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  • 作家たちのフランス革命

    作家たちのフランス革命

    想像の源泉か? 歴史観の表明か? フランス革命は「自由・平等・友愛」を標語にする共和国の出発点であり、革命をどう記述するかはフランスのナショナル・アイデンティティ構築の鍵を握る。フランスの作家たちは大革命をどのように眼差し、どう描いてきたのだろうか。本書では、18世紀から20世紀を専門とする7名の仏文学者たちが、7人の作家の作品を通し、この問いに鮮やかに答える。 取り上げるのは、革命を経験したナポレオンとほぼ同世代のスタール夫人(村田)とシャトーブリアン(小野)、「ブリュメール18日」のクーデタの直後に生まれナポレオン帝政期と復古王政期に人となったバルザック(柏木)とユゴー(西永)、そしてドレフュス事件と第一次大戦のあいだの1912年に「恐怖政治」を扱った小説を出版したアナトール・フランス(三浦)、その一回り下の世代で、ドレフュス事件から両大戦間の人民戦線期にかけて「フランス革命劇」連作8篇を書いたロマン・ロラン(アヴォカ)、最後に我々と同時代人で、マリー=アントワネットを主人公にヴェルサイユ最後の3日間を描いたシャンタル・トマ(関谷)。 約200年に渡って強烈な個性と才能が考え抜いてきた「革命像」が、いまここに広がる。
  • 浪人左門あやかし指南 全4冊合本版

    浪人左門あやかし指南 全4冊合本版

    小説・文芸
    -
    1巻2,475円 (税込)
    酒と怪談を愛する剣客が“この世の不思議”に対峙する。「時代×怪談×ミステリ」で話題をさらった第38回メフィスト賞受賞作。 酔いどれ左門は腕が立つ。 酒より好きなものは怪談ばなし。 甚十郎も腕こそ負けぬが、こちらは怖い話は大の苦手。 10年前、家老が闇討ちされた霧深い城下で「女の幽霊を見た者は死ぬ」という噂が。 ふたたび家老闇討ちに巻き込まれた甚十郎は、城下の寺で女を見てしまう。 (『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』) 『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』『百物語 浪人左門あやかし指南』『無縁塚 浪人左門あやかし指南』『狐憑きの娘 浪人左門あやかし指南』全4冊合本版
  • エドワードへの手紙

    エドワードへの手紙

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,475円 (税込)
    旅客機墜落事故の唯一の生存者である12歳の少年エドワード。両親と兄を失い、生きる気力を失っていた少年の6年に及ぶ成長の日々が、事故が起きる直前の機内の状況と交互に語られる。
  • 二千億の果実

    二千億の果実

    小説・文芸
    3.5
    1巻2,475円 (税込)
    津原泰水氏、斉藤壮馬氏絶賛……耳を澄ますと聞こえてくる、二千億の魂の叫び。「見つけて、わたしを見つけて!」――閉塞した世界に木霊する、宮内文学の新たな挑戦!
  • 音楽の肖像

    音楽の肖像

    小説・文芸
    3.8
    1巻2,475円 (税込)
    肖像画とエッセイ、詩が協奏する音楽の喜び。 以下のような谷川の言葉がこの本の魅力を語りつくしている。 「音楽は世界を隔てることなく丸ごと包み込む。僕はずっと、詩でそういう世界を作りたいと願ってきた」    * あのベストセラー『マザー・グースのうた』の名コンビが復活した! 堀内誠一が遺した素晴らしい肖像画とエッセイに谷川の詩が協奏する。カラーも満載の宝物のような一冊。 収録された作曲家は以下の人々――モーツァルト/ドヴォルザーク/ドビュッシー/フォーレ/ファリャ/グリーグ/シューマン/ショパン/ベートーヴェン/ブラームス/ガーシュイン/ミヨー/シューベルト/ムソルグスキー/ラヴェル/ハイドン/ラフマニノフ/ビゼー/サン=サーンス/バッハ/エリック・サティ/プロコフィエフ/メンデルスゾーン/グラナドス/バルトーク/ストラヴィンスキー/リスト/チャイコフスキー/(掲載順) 見開きの右ページに堀内による各作曲家の軽快なエッセイ、左ページにカラーの肖像画、そして次の見開きに谷川による全作曲家にちなんだ詩(5ページに及ぶ詩もあり、モーツァルトとバッハは複数篇を収録、書下ろしも多数)。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 杜甫全詩訳注(一)

    杜甫全詩訳注

    小説・文芸
    -
    1~4巻2,475~3,740円 (税込)
    中国盛唐期を生きた杜甫。「詩聖」と仰がれ、「詩仙」李白とともに中国文学史上最高と称される詩人は、中国のみならず日本や周辺諸国の文化に大きな影響を与え続けている。日本を代表する漢文学研究者による、最新の研究成果をふまえた平易な現代語訳に語釈を添える完全書き下ろし杜甫詩全訳注。本巻は、杜甫の青年期から安史の乱にかけての作品を収録。
  • ダ・ヴィンチ・コード Special Illustrated Edition

    ダ・ヴィンチ・コード Special Illustrated Edition

    ルーヴル美術館長が死体で発見される。その夜館長と会う約束になっていたハーヴァード大教授ラングドンは、警察より捜査協力を求められた。その死体は、ダ・ヴィンチの最も有名な素描を模した形で横たわっていた……。作中に登場する美術作品や建築物、場所、象徴など140点を収録。社会現象となった大ベストセラーの世界により深く接するためのスペシャル・エディション。
  • 日陰者ジュード

    日陰者ジュード

    学問の道を志す貧しいジュードは、本を取り寄せて自学しつつ、生活のために石工の見習いとなる。進学の見込みもないうちに、奔放なアラベラと結婚するものの、その関係はすぐに破綻してしまう。そして今度は知的で進歩的な考えを持つ従妹スーに惹かれ、ふたりは同棲を始めるが……。近代人の悲劇的運命を描いたハーディの代表作。
  • 捨て童子・松平忠輝(上中下)合本版(新潮文庫)

    捨て童子・松平忠輝(上中下)合本版(新潮文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻2,486円 (税込)
    「色はあくまで黒く、目は逆しまに裂け、腕にはお魚の鱗がおありになる……」道々の者の末裔を母に持ち、徳川家康の第六子として生まれた松平忠輝だが、その異形と途方もないエネルギーを家康に恐れられ、捨てられてしまう。帰る場所のない忠輝は、謀略を企む秀忠と執拗に命を狙う柳生と対峙するが……。弱き者、そして愛する者を守るべく、虚々実々の乱世を“鬼っ子さま”が駆け抜ける! ※当電子版は新潮文庫版『捨て童子・松平忠輝』上中下巻をまとめた合本版です。
  • 楡家の人びと(第一部~第三部) 合本版

    楡家の人びと(第一部~第三部) 合本版

    小説・文芸
    3.0
    1巻2,486円 (税込)
    溢れる楽天性と人当たりの良さで患者の信頼を集めるドクトル楡基一郎が、誇大妄想的な着想と明治生まれの破天荒な行動力をもって、一代で築いた楡脳病院。その屋根の下で、ある者は優雅に、ある者は純朴に、ある者は夢見がちに、ある者は漠とした不安にとまどいながら、それぞれの生を紡いでゆく。東京青山の大病院と、そこに集う個性豊かな一族の、にぎやかな年代記の幕が上がる。 ※当電子版は『楡家の人びと』(第一部)~(第三部)の全三巻をまとめた合本版です。
  • エマ

    エマ

    小説・文芸
    3.5
    1巻2,499円 (税込)
    『レオン』『ニキータ』等 世界的名優ジャン・レノ 衝撃のデビュー小説 異国情緒溢れる中東を舞台に、サスペンス、ロマンス、アクションが織りなす ハリウッド映画さながらのエンターテインメント超大作 地元フランス・ブルターニュで療法士として働くエマ・モルヴァンは、会社からの要請に応じオマーンで新たに建てられる豪華リラクゼーション施設のインストラクターとして当地に滞在することになった。故郷と親友、また愛猫と離れることに寂しさと不安はあったが、想像を超える好待遇と、母親が目の前で喪った傷と決別する覚悟、オマーンで会うことになる男を想う気持ちからの決断であった。男は施設のオーナーであり、絶大な権力を持つ副首相の子息でもある。互いにひかれあうが、ある日、男を探れとフランス情報機関に命令される。いわく国際問題に発展しかねない大事が起こる可能性があり、そのカギである男を動かせるのはエマしかいないと。思いがけず巻き込まれたエマだったが、大胆な度胸と能力で道を切り拓いていく。
  • グリム ドイツ伝説集 上巻

    グリム ドイツ伝説集

    小説・文芸
    -
    1~2巻2,499円 (税込)
    民族と歴史の襞に分け入る試行 完全新訳による585篇と関連地図を収録 200年の時を超えて甦る—グリム兄弟の壮大なる企て! 民族と歴史の襞に分け入る試行 完全新訳による585篇と関連地図を収録 グリム兄弟によって企図されたこの試みには、大きく分けて土地と結びついた伝説を集めた【上巻】と歴史と結びついた伝説を集めた【下巻】の中に585篇に及ぶ膨大な伝説が集められている。個別には、小人、巨人、山の精、家の精、水妖、魔女、妖精、王子、夢魔、竜、人狼、滅んだ城等にまつわる多種多彩な伝説が全篇にちりばめられている 【目次】 上巻では伝説1〜363までを収録する 【著者】 グリム兄弟 19世紀にドイツで活躍したヤーコプとヴィルヘルム兄弟。言語学者・文献学者・民話収集家・文学者。日本では、『グリム童話集』の編集者として知られる。 鍛治哲郎 鍛治哲郎(かじ。てつろう) 1950年大阪府生れ。 神戸大学教養部、東京大学教養学部・総合文化研究科、 鎌倉女子大学教育学部に勤務。東京大学名誉教授。 専門はドイツ近代文学。著訳書に『ツェラーン 言葉の身ぶりと記憶』、『グリム ドイツ伝説集(上)(下)』など。 桜沢正勝 桜沢正勝(さくらざわ・まさかつ) 1941年大阪府生れ。2017年7月没。 神戸大学教養部勤務後退職。専門はドイツ文学。 訳書にE・シュタイガー『ゲーテ』(共訳)、『グリム ドイツ伝説集(上)(下)』
  • スターウォーカー ラファエル少年失踪事件

