由は専門家にはすでに解決済みのことである。にもかかわらず、いまだに新説が出されてはマスコミを賑わす。業を煮やした著者らは、有名雑誌に決着宣言ともいうべき論文を投稿した。41人の共著論文だ。なぜ決着済みといえるのか。異説のどこが間違いなのか。とことん解説したのが本書である。

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  • 〈生きもの〉 ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係
    4.1
    ひどい名前、キョーレツな姿、女王君臨の階級社会。動物園で人気急上昇中の珍獣・ハダカデバネズミと、その動物で一旗あげようともくろんだ研究者たちの、「こんなくらしもあったのか」的ミラクルワールド。なぜ裸なの? 女王は幸せ? ふとん係って何ですか? 人気イラストレーター・べつやくれい氏のキュートなイラストも必見!

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  • 世界は進化に満ちている
    4.0
    進化という現象は,なにも壮大で時間がかかるとは限らない.きわめて短期間で,しかも私たちのすぐそばで起こっていることもある.気鋭の進化学者が自身のエピソードやさまざまな事例を紹介しながら,軽快に,そして楽しく,進化学の世界に誘う.さあ,あなたも,進化論の魅力にどっぷり浸かってみませんか?

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  • 数学を生み出す脳
    4.0
    数量の大まかな把握はヒトだけでなく多くの動物にもできるが,ヒトだけが正確に数え上げ計算する能力をもつ.その能力に必要なのが数の言葉だ.数学的思考の起源は言語にあるのだろうか.心理学・認知神経科学に加え,近年めざましく発展した機械学習技術による成果も用いて「我々ヒトにとって数学とは何か」を問う.

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  • 新版 外国語学習に成功する人、しない人 第二言語習得論への招待
    4.0
    有効な学習法とはどういうものか.外国語が身につくとき,学習者にどんな変化がおきているのか.いつどこでも勉強できる辞書や教材がネットに豊富にあり,オンラインコミュニケーションの発達によって外国語を使う機会が増えた今こそ,学習法を見直そう.ロングセラーの初版に補章やコラムを加え,最新の状況に対応した新版.

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  • 生成AIのしくみ 〈流れ〉が画像・音声・動画をつくる
    4.0
    水面に書いたインク文字が広がっていく過程を逆向きに再生できれば文字が浮かび上がる――〈流れ〉が生成AIの核心となるアイデアだ.高次元空間とはどんな世界なのか,拡散モデルなどの流れの数理はどのように生成AIを実現したのか.AI実装で先端を行く著者が,数式ではなく言葉で,重要な概念の意味を伝える画期的入門書!

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  • オーロラ!
    4.0
    人を虜にする神秘の光,オーロラ.その真の姿に迫る旅路に果てはない.あの光のエネルギーの源はどこか?悠然と動いているようで,実は目にも止まらぬ速さで瞬いている!?――ユニークな機材とともに極地に乗り込んだ気鋭の研究者が,現地での奮闘とともに最新の知見を熱く伝える,新機軸のオーロラ入門.[カラー8頁]

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  • 生命はゲルでできている
    4.0
    コンニャク,ゼリー,豆腐など,水を含んでブヨブヨ,プルプルしているのはみんなゲル.固体と液体の性質をあわせもつこの物質で私たちのカラダの大部分はできている.高分子がつくるネットワークに水を大量にたくわえ,生命活動に不可欠なしなやかさを備えるばかりか,物質・エネルギーの輸送も担う,驚異のしくみを見てみよう.

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  • 竹取工学物語 土木工学者,植物にものづくりを学ぶ
    4.0
    適度に硬く,しなやか.中空円筒構造.1日で1メートル近く高さを伸ばすこともある驚異の成長力.特異な生態,形状や性質ゆえに竹取の翁の時代から日本人の生活に溶け込んできた竹は,時に厄介者扱いも受ける.そんな竹に魅せられ,本来植物学者の研究対象であろう種々の植物に工学の視点で挑む研究者の,ちょっと考えさせられる物語.

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  • 「死んだふり」で生きのびる 生き物たちの奇妙な戦略
    4.0
    天敵から逃れるために動きを止めて「死んだふり」.でもそれ,意味あるの?ーー誰もが疑問に思いつつ誰も答えることのできなかった難問に,昆虫学者が立ち向かう.本当に生き残りやすくなる?すぐ死んだふりする虫はモテない上にストレスに弱い!?起き上がるタイミングはどう決める?謎多き行動を熱量高く掘り下げる,国内初の入門書.

