井田徹治のレビュー一覧
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いつまでも、「安くて安全・いつでも豊富な品ぞろえ」は続かない。それがこの本の付き付ける地球資源の真実だ。
データのグラフを見ているだけで、放縦な無駄遣いのツケの重さを感じる。
食料品売り場の値札や品質表示以上に見ておかなければならない。
しかし、諸業界は忍び寄る資源問題をひた隠しにして、エブリデー...続きを読むPosted by ブクログ -
普段意識せず使っている水の理解が深まった。人類が使える淡水はわずか0.66%らしいがよく耐えてるなと。
人間が利用している水は主に何なのかと言えば、地下水なのである。富士山や阿蘇山からの湧き水に親しんでいる人にはもっともなことに感じられるだろう。だが、日本全体で見ても、水道水のうち、河川などの表流水...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
地球上の水のほとんどは海水である。
人類が使用可能な淡水は、大部分が私たちの足下を流れている地下水なのだ。
その量は地球上の水の0.66%にすぎない。
しかも一度使った地下水は、再び同じ量が涵養されるまでに、長い歳月を要する。
この貴重な資源を科学的に見つめながら、水脈の探し方、井戸の...続きを読むPosted by ブクログ -
■土地の改変
「自然が破壊される時、命にかかわる病気が広がる」―世界が新型コロナウイルスのパンデミックにおののいていた二〇二〇年八月、英国の著名な科学誌「ネイチャー」にロンドン大学やオックスフォード大学の研究グループが発表した論文がメディアの強い関心を集め、英国の新聞ガーディアンは、その内容をこんな...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の石炭消費量はいまだに伸び続けており、1965年から2008年までに約3倍に増えている。特に、第二次オイルショック以降、価格が安い石炭火力発電への転換が国策として進められ、2009年には総発電量の25%を占めている。電力と鉄鋼の両業界が、国内の石炭消費量の80%以上を占める。一定の熱量を得るとき...続きを読むPosted by ブクログ
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世界的に人口が急増する今後において、旧態依然の価値観で資源、エネルギーを捉え、行動していれば、確実に未来は破綻する。
かんきょう変化を適切にとらえ、資源の使い方、エネルギーのあり方を考え、行動する必要がある。
特に日本においては、国内の資源は必ずしも少ないとは言えない。単に安い資源を輸入するのではな...続きを読むPosted by ブクログ