深野祐也の作品一覧
「深野祐也」の「世界は進化に満ちている」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「深野祐也」の「世界は進化に満ちている」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
おもしろくて分かりやすい!
進化ってもっと長い時間がかかるものだと思ってたけれど、今も身の回りで起きてるものなんだな。
身近な進化について、意外でおもしろい事例がたっぷり紹介されてる。虫や草だけでなく、ゾウまで人間の影響で進化してるとは...!
いろんな研究の内容を紹介してくれるのもうれしい。しかも、文章が読みやすい。
林の中で蛾を集める研究とか、よくデザインされた研究って美しいなあ。
著者さんによる、都会のカタバミの進化についての研究もおもしろすぎる。プレス発表で事前に知ってはいたけれど、じっくり説明を読むとほんとうに美しい研究ですわあ。
進化の仕組みから、身近な事例まで、楽しく学べる素敵な本でした。
中高生時代に読んでたらこういう学科に進みたくなってただろうな...。
Posted by ブクログ
ダーウインさんの進化論が楽しく学べます! 「進化」は現在進行中、あちこちで起きているんですね!
取り上げられている事例をみていくと、著者の深野祐也さん(SF大好き)がおっしゃるように、ダーウインさんの進化論のシンプルさと普遍性が実感できます。
「進化」って、ヒトの寿命よりもはるかに長い時間、何万年の単位で起きるイメージでした。
そんなことないみたい。ほんの数年、数十年で起きる「進化」が観察できるそうです。
なんとなく知っていた「進化」ですが、本のはじめの「1.これを読めば進化がわかる!」に、簡潔にまとめていただいていて助かります。
進化のエッセンスは「変異」「自然選択」「遺伝」だそうです。
「変異」は、突然変異だけでなく、別の集団から入ってくることも含まれるとか。
「自然選択」は、生物が変わらざるおえない環境の変化です。
そして、「遺伝」は性質が子孫に伝わることです。
これらのワードを使って、いろいろな生物について説明されています。
たくさんの事例があるなか、わたしは食べものとしての魚類の進化にびっくりです。
魚さんたちにとっては、人間の「漁業」がものすごい自然選択の「圧力」になっているそうです。
人間は、小さい魚を避けて、なるべく大きな魚を獲りたい。テレビ番組みてても、たいてい小さいのはリリースです。
わたしは、これで小さいのが大きく育てば資源保護にいいことしてると思ってました。
自然はよくできています。保護してるつもりの人間の傲慢さとは関係なく、魚さんたちは小さいまま成熟して、大きくならないほうに「進化」していくようです。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
サバとかサケとか好きなのに〜!!
どんどん小さくなるんですか?
いったん、こんなふうに進化したら簡単には元に戻らないようです・・・
これまで進化学について、生物の歴史を調べる学問かなと思ってました。
しかし、いまや農業、医学、そして、環境課題に重要な視点を与えてくれたり、ある程度この先どう進化するか予測できたりするそうです。
道端の雑草や昆虫たち、そして、いろいろな生物たち、人間活動なんかの自然選択の圧力なんかで絶滅しないように日々「進化」。そのために大事なことは「多様であること」だそうです。
わたしは年齢的にもう「遺伝」はないので、せめて「進化的視点」で世界をみて、遺伝に無関係な「精進」、がんばります。(笑)
市民参加型、だれでも「急速な適応進化」研究に参加できる「みんなでカタバミプロジェクト」も紹介されていましたよ。
Posted by ブクログ
進化について身近な例で平易に解説している名著。進化は悠久の時間の中でゆっくりと生物が変化していくイメージだが、実は進化は驚くほど速く身近な場所で起こっているおり、そうした「身近な進化」の例を挙げている。工業化で黒くなった蛾(オオシモフリエダシャク)、狩猟により角が小さくなった大型動物(オオツノヒツジ)や牙がなくなったモザンビークのアフリカゾウのメス、漁業によって小さくなった魚、採集のしすぎで岩肌色になった蘭の花。
また、都市で起こる進化として、ヒートアイランド(カタバミ)、不夜の町(蛾)、騒音(虫や鳥)、捕食者からの解放、競争の少なさなど様々な環境変化が引き起こす進化を描いている。
外来種の進化、保全の現場(動物園・植物園・水族館、環境保護区)で起こる進化についても各1章を割いて実例を挙げている。
最終章では、これからの進化として、温暖化、海洋酸性化、富栄養化、マイクロプラスチックの影響やヒトの進化について考察している。
全体として非常に示唆に富む内容となっている。
【目次】
まえがき
1 これを読めば進化がわかる!
2 進化は時としてあっという間に起こる
3 都市で起こる進化
4 外来種ももちろん進化する
5 保全の現場で起こる進化
6 これからの進化を予測する
エピローグ
文献
Posted by ブクログ
面白い本に出会えた。テーマがタイムリーで、ストーリー仕立ても上手。~1これを読めば進化が分かる!(変異・自然選択・遺伝)2進化は時としてあっという間に起こる(世代交代のサイクルが短いものは変化をつかみやすい)3都市で起こる進化(ヒートアイランド・騒音・夜間光)4外来種ももちろん進化する(ブタクサとブタクサハムシとオオブタクサの研究はアレルギー症状を悪化させ著者に研究続行を断念させる)5保全の現場で起こる進化(動物園・植物園・水族館は人間が選択圧となる進化を引き起こす)6これからの進化を予測する(温暖化・春の早期到来・富栄養化・海水湖水の酸性化・感染症・宇宙を初体験するのは人だけでなく植物や細菌も)~1985年生まれで千葉大准教授とは優秀なんだね