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  • 追いつめられる海
    4.0
    表面の3分の2を覆う海の存在ゆえに,地球は青く,美しい.その海が今,危機的な状況に直面している.海水温の上昇,海洋酸性化,プラスチックごみ,酸素の足りないデッドゾーンの広がり,漁業資源の減少がこのまま進むとどうなるか.環境問題の取材にライフワークとして取り組んできた著者が,最新の研究報告やルポを交えて伝える.

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  • さえずり言語起源論 新版 小鳥の歌からヒトの言葉へ
    4.0
    ジュウシマツの歌には「文法」がある――これが転機をもたらす大発見だった.進化的な起源の異なる小鳥の歌が,言語進化の謎に迫るカギとなるのはなぜなのか.初版刊行から七年半,性淘汰起源説に相互分節化仮説が加わった.「言語の起源は求愛の歌だった」とする進化のシナリオを,苦労と喜びと興奮が満載の研究者人生とともに描く.

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  • 僕とアリスの夏物語 人工知能の,その先へ
    4.0
    小学生の悠翔のもとに突然やってきた謎の少女,アリス.まるで赤ちゃんのように何も知らなかったが,悠翔たちから多くを学んでいく.しかしそこに,怪しい影が忍び寄り……!? AIと共存する未来とはどういうものか.「発達する知能」は,いかに実現されるのか.小説と解説の合わせ技で,いざ,めくるめく知の融合体験へ!

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  • なぜ地球だけに陸と海があるのか 地球進化の謎に迫る
    4.0
    地球は太陽系唯一,陸と海のある惑星だ! 秘密のカギは地球進化にある.著者らは日本列島の南へ延びる沈み込み帯(伊豆-小笠原-マリアナ弧)での驚きの発見から,新説「海の中で大陸が生まれる」を打ち立て,地球進化の謎解きに挑む.キーワードはサブダクションファクトリーや反大陸.科学的営みをスリリングに描く.

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  • 皮膚はすごい 生き物たちの驚くべき進化
    4.0
    ポロポロとはがれ落ちるような柔な皮膚もあれば,かたや脱皮でもしない限り脱げない頑丈な皮膚.生き物たちの皮膚は一見不合理のようだが,それぞれが進化の産物であり理由がある.からだを防御するだけでなく,色や形を変化させて気分も表現できる.生き物たちの「包装紙」のトンデモな仕組みと人の進化がついに明らかになる.

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  • 知りたい!ネコごころ
    4.0
    「何を考えているんだろう? この子…」ネコの心の研究を思い立った著者は,ネコが思い出をもつことや,簡単な現象について結果の予測をすることを初めて実験で明らかにする.研究のきっかけや実験方法の工夫,被験者(?)募集にまつわる苦労話など,エピソードを交えて語る.ネコ好き長年の謎に挑んだ「ニャン学ことはじめ」.

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  • サンプリングって何だろう 統計を使って全体を知る方法
    4.0
    データがなければAI研究も始まらない。ビッグデータ解析といえども、扱うデータはあくまでも全体の一部だ。その一部のデータからなぜ全体がわかるのか。データの偏りは避けられるのか。統計学の基本中の基本であるデータの集め方、すなわちサンプリングの考え方やしくみを社会調査や生態調査の例を使ってわかりやすく解説する。

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  • うつも肥満も腸内細菌に訊け!
    4.0
    母から子へと綿々と受け継がれ、人間の全細胞数の数十倍もいると言われる腸内細菌。その新たな働きが、つきつぎと明らかにされている。つくり出した物質が神経やホルモンをとおして脳にも働きかけ、さまざまな病気や、食欲、感情や精神にまで関与する。あなたの不調も攪乱された腸内細菌の働きによるのかもしれない。

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  • ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密
    4.0
    「これ食べたら死む?」どうして多くの子どもが同じような、大人だったらしない「間違い」をするのだろう? ことばを身につける最中の子どもが見せる数々の珍プレーは、私たちのアタマの中にあることばの秘密を知る絶好の手がかり。言語獲得の冒険に立ち向かう子どもは、ちいさい言語学者なのだ。かつてのあなたや私もそうだったように。

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  • できたての地球 生命誕生の条件
    4.0
    水惑星と呼ばれる地球。はたしてその地球の水はどこから来たのか。水も炭素もなかった生まれてまもない地球に、有機生命体が誕生し進化をとげたのはなぜか。こうした疑問に答える「初期地球」の研究がいま熱い! 大量の氷が宇宙から飛来し、現在の海の何十倍の水が地球内部に隠されている、窒素は少なすぎるなど、驚きの発見の数々。