    スターウォーカー ラファエル少年失踪事件

    小説・文芸
    -
    1巻2,499円 (税込)
    ドイツ・ミステリーは、心優しい。ドイツ語圏で最も愛されている作家のベストセラー、待望の日本上陸! ラファエル・フォーゲル少年(九歳)は、最愛の祖父の死に衝撃を受け、埋葬の日に姿を消す。両親からの虐待を恐れての家出か、あるいは誘拐事件か。ミュンヘン警察失踪者捜索課が出動するも、成果はなし。少年の生命さえ危ぶまれ、警察への不審と不満が募る。失踪者捜索課の刑事たちの努力も虚しく、捜索は袋小路に。残る手は、あの問題児、奇人、一匹狼、森の中で修行中の、はぐれ刑事タボール・ズューデンを復帰させることしかなくなった。目と耳で相手の心を読む「見者」タボール・ズューデン刑事の推理は? 【目次】 プロローグ 第一部 1 鏡の中の美しい惑星 2 かみさまにきいてよ、どうしてなの? 3 夢に消えたホテル 4 嘘の揺籠 5 そのうちって、いつ? 6 夜のスペシャリスト 7 タボール・ズューデン 8 小さな世界の終わり 9 一番簡単な方法 第二部 10 迷子たちの待ち合わせ場所 11 煉獄への帰還 12 ビールとワインと血のふるさと 13 不吉な数字 14 一人きりの食事 15 ズューデン(南)、ノルデン(北)へ行く 16 勇敢な鳥たちの岩 17 神さまのいない礼拝 18 生けるものの幸せ エピローグ 解説 【著者】 フリードリッヒ・アーニ 1959年、南バイエルン生まれ。父親はシリア移民、母親はシュレージア難民。1996年に本作(原題は「別れの発明」)発表。児童文学、詩、脚本、ラジオドラマなども多数。作品は多くの外国語に翻訳され、数々の文学賞を受賞。現在に至るまで、同時に3つの作品(ズューデン・シリーズ)にドイツ・ミステリー大賞を1年で受賞した唯一の作家。2010年、小説『ズューデンとエアーギタリスト』の脚本化に対してアドルフ・グリム賞。2011年には長編『ズューデン』が、2014年には長編『M』がドイツ・ミステリー大賞を受賞。 鄭基成 翻訳家。上智大学外国語学部ドイツ語学科、同大学院博士課程単位取得退学、ドイツルール大学ボーフムにて言語学学術博士号取得、上智大学講師、茨城大学教授、同大学名誉教授。訳書に『メイク・ザット・チェンジー世界を変えよう。精神の革命家、マイケル・ジャクソンのメッセージと運命』(共訳)。
  • 語るに足る、ささやかな人生

    語るに足る、ささやかな人生

    小説・文芸
    -
    1巻2,500円 (税込)
    そこに住んでいる人以外は誰も知らないようなアメリカのスモールタウンを巡る、極上のトラベローグ。 ーそこに住んでいる人以外は誰も知らないようなごく小さな町“スモールタウン”だけをつないで全米を横断する旅に出た。そこで出会った町の人々は、誰もが人生の主人公だった。語るべき内容と信念を人生に持ち、それでいて声の大きな人物はひとりもいなかった。大きな成功よりも小さな平和を、虚栄よりも確実な幸福を、町の住民に自分が役立つ誇りを、彼らは心から望んでいるように見えた。ー 駒沢敏器の名著、待望の復刊! 【目次】 はじめに スモールタウンへようこそ 第一章 夕闇のドライヴイン・シアター|サウスダコタ州ウイナー 第二章 神に見離された場所|サウスダコタ州ウォール 第三章 幽霊の棲む館|ニューヨーク州スプリングヴィル 第四章 温もりの夜の中へ|ウィスコンシン州ダーリントン 第五章 芝生の暴力|イリノイ州ディクソン 第六章 警察に届いた電話|ミネソタ州ウェセカ 第七章 最も素晴らしいスモールタウン|インディアナ州モーガンタウン 第八章 青いトマトのフライ|ミシシッピ州ベルゾーニ 第九章 谷あいの寂しい音|アーカンソー州 マウンテン・ビュー 第十章 ホテル・ブルックリン|アイオワ州ブルックリン 第十一章 赤い荒野のロディオ|テキサス州アンソン 第十二章 夕陽に輝くネオン|ニューメキシコ州ギャラップ 第十三章 さようなら、スモールタウン|アリゾナ州セリグマン↓カリフォルニア州パームスプリングス おわりに 語るに足る、ささやかな人生 解説 【著者】 駒沢敏器 1961年東京都生まれ。雑誌『SWITCH』の編集者を経て、作家・翻訳家に。主な著書は、小説に『人生は彼女の腹筋』(小学館)、『夜はもう明けている』(角川書店)、ノンフィクションに『地球を抱いて眠る』(NHK出版/小学館文庫)、『地球を抱いて眠る』(小学館文庫)、『アメリカのパイを買って帰ろう』(日本経済新聞出版)、翻訳に『空から光が降りてくる』(著:ジェイ・マキナニー/講談社)、『魔空の森 ヘックスウッド』(著:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/小学館)など。2012年逝去。
  • ラフカディオ・ハーンの耳、語る女たち 声のざわめき

    ラフカディオ・ハーンの耳、語る女たち 声のざわめき

    小説・文芸
    -
    1巻2,500円 (税込)
    ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)、聲[こえ]の旅人、その作品と生涯へ読者を招待する。渾身のハーン論を一挙集成し、大幅に加筆&集成した「大増補&改訂新版」。たくさんの絵図・写真も掲載する。 ギリシャ、アイルランド、米国、マルチニークをめぐり歩き、1890年に、40歳を前にしてラフカディオ・ハーンは来日した。 盲目の女性芸能民の三味線、行商人の下駄のひびき、大黒舞[だいこくまい]の踊りと歌、道ゆく笛の音……。富国強兵に突き進む近代化のなかで「雑音」として切り捨てられた口承文芸の調べ、民衆の暮らしの音が、ざわめきとなってハーンの耳を圧倒する。 シンシナーティやマルチニークでの濃厚な声もまた、潮騒のようにハーンに押し寄せる。「海の声は…たくさんの声がかもしだすざわめき」なのである。 このざわめきを聴き取るために、ハーンが小泉セツに怪談を語らせるさい、彼女にこう求めた――「ただあなたの話、あなたの言葉、あなたの考でなければ、いけません」。セツのそばで耳の孔をおしひろげながら、彼は「小泉八雲」となった。 凍てつく息を男の顔にふきかける「雪おんな」。耳をひきちぎられる琵琶弾きの盲僧「芳一[ほういち]」。変わり果てた故郷の姿に絶望する「浦島[うらしま]」。 小泉セツ、女たち、病者、獣、死者がざわめく声に、ハーンは耳の奥で、何かを聞いたのだ。 【目次】 【Ⅰ】ハーンの耳 序 文字の王国/大黒舞/ざわめく本妙寺/門づけ体験/ハーメルンの笛吹き/耳なし芳一 考 【Ⅱ】ハーンと女たち 語る女の系譜 「女の記憶」という名の図書館 【Ⅲ】ハーンと文字 文字所有者の優位から文字の優位ヘ:カフカ・ハーン・アルトー 盲者と文芸:ハーンからアルトーへ 【Ⅳ】宿命の女 「おしどり」とマゾヒズム 怪談 浦島太郎 【Ⅴ】ハーンと世紀末 ラフカディオ・ハーンの世紀末:黄禍論を越えて ハーンを交えて議論してみたいこと 【著者】 西成彦 西成彦 1955年生。立命館大学名誉教授。専攻はポーランド文学、比較文学。他の著書として、『森のゲリラ 宮澤賢治』(平凡社ライブラリー版 2004)、『ターミナルライフ 終末期の風景』(作品社 2011)、『胸さわぎの鴎外』(人文書院 2013)、『外地巡礼――「越境的」日本語文学論』(みすず書房 2018)、『多言語的なアメリカ 移動文学論 Ⅲ』(作品社 2024)ほか。また訳書として、ショレム・アレイヘム『牛乳屋テヴィエ』(岩波文庫 2012)ほか。
  • ジェーンの物語 伝説のフェミニスト中絶サービス地下組織

    ジェーンの物語 伝説のフェミニスト中絶サービス地下組織

    小説・文芸
    -
    1巻2,500円 (税込)
    妊娠して困ってない? <ジェーン>に電話して! 中絶が違法だった半世紀前の米国シカゴ。女たちが女たちを助けようと立ち上がった違法の地下組織「ジェーン」。安全な中絶手術を求め駆け込んだ女性たちの数は推定1万1000人。激動の歴史を赤裸々に描いた衝撃的なノンフィクション。 「願っていたのは、この歴史を読むすべての人が私たちの中に自分自身を見いだし、「私もこうしていたかもしれない」と思ってくれること」(本文より) 【目次】 日本の読者のみなさんへ はじめに ヴィンテージ・ブックス版(二〇二二) プロローグ 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章 第7章 第8章 第9章 第10章 第11章 第12章 第13章 第14章 第15章 第16章 第17章 第18章 第19章 第20章 第21章 第22章 第23章 第24章 第25章 第26章 第27章 エピローグ 謝辞 訳者あとがき 参考文献 【著者】 ローラ・カプラン 米シカゴの伝説のフェミニスト中絶サービス地下組織「ジェーン」のメンバーで、シカゴのエマ・ゴールドマン女性健康センターの創設メンバー。ナショナル・ウィメンズ・ヘルス・ネットワークの理事を務めていたこともあり、様々なコミュニティー・プロジェクトに携わっている。 塚原久美 中絶問題研究家、公認心理師、臨床心理士、中絶ケアカウンセラー。著書『日本の中絶』、『中絶技術とリプロダクティヴ・ライツ』(勁草書房:山川菊栄賞、ジェンダー法学会西尾学術賞)、訳書『中絶がわかる本』など。日本人のリプロの環境を改善することがライフワーク。
  • 「うちの執事が言うことには」シリーズ【全10冊合本版】
    値引きあり

    「うちの執事が言うことには」シリーズ【合本版】

    小説・文芸
    4.5
    1巻2,502円 (税込)
    実写映画化もされた大人気シリーズがお得な合本版で登場! 日本が誇る名門・烏丸家の第27代当主となった花穎(かえい)は、まだ18歳。突然の引退宣言をかました先代当主の父・真一郎は行方がわからず、急ぎ留学先から戻ってきてみれば、そこにいたのは大好きな老執事の鳳ではなく、新しい執事だという衣更月(きさらぎ)という名の見知らぬ若者で……。いまひとつ息の合わない《不本意コンビ》が織りなす、優雅な上流階級ミステリ! 【収録作品】 『うちの執事が言うことには』 『うちの執事が言うことには 2』 『うちの執事が言うことには 3』 『うちの執事が言うことには 4』 『うちの執事が言うことには 5』 『うちの執事が言うことには 6』 『うちの執事が言うことには 7』 『うちの執事が言うことには 8』 『うちの執事が言うことには 9』 『うちの執事が言うことには EX』 ※「うちの執事が言うことには」シリーズ、全10冊合本版です。
  • わが別辞 導かれた日々

