作品一覧

  • 追いつめられる海
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    表面の3分の2を覆う海の存在ゆえに,地球は青く,美しい.その海が今,危機的な状況に直面している.海水温の上昇,海洋酸性化,プラスチックごみ,酸素の足りないデッドゾーンの広がり,漁業資源の減少がこのまま進むとどうなるか.環境問題の取材にライフワークとして取り組んできた著者が,最新の研究報告やルポを交えて伝える.

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  • 次なるパンデミックを回避せよ 環境破壊と新興感染症
    3.0
    森林破壊,温暖化,野生動物食,ペット取引,食糧開発….人間が引き起こしてきたさまざまな環境問題が,新型コロナをはじめ,近年加速している動物由来感染症のパンデミックの背景にある.その関連性を,著者自身のルポや最新の研究報告,識者の発言を交えて解き明かし,過去の教訓を踏まえて正しい未来を作り直す術を提言する.

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  • 霊長類 消えゆく森の番人
    -
    1巻1,122円 (税込)
    アフリカ、アジア、中南米など世界各地で霊長類の姿を追い、研究と保護に取り組む研究者や激減する生息地を取材してきた著者。体長わずか6センチ、体重30グラムのピグミーネズミキツネザルから体長180センチ、体重は200キロ超にもなるヒガシローランドゴリラまで現在496種、亜種まで含めると695種を誇る霊長類の未来は?

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  • 見えない巨大水脈 地下水の科学 使えばすぐには戻らない「意外な希少資源」
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    地球上の水のほとんどは海水である。人類が使用可能な淡水は、大部分が私たちの足下を流れている地下水なのだ。その量は地球上の水の0.66%にすぎない。しかも一度使った地下水は、再び同じ量が涵養されるまでに、長い歳月を要する。この貴重な資源を科学的に見つめながら、水脈の探し方、井戸の掘り方、汚染対策など最新知識も満載の「水」の見方が変わる本。水質が一覧できる「名水百選ガイド」付き! (ブルーバックス・2009年5月刊)
  • データで検証 地球の資源 未来はほんとうに大丈夫なのか?
    3.7
    1巻1,144円 (税込)
    森林、レアメタル、水産資源……現実はここまで来ている! 2050年、世界の人口は92億人に達するだろう(国連人口部による2006年時点での推計)。転換を迫られる原子力中心のエネルギー政策、巨大市場化するインドと中国、ますます加速する低価格と大量消費、資源の枯渇は、すでに現実の問題になっている。食糧は、エネルギーは、水は、レアメタルは……最新のデータで資源の未来を検証する。(ブルーバックス・2011年11月刊)
  • 大気からの警告 温暖化の脅威と京都議定書
    -
    1巻1,760円 (税込)
    頻発する異常気象!その原因である地球温暖化の危機をはたして防げるのか?地球温暖化の主な原因である「二酸化炭素」の排出量削減を目指して世界各国の首脳が激しい議論と駆け引きを繰り広げた「地球温暖化防止京都会議(COP3)」のすべてを徹底的に取材した現役科学記者が人々の良識に訴える警告の書。
  • 有害化学物質の話
    -
    1巻750円 (税込)
    いま子どもたちが手にしている各種のプラスチック製品をはじめ、居間や食卓、トイレやお風呂まで、私たちが想像する以上に生活の身近なところに、有害な化学物質があふれています。最近の母親とその子どもたちの研究から、胎児や乳幼児などは化学物質への感受性が高く、ぜん息やアレルギー、運動面や精神面の発達への障害が危惧されています。二十数年間、こうした問題の最前線を追いかけてきた記者が、地球の生態系と人間の健康を脅かす有害化学物質の現在と真実を、生き生きと描き出す。