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  • サボり上手な動物たち 海の中から新発見!
    4.0
    一生懸命だからこそ、サボるんだ! 動物搭載型の記録装置による「バイオロギング」や「音」を使った最新の記録・分析システムで、予想も常識も覆す、驚きの新発見が続出。南極のペンギンやアザラシから、身近な日本のイルカ、ウミガメまで、謎に包まれた生きものたちの生態と〈本気の姿〉を明らかにする、新しい海洋動物学。[カラー版]

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  • サバからマグロが産まれる!?
    4.0
    クロマグロの生息数が激減するなか、サバを代理の親にして増やそうという研究が進められている。この技術は応用の幅が広く、すでにクニマスをはじめとする国内外の魚類の保全にも実用化されている。魚をこよなく愛する研究者たちの試練と発見に満ちた挑戦を紹介する。

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  • 量子力学の反常識と素粒子の自由意志
    4.0
    実在という物理の基礎概念に根本的な転換を迫った量子力学。その大成功の陰で過去の遺物と思われていた物理論文がよみがえった。いまやどんな論文をも凌駕するほどの勢いだ。それがアインシュタインのEPR論文だ。「量子もつれ」という考えの重要性と有用性が最近認識されて時代の寵児である。実在性と因果律の意味を読み解く。

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  • こんどこそ! わかる数学
    4.0
    小学校・中学校時代には、算数・数学に興味関心を持つどころか大嫌いだったという著者。それだからこそ、大学は法学部に進んだのに、なぜか予想に反して数学者になってしまう。そんな著者が自身の悲惨な経験を踏まえ「もし中学生に教える機会があれば、こんな教え方をしてみたい」と思い立って書いたのがこの本だ。数学イメージが変わる。

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  • 数学者の視点
    4.0
    峻厳な山のように私たちを寄せつけようとしない現代の数学。数学とは一体どんな学問なのだろうか。数学者とはどんな人たちなのだろうか。研究の最前線にいる幾何学者が、日々の研究や教育、フィールズ賞をめぐる思惑、現代数学の動向などについて軽妙に語りながら、私たちには伺い知ることのない数学者の世界をいきいきと画き出す。

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  • 大規模言語モデルは新たな知能か ChatGPTが変えた世界
    3.9
    対話型サービスChatGPTは驚きをもって迎えられ,IT企業間で類似サービスをめぐる激しい開発競争が起こりつつある.それらを支える大規模言語モデルとはどのような仕組みなのか.何が可能となり,どんな影響が考えられるのか.人の言語獲得の謎も解き明かすのか.新たな知能の正負両面をみつめ,今後の付き合い方を考える.

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  • 人類冬眠計画 生死のはざまに踏み込む
    3.9
    フィクションの世界でよく題材にされ,人々の間でイメージが出来上がっている人工冬眠.2020年に発表された著者らの研究成果は,いまだ確立されていないこの技術の実現に向けて飛躍的な貢献をすると期待されている.日々研究開発に挑む研究者としての自身の体験や想いをふんだんに交えながら,「人類冬眠計画」を披露する.

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  • イカの恋、タコの愛
    3.8
    おいしいお寿司や海鮮丼のネタ,最近ではゲームのキャラクターとしても大人気なイカやタコ.その姿形は人間とは似ても似つかず,風変り.でも,変わっているのは姿だけではなかった.愛の伝え方も人間の常識を超えているではないか! 情熱と冷淡さ,狡猾さと激しさが交錯する恋の駆け引きからもう目が離せない!

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  • 脳の大統一理論 自由エネルギー原理とはなにか
    3.8
    脳は推論するシステムだ! 知覚,認知,運動,思考,意識──それぞれの仕組みの解明は進んできたが,それらを統一的に説明する理論が長らく不在だった.神経科学者フリストンは新たに「能動的推論」を定義し,単一の「自由エネルギー原理」によって脳の多様な機能を説明する理論を提唱した.注目の理論を解説する初の入門書.

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  • 新版 アフォーダンス
    3.8
    眼だけで見ているのではなく、耳だけで聞いているのでも、皮膚だけで触っているのでもない……?人工知能、モノづくりからアートまで、多分野で注目を集めるアフォーダンス理論をわかりやすく解説。ヒトをいわば「知覚システムの束」ととらえ、知性の本質に迫る。ロングセラーに20年ぶりの大改訂を加えた決定版!

