作品一覧

  • 地球は生きている 地震と火山の科学
    5.0
    1巻1,166円 (税込)
    46億年前の誕生以来、絶えず動き続けている地球。地震や火山の活動は、地球が私たちと同じく「生きている」ことの現れなのです。中心が5000℃を越える高温であるにもかかわらず、地表は生き物が暮らせる気温に保たれているのは、地球の内部で常に対流現象が起こっているおかげ。地球史上に発生した大事件や内部構造、日本列島に多発する地震と噴火のしくみをマグマ学者がやさしく図解。地球の未来を見つめるための科学講義。
  • 「美食地質学」入門~和食と日本列島の素敵な関係~
    4.4
    1巻946円 (税込)
    日本独自の食文化、和食。出汁や醤油、豆腐に豊かな海産物は欠かすことのできない食材だ。なぜこれらの食材は日本で育まれたのか。その理由は日本列島にある。例えば、昆布出汁。軟水でこそその旨味を十分に引き出せるが、日本は活発な地殻運動により急峻な山地が形成されて川の流れが早くなり、ミネラルが溶け込む時間が短いために軟水が多いのだ。そんな和食と日本列島の切っても切れない素敵な関係をマグマ学者が丁寧に紐解く!
  • なぜ地球だけに陸と海があるのか 地球進化の謎に迫る
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    地球は太陽系唯一,陸と海のある惑星だ! 秘密のカギは地球進化にある.著者らは日本列島の南へ延びる沈み込み帯(伊豆-小笠原-マリアナ弧)での驚きの発見から,新説「海の中で大陸が生まれる」を打ち立て,地球進化の謎解きに挑む.キーワードはサブダクションファクトリーや反大陸.科学的営みをスリリングに描く.

    試し読み

    フォロー
  • 火山大国日本 この国は生き残れるか
    -
    1巻1,430円 (税込)
    迫りつつある危機にどう備えるか! 「なんか、噴火多いよね、最近。大丈夫なの?」と素朴な不安感を感じる人は多いはず。日本列島は2011年3月11日に1000年に一度とも言われる超巨大地震が発生し、火山噴火の状況が大きく変わり、富士山の大噴火がぐっと近いものに。3・11直後、富士山近くで大きな地震が発生し、極めて危険な地殻変動のデータが計測されたのだ。 日本列島が今の形になったのが300万年前、この時から現在まで、現代の日本人が経験したことのない、超巨大地震「巨大カルデラ大噴火」と大地殻変動が何度もこの列島を襲っている。巨大噴火は地震と違って、予測が可能。世界に例がない300もの火山が密集する火山大国なのに「大変動」知らずの日本人は、「備える」ことに目覚める必要がある! ●巻頭に「日本列島の待機火山分布地図」と「火山災害カレンダー」付き
  • 富士山大噴火と阿蘇山大爆発
    4.4
    1巻836円 (税込)
    3.11以降、日本の地盤が“激震”し続けている。2014年の御嶽山噴火、そして記憶に新しい熊本地震。300年以上も沈黙を続ける「活火山」富士山はいつ噴火するのか。そして、実は富士山よりも恐ろしいのが「巨大カルデラ噴火」だ。かつて南九州の縄文人を絶滅させたこの巨大噴火が阿蘇で再び起これば、数百度の火砕流が海を越えて瀬戸内海を埋め尽くし、大量の火山灰で日本中が覆われる。マグマ学の第一人者が、緻密なデータをもとに地震と噴火のメカニズムを徹底解説した、日本人必読の一冊。
  • 地震と噴火は必ず起こる―大変動列島に住むということ―
    3.0
    1巻1,056円 (税込)
    国土の6割を覆う森林、豊富な海洋資源、恵まれた水と温泉――こうした自然の恩恵は、日本が類まれな「危険地帯」にあるからこそなのだ。4枚のプレートがせめぎ合い、全地球で2割の地震と8%の火山が集中する列島。マグマ学者がその仕組みを地球誕生までさかのぼって説明し、明日起きてもおかしくない大災害を警告する。

