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原発事故の巨大さは事態の正視を妨げ、事故前にも事故後にも、嘘がまかりとおった。放射性物質や原発事故のリスクが一人一人の生活に上乗せされる時代に、信じるのではなく、嘘を見抜いて自ら考えていくための方法とは。事故後にほぼ正確に事態を捉えていた著者が語る、原発再稼働と健康被害推定をめぐる実践的な思考の書。
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Posted by ブクログ
一線級と思われる科学者が、文系人間でも読める程度の極力平易な表現で書いたフクイチ事故に関する諸々を書いた書籍。但し、事故とその影響については、現在進行中で状況が変わっていく傾向にあると思われるので決定版という訳にはいかないだろう。この問題はまだまだナマモノなのである(2013/11/12記)
絶妙なタイトル。フェルミ推定的な論理的思考、計算方法ができるようになるのが、本当の教育なのだろうな。非常に説得力のある本だった。と同時に自分も理工系の大学教育を受けていながら、科学的なリテラシーが身についてないことが身につまされた。 有事には政府がダメというだけでなく、専門家の言説ももう一度、検証...続きを読むしつつ確認する必要がある。
マキーノは今回の事故をどう教訓とさせるか、二度と同じ過ちを繰り返さないかを常に意識させる。◆政府は事故を隠すし、過小評価するということを肝に銘じなければならないし、高校までの知識でも公開された情報の誤謬を確認することが出来る、チェックするという姿勢が一般市民にも必要だと主張している。◆
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