    わが別辞 導かれた日々

    小説・文芸
    -
    1巻2,508円 (税込)
    昭和51年(1976年)没の檀一雄、舟橋聖一から平成6年(1994年)没の吉行淳之介まで、冥界に先に旅立った22人の師友に捧げられた感謝と惜別の情。 若き日より老年に至るまで文学を自らの道と定めて険しい道を生きた作家・水上勉が、文学についての語らい、旅、酒席やゴルフなど、さまざまな時間をともに過ごした文士たちを想い、心を込めて綴った追悼文集の白眉。 とくに小林秀雄に7篇、大岡昇平と中上健次には5篇が捧げられており、著者より年長年少を問わないその交わりの深さと追悼の念の痛切さに、読む者として感慨を禁じえないのである。
  • 真珠王の娘

    真珠王の娘

    小説・文芸
    4.9
    1巻2,508円 (税込)
    1944年10月、英国首相チャーチルから帝國真珠ロンドン支店の早川正臣に真珠の胸飾り「ハナグルマ」が手渡された。かつてパリ万博にも出品された品の修復依頼だった。「君の祖国は、あと一年ももたない」と言われながらも日本に戻り、正臣が向かったのは、ハナグルマを唯一修復できる水野家だった。 水野美冬は真珠職人の母と二人暮らし。学徒勤労動員で浜松にある挺身工場に出発する前夜、母から重大な話を聞かされる。早世した父は実の父ではなく、本当の父は「真珠王」と呼ばれる帝國真珠の創業者・藤堂高清だという……。 時代の波に翻弄されながらも美冬は自らの運命を切り開いていく。
  • 口訳 古事記

    口訳 古事記

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,508円 (税込)
    アナーキーな神々と英雄たちが繰り広げる、〈世界の始まり〉の物語。 前代未聞のおもしろさ!!日本神話が画期的な口語訳で生まれ変わる!町田康の新たな代表作。 「汝(われ)、行って、玉取ってきたれや」「ほな、行ってきますわ」 イザナキとイザナミによる「国生み」と黄泉国行、日の神アマテラスの「天の岩屋」ひきこもりと追放された乱暴者スサノオのヤマタノオロチ退治、何度も殺されては甦ったオオクニヌシの国作り、父に疎まれた英雄ヤマトタケルの冒険と死、帝位をめぐる争い、女たちの決断、滅びゆく者たち――。 奔放なる愛と野望、裏切りと謀略にみちた日本最古のドラマが、破天荒な超絶文体で現代に降臨する!
  • ロデリック・ハドソン

    ロデリック・ハドソン

    小説・文芸
    4.8
    1巻2,508円 (税込)
    芸術に理解をもつ金持ちの独身青年ローランドが、アメリカ・マサチューセッツ州ノーサンプトンの片田舎に住む天才芸術家の卵ロデリック・ハドソンを見いだし、イタリアで大成させようとする過程を、複雑な恋愛模様、芸術家の苦悩、アメリカとヨーロッパの確執を交えてダイナミックに描く長篇小説。英国批評界の重鎮F・R・リーヴィスから、「古典と称される多数の小説などよりも、永久に読み継がれるべき卓越した作品」と絶賛された。小説の魅力が横溢する傑作であり、ヘンリー・ジェイムズ初の長篇小説、60年ぶりの新訳決定版!
  • いまの音 むかしの音

    いまの音 むかしの音

    小説・文芸
    -
    1巻2,508円 (税込)
    卓抜な論理と感覚が、20世紀芸術の本質を明らかにする。幸福な音楽とは何か? 幸福な音とは何か? ――ピカソは、芸術とは何かをさがしまわることではなくて、何かに出会うことだといった。そうして出会った音が何か自分にとって特別なもの、特別な意味を持っているものと感じた時、その人は音楽家になるのである。決してその逆ではない。音楽についての情報を頭につめこんだ音楽家には、その出会いが困難なものになる。……昔の音をなつかしく思うのは事実である。私が音楽を選んだのはその音によってである。それがいま失われようとしているのは何故か。……私はただ昔をなつかしんでいるわけにはゆかないのである。
  • 帝国

    帝国

    小説・文芸
    3.5
    1巻2,508円 (税込)
    三億年前。超大陸。壁。 無限の書物。無数の流星・・・ 「すべてを見せてあげる。だから――」 現代文学の極北に昇りつめ、 著者の一到達点を示す、 至高の書。
  • 会社員とは何者か? 会社員小説をめぐって

    会社員とは何者か? 会社員小説をめぐって

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,508円 (税込)
    果たして会社員は小説の主要な登場人物になりえるのか? 著者はこんな命題を抱え、会社員が主人公の古今の小説に切り込んでいきます。取り上げられるのは、源氏鶏太、山口瞳、庄野潤三、黒井千次、坂上弘、絲山秋子、長嶋有、津村記久子、カフカ、メルヴィル……。そこから見えてくるのは、自明なものとして受けとめられている「会社員」という言葉・存在に潜む謎だった。いったい、会社員とは何者なのか?
  • 合本 季節風(春)(夏)(秋)(冬)【文春e-Books】

    合本 季節風(春)(夏)(秋)(冬)【文春e-Books】

    小説・文芸
    -
    1巻2,513円 (税込)
    重松清の傑作短篇集「季節風」シリーズ全4巻が1冊に! (春):古いひな人形が、記憶の中の春とともに、母の面影を思い起こさせる「めぐりびな」、子どもが生まれたばかりの共働きの若い夫婦が直面した葛藤と、その後の日々を鮮やかに描き出した「ツバメ記念日」など、美しい四季と移りゆくひとの心をテーマにした短篇集「季節風」シリーズの春篇。別れと出会いに胸震わせる、春の物語12篇を収録。 (夏):転校が決まった“相棒”と自転車で海へ向かう少年たちの冒険「僕たちのミシシッピ・リバー」、野球部最後の試合でラストバッターになった輝夫と、引退後も練習に出続ける控え選手だった渡瀬、2人の夏「終わりの後の始まりの前に」など、美しい四季と移りゆくひとの心をテーマにした短篇集「季節風」シリーズの夏篇。まぶしい季節に大切な人を想う、夏の物語12篇を収録。 (秋):同窓会で久しぶりに再会した中年5人が始めた秘密基地の集まりに、1人が息子を連れてきたいと言い出した……「秘密基地に午後七時」、男の子と、離婚する両親との最後の外食を描いた「少しだけ欠けた月」など、美しい四季と移りゆくひとの心をテーマにした短篇集「季節風」シリーズの秋篇。ひと恋しい季節にそっと寄り添うような、秋の物語12篇を収録。 (冬):出産のために離れて暮らす母親のことを想う5歳の女の子の素敵なクリスマスを描いた「サンタ・エクスプレス」ほか、<ひとの“想い”を信じていなければ、小説は書けない気がする>という著者が、普通の人々の小さくて大きな世界を季節ごとに描き出す短篇集「季節風」シリーズの冬篇。寒い季節を暖かくしてくれる、冬の物語12篇を収録。
  • 怪樹の腕 〈ウィアード・テールズ〉戦前邦訳傑作選

    怪樹の腕

    小説・文芸
    3.0
    1巻2,514円 (税込)
    戦前の日本では、現在ほどではないにせよ相当な早さで海外の小説が翻訳紹介されていた。完全訳は少なく、豊かな翻案的作品が大衆小説誌の誌上を飾っていた。本書は、そのような戦前に紹介された作品のなかから、アメリカの著名な怪奇小説専門誌〈ウィアード・テールズ〉に発表されたホラー短編の秀作怪作を選り抜き、当時の文章のまま現代によみがえらせたものである。各編ごとに詳細な解説を付し、巻末には日本への〈ウィアード・テールズ〉掲載作の移入状況を俯瞰する論考を収めた。
  • 月下の盤
    NEW

    月下の盤

    小説・文芸
    5.0
    1巻2,530円 (税込)
    ゴウダトオルを探してほしい。4日後に閉館する東亜ホテルで――捜索の果てに探偵が見た壮大な真実とは。 謎の人物からの依頼は「ゴウダトオル」を探すこと。4日後に閉館する「東亜ホテル」に滞在しているという。調査開始直後のホテルで男の死体を発見した探偵が対峙する壮大な真実とは? 圧倒的な完成度を誇るアガサ・クリスティー賞大賞受賞後第1作!
  • 鋼鉄のレガシー

    鋼鉄のレガシー

    小説・文芸
    4.5
    1巻2,530円 (税込)
    「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課」「ボーダーズ」「警視庁追跡捜査係」「ラストライン」「警視庁総合支援課」「アナザーフェイス」…… 無限に広がる“堂場ユニバース”を1冊に圧縮! 主要シリーズオールスター、待望の豪華初競演 デビュー25周年記念、書き下ろし大河警察ドラマ! 捜査一課の若手刑事・日下啓太は、8年前に失踪した元代議士再捜索の特捜チーム参加を命じられた。 その元代議士が八王子市内で同じく失踪中の暴力団幹部と一緒に目撃され、朝比奈由宇をリーダーとする特捜チームが発足したのだ。 日下が沖田大輝と組んで捜査を開始した直後、若い女性の誘拐事案が勃発し、日下は捜査一課に連れ戻される。 容疑者の名は鳴沢了ーー伝説の刑事。 日下と鳴沢。合まみえたことのない二人の運命が交錯する。 どのシリーズから誰が、何役で出てくるか!? 「集大成」にして「大入門編」!
  • ライク・アウトサイダー

    ライク・アウトサイダー

    小説・文芸
    4.3
    1巻2,530円 (税込)
    「殺し屋を笑わせないとぼく死ぬんです」 殺し屋に突如襲撃されたお笑いコンビのツッコミ・八条。必死の命乞いで出された交換条件は、「人生で一度も笑ったことがない」殺し屋を笑わせること!?  相方の白山を探すうちに、いつの間にか「伝説のネタ帳」をめぐる熾烈な争奪戦に巻き込まれてしまい――。 一切予測不可能! 常に笑いと死が隣り合わせのノンストップ・エンターテインメント! 笑ってはいけない人なんて、この世にはいない。
  • 蓮花楼 3

