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眼だけで見ているのではなく、耳だけで聞いているのでも、皮膚だけで触っているのでもない……?人工知能、モノづくりからアートまで、多分野で注目を集めるアフォーダンス理論をわかりやすく解説。ヒトをいわば「知覚システムの束」ととらえ、知性の本質に迫る。ロングセラーに20年ぶりの大改訂を加えた決定版!
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Posted by ブクログ
アメリカの知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンにより提唱された「アフォーダンス」についての入門書,ページ数が少なく元をあたるよりもハードルは低いだろう。デザインの理論としても重要な概念の一つであり,本書で入門して損のない内容だと思う。
椅子の形を見ると自然に座ろうと思える。その自然な知覚と呼応はアフォーダンスなのだとわかった。人間が何かを認識して行動を起こす時の根幹となる理論を知ることができたことに感銘を受けた。椅子の形のように、デザインに応用されているだけでなく、複雑な動作をするロボットを構築する際の根源となる理論であることにも...続きを読む驚いた。将来、ドラえもんのようなロボットと暮らしたい(作りたい)のでどこかでこの知識が活きるはず。 実生活でも、知覚から行為への自然な流れを意識して身の回りをデザインしていきたい。
アフォーダンス無知の私も何となくはわかるようになった。 読んでから身近なもので考えるようになったのが楽しい。 アフォーダンス=物から人へ与えられる意味 というところをおさえて、50キロの人と100キロの人が橋を渡れると思うかの例を読むとわかりやすい。 数年後読み直すことになりそうな一冊だった。
ある程度の予備知識をもって読み始めたつもりだったが、すごく時間がかかった。 新たな概念だから、ある種のパラダイムシフトを必要とすることが難解さを感じさせる面もあるのだろう。しかし、それ以上に、概念を正確に説明しようとするこだわりが強すぎるような気もする。 140ページに満たない本だが、研ぎ澄まされす...続きを読むぎているのかもしれない。 そういう意味では入門用には向いていないと思うが、書かれている内容自体は興味深いことに間違いはない。
アフォーダンスの入門編におすすめされたため購入。 2015新版が出たということでタイムリーな内容も含めれ参考になりました。 はじめの内容は少し難しい内容でしたが、読み進めることで理解が深りました。 環境が動物に与え、提供している意味や価値 なんどか読み直す予定です。
感覚というものが単独の感覚器官によって生じるのではなく、環境との相対的なつながりにより発生する、それがアフォーダンス(と、理解した。)。 ひとつひとつの実験や主張についてはなんとなくわかるような気がするが、このアフォーダンスという概念、なかなか言語化が難しいのか読んでいていまひとつ正鵠を得ない印象...続きを読む。 UI・UXの分野ではアフォーダンスという言葉に触れる機会があるが、こういった難しい概念をプラグティカルな領域にまで落とし込んだ先人たちの偉大さに感服する。
新版 アフォーダンス (岩波科学ライブラリー) ギブソンの言ってることがどうにも腑に落ちず、他の人はどう読んでるのか気になり、佐々木正人。教祖ギブソンに従うだけのつまらんやつ。不満は解消されず、むしろ金魚のフン野郎へのイライラが募ったばかり。雑だし荒いし、、、。ギブソンへの反論はないのか? やむ...続きを読むをえないので、生態学的視覚論を一時中断して、生態学的知覚システムから読み直すかな、、、。
表面的なところでしか説明できないなぁ。日常生活と結びつけることや対立する概念を関連づけられれば理解に近づくだろう。夏の課題だな。
認知科学というのは言いたいことは分かるが理解が追いつかない。無意識のうちに行っていることを理論で説明しようとしても、その実感が無いため説明を素直に受け入れることができないからである。このアフォーダンスもまさにその典型である。一言で言ってしまえば「自分と環境の関係」であるのだが、これがなかなか難しい...続きを読む。例えば椅子に座っている状態で机の上にあるペンを取ろうとした時に、手を伸ばすだけなのか、腰を浮かすのかの判断をするが、この判断の要因が机の上のペンが持っているアフォーダンスであるという。また、目隠しをした状態で棒を降ったとき、おおよその長さが分かるが、これは棒がもつアフォーダンスらしい。これらが「自分と環境の関係」ということは間違いないと理解できるのだが、それが「アフォーダンス」と言われてもいまいちピンとこない。このあたりが認知科学の難しさなのだろうと思う。しかもこれが単なる机上論でなくすでに実用化されているという。お掃除ロボットの『ルンバ』がそれである。「壁にぶつかったらランダムな方向へ動く」、「段差があったら落ちないように向きを変える」、「バッテリーが切れそうになったら充電器を探して戻る」という一連の動きを地図を持たずに環境を認識して判断しているというのがアフォーダンスの実用例らしいのだが、やはりいまいち理解が追いつかない。
ギブソンのアフォーダンス理論について説明した本であるが、あまり一般的であるとはいえない。したがって、卒論でアフォーダンス理論を取り上げる学生にとってだけは読んでおくといい本であろう。
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佐々木正人
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