宮尾與男の作品一覧
「宮尾與男」の「きのふはけふの物語 全訳注」「醒睡笑 全訳注」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「宮尾與男」の「きのふはけふの物語 全訳注」「醒睡笑 全訳注」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
日本大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。『上方舌耕文芸史の研究』、『道ゆく大神楽 獅子舞と曲芸の芸能史』などの著書がある。
Posted by ブクログ
時代が違って文化的背景もわからないと面白いとは思わない話が多いと思う。自分でも理解できるダジャレが多いのは救いだが。
あとは昔に『日本笑い話』のようなタイトルの本を読んだが、そこに書かれていた話の出典がこの本みたい。懐かしい話が結構あった。
ちなみに青海苔をまぶした炒り豆の菓子を出された秀吉が細川藤孝に「どう詠む」と問い、「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむす豆」と答えたエピソードも出典はこれ。
個人的に気に入って覚えている話が、白い犬を飼っている人が二十四と呼んでおり、理由を聞くと「白く(四六)ございますので」と答えたと。まぁダジャレなんだけど、それを聞いた人も白い犬を飼って二
Posted by ブクログ
・宮尾與雄訳注「きのふはけふの物語 全訳注」(講談社学術文庫)は私が初めてきちんと読んだ笑話集と言へさうである。「醒睡笑」等もそれなりには読んだが、かうして1冊、最初から最後まで通して、しかも注つきでは読んでゐないはずである。本書は「きのふはけふの物語」本文とその口語訳に注と鑑賞ついたものである。古典も近世初期あたりまでくるとかなり読み易くなり、ほとんど注なしでも読めたりするのだが、それでもやはりよく分からない語や内容はあるもので、そのやうな時にはこれらが大いに役立つ。誠にありがたい。至れり尽くせりといふ感さへある。ただ、それでもなほかつ問題はある。その中身、内容である。「解説」にかうある、こ