    蓮花楼 3

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    百川院の牢屋が次々に破られるという事件について調べるため、方多病(ファンドゥオビン)らと現地に向かった李蓮花(リーリエンホワ)。 その道中、山奥で怪しいからくり屋敷に迷い込んでしまう。 さらに、宿屋に足を踏み入れると、誰もいない部屋には、首を吊ったような跡に謎の書き置き、壁には血痕が。そして、ついに方多病の一族が経営する宿屋でも事件が発生。 「なあ、何でお前と出かけると、決まってその先に死体が転がっているんだ?」 そんな言葉にもめげず、謎解きに奔走する李蓮花だったが…… 大ヒット中国ドラマの原作小説、神医の推理が冴えわたる第3弾!
  • 蟲母神(むしぼじん)の娘

    蟲母神(むしぼじん)の娘

    小説・文芸
    3.3
    1巻2,530円 (税込)
    千葉県内で相次ぐ変死事件。被害者たちは全員四肢の先や内臓が溶解し、一部骨を露出して絶命していた。快楽犯か? 怨嗟からの拷問か? 刑事・橘沙良は、法医学者・一条希里夏の協力を得て捜査を進めるうち、伊豆諸島近海に浮かぶある島へと辿りつく。人間の身体を内側から崩壊させる“それ”の正体とは何なのか。静かに、しかし確実に、恐怖の連鎖は広がっていく――。究極のバイオホラーミステリー!
  • 煬帝と少年

    煬帝と少年

    小説・文芸
    4.5
    1巻2,530円 (税込)
    翼の形の痣をもった少年は、皇帝に福をもたらす「福神」として仕えるはずだった――。圧倒的な容姿と美声で「歌い手」として隋の皇帝・楊広に仕える翼だったが、楊広と彼の周囲で次々と異変が起きていく。仕え始めた当初は「暴君」である楊広を憎み、密かに陥れようと画策していた翼だったが、彼の本当の姿、皇帝としての思いを知り……。皇帝のまわりで起きる異変の原因とは? そして、隋が滅んだ理由とは?  「暴君×美少年」を描いた中華エンタメ小説の傑作。
  • 女王陛下に捧ぐ、王家の宝の在処

    女王陛下に捧ぐ、王家の宝の在処

    小説・文芸
    3.9
    1巻2,530円 (税込)
    ★★★第66回メフィスト賞受賞作★★★ 「あなたに、この本を」 消えた秘宝と、 五層の物語が織りなす巨大迷宮。 主人公は「本」そのもの。  * * * * * * * * *  【あらすじ】 戦争が国土を焼いた。 大学生の青年エリメは戦火に巻き込まれ傷を負い、 遠い故郷の実家で目を覚ました。 療養で暇を持て余し、手に取った一冊の本。 それは「女王陛下に捧ぐ、王家の宝の在処」という むかし実在した宰相の筆による小説なのだという。 軽い気持ちで読み始めたエリメを待っていたのは、 九天九地に比類なき物語の迷宮。そして、 歴史の砂に埋められた国家の秘密だった。 最奥へと誘う〈声〉がこだまする。 「あなたに、この本を」──  * * * * * * * * *
  • キックス

    キックス

    小説・文芸
    3.8
    1巻2,530円 (税込)
    【推薦の声、続々!】●滋賀は滋賀でも修羅の滋賀。その琵琶湖(マザーレイク)は真作(ホンモノ)か?/宮島未奈さん(作家/『成瀬は天下を取りにいく』)●純愛で哲学でヤンキーバイオレンスコメディで、そして最後は『ねじまき鳥クロニクル』。こんな小説、読んだことない。傑作!/東浩紀さん(作家・哲学者)●人生は祭りだ。滋賀×スニーカー×ヒップホップ×ヤンキー青春小説/大森望さん(翻訳家・書評家) 時価約六億の値をつけた伝説のスニーカー『火喰鳥(キャサワリー)』。だが生み出した天才シューズデザイナーの深海温哉は、突然この世を去った。亡き友の故郷・滋賀を訪れた佐治薫が出会ったのは、温哉と瓜二つの顔を持つ双子の弟、行哉。彼はスニーカー贋作で裏社会を渡り歩くギャングチームのリーダーだった。2人は手を組み、違法スニーカーを巡る巨額の犯罪ビジネスに身を投じながら、温哉が生前最後に構想した幻のキックスの完成を目論む。友人の死の真相を追い求める中で、薫はいつしか土地に隠された歴史の暗部――血と暴力に彩られた秘密の領域へと踏み込んでゆく。愛を取り戻すため、贋作で滋賀から世界を掴み取る、反逆の“純愛”小説。 【著者略歴】天沢時生(あまさわ・ときお)滋賀県近江八幡市安土町出身。2018年「ラゴス生体都市」で第2回ゲンロンSF新人賞、19年「サンギータ」で第10回創元SF短編賞を受賞。他の著書に『すべての原付の光』がある。
  • レインバード

    レインバード

    小説・文芸
    4.7
    1巻2,530円 (税込)
    ロッキー山脈の麓の町ヘブン。雪山で日本人女性の死体が発見された。連続する邦人殺害事件の捜査のため、保安官のフランクとラリーは僻地にある〈レインバード日本人居留地〉に赴く。そこは難民たちが肩を寄せ合って暮らす過酷な土地だった。ヘブンで横行する有色人種への差別。狂騒が激化する中で保安官は正義を貫けるのか。そして国を失った日本人に生きる道はあるのか。ヘイトに満ちた現代に警鐘を鳴らす社会派サスペンス!
  • DANGER

    DANGER

    小説・文芸
    4.3
    1巻2,530円 (税込)
    世界的振付家・久我一臣にインタビューをすることになった、編集者の水野果耶と記者の長瀬一平。久我の半生を辿りつつ、戦前戦後の日本バレエを紹介するつもりだったが、彼が語る過酷な戦争体験は、二人が思ってもみなかった縁を掘り起こしてゆく。芸術と戦争を通し、過酷な運命に希望を見出す人々に迫った、入魂の輪舞曲(ロンド)。
  • 暗黒の瞬間

    暗黒の瞬間

    小説・文芸
    4.5
    1巻2,530円 (税込)
    30年以上のキャリアに幕を引くことを決意した、ベルリンの刑事弁護士エーファ。凄腕で知られる彼女は、多くの忘れがたい事件を手がけてきた。11人が被告人となった裁判で1人だけ無実の者がおり、全員がそれは自分だと主張している。1人を救うため10人を無罪とすべきか。厄介だがよく議論される類の事件だと思われたが……。ひとつの証言、発見、弁護活動でその姿が一変する平凡な裁判、そして異常な裁判――。驚異の新人による、息を呑むような完璧なる連作短編ミステリ!
  • わたしたちの図書館旅団

    わたしたちの図書館旅団

    1918年、フランス北部。ニューヨーク公共図書館(NYPL)の司書ジェシーは、前線からわずか65キロメートルに位置するブレランクール村に到着した。〈荒廃したフランスのためのアメリカ委員会(CARD)〉のメンバーとして、ドイツ軍との戦いで破壊された図書館の再建を目指すためだ。ジェシーは傷ついた住民に本を届け、兵士に戦地での慰めとなる一冊を紹介し、子どもたちに読み聞かせをおこなっていく。だがドイツ軍が村に迫ってきて……。1987年、アメリカ。ニューヨーク公共図書館の記憶保管課(リメンバランス)で、収蔵されている資料を保存用に撮影する仕事をしているウェンディーは、1918年に発表された〈荒廃したフランスのためのアメリカ委員会〉の会報に興味を惹かれる。第一次世界大戦中、有志の女性たちが集まって、フランス北部再建のために働いたという団体――。そして戦地に渡ったジェシー・カーソンという司書の存在を知り、彼女について調べはじめるが……。『あの図書館の彼女たち』の著者が贈る傑作長編!
  • バウムガートナー

    バウムガートナー

    小説・文芸
    3.9
    1巻2,530円 (税込)
    S・T・バウムガートナーは九年前に先立った妻アンナの不在を今も受け容れられずにいる。書斎で彼女のタイプ原稿を読み耽り、物忘れがひどいなか、ルーツの地ウクライナを旅したときの摩訶不思議な出来事を書き残す。そんな彼に恩寵が……来るべき日を意識していたとしか思えない、オースター作品のエッセンスが宿る名作。
  • 今は何時ですか?

    今は何時ですか?

    小説・文芸
    3.0
    1巻2,530円 (税込)
    〈失踪した恋人の鎮魂のために女性作家が書いた小説〉が読者を魅了するモダニズム文学の傑作「今は何時ですか?」、終戦の日の朝の列車で、午後の「重大発表」が載った新聞を売る若い女を描いた遺作「茶色い戦争ありました」ほか、作家、エッセイスト、批評家、翻訳家として読者を愉しませつづけた希代の文学者による全四篇。
  • 蓮花楼 2

    蓮花楼 2

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    旅を続ける李蓮花(リーリエンホワ)の元に、またもや怪事件が持ち込まれる。江湖の大富豪が謎の死をとげたのだ。富豪の別荘を訪れ、捜査を開始する李蓮花。そこへ、かつて李相夷(リーシアンイー)と共に四顧門を率いた肖紫衿(シアオズージン)が、喬婉娩(チアオワンミエン)と結婚するとの知らせが。喬婉娩は、李相夷の死後、彼への思いを断ち切ろうとしていたが、心はまだ揺れていた。婚礼式に参加した李蓮花は、花嫁が何者かに襲われる事件に遭遇。背後には美貌の幇主・ジアオリージアオの影がちらつくが……大ヒット中国ドラマの原作・第2弾!
  • 地上の楽園

    地上の楽園

    小説・文芸
    4.7
    1巻2,530円 (税込)
    差別も貧困も、なくならないのか? 今なお続く「在留外国人問題」に切り込む、慟哭必至の社会派巨編 在日朝鮮人帰還事業―― 1959年に始まったそれは、人類史上最悪の「大量殺戮」への序章だった。 二人の若者がそれぞれ経験した「地獄」を描き、現代に通ずる差別の源流と、政治家・マスコミらが犯した大罪に迫る。 なんやおまえ、チョーセンやないけ――。 1959年大阪。在日朝鮮人への差別がはびこる街で、復興を遂げ平等を実現し「地上の楽園」と称される北朝鮮への「帰国運動」が過熱していた。 学問の道を志す高校生の孔仁学は、ヤクザの抗争に巻きこまれ窮地に立つ親友・玄勇太に「帰国」を勧める。 家族とともに北朝鮮へ行くことを決めた勇太だったが、帰国船内の食事の貧弱さや寝床の汚さに、「楽園」への違和感を覚え始め……。
  • 名探偵 円朝 明治の地獄とマイナイソース