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  • 犬のココロをよむ 伴侶動物学からわかること
    3.8
    あなたの愛犬への接し方は間違っていませんか。犬は言葉を交わせなくても、あなたの意図を全力で知ろうとしています。こうした犬のコミュニケーション能力の研究は始まったばかりですが、人間の認知の研究にも大きな影響を及ぼしつつあります。誰でもできる簡単な観察実験とともに、その最先端の成果をわかりやすく紹介します。

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  • ヒドラ 怪物?植物?動物!
    3.8
    切り刻んでも、すりつぶしても元通り。小さいようで大きい。弱いようで最強。伸縮自在、変幻自在。水にゆらめく花のような体に驚くほどのポテンシャルを秘め、多くの研究者を魅了してきた謎の動物、「ヒドラ」。ついにゲノムが解読され、ヒトとの意外な共通性も明らかに!ヒドラ研究に身も心も捧げる著者が、その魅力のすべてを語り尽くす。

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  • 食虫植物 進化の迷宮をゆく
    3.7
    植物なのに肉食なんて! しかしその特殊能力のわりに,食虫植物はいつだってマイナーな存在だ.その深い深い理由とは.ベジタリアンもいるの? あの妙な形や「胃腸」はどこから……? ウツボカズラから食虫木まで何でもござれ.気鋭の研究者の道案内で,謎に満ちた進化の迷宮を探険し,その妖しい魅力に心ゆくまで囚われよう.

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  • 新版 ウイルスと人間
    3.7
    ウイルスにとって,人間はとるにたらない存在にすぎない――ウイルス研究の泰斗が,ウイルスと人間のかかわりあいを大きな流れの中で論じる.旧版に,COVID-19を中心とする最新知見を加えて増補改訂.エマージングウイルスが次々と人類を襲う現代にあって,これまでを俯瞰し,これからを考える,たしかな視座を提供する.

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  • 驚異の量子コンピュータ 宇宙最強マシンへの挑戦
    3.7
    ひと昔前まで実現不可能とされてきた量子コンピュータを取り囲む環境は短期間のうちに激変した。従来の古典コンピュータを超越しうる不思議なからくりとは何か。いかなる歴史を経て現在に至り、どんな未来が待ち受けているのか。気鋭の若手研究者として体感している興奮をもって、わかりやすくかつ科学的な正確さを期して解説する。

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  • 協力と罰の生物学
    3.7
    排水溝のヌメリにアリのコロニー、花と昆虫、そしてヒトの助け合い。この世界はうるわしき協力であふれている。容赦ない生存競争の中で、生きものたちはなぜ自己犠牲的になれるのか。ダーウィン以来、この謎に果敢に挑んできた研究者たちの軌跡と、協力の裏にひそむ、ちょっと怖い「罰」の世界を生き生きと描く。

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  • 糖尿病とウジ虫治療 マゴットセラピーとは何か
    3.7
    四〇代以上は三人に一人が糖尿病になる時代。自覚症状がないまま進行し、気づいた時には足の潰瘍・壊疽により、下肢切断を余儀なくされる人も少なくない。いま切断せずに画期的に潰瘍を治癒する方法がある。なんとハエのウジ虫を使う。それはいったいどんな治療なのか。なぜハエなのか。驚きの治療の実際としくみを解説する。

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  • 新型インフルエンザH5N1
    3.7
    H5N1型インフルエンザは強毒性。発生は時間の問題だ。だれも免疫をもたないため、ふれれば全身感染をおこし、数日で死に至る可能性が高い。国内に侵入したら最後、あっという間に拡大するという。第一線の研究者が最新知見からそのメカニズムに迫り、科学的根拠を示す。さらにはワクチン開発の現状から対抗策を提案する。

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  • 「腹八分目」の生物学 健康長寿の食とはなにか
    3.6
    「腹八分目」で育てたネズミは寿命がのびる――全てはそこから始まった.長寿の鍵となる栄養素はなにか.腹八分目で,老化そのものも防げるのか.そして不老長寿の薬は……!?発展著しいこのテーマを,気鋭の研究者が展望.「それでもお腹いっぱい食べたい」人々の切なる食欲にも向き合いつつ,健康長寿への飽くなき探究を描く.