    試し読み

    フォロー
  • 地球の中心で何が起こっているのか 地殻変動のダイナミズムと謎
    3.7
    1巻770円 (税込)
    東日本大震災で、日本列島は一瞬にして5メートルも東へ移動した。なぜ大地は動き、火山は噴火するのか。そのエネルギーの根源は地球の中心部にある。地下6400キロにある「核」は、6000度もの高温だが、地表の気温は平均15度しかない。地球は、このすさまじい温度差を解消しようとして、表層部と核の間の「マントル」内でたえず物質をグルグル回し、マグマを作って、熱を地表に運んでいる。その結果、大陸を支えるプレートが動き、その継ぎ目(沈み込み帯)で地震が起きるのだ。世界が認める地質学の第一人者が解き明かす、地球科学の最前線。
  • 「美食地質学」入門~和食と日本列島の素敵な関係~

    Posted by ブクログ

     出汁や醤油など特徴的な味付けで他国とは異なる和食。和食が食べれる日本に生まれてよかったと思う一方、なんで日本で特有の食文化が生まれたのだろうと疑問を持ち、この本を読んだ。
     本書では、日本の調味料や酒などの作り方からおいしく作る条件を教えてくれるだけでなく、「なぜその条件が日本特有なのか」を地質学の観点から説明してくれる。食文化に地域性がある理由がとても腑に落ち、地質学の知識も増え、とても有意義な読書だった。

    0
    2024年10月22日
  • 地球は生きている 地震と火山の科学

    Posted by ブクログ

    46億年前に誕生した地球、そして日本列島についてとても分かりやすく解説した本。本書後半に、日本に地震や火山噴火が頻発するのはどうしてかを説明しているが、これがまたいい。
    本書を読むと、まさにタイトルにある「地球は生きている」を感じる。地球は一つの生命体で、地震や火山はまるで地球が呼吸しているかのようだ。

    地球の内部は意外に知られていない。それもそのはず、これまで人類が地球の中に最も深く到達したのは1万2,261メートル。約12km。ここまでしか「見ていない」のだ。
    凄い記録のようだが、地球の半径は約6400kmなので12kmといっても大したことない。
    が、これが人類の限界。一方、上に目を向け

    0
    2024年08月31日
  • 地球は生きている 地震と火山の科学

    Posted by ブクログ

     これはとても勉強になる本でした。僅か200頁余りの本ですが、地球の現在の構造、歴史、特にビッグファイブや生命の誕生と進化、日本列島の誕生の歴史、地震や火山活動の歴史と仕組みを網羅している。しかも短い文章だからこそわかりやすいのだ。難しいことを簡単に書くことができるこの著者は凄いと思いました。
     こんな本と出会えるのだから、読書ってエキサイティングだね。

    0
    2024年07月28日
  • 「美食地質学」入門~和食と日本列島の素敵な関係~

    Posted by ブクログ

    あとがきにこの本の意図するところが書かれて
    います。

    2013年2月、「和食」がユネスコ無形文化遺産
    に登録されました。

    そこで農林水産省は和食の特徴をこう表現して
    います。

    「日本の国土は南北に長く、海、山、里と表情
    豊かな自然が広がっているため、各地で地域に
    根ざした多様な食材が用いられています」と。

    しかし「表情豊かな自然」はなにも日本だけに
    限られたものではないです。「日本」を他の国
    に置き換えた文脈も成立してしまいます。

    そこで地質学です。

    なぜ日本の水は美味しいと言われるのか。なぜ
    出汁という旨味が発展したのか。なぜ瀬戸内海
    は豊かな漁場なのか。

    これらはすべて日本と

    0
    2024年04月17日
  • 「美食地質学」入門~和食と日本列島の素敵な関係~

    Posted by ブクログ

    マグマ学者で美食家の著者ならではの視点で日本の食材についての蘊蓄と地学的側面から解説。日本という特別な環境があってこそできた食材であることがわかり、奇跡に感謝したくなります。地学知識はちょっと難しいところがあるかもですが、食材を見る目が変わるかも知れませんね

    0
    2023年10月21日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!