    名探偵 円朝 明治の地獄とマイナイソース

    小説・文芸
    4.3
    1巻2,530円 (税込)
    ◆立川談春師匠、推薦! ――明治が、東京が、   生き生きと、有り有りと、描かれている。   この本は、ミステリーであり、時代小説であり、SFである。   読めばわかる。 江戸・明治期の大名人、三遊亭円朝が驚きの推理で謎を解く。 文明開化の空のもと、人情味あふれる江戸っ子たちが活躍する、 落語ミステリ3話。 目 次 明治の地獄とマイナイソース 牡丹灯籠異聞 即身仏
  • 帯広昭和革命1952

    帯広昭和革命1952

    小説・文芸
    3.5
    1巻2,530円 (税込)
    カバーイラスト:安彦良和 戦後の混乱期、北の地の「悪所」で、女たちの革命が起きていた。 1952年冬、北辺の街・帯広で、色街の女たちの反乱が起こる。自らを縛る不法な借金と、そのために身を売る女たち。この不条理に抗って彼女たちは自由のための旗を振った。時は朝鮮戦争のさなか、この女たちの反乱に、様々な立場の男たちの陰謀が絡みつく。「帯広革命都市」宣言。侵攻する北朝鮮特殊部隊を阻止するため、地元の復員兵だった男たちは再び雪原で銃をとる。反乱の末に辿り着いた女たちが見たものは――。 帯広出身の著者が満を持して活写する、「かつてありえたかもしれない」戦後昭和秘史。 ※この作品はフィクションです
  • 「国語」と出会いなおす

    「国語」と出会いなおす

    小説・文芸
    3.6
    1巻2,530円 (税込)
    国語は得意だったけど、文学はよくわからない 文学を読むのは好きだけど、国語はつまらなかった ──どうしてわたしたちは国語を学んだのだろう? 国語と文学の歩んできたビミョウな関係をひも解きながら、ゆるやかな共同性を育む教室の可能性と、小説のもつ多様でゆたかな解釈を結びつける現役国語教師/批評家の著者による、新しい国語/文学論。 ★芥川賞作家・滝口悠生が、自作の試験問題を解きながら国語と文学について語る特別対談も収録! 「国語で文学は教えられない」という批判に見られるように、対立するものとして語られがちな「国語」と「文学」。けれど果たしてその対立はまっとうなものなのでしょうか? 新学習指導要領に伴って新設された「文学国語」と「論理国語」や、著者が教室で体験したさまざまな生徒からの反応、文学研究の成果が反映された現在の指導内容、国語の試験と小説の相性の悪さ、「文学史」のつまらなさとその必要性…… 国語と文学をめぐるさまざまなトピックから、属性や立場の違いを超えて《同じものを読んでいる》ということのみによって担保された、共同性を育むものとしての「文学」の意義を再確認する。
  • 君たちの記念碑はどこにある? カリブ海の〈記憶の詩学〉

    君たちの記念碑はどこにある?

    小説・文芸
    5.0
    1巻2,530円 (税込)
    西洋列強による植民地支配の結果、カリブ海の島々は英語圏、フランス語圏、スペイン語圏、オランダ語圏と複数の言語圏に分かれてしまった。そして、植民地支配は、被支配者の人間存在を支える「時間」をも破壊した。 つまり、カリブ海の原住民を絶滅に近い状況まで追い込み、アフリカから人々を奴隷として拉致し、アジアからは人々を年季奉公労働者として引きずり出し、かれらの祖先の地から切り離すことで過去との繋がりを絶ち、歴史という存在の拠り所を破壊したのである。 西洋史観にもとづくならば、歴史とは達成と創造を巡って一方通行的に築き上げられていくものだ。ゆえに、過去との繋がりを絶たれたカリブ海においては、何も創造されることはなかったし、「歴史のない」もしくは「世界史的に重要でない」地域としてしか表象されえない。 ……本当だろうか?  “海が歴史であります” ――デレック・ウォルコット “「目に見える」歴史でなくとも、ここには歴史がある” ――エドワード・ボウ 本書は、『私が諸島である』で「第46回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)」を受賞した著者が、カリブ海の風景に沈む地域的記憶を訪ねゆく試みをまとめた一冊である。 西洋の思想家が信奉する歴史の「外」に置かれてきた、カリブ海作家たちが想像/創造するオルタナティヴな思想の精華は、どのような姿をしているだろうか?  “日本には、西洋社会の外から発信される記憶の思想を紹介する本はいまだ少ない。本書は、西洋の直線的な記録に抗い、海のような風景のプリズムを通して屈折し、反射し、揺らぎ重なり合い、形を変えながらも消えることのない記憶の光を描き出す、カリブ海の「記憶の詩学」を紹介する。カリブ海作家たちは、文学を通して歴史を再訪し、解体し、再構築し、そしてその記憶を想像/創造し直す。単線的な時間軸に縛られず、歴史を編み直すことで、かれらは過去へ未来へと縦横無尽に航海する多層的な記憶の物語を紡ぎ出すのである。[…]私がカリブ海のアカデミアに身を浸し、読み続けたカリブ海文学が持つ豊饒さを、読者のみなさんにも体験していただきたい。”――「序章 私たちがいなくなることはない」 かれらの詩学的挑戦に、今こそ刮目されたい。
  • 復刻版 風の旅 詩画集

    復刻版 風の旅 詩画集

    小説・文芸
    -
    1巻2,530円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 詩画に生きる希望を見いだした著者が、折々の花にその想いを託して綴った生命のうた。星野富弘がはじめて描いた「花の詩画集」。著者の原点であり、200万部を超えて、全国に感動の波をひろげるロングセラーが完全復刻。
  • こうしてぼくはスパイになった

    こうしてぼくはスパイになった

    小説・文芸
    3.5
    1巻2,530円 (税込)
    1944年2月、ナチス・ドイツの空襲がつづいているロンドン。13歳のバーティは空襲警報を受け、民間防衛隊の伝令係としてはじめての任務のため、街へ飛びだしていった。自転車のかごにのっている相棒は、救助犬のリトル・ルーだ。大あわてで自転車をこいでいたバーティは、女の子にぶつかってふたりとも転んでしまった。女の子が立ち去ったあと、バーティは通りで一冊のノートを拾う。それは秘密諜報員になるための訓練を受けた女性のもので、文章の後半は暗号になっていた。ノートを道に落としていったアメリカ人の少女エレノアに再会したバーティは、ノートを書いたフランス人女性・ヴィオレットが行方不明になったと知る。彼女を探すため、エレノアと探偵志望の友だち・デイヴィッドといっしょに、ノートの暗号の解読に取り組むが……。数々の文学賞に輝いた児童文学作家が贈る、子どもたちの勇気と謎解きを描くミステリ!
  • 屋根の上のソフィー

    屋根の上のソフィー

    小説・文芸
    3.7
    1巻2,530円 (税込)
    19世紀末.赤ん坊のころに難破船から助け出されたソフィーは,学者のチャールズに育てられた.ロンドンで12歳になった彼女は,母の記憶と形見のチェロケースを手がかりに,パリへ.そこで屋根の上を住処とする子どもたちと出会って…….仏ソルシエール賞ほか受賞多数.切ないほどの愛と勇気を,音楽がいろどる冒険物語.

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  • 蓮花楼 1

    蓮花楼 1

    小説・文芸
    4.2
    1巻2,530円 (税込)
    放浪の医師・李蓮花(リーリエンホワ)は、移動式の住居兼診療所「蓮花楼(れんかろう)」を引いて旅を続けている。行く先々で様々な怪事件に出くわすが、武林の御曹司・方多病(ファンドゥオビン)とともに次々に解決。名声が高まる中、実は十年前に邪教「金鴛盟」の門主・笛飛声(ディーフェイション)との戦いで死んだとされた武術の名手ではないかとの噂が広まるが――。 武侠の世界を背景に、絆を深めて行く男たちが光る謎解き・時代ファンタジー。 2023年中国で大ヒットしたドラマ「蓮花楼」の原作、ついに刊行!
  • 新皇将門

    新皇将門

    小説・文芸
    -
    1巻2,530円 (税込)
    下鴨神社の森で暮らす漂泊の巫女、桔梗。京の権力者たちに請われるまま霊視した平将門の姿に彼女は心惹かれた。朝廷が「鬼」と恐れるような者でなく、善政を志す溌剌とした偉丈夫だったから。運命の悪戯で桔梗は坂東へ。やがて将門と出会い、その寵愛を一心に受ける。しかし満たされた時間は長くは続かない。桔梗は霊の目を通して気付く。側近の興世王が纏う不穏な影に将門が呑み込まれつつあることに……。
  • 宵闇色の水瓶 怪奇幻想短編集

    宵闇色の水瓶 怪奇幻想短編集

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    《異形コレクション》(光文社)で注目されている作家・アンソロジスト、井上雅彦の個人アンソロジー。現在では入手困難な媒体に発表されたものを中心に、書き下ろし1篇を加えた全13篇を収録。それぞれの作品には、手法と意図を分析した「作者のコメンタリー」を掲載。そこからは、著者の「短篇論」「ホラー論」も浮かびあがる。
  • 暗殺依存症

    暗殺依存症

    引退した殺し屋のマークは、「暗殺依存症」患者の自助団体に参加し、「二度と人を殺さない」と誓うが、何者かに命を狙われ、襲撃されてしまう。敵の正体を探るため世界中を飛び回るマークのなかで、敵を殺してしまいたいという欲求がどんどん高まっていき…… 暗殺中毒に陥った主人公を待ち受ける試練の数々!
  • 星の王子さま88星座巡礼 サン=テグジュペリとハレー彗星の謎

    星の王子さま88星座巡礼 サン=テグジュペリとハレー彗星の謎

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    サン=テグジュペリが仕掛けた謎かけやトリック、そしてミステリーを、ハレー彗星と星座の旅を舞台に解き明かしていきませんか? 物語の奥深くに隠された秘密を、忠実な翻訳とともに探求し、道徳の本として読むだけでは気付けなかった宇宙の謎に迫ります。驚きの星座の冒険と共に、新しい視点で『星の王子さま』を再発見! 読者を「えぇっ!?」と驚かせる、未知の楽しみ方を提案します。 本書は、サン=テグジュペリの『星の王子さま』に隠された謎を解いていく、もう一つの星の王子さまの物語。「小さな王子」を案内役に、この王子自身が1986年4月11日に地球に最接近したハレー彗星であることを示していく。サン=テグジュペリは子どもの頃からハレー彗星に魅了された作家で、『星の王子さま』によって、惑星や月や星座などの天体を案内役に利用して、さらにキリスト教の暦を利用して、1986年に回帰したハレー彗星の軌道を詳細に予告していたことを説明する。また同時に、『星の王子さま』の各章には、彗星の移動に合わせて隠された星座が配置されていることを解明していく。ハレー彗星は約76年かけて全天の88星座の方角を通りながら太陽に近づいていく。ハレー彗星の88星座の巡礼の旅を浮かび上がらせる。  著者はフランス語で書かれた原著の文章のニュアンスをていねいに読みとることで、より詳細に謎の読み解きを試みた。2点の前著の続編として、本書ではさらに星座、キリスト教との関連を示した。
  • 千無のまなび 小沼丹氏にふれて