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  • 菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って
    3.6
    北極、南極、そしてシベリア。大の男が這いつくばって、世界中の寒冷地にきのこを探す。大型動物との遭遇、酔っぱらいとの遭遇、泥酔、泥酔、そして拘束。幾多の艱難辛苦の果てに、菌たちとの感動の対面はかなうのか……!?雪や氷の下でしたたかに生きる菌たちの生態とともに綴る、爆笑・苦笑・失笑必至のとっておき〈菌道中〉。

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  • 記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦
    3.6
    記憶の研究が目覚ましい。ついにDNAに連なる分子の言葉で語れるようになった。記憶を消したり想起させたり自由に操作できる日も夢ではない。そもそも記憶は脳のどこにどのように蓄えられるのかに始まり、短期記憶と長期記憶の違いは脳のどのようなメカニズムに由来するのかなどを語る。記憶研究から人間とは何かがわかる。

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  • 「はやぶさ2」は何を持ち帰ったのか リュウグウの石の声を聴く
    3.5
    小惑星リュウグウに着陸し,試料の入ったカプセルを地球にもたらした探査機「はやぶさ2」.リュウグウの石は,実に様々なことを語ってくれる.この小惑星と太陽系の歴史.海や生命の材料は地球の外にありえたのか.採取装置の開発を担当し,持ち帰られた試料の初期分析を統括した著者が,リュウグウ試料分析の成果を語る.

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  • ことばと算数 その間違いにはワケがある
    3.5
    「かける数とかけられる数,どっちがどっち?」「マイナスのマイナスは…とってもマイナス?」──混乱するのは子どもだけとは限らない.ことばのしくみに原因があることも.『ちいさい言語学者の冒険』で子どもの言語習得の旅を案内した言語学者が,小学生の宿題やテストの間違いを通して,意外に深いことばと算数の関係にせまる.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • あなたはこうしてウソをつく
    3.5
    社会生活にウソはつきもの.あなたも私もウソをつく.人はなぜウソをつく? ウソを見抜く方法はある? ウソをつきやすい人はいる? ウソをつきやすい状況は? ウソをつくとき脳で何が起きている? 人は元来ウソつきなのか正直なのか? 心理学と神経科学の最新知見から見えてきた,ウソに関する本当の話.

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  • あいまいな会話はなぜ成立するのか
    3.5
    日常会話は遠回しな表現でみちているにもかかわらず,聞き手は話し手の意図を直ちに理解する.なぜ言葉になっていない意図を推測できるのか? なぜ推測はほどほどでおさまるのか? なぜ遠回しな表現をするのか? 3つの不思議を念頭に,哲学・言語学・心理学の代表的理論から,現代の脳科学にもとづく成果まで紹介する.

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  • 嗅覚はどう進化してきたか 生き物たちの匂い世界
    3.5
    視覚や聴覚に比べて複雑で,多くの謎が残る嗅覚.人間は400種類の嗅覚受容体で何万種類もの匂いをかぎ分けるが,そのしくみは? 嗅覚受容体の種類は,イルカはほぼ0,ゾウは2000と,種により大きな開きがある.環境に応じて,ある感覚を豊かにし,ある感覚を失うことで,種ごとに独自の感覚世界をもつにいたる進化の道すじ.

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  • 恐竜はホタルを見たか 発光生物が照らす進化の謎
    3.5
    昆虫,キノコ,魚など,地球上には数万種もの「光る生きもの」がいる.生物はいつ,どうやって光る能力を手に入れたのか.光を使った驚きの生存戦略とは.発光のしくみを解明し,進化の道筋を巻き戻していくと,舞台は暗闇に満ちた太古の深海へ.生物が放つ光に魅せられた著者が,ダーウィンも悩んだ「進化の謎」に挑む.[2色刷]

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  • 日本の地下で何が起きているのか
    3.5
    東日本大震災が引き金となって、日本の地盤は千年ぶりの「大地変動の時代」に入ってしまった。内陸の直下型地震や火山噴火は数十年続き、2035年には「西日本大震災」が迫っている。富士山は噴火するのか。カルデラ噴火は起こるのか。市民の目線で本当に必要なことのすべてを、伝える技術を総動員して紹介。いま何を準備すべきなのか、命を守る行動を説く。

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  • 歌うカタツムリ 進化とらせんの物語
    3.5
    なんだか地味でパッとしないカタツムリ。しかし、生物進化の研究においては欠くべからざる華だった。偶然と必然、連続と不連続……。木村資生やグールドらによる論争の歴史をたどりつつ、行きつ戻りつしながらもじりじりと前進していく研究の営みと、カタツムリの進化を重ねて描き、らせん状の壮大な歴史絵巻を織り上げる。

