医学と仮説 原因と結果の科学を考える

医学と仮説 原因と結果の科学を考える

1,430円 (税込)

7pt

4.3

なぜタバコやピロリ菌が発がん物質と言えるのか。目に見えない因果関係はどのように証明されるのか。公害事件で医学者の言動を問うてきた著者が、水俣病・タミフル・放射能など具体例を通して、「実験によるメカニズムの検証」という一見すると妥当な考え方に潜む問題点をつく。原因と結果を結ぶ科学の言葉がわかりやすく解説される。

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医学と仮説 原因と結果の科学を考える のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大半の医者は科学・因果関係・科学哲学などほとんど考えたことがない
    医学において実験が必要不可欠、ということはない。スノーvsコレラ、ジェームズ・リンドvs壊血病、高木兼寛vs脚気など
    要素還元主義だと原因の特定が遅れ、新型のアウトブレイクの際に対応が遅れる。煙草とか、公害とか、薬害とか

    0
    2012年09月25日

    Posted by ブクログ

    副題は、「原因と結果の科学を考える」

    日本では、疫学や臨床研究を軽視している傾向があると、個人的に感じていて、なぜだろうと疑問に思っていたが、この本を読んでその理由がはっきりした。

    日本では、大学・国立がんセンターなどの研究機関の研究者の多くが、要素還元主義に陥っていて、動物実験・細胞実験などミ

    0
    2012年06月24日

    Posted by ブクログ

    科学や因果関係について日本の研究者がトレーニングを受けていないため、専門家が誤った認識をもっているのではないかという認識の元書かれた本。

    科学、因果関係、疫学あたりに関して概観するのによいかもしれない。

    0
    2011年10月30日

    Posted by ブクログ

     びっくりしました! 因果関係について知りたいとおもっただけなのに・・・
     「科学ってなに?」と問われて、答えられないならこの本読めといわれます。原理主義者なの?
     どうやら著者の津田敏秀先生は、日本の自然科学を学ぶひとたちは「科学哲学」が必須科目ではないために、「科学について誤った概念を持っている

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    「科学」とは何か。「因果関係」とは何か。
    驚くことにこの質問に明確に答えられる日本の医学者は少ない。

    医学教育の問題はまさにそこにあり、因果関係について論じられる医学者がいないことはたびたび日本社会の弊害になってきた。世界から取り残された疫学後進国である日本は、今はまだGDPに支えられた科学医学技

    0
    2013年11月07日

    Posted by ブクログ

    何をもってタバコは体に悪いと結論付けることができるのか?

    ヒュームは、「原因がなければ結果が無い」場合にのみ因果関係があると言いました。
    これは、タバコの例でいえば「(肺がんにかかった人がもし)タバコを吸わなければ肺がんにかからなかった」という検証をしなさいということになりますが、それはできな

    0
    2013年05月30日

    Posted by ブクログ

    ヒュームの原因と結果は絶対的には結びつけることができないという点をベースにではどうすればいいかという議論。
    統計学がヒューム後にできたが、あくまで確からしさをはかるものでしかない。現実には、原因と目されるものが起きてしまったあとに、もしそれがなかりせば、ある事象(結果)が本当に起きたかをしりたいのだ

    0
    2012年10月23日

    Posted by ブクログ

    実験的にメカニズムを明らかにして内部妥当性を高めることは、現象を結論づけること自体には必要ない。
    現象は現象のみで十分結論できる。
    それにハクをつけているのがメカニズムの理解。もちろん、新たな現象を見つけるステップとして使えるときはあるにせよ。

    ヒュームの問題
    1.aに曝露してbが起きた
    2.aに

    0
    2018年09月25日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    因果関係について、疫学が専門の著者が「以前から気がついていたが、日本では科学的な政策判断を行う中央の官僚だけでなく、医学研究者が科学の基本的概念について考えたこともなさそうなのである。」と強烈に皮肉る本です。
    個人的には名著だと思います。
    相関関係と因果関係の違いを勘違いしている人は多いですが、因果

    0
    2021年07月04日

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