    千無のまなび 小沼丹氏にふれて

    小説・文芸
    -
    1巻2,530円 (税込)
    『村のエトランジェ』『小さな手袋』等で知られる「第三の新人」作家・小沼丹との交流を軸に早稲田で薫陶をうけた学生時代のこと、その後教授に、そして自己のルーツ会津への想い……、つれづれなる身辺雑記。人は生れては死ぬ。死ぬとわかっていながら生れてみれば嬉しいことも辛いこともあろう。それもこれもがいずれも等しくひとときの光芒を放つ間もはかなく果ては闇に消えゆく。かつてさんざめいた日々。
  • クララ カタツムリはカタツムリであることを知らない

    クララ カタツムリはカタツムリであることを知らない

    小説・文芸
    -
    1巻2,530円 (税込)
    スペイン大衆小説の登場! この小説を読もうと思ったら他の計画を立ててはならない。読み始めると、笑いこけ、泣きじゃくり、時には笑いこけながら泣いてしまうから、という理由だが、時には喉も詰まらせられる、とスペインの書評氏 テレサ は言う!主人公クララは35歳。離婚して、幼稚園児と小学生の二人の男の子を一人で育てている。仕事はテレビのプロダクション会社勤務。………やがてクララは誰の子か分からない子どもを生む。
  • 世界を救うための教訓

    世界を救うための教訓

    小説・文芸
    -
    1巻2,530円 (税込)
    地球温暖化、気候変動、医療過誤、幼児虐待、セックスレス、性的倒錯、コンピューターゲーム中毒、薬物乱用、内戦、爆弾テロなど、あらゆる問題が取り込まれた長編小説『Instrucciones para salvar el mundo』!発表当時、近未来的と取られた内容は15年後の現在では、まさに現代的問題となってそれが立ち現れる。
  • 西遊記事変

    西遊記事変

    小説・文芸
    3.8
    1巻2,530円 (税込)
    仙界の太白金星に住む李長庚は、観音菩薩の奸計によって天竺へと向かう三蔵法師に八十一の試練を与えることになった。だがそこには、仙界の大物たちが企てる隠された目的が見え隠れしていた。人間界も巻き込んだ壮大な計画の鍵は、孫悟空にあるというが……。
  • 怪盗ギャンビット1 若き“天才泥棒”たち

    怪盗ギャンビット

    小説・文芸
    4.8
    1~2巻2,530円 (税込)
    ロザリンは、伝説的な怪盗一家のひとり娘で、類まれな盗みの才能をもつ少女。だが彼女は、稼業から足を洗い「ふつうの人生」を送ることを夢見て、ひそかに家出する計画を立てていた。そんなある日、ロザリンのミスで母親が捕まり、10億ドルの身代金を要求されてしまう。途方にくれるロザリンのもとに、〈怪盗ギャンビット〉への招待状が届く。それは、世界中から選ばれた新進気鋭の泥棒たちが盗みの技を競い合う、違法で危険なコンテストだった。ロザリンは母を救うために、命がけの闘いに身を投じる決意をする――!! ライバルには、9歳からの宿敵ノエリア、ハンサムで謎めいたイギリス人の男子、決して隙を見せない日本人など錚々たる顔ぶれ。そして全員が暗い事情を抱えているのだった。彼らの運命を賭けた非情なゲームの幕が開く! はたして勝利するのはだれか!?
  • 私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

    私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯

    小説・文芸
    3.6
    1巻2,530円 (税込)
    仕事はぼちぼちで、海外旅行なんて行けないけれど、ルームメイトと乾杯する小さなテラスはある──『フィフティ・ピープル』のチョン・セランが、明るい未来が見えない世界だからこそ、ささやかな希望を失わずに生きる人々をおかしみをもって描く、掌篇小説集。
  • 五葉のまつり

    五葉のまつり

    小説・文芸
    4.2
    1巻2,530円 (税込)
    刀狩り、太閤検地、醍醐の花見など、豊臣秀吉が仕掛けた大事業を縁の下で支えたのは、尊敬と嫉妬のまなざしを浴びながら五奉行と呼ばれるようになった男たち。ぶつかることも多いが互いの才は認め、敵対勢力の横槍をはねのけ、力を合わせて難事に立ち向かう。『八本目の槍』に次ぐ、石田三成をめぐる歴史お仕事傑作巨篇!
  • 危険なトランスガールのおしゃべりメモワール

    危険なトランスガールのおしゃべりメモワール

    小説・文芸
    4.3
    1巻2,530円 (税込)
    蟷螂拳(とうろうけん)を繰り出すトランスガール! こんな小説をずっと待っていました!――三木那由他 カンフーの達人で、病的な嘘つきのあたしは、生まれ育った町と家族から逃げ出した。 誰かが描いた物語に、閉じ込められないために。 行き着いた「奇跡通り」では、面倒を見てくれるディーヴァ、不思議な力を持つ魔女、鼻もちならない「お姫様」ら、様々なトランスたちに会う。やがて、殺されたトランスジェンダー女性たちの仇を討つことを使命とするガールギャングに入り、ストリートで暴れまわる。 待ち受ける数々の困難を前に、彼女は新しい家族を守り、痛みを癒し、 自分の中にある真実を見つけることができるのだろうか? エマ・ワトソンのブッククラブの課題図書となり話題を呼んだ小説、ついに邦訳。 創刊たちまち大好評の海外文学シリーズ「I am I am I am」、第二弾!
  • 幻想と怪奇 不思議な本棚 ショートショート・カーニヴァル

    幻想と怪奇 不思議な本棚 ショートショート・カーニヴァル

    小説・文芸
    -
    1巻2,530円 (税込)
    ようこそ、物語のカーニヴァルへ。 本書では、ごく短い物語を、数多く集めました。 寄稿者各氏には、短いこととは別に、もうひとつお願いをしました。 「本について、または本のある場所についての物語を書いてください」 そして、二十七名の作家による短い物語が、この一本の本棚に収まりました。あなたが今いるのは、その不思議な本棚の前なのです。 どうぞごゆっくりお楽しみください。 (1行アキ) 第二回『幻想と怪奇』ショートショート・コンテスト入選作品を収録。全編書き下ろしの別冊『幻想と怪奇』を、ここに再び。 【収録作家(五十音順)】 相川英輔/朝松健/芦辺拓/飛鳥部勝則/荒居蘭/石神茉莉/石原三日月/井上雅彦/植草昌実/江坂遊/織守きょうや/粕谷知世/勝山海百合/菊地秀行/北原尚彦/坂崎かおる/澤村伊智/斜線堂有紀/高井信/高野史緒/立原透耶/西崎憲/西聖/深田亨/三津田信三/木犀あこ/森青花
  • REBEL MOON パート1 : 炎の子 [1]

    REBEL MOON

    これはヒーローではない、〈反乱者(レベルズ)たち〉の物語 神話は滅びることはない、伝説の少女が世界を救う── 2023年12月22日配信開始! 『ジャスティス・リーグ』のザック・スナイダー監督! NETFLIX超大作SF映画 公式小説 2023年12月22日よりNETFLIXにて全世界一斉配信される壮大なSFファンタジー超大作「REBEL MOON  炎の子」を完全小説化。 製作・監督・脚本を務めるのは『300』『マン・オブ・スティール』『ウォッチメン』『アーミー・オブ・ザ・デッド』などで知られるザック・スナイダー監督。 同監督が数十年に亘って温めてきた企画が遂に映像化。黒澤明監督の名作『七人の侍』とジョージ・ルーカス監督の『スター・ウォーズ』を彷彿とさせる世界観に全世界が注目している。 映像では描かれきれなかった、登場人物の内面や世界観を是非〈小説版〉で体験していただきたい。 〈あらすじ〉 宇宙の最果てにある小さな星。その片隅には人々が平和に暮らす集落があった。ある日、暴君バリサリウス率いる軍隊が侵攻し、人々を恐怖のどん底に落とし込む。この危機を救える唯一の希望は、村人たちにまぎれ秘かに暮らすある女性。彼女の名はコラ──謎の異邦人である。コラは圧政に立ち向かうべく共に戦う戦士を集めるため未知なる星へ旅立つ──。そこで出会ったのは、〝悲しい過去を持つ燃え上がる剣を振るう剣士〟〝巨大な獣を手懐ける戦士〟〝絶望を胸に闘技場に立つ荒くれ将軍〟などなど、〈団結〉とは無縁のクセだらけの問題児たち。果たして彼らは、それぞれの暗い過去を払拭し、銀河の自由を勝ち取れるのか?
  • シーリと氷の海の海賊たち

    シーリと氷の海の海賊たち

    小説・文芸
    -
    1巻2,530円 (税込)
    10歳のシーリは,海賊船にさらわれた妹ミーキを取り戻すための旅に出る.海賊たちとその親玉シロガシラを追って氷海をめぐるなか,シーリは自然の厳しさだけではなく,過酷な状況でくらす人びとがほかの生き物をこき使ったり,弱者を押しのけたりするような,世界の問題にも立ち向かっていく.骨太なファンタジー.

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  • 両京十五日Ⅱ 天命

    両京十五日

    小説・文芸
    4.4
    1巻2,530円 (税込)
    皇帝暗殺まで残り七日。宿敵・梁興甫との交戦によって分断された皇太子一行は、陸路と水路に分かれて北京を目指す。追手の猛攻はさらに激しくなり、次々と倒れていく仲間たち。逃亡先で皇太子は敵対している白蓮教徒の男とであい、衝撃の真実を告げられる……
  • コン・ティキ号探検記

    コン・ティキ号探検記

    小説・文芸
    -
    1巻2,530円 (税込)
    ポリネシア人のルーツを解明すべく、古代風の筏を操ってペルーからタヒチまでの漂流を敢行、謎多き太平洋民族の研究に貴重な一石を投じた漂流探検の古典的名著。
  • 天山紀行

    天山紀行

    中央アジアと内陸アジアを分かつ“謎の天山山脈”を初の地理学的方法で踏査、天山高地の自然とロシアの風俗を描写して、探検史上に新時代を画した名著!ナビゲーション:漫画家・森薫
  • テラ・アルタの憎悪

    テラ・アルタの憎悪

    獄中でユゴーの『レ・ミゼラブル』と出会い、犯罪をやめ警察官となったメルチョールは、カタルーニャ州郊外の町テラ・アルタで、富豪夫妻殺人事件の捜査に当たる。夫妻は拷問の末に惨殺されていた。メルチョールは夫妻の事業には裏があることを直感するが……
  • 変格探偵小説入門 奇想の遺産

    変格探偵小説入門 奇想の遺産

    小説・文芸
    3.5
    1巻2,530円 (税込)
    江戸川乱歩,横溝正史,小酒井不木,夢野久作,橘外男,渡辺温,久生十蘭,西尾正…….彼らはみな,「謎解き」を主とした本格探偵小説とは異なる要素を重要視した「変格探偵小説」の書き手である.「本格」の枠を超えた豊饒さで読者を魅了し,今日まで途絶えることなく受け継がれてきた「変格」の精神史を,豊富な資料から論じる.