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  • アルキメデス『方法』の謎を解く
    3.5
    浮力の原理を発見したアルキメデス。長く幻とされたアルキメデスの最高の書『方法』の写本が20世紀末に再発見され、二千年の時を経て、その解読が進んだ。アルキメデスの死をめぐる謎解き、また『方法』の中身と再発見に至る経緯なども含め、アルキメデスに関する決定版である。『よみがえる天才アルキメデス』の全面改訂。

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  • 数学 想像力の科学
    3.5
    1、2、3、…という数が実在するわけではない。私たちはある具象物に対して、1、2、3、…というラベルを付けることで、全体の量や相互の関係を類推することができるのです。さらに具象物を構成する点や線を数値化することで未知なるものの形や性質を議論できます。そこにリアリティが出現する。これが数学であることを語ります。

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  • パンダ ネコをかぶった珍獣
    3.5
    かぶりもの?いいえ、生きものです!シロとクロの理由、妙に丸い顔、タケで生きている不思議……あなどるなかれ、パンダの謎は奥深い。飼育係に「なってしまって」早10年。雨の日も雪の日もパンダを見続けてきた著者が、最新の研究知見や繁殖の舞台裏、マスコミとの葛藤を交えつつ、生きものとしてのパンダの全貌をストレートに語る。(カラー版)

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  • みんなの放射線測定入門
    3.5
    理系の大学院生でも大半がよく知らない放射線の測定法。放射線は機器があっても体温計のように誰でも正確に測れるわけではない。なぜ放射線測定は難しいのか。また除染をすればそれで終わりなのか。まったく予備知識のない人にも納得できるように、放射線測定のイロハから、今後どんなことに注意すればよいのかをやさしく説明します。

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  • iPS細胞はいつ患者に届くのか 再生医療のフロンティア
    3.5
    「iPS細胞を治療へ」との期待は膨らむばかり。しかし今、その夢の実現にはどこまで迫れているのか。iPS細胞の臨床研究で世界をリードする網膜や神経をはじめ、心臓や脳そして毛髪まで、体の各部位の再生医療研究の最前線をリポート。がん化への懸念や制度上の困難など、数々のハードルは果たして乗り越えられるのか……?

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  • サイボーグ昆虫、フェロモンを追う
    3.4
    数キロ離れた所から漂うフェロモンの匂いを頼りにメスを見つけ出すオスのカイコガ。米粒ほどの小さな脳でありながら、優れたセンサと巧みな行動戦略で、工学者に解けなかった難題をこなす。そんな昆虫脳のはたらきが、ひとつひとつのニューロンをコンピュータ上にモデル化し、シミュレーションすることで明らかになってきた。

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  • 大人の直観vs子どもの論理
    3.4
    直観に頼ると失敗する? 子どもから大人へ、ヒトは少しずつ論理的になっていく? 科学の答えは、どちらもNOだ。実は、子どもの脳は想像以上に〈論理的〉で、大人の脳は意外なほど〈直観的〉。日常生活で、人生で、そして進化の過程で、それが「うまくやっていく」秘訣であることを、脳の機能と発達の仕組みから解き明かす。

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  • 「あっ、忘れてた」はなぜ起こる 心理学と脳科学からせまる
    3.3
    行きがけに手紙をポストに投函しようと思っていたのに、すっかり忘れていた──こんな経験は誰にでもあるだろう。なぜ人はそのような失敗をするのか。裏を返せば、どうして「しようと思っていたこと」を「タイミングよく」思い出せるのか。日常的な記憶経験を出発点に、心理学と脳科学の成果から、そのメカニズムを探る。

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  • エピジェネティクス入門 三毛猫の模様はどう決まるのか
    3.3
    三毛猫の三毛模様、アサガオの絞り模様…。遺伝子は同じでも、生物にはさまざまな外見や個性がある。これは遺伝子の働きを調整するエピジェネティクスによって偶然に決まっている。遺伝子を陰でダイナミックに操るしくみと、それによって生まれるさまざまな現象を解説し、病気との関係や新しい治療法開発の可能性を紹介する。

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  • つじつまを合わせたがる脳
    3.2
    作り物とわかっているのに自分の手と思い込む.目の前にあるのに見落としてしまう.これらはいずれも脳のつじつま合わせが引き起こす現象.顔と声が別人の映画の吹き替えに違和感を覚えないのも同じ.われわれが安心して日常を過ごせるのも,こうした脳の特性のおかげなのだ.まさかと思う人も,もっと脳を深く知りたくなる本.

