ユーザーレビュー シロアリ 女王様、その手がありましたか! 松浦健二 社会性昆虫 研究スタイル 蜂とシロアリは異なる遺伝様式 女王と王がいる 文化全能性のあるワーカーが働く 分業制は齢によって変化する 女王は単為生殖できる 二次女王が単為生殖により生まれる 遺伝的に女王の遺伝子型のどちらかをホモで持っている。 フェロモンにより女王の数、卵の数が管理され...続きを読むている。 形態や匂いで卵に擬態した菌類がいる Posted by ブクログ シロアリ 女王様、その手がありましたか! 松浦健二 大学の学科の、というか研究室の同期の松浦君の本。すでに出身研究室の教授になっている完璧超人な彼だが、この本は熱い。すごくいい。 すでにこの分野を離れた自分だけど、彼の業績については折々耳にしていた。どの業績をとってもそれだけで圧倒的なんだけど、そんなものがいくつも出てきて、しかも一般向けにわかりや...続きを読むすく書かれている。稀有な一冊。 この本読んだらちょっと近くの林に行ってシロアリ探したくなると思う。文句なく★5つ。あとがきの最後も泣ける。 Posted by ブクログ シロアリ 女王様、その手がありましたか! 松浦健二 これはとてもいい本です! 子どもにも読んでほしい。(小学生には難しいかな。) 科学の楽しさが本当によく伝わってきます。 最後の解説が心に響きました。 メモ ターマイトボールZ! オオハリアリ 互恵的利他行動説 間接的相互性 ミーム Posted by ブクログ シロアリ 女王様、その手がありましたか! 松浦健二 シロアリの社会って知っているようでアリとごっちゃになっていたことがわかった。創設女王が分身をつくって代替わりするとは・・・。しかし子どもを埋めなくなったらワーカーに食われてしまうところはハチと同じで、女王と言うより自力で何もできない産卵マシーンのイメージだ。 シロアリ採集はノコギリやら斧やら持ってい...続きを読むかにもあやしくなるので、職務質問に会う話、似たような状況にある生物研究者としてよくわかる。 Posted by ブクログ シロアリ 女王様、その手がありましたか! 松浦健二 シロアリの知られざる生態について、第一線の研究者が簡潔かつ面白く記述。 シロアリは、ゴキブリと近く、アリが羽の落ちたハチだとするとシロアリは社会性の極めて発達したゴキブリ。ありとは違い幼生のまま大きくなるため、よく見ると見かけの凶暴さも薄い。社会は、創設王/創設女王/二次王/二次女王/ニンフ/兵アリ...続きを読む/ワーカーに区分される。春先にニンフが羽蟻となって既存の巣から新設の巣を設立するため飛び立つが、ほとんどが死んでしまう。そこからつがいになって巣を作る。女王は単為生殖によりクローン(二次女王)を作って、巣を大きくすることをサポートするが創設王は何年も生き(30年くらいは可能らしい)巣の寿命を決定する要因となる。羽蟻は外に出るためメラニンがあり黒い。 Posted by ブクログ 松浦健二のレビューをもっと見る