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  • サイケデリック・マウンテン

    サイケデリック・マウンテン

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    国際的な投資家・鷹栖祐二を刺殺した容疑者は、新興宗教「一真行」の元信者だった。マインドコントロールが疑われ、NCSC(国家総合安全保障委員会)兵器研究開発セクションの井澗紗理奈と、テロ対策セクションの弓削啓史は、心理学者の山咲岳志のもとへ。
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

    台湾漫遊鉄道のふたり

    小説・文芸
    4.1
    1巻2,530円 (税込)
    炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。 結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。 ふたりは底知れぬ食欲と“秘めた傷”をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。 「私はこの作品を過去の物語ではなく、現在こそ必要な物語として読んだ。 そして、ラストの仕掛けの巧妙さ。ああ、うまい。ただ甘いだけではない、苦みと切なさを伴う、極上の味わいだ。」 古内一絵さん大満足 1938年、五月の台湾。 作家・青山千鶴子は講演旅行に招かれ、台湾人通訳・王千鶴と出会う。 現地の食文化や歴史に通じるのみならず、料理の腕まで天才的な千鶴とともに、 台湾縦貫鉄道に乗りこみ、つぎつぎ台湾の味に魅了されていく。 しかし、いつまでも心の奥を見せない千鶴に、千鶴子は焦燥感を募らせる。 国家の争い、女性への抑圧、植民地をめぐる立場の差――― あらゆる壁に阻まれ、傷つきながら、ふたりの旅はどこへ行く。
  • 台湾および落語の!

    台湾および落語の!

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    日本台湾落語競演 往来始末、東西東西! 台湾と日本を行きつ戻りつ、足とスケボーを興じ分けつ、そんなササキの日常に浮かび上がる落語家志望のかつての台湾人学生。病み上がりの師匠が「台湾語落語」を完成させれば、消えた学生求めて物語が動き始める。学生は何故に消え、何故そこにいるのか。聞こえてきたのは台湾地方選挙の盛り上がり。さあ、師弟の二人会は実現するのか?ドタバタでもありながら歴史を汲んで大まじめ。台湾(語も)、落語、スケボー、これら全部、日本文学にブチ込む!
  • 無垢なる聖人

    無垢なる聖人

    小説・文芸
    3.0
    1巻2,530円 (税込)
    農園主とその労働者たちの生きる姿を圧倒的な筆致で描き出す名作! 舞台は1960年代スペイン。荘園制の残り香かおるスペイン南西エストレマドゥーラの大農園で、還暦を過ぎ、認知症を患ったアサリアスは暇を出され、義弟の家へやっかいになる。 義弟はすぐれた嗅覚をもち、主人の狩りのお供にと重宝されていたが、ある日、事故で足を骨折してしまう。義弟のかわりにアサリアスがお供をするも、いつもどおりとはいかない。 狩りの調子は振るわず、苛立った主人が怒りをぶつけた先は……
  • ブラッディ・カンザス

    ブラッディ・カンザス

    小説・文芸
    -
    1巻2,530円 (税込)
    グルリエ、フリーマントル、シャーペンの三家族がカンザスのコー・ヴァレーにやってきたのは、1855年のことだった。それ以来、三つの一族は隣人として生活してきた。ある時は奴隷解放に抗う者たちの襲撃を受け、またある時は疫病や旱魃といった大自然の猛威にさらされながらも、大地とともに、愛憎を紡ぎながら。歳月が過ぎ、フリーマントル家の屋敷は当主を失って無人になった。シャーペン、グルリエの両家は信教をめぐって対立を続ける。そして、激動の現代において、農場を営む人々といえども、世界と無縁ではいられない。親子の断絶、男女平等、イラク戦争、マスコミ、インターネット……フリーマントル屋敷にニューヨークから新しい住人が引っ越してきたことをきっかけに、人びとの生活に巨大な波紋が起きてゆく……。V・I・ウォーショースキー・シリーズの著者が自らの故郷を舞台に、現代社会でのさまざまな問題を折りこみ、大地に生きようとする人々を重厚かつ華麗に描く野心作。
  • 帝国の亡霊、そして殺人

    帝国の亡霊、そして殺人

    1949年、インド・ボンベイ。共和国化を目前にした大晦日の夜、パーティーの最中に英国外交官ジェームズ・ヘリオット卿が殺された。犯行現場の金庫は空。さらにジェームズ卿の上着からは暗号めいたメモが見つかった。捜査に当たるのはペルシス・ワディア警部。インド初の女性刑事として警察組織の内外で逆境に立たされながらも、明敏な頭脳と不屈の精神で国家を揺るがす大事件の真実に迫る。独立運動の遺恨と共和国化の混沌の只中にあるボンベイを舞台に、女性警部の活躍を描いた歴史ミステリ
  • なぜではなく、どんなふうに

    なぜではなく、どんなふうに

    大学で政治学とグローバリゼーションを講じながら子育てをするイタリア系女性ブルーナは、自立心が強く進歩的だ。しかし医師でもある夫もその両親も保守的で差別と偏見に満ちている。両親に逆らえない夫、性同一性障害の幼い息子……。仕事と家庭の板挟みに苦しむブルーナの人生が教え子のムスリム青年の出現で覆る。そして彼の突然のISISへの出立。人種差別、性差別、移民問題……分断化が進む現代アメリカ社会で生きる彼女の人生が、今を生きる私たちすべての人生に重なり、訴えかけてくる。本書は著者のデビュー作で、イタリアの著名なジャーナリスト(イタリアの表現の自由・報道の自由のシンボル的存在で、『死都ゴモラ』や『コカイン ゼロゼロゼロ』といったノンフィクションで日本でも知られる)ロベルト・サヴィアーノ監修のフィクション&ノンフィクションのシリーズ「弾薬庫(ムニツィオーニ)」叢書の第一弾として刊行された作品である。
  • アマゾン探検記

    アマゾン探検記

    密林を分け奔流と闘い6200キロに及ぶ大アマゾンの流域をくまなく踏査。現地の風俗や習慣、各地の産物や交易品の数々を紹介した臨場感溢れる探検記の名著。ナビゲーション:関野吉晴。
  • 澁澤龍彦の思考

    澁澤龍彦の思考

    小説・文芸
    -
    1巻2,530円 (税込)
    澁澤の「書く=読む」という行為には、「(仏語の)純粋言語を日本語に よって救い出す」(ベンヤミン「翻訳者の使命」)という運動が働いている。 そのとき、澁澤という「私(わたくし)」性はどこにあるのだろうか。 澁澤の「書く=読む」という行為は「純粋言語」を救出するとともに、 澁澤という「私」性が消滅するのではないかというのが、 筆者が考える澁澤におけるエクリチュール化した「私」の意味である。 このエクリチュール化した「私」は、消滅するとともに 翻訳行為と同様、他者の「純粋言語」にまとわりつく「純粋思考」をも かぎりなくとりこんでいく。 そして最後には、澁澤の博覧強記の「書く=読む」という行為は、 澁澤の「私」性が消滅して、エクリチュールに他者、評者(筆者)まで をもまきこんでいく。 究極的にそこに浮上する澁澤の「思考」とはなにか……それを逐語訳的に 翻訳・抽出していくのが本書の眼目なのである。 【目次】 (第1章)サドの自然 (第2章)『夢の宇宙誌』玩具・天使・アンドロギュノス・世界の終り (第3章)『エロスの解剖』 (第4章)『胡桃の中の世界』
  • 石器時代への旅

    石器時代への旅

    小説・文芸
    -
    1巻2,530円 (税込)
    ニューギニアの奥地で、今なお石器時代に生きる人々と接触することに成功、石斧製作の秘密をつぶさに観察して人類学上に貴重な貢献をした探検の記録。
  • 三階 あの日テルアビブのアパートで起きたこと

    三階 あの日テルアビブのアパートで起きたこと

    小説・文芸
    -
    1巻2,530円 (税込)
    舞台はテルアビブ郊外にある瀟洒な三階建てのアパート。一階の若夫婦は、同階の高齢夫婦に子守りを頼み、良いご近所付き合いをしているつもりでいた。しかし認知症を発症した老人と彼らの九歳の娘に不幸な出来事が襲いかかり、傷ついた夫は一線を超えてしまう――。二階では、不在がちな夫を頼りにできない、若い母親が二人の子どもの育児に追われている。疲労から幻聴や幻覚に悩まされる彼女の前に、義理の弟が現れ、彼女と子どもたちに新しい風を吹き込む。しかし彼は詐欺事件の容疑者として警察に追われていた――。三階には元地方判事の女性が住んでいる。一年前に夫と死別し、若者の市民運動に身を投じるようになった彼女には、人には言えない、断絶してしまった息子との苦い思いがあった――。交わることのなかった一階から三階までの住民が、ある出来事をきっかけに、互いに作用しながら現代イスラエルの大きな変化の波に飲み込まれていく。イスラエルのベストセラー作家が描く、サスペンスフルで、最後には登場人物を解放の光で満たす、感動の物語。
  • 我々の星のハルキ・ムラカミ文学

    我々の星のハルキ・ムラカミ文学

    小説・文芸
    -
    1巻2,530円 (税込)
    ハルキ・ムラカミの文章はいかにして日本から世界=惑星の隅々まで届くのか。 村上春樹は、日本を舞台に日本語で描かれた作品を、日本から世界へ向けて発信し続けている。その意味では「日本のローカルな」作家ではなく、かといって「米国発のグローバルな」作家でもない。この「惑星的思考」ともいうべき村上春樹の世界観を、国内外の村上春樹/ハルキ・ムラカミ研究者が共に検証する珠玉の論考の集成。 【目次】 はじめに「日本」の村上と「惑星」のムラカミ ◉翻訳◉ 第1章  ヨーロッパに浮かぶ二つの月 第2章  村上春樹『国境の南、太陽の西』の新旧ドイツ語訳 第3章  一九八五年の「相棒」とは誰だったのか ◉歴史/物語(hi/story)◉ 第4章 『海辺のカフカ』における時空 第5章  村上春樹作品にみる「神話的思考」と物語の構造 ◉海外作家◉ 第6章 『羊をめぐる冒険』をめぐるゴールド・ラッシュの点と線 第7章  ここは僕の場所でもない ◉紀行◉ 第8章  村上春樹の紀行文と小説における相互影響について 第9章 『ノルウェイの森』誕生の地 ローマ・トレコリレジデンス探訪記 第10章 『海辺のカフカ』を歩く ◉村上春樹関係年譜◉ おわりに 加藤典洋「的思考」と村上/ムラカミ批評の未来
  • 鏡の迷宮 パリ警視庁怪事件捜査室