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  • かけ算には順序があるのか
    3.1
    いま小学校の算数で「6人に4個ずつミカンを配ると、ミカンは何個必要ですか」という問題に、6×4=24という式を書くとバツにされる。かける順序は本来どちらでもよいはず。算数教育にまつわる問題点をよくよく考えてみると、かけ算や数の数え方には、意外にも深いものを秘め、思いがけない広がりがあることがわかる。

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  • 流体力学超入門
    3.0
    水や空気はどのように流れるのか.その運動をいかに制御するか.流体力学は自然現象の理解から,飛行機などの産業的応用まで幅広い場面や目的と関わっている.粘性,渦,乱流,レイノルズ数,不安定性といった重要な概念を高校数学レベルで解説.物理的なアイデアに焦点をあてて,現代的な視点で書かれた本格的入門書.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • あつまる細胞 体づくりの謎
    3.0
    細胞は,自発的に「あつまって」私たちの体をつくる.いったんバラバラにしても,また集まる.でも条件を変えると,集まらない.なぜ……!?素朴な疑問にはじまって,著者はついに細胞間接着分子「カドヘリン」を突き止め,体づくりのさらなる深みへ.絶え間ない謎解きのプロセスを緻密に追い,発生の妙へと読者をいざなう.

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  • 英語で楽しむ寺田寅彦
    3.0
    時代にはるかに先駆けて,伝統的な要素還元主義の手法が通用しない複雑な対象に目を向けた物理学者・寺田寅彦.彼の数多い名随筆から「藤の実」「エレベーター」「津浪と人間」など六篇を選び,原文と英訳をあわせて読む.それは時代と地域を超えた寅彦の普遍性を感じることのできる体験だ.翻訳や英文エッセーのコツも一緒に学べる.[二色刷]※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 次なるパンデミックを回避せよ 環境破壊と新興感染症
    3.0
    森林破壊,温暖化,野生動物食,ペット取引,食糧開発….人間が引き起こしてきたさまざまな環境問題が,新型コロナをはじめ,近年加速している動物由来感染症のパンデミックの背景にある.その関連性を,著者自身のルポや最新の研究報告,識者の発言を交えて解き明かし,過去の教訓を踏まえて正しい未来を作り直す術を提言する.

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  • ワイルドライフ・マネジメント入門 野生動物とどう向きあうか
    3.0
    野生動物と人間との間に,深刻なあつれきが起きている.シカの農林業被害,クマの人身事故,トキの絶滅──.野生動物と共存するためには,野外調査の成果に裏打ちされた,科学的で計画的な保護管理が必要である.外国の事例や過去の失敗に学びながら,著者が実践してきた事例を通して,日本に合った科学的な保護管理の手法を考える.

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  • エボラ出血熱とエマージングウイルス
    3.0
    西アフリカで発生したエボラ出血熱は過去に例を見ない大流行となった。エボラはどこから来たか、なぜ致死率90%と高いのか、治療や予防法はあるか、日本は大丈夫か、とさまざまな疑問が投げかけられている。ウイルスハンターや医師たちの苦闘の歴史を振り返り、ウイルス専門家の立場からエボラ出血熱の現在を紹介する。

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  • 原発と活断層 「想定外」は許されない
    3.0
    原発周辺の活断層はなぜ見過ごされてきたのか。今後は誰が、どうやって活断層の危険性を評価すべきか。原発建設における審査体制の不備や科学の誤用を厳しく指摘してきた著者が、原子力規制委員会でのこれまでの議論を紹介しつつ、問題点を検証する。科学の限界も考慮し、これからいかに判断すべきなのかを考える。

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  • 触感をつくる 《テクタイル》という考え方
    3.0
    ツルツル、ザラザラといった触感。すぐ判別できる一方、同じものなのに環境の変化によって、まったく違う感触を得ることがある。著者らは人工的に触感を再生、または自然にはない触感をつくる装置を開発。さらに工学や医療への応用だけでなく、この技術をデザインと融合させることで新しいアートの世界が広がっている。