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  • グリーン経済最前線
    3.9
    1巻836円 (税込)
    経済危機から抜け出せない先進国、資源不足と環境汚染に悩む新興国、貧困に苦しむ途上国。追い打ちをかける気候変動と原発事故。これらは二〇世紀型経済の負の側面だ。世界ではすでに、資源消費を減らし、自然との共生を目指す新しいグリーン経済への競争が始まっている。中国など大国の動向と世界のユニークな試みを紹介。

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  • グリーン経済最前線

    Posted by ブクログ

     いま、私たちのようなエネルギーをたくさん使う生活を続けると2030年までに2つ地球が必要となる。私たちの生活は地球の許容力を超えているのだ。
     このことを解決するためにはどうしたらいいか?解決策は最近新聞をにぎわせている太陽光発電、風力発電、洋上発電などの”グリーンエネルギー”である。
     本書はグリーンエネルギー推進にとりくむ中国・米国・欧州・韓国の例や、自然エネルギー100%で成立しているデンマークの島々を取り上げている。特に中国の取り組みは想像以上であった。例えば”一票否決制”という、省エネ対策のできていない各省幹部と企業幹部を問責する制度がある。さらに今の中国は風力発電量が世界トップで

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    2013年05月25日
  • グリーン経済最前線

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    国連環境計画によると、グリーン経済とは、「二酸化炭素の排出を減らし、エネルギーと天然資源の利用を高め、生態系サービスや生物多様性を損なわないような形での人々の収入や雇用を目指す経済」としている(本文より引用)。本著は、各国の取り組み例を示しつつ、グリーン経済について説明している。中でも、後進国の取り組みは新鮮なものがあった。例えば、ブラジルのトメアス州の取り組みは、現存する森林を利用したグリーン経済を展開しており、感心した。しかしながら、終章の日本人に関する記述の部分は非常に危機感を持った。即ち、このままの政策で良いのかという問題意識を持った。とりわけ、こうした環境に目を向けていくべきは東北地

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    2012年07月04日
  • データで検証 地球の資源 未来はほんとうに大丈夫なのか?

    Posted by ブクログ

    いつまでも、「安くて安全・いつでも豊富な品ぞろえ」は続かない。それがこの本の付き付ける地球資源の真実だ。
    データのグラフを見ているだけで、放縦な無駄遣いのツケの重さを感じる。
    食料品売り場の値札や品質表示以上に見ておかなければならない。

    しかし、諸業界は忍び寄る資源問題をひた隠しにして、エブリデー・ロープライスを鳴り響かせる。

    その謳い文句に洗脳され続ければ、私たちは、近い将来「パンとサーカス」を求めて暴動を起こしかねない。

    実際、311の直後に、被災地でない所でガソリンやミネラルウォーターを求めて殺気立つ人たちが多くいた。
    地球資源の危機が食卓を襲うことになったら、いったいどうなってし

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    2012年02月27日
  • 追いつめられる海

    Posted by ブクログ

     生物がつくる炭酸イオンの結晶にはアラゴナイトとカルサイトという二種類があり、アラゴナイトというタイプの方がPHの低下に弱く、アラゴナイトの殻を持つ動物が酸性化の影響を先に受けるとされている。その代表格がサンゴだ。二酸化炭素は水温が低いほど海水に溶け込みやすいので、同じ大気中の濃度でもpHの低下は冷たい海で激しい。サンゴは比較的暖かい海の生物なので、酸性化の影響は受けにくいとされるが、酸性化した海ではサンゴの成長率が落ちることなども報告されている。さらに深海の冷たい海を好むサンゴも知られており、今世紀末にはこれらのサンゴが暮らせる海はほとんどなくなってしまうだろうとの予測もある。
     アラゴナイ

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    2023年10月13日
  • 追いつめられる海

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    温暖化やプラスチックごみ問題はたびたび耳にしたことがありましたが、酸性化や海の酸素が減るデッドゾーンなど、はじめてこの本で知りました。

    プラスチックごみを減らすことも大事ですが、もっと様々な分野から問題について考えていかなければ、海を守ることは出来ないのだと感じさせられました。

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    2023年09月03日

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