    鏡の迷宮 パリ警視庁怪事件捜査室

    19世紀、七月革命直後のパリで、下院議員の息子が夜会のさなか、突如身を投げて死んだ。父の遺志を継いで化学者から転身したパリ警視庁の若き警部ヴァランタンは、元徒刑囚で元治安局長のヴィドックの助けを借り、新政権を揺さぶるこの事件を捜査することに!
  • 天国への電話

    天国への電話

    小説・文芸
    3.0
    1巻2,530円 (税込)
    イタリア人作家が、東日本大震災の喪失の傷から立ち直る人々を描く感動作! もうこの世にいない大切な人と心が通じ合えるという「風の電話」。東日本大震災で母と娘を失ったゆいは、最愛の人に話しかけるため電話ボックスを訪れるが言葉が見つからない。そこで、妻を亡くした男性と出会い、親交を深めていくが――。希望と奇跡の感動作
  • シン・論 おたくとアヴァンギャルド

    シン・論 おたくとアヴァンギャルド

    小説・文芸
    3.0
    1巻2,530円 (税込)
    庵野秀明の「シン・」シリーズは、「おたく」の歴史を踏まえた自覚的な「つくり直し」である。その方法と美学の出自を探る、挑発的芸術論。 戦後の「おたく」表現のフェティシズムや美学の出自は、戦時下に狂い咲いたアヴァンギャルドが、戦後、政治的にウォッシュされたものであるというのがぼくの一貫した主張だが、「シン・」シリーズは、 その美学や方法を「正しく」運用し直し、戦後おたく表現を「修正」する試みなのだ。成田亨ウルトラマンの初期デザインの採用などその際たるものだろう。しかし、それは「特撮」とか「アニメ」とか 戦後のジャンルに必ずしも閉じたものでなく、もう少し広い。その「広さ」が重要だ。 (「あとがき」より) ※本データには、図版・注釈への双方向リンクは含まれません。
  • おはしさま 連鎖する怪談

    おはしさま 連鎖する怪談

    小説・文芸
    4.7
    1巻2,530円 (税込)
    八十四日後、満願の日。箸(おはしさま)が願いを叶えてくれる。祝いだろうが、呪いだろうが――。夢の中でひとりずつ死んでゆく小学生。珊瑚の箸に宿る霊神。都市伝説に殺された動画配信者。壮絶な過去を告白する娼婦。決して離れない異形の怪物。恐怖小説の匠・三津田信三が描いた怪異が、海を超え、伝染し、やがて驚愕の真相に辿り着く。日本・香港・台湾の人気ホラー&ミステリー作家が競演!
  • 野生のアイリス

    野生のアイリス

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    2020年にノーベル文学賞を受賞した詩人、ルイーズ・グリュック。 日本で翻訳版のなかった女性詩人の代表作を対訳(英語の詩も掲載)でお読みいただけます。 原書『The Wild Iris』は1993年にピュリッツァー賞詩部門受賞。花をモチーフにした美しい作品集です。 翻訳は、詩人、エッセイスト、ウィートン大学英文学部准教授の野中美峰氏。 原作の世界観を極限まで再現した流麗な翻訳詩をお愉しみください。
  • カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ

    カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ

    小説・文芸
    3.6
    1巻2,530円 (税込)
    フランシスは作家志望の21歳の大学生。かつての恋人のボビーと共にダブリンでポエトリー・パフォーマンスを行っている。二人の才能に目をつけたジャーナリストのメリッサと親しくなるが、フランシスはメリッサの俳優の夫に惹かれていく……。BBCドラマ化決定
  • ばいばい、バッグレディ

    ばいばい、バッグレディ

    小説・文芸
    3.0
    1巻2,530円 (税込)
    高校2年生のあけびは両親をうらんでいた。自分を捨てて台湾で女優の道を進んだ母に、それをよしとしている売れないエッセイストの父に。そんなとき、父親がとんでもない災難を拾ってくる――様々な袋を大量に抱えた老人・バッグレディをマンションに連れて来た!?米国人の著者が日本語で書き上げた青春小説
  • マハラジャの葬列

    マハラジャの葬列

    1920年6月、英国領インド東部に位置する藩王国サンバルプールの皇太子がカルカッタで暗殺された。インド帝国警察のウィンダム警部は、皇太子と同窓生だった相棒で同居人ののバネルジー部長刑事と共に真相を追いサンバルプールへ赴く。だが、王宮の独特な慣習に翻弄されて捜査は難航。しかも、さらなる暗殺事件が起こり、背後には英国諜報機関の影が……歴史ミステリの傑作シリーズ第2弾。ウィルバー・スミス冒険小説賞受賞作。
  • アメリカン・スパイ

    アメリカン・スパイ

    小説・文芸
    3.6
    1巻2,530円 (税込)
    冷戦下、FBIで働く黒人女性のマリーは、ブルキナファソのカリスマ的リーダー、トマ・サンカラを罠にかける任務を言い渡される。しかし、スパイとしてサンカラに近づくうちに、彼女の信念は揺らぎ始め……。史実を元に、一人の女性の生き様を描く、歴史スパイ小説
  • 新編 志樹逸馬詩集

    新編 志樹逸馬詩集

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    曲った手で 水をすくう  こぼれても こぼれても  みたされる水の  はげしさに  いつも なみなみと  生命の水は手の中にある  指は曲っていても  天をさすには少しの不自由も感じない  (「曲った手で」) 大きな困難の中にあって、生きることの喜びと光を求め続け、言葉を紡ぎ続けた伝説の詩人。 キリスト教信仰に裏打ちされたひたむきで純粋なことばたち。長く入手困難だった詩作品が、ついによみがえる。 これまでに刊行された二冊の詩集『志樹逸馬詩集』(方向社、1960年)、『島の四季』(編集工房ノア、1984年)に収録された全詩に加え、遺稿ノートから未公刊の詩を選んで編む。 付録の投げ込み栞(若松英輔、込山志保子執筆、8ページ)を電子版では巻末に収録しました。 【もくじ】 詩集『島の四季』 詩集『志樹逸馬詩集』 未公刊詩選 解説(若松英輔) 年譜(込山志保子) 栞(若松英輔、込山志保子)
  • レイラの最後の10分38秒

    レイラの最後の10分38秒

    小説・文芸
    4.2
    1巻2,530円 (税込)
    1990年、トルコ。イスタンブルの路地裏にあるごみ箱の中で、娼婦が息絶えようとしていた。死後も続く10分38秒間の意識の中で、彼女は、5人の友人とひとりの最愛の人と過ごした日々を思い出す。居場所のない街の片隅でみつけた、汚れなき瞬間を映し出した物語
  • 余生と厭世

    余生と厭世

    小説・文芸
    3.5
    1巻2,530円 (税込)
    七十二歳の誕生日で引退することを決めた精神科医のもとに、最後の新患が現れる。希死念慮と自殺の衝動に苦しむ彼女とカウンセリングを重ねるなかで、精神科医は自らの人生と老いや死へのおそれを見つめなおす。デンマーク人心理学者が静謐な筆致で描く小説
  • イエスの学校時代

    イエスの学校時代

    小説・文芸
    3.2
    1巻2,530円 (税込)
    少年ダビードはシモンとイネスの庇護のもと、言葉を学び、友を作った。犬のボリバルも健在だ。やがて少年は七歳になり、バレエスクールへ入学する。ダンスシューズを履いた彼は、徐々に大人の世界の裏を知る――成長とは? 親とは? クッツェーの新境地!
  • キュー

    キュー

    小説・文芸
    3.2
    1巻2,530円 (税込)
    平凡な医師の僕が突然拉致された先では、世界の趨勢を巡る暗闘が繰り広げられていた。その中心には、長年寝たきりのはずの祖父がいるという。そして明かされる祖父の秘密、それは人類を一つに溶かすという使命なのだが――超越系文学の旗手がその全才能を注ぎ、Yahoo!JAPANでの同時連載も話題となった、芥川賞受賞第一作。
  • 赤い髪の女

    赤い髪の女

    小説・文芸
    3.6
    1巻2,530円 (税込)
    ある晩、父が失踪した。少年ジェムは、金を稼ぐために井戸掘りの親方に弟子入りする。厳しくも温かい親方に父の姿を重ねていたころ、1人の女に出会う。移動劇団の赤い髪をした女優だ。ひと目で心を奪われたジェムは、親方の言いつけを破って彼女の元へ向かった。その選択が彼の人生を幾度も揺り動かすことになるとはまだ知らずに…。 父と子、運命の女、裏切られた男……いくつもの物語が交差するイスタンブルで新たな悲劇が生まれる。ノーベル文学賞作家の傑作長編。
  • 何があってもおかしくない

    何があってもおかしくない

    小説・文芸
    4.2
    1巻2,530円 (税込)
    生まれ育った田舎町を離れて、都会で作家として名をなしたルーシー・バートン。17年ぶりに帰郷することになった彼女と、その周囲の人々を描いた短篇9篇を収録。卓越した短篇集に与えられるストーリー賞を受賞した、ピュリッツァー賞作家ストラウトの最新作!
  • 昏い水

    昏い水

    知的で辛辣、自由を重んじ、七十代のいまも仕事のため遠方まで車を走らせるフランチェスカ、病床にあるどこか憎めない元夫、高級老人ホームで悠々自適の女友だち、恋人を突然亡くした息子が身を寄せるカナリア諸島のゲイの老カップル……。いかにも英国的なユーモアをちりばめながら、人生の終盤を生きる人々を描く長篇小説。
  • ぼくらが漁師だったころ

    ぼくらが漁師だったころ

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    ロサンゼルス・タイムズ文学賞受賞。デビュー作にしてブッカー賞最終候補に選出された傑作長篇。ナイジェリアの小さい町に暮らす四人兄弟。厳しい父が不在の隙に兄弟は学校をさぼって魚を釣りに行く。しかし川のほとりで出会った狂人は、長男が兄弟の誰かによって殺されると予言した――九歳の少年の視点で生き生きと語られる、闇と笑いに満ちた悲劇の物語

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