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  • おなかの赤ちゃんは光を感じるか 生物時計とメラノプシン
    3.0
    胎児は子宮の中で脳を使って光を感じ、〈生物時計〉を動かしている。著者らは、近年発見された明暗情報を脳に伝える光受容体メラノプシンが胎児期に最も早く機能しはじめること、赤ちゃんの成長に明暗環境が重要であることを明らかにし、早産児の睡眠をコントロールして発達を促す「調光保育器」を開発した。[カラー口絵2ページ]

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  • うれし、たのし、ウミウシ。
    3.0
    海の宝石と称され、その華麗な色や形態からダイバーたちに大人気の海洋生物ウミウシ。しかし美しい姿とは裏腹にヒトが想像もつかないような驚くべき繁殖戦略をおこなっている! ウミウシをはじめ、奇想天外なあの手この手を駆使してたくましく生きる海の生き物たちのふしぎと海洋動物を対象とする行動生物学者たちの姿に迫るエッセイ。

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  • 数の発明
    3.0
    パスカルが「0から4を引けば0である」と述べた頃、インドでは「負数に負数を掛けると正数を得ることは羊飼いでも知っている」と書かれた。文化や時代によって数の捉え方は異なり、現代数学でも定義の仕方は単一でなく、いろいろなスタイルがある。数概念の発展を見ることで、数学とは何かという大きな問いへの答えに迫る。

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  • キリンの斑論争と寺田寅彦
    3.0
    キリンの斑模様は何かの割れ目と考えることができるのではないか。そんな論説を物理学者が雑誌『科学』に寄稿したことに生物学者が危険な発想と反論したことから始まった有名な論争の顛末は? 現在の科学から論争の意味と意義を評価する。主導的な役割を果たした寺田寅彦の科学者としての視点の斬新さ・先駆性が浮かび上がる。

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  • 幻のネズミ、消えたY 性の進化の謎を追う
    -
    哺乳類のY染色体は退化する一方だ.そのうち,男はいなくなる!?南の島のトゲネズミに,そのヒントがあるかもしれない.そのネズミたちは,Yがないのにオスがいる.Yがないなら,雌雄のDNAの差はどこに?あの方法もこの遺伝子も,ハズレ,ハズレ,またハズレ……!立ちはだかる数々の壁を乗り越え,「Yなき性」の謎にせまる.

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  • ミクロの水泳教室 驚きの流体ワールドへようこそ
    -
    ミクロの世界の生き物たちは泳ぎの達人だ.SFのように私たちが小さくなってミクロの世界でバタ足をしても,実はまったく進まない.ミクロの探検隊員になって,微生物からマイクロロボットまで流体力学を駆使した「泳ぎ」の秘密を探る.数学・物理・生物・化学がダイナミックに融合する最先端科学の現場へようこそ!

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  • めざせマントル! 地球を掘る地質学者の冒険
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    マントルに由来する鮮やかな緑色の岩石に地球を知る鍵が隠されている.マントルまで掘る計画は「月より遠い道」と言われて未だ実現していないが可能性は見えている.マントルの岩石を求めて砂漠を歩き,船酔いに苦しみながら海底から堀り上げた岩石と格闘し,ついには水深9800メートルの海溝の底にまで潜った研究者の見聞記.

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  • ファージ・ハンター 病原菌を溶かすウイルスを探せ!
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    長い進化を共にしてきた細菌とそのウイルス(通称ファージ)は膨大に存在している.薬剤耐性菌による感染症の死者がガン死者を上回る将来予想が示される中,忘れられていたファージ療法が復活する.分子生物学を誕生させ,医薬品開発の基盤技術ともなっているファージの探究史を,その発見から今日までドラマチックに描きだす.

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  • 植物園へようこそ
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    緑と花に癒され,時には奇妙な姿や強烈な匂いに驚かされる――世界の植物が大集合している植物園のとっておきの楽しみ方を研究者が語ります.進化の秘密にふれる展示の表側だけでなく,植物を集めて育て,調べて守る,知られざる裏側の奮闘まで熱く紹介.植物園の活動全体を知って,きっと・もっと好きになるガイドブック.

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  • 暗い夜空のパラドックスから宇宙を見る
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    無限に広い宇宙に無限個の星が一様に分布していたら…夜空は明るく輝くはずなのに実際は暗いことを「オルバースのパラドックス」という.太陽が沈んだから暗いのか.しかし夜空には星が輝く.宇宙も星の数も有限だからか.宇宙が膨張しているからか.簡単そうで,一筋縄ではいかない謎解きを通し,宇宙の真の姿に迫ろう.

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