作品一覧

  • 記憶と記録にみる女性たちと百年
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    1巻2,200円 (税込)
    世界が急速に変化を遂げる激動の20世紀、女性と社会のあるべき姿を模索して、人生を懸けた女たちがいた。 公正な社会を求め格闘する彼女たちの百年の歩みと、装いに映し出される社会のありようから、中東・イスラーム地域と現代世界の歴史と現在を炙り出す。
  • シェルフ・ライフ カイロで革新的な書店を愛し育て、苦悩した記録
    4.5
    1巻2,970円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2000年に入る頃、数十年にわたる社会主義の失敗により、出版や流通、 書籍販売が疲弊しきっていたエジプト。書店を開くことなど不可能だと 思われた時代に、彼女は小さな書店「Diwan(ディーワーン)」を始めました。女性店主はあらゆる困難に直面しますが、それでもエジプトを代表する独立系書店チェーンへと成長を遂げます。 西欧と中東が出合うカイロで、それぞれの文化を共存させ、後世に伝えるということ、読書家や女性たちの心安らぐ場所であるということ。書店としての使命をまっとうすべく、彼女は闘います。分断されたこの世界を変え、希望をつなぐために。 これは、一冊分ず つ、世界を変えていこうとした、カイロの革新的な書店主の実話の物語です。
  • イスラームからつなぐ1 イスラーム信頼学へのいざない
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    1巻4,180円 (税込)
    世界の分断と対立を乗り越えるために―― コネクティビティと信頼を鍵として、イスラーム文明の知を可視化する シリーズ刊行開始! 「イスラーム的コネクティビティに基づいた信頼構築」とはいかなるものなのか。国家体系や経済、境域における翻訳と規範の変容、思想と戦略知の展開、移民が形成するコミュニティ、紛争地域での平和構築、人文情報学の可能性といった切り口から全8巻のシリーズのねらいを総合的に論じる。 【主要目次】 序章 イスラームから考える「つながりづくり」と「信頼」――今後の世界を見通す鍵として(黒木英充) 第1章 瀬戸内から世界に広がるつながり――ある日本人ムスリムの足跡をたどる(岡井宏文) essay1 他者を理解するために必要なこと――幕末の「日本人」のイスラーム経験から(黒田賢治) 第2章 多様なひとびとをつなぐ翻訳――イスラームの各地への展開と知の伝達(野田 仁) 第3章 異なることばをつなぐ言語――インド洋世界におけるウルドゥー語の役割(須永恵美子) 第4章 未来を拓くイスラーム経済のつなぐ力――その思想と歴史から学ぶ(長岡慎介) 第5章 イスラームで国をつくる――宗教・国家・共同体(近藤信彰) essay2 宗教がひしめきあう都市で人がつながる――18世紀イスタンブルの公衆浴場から(守田まどか) 第6章 不信から生まれる信頼――モロッコ、ベルベル人の「寛容」を中心に(池田昭光) essay3 信頼と不信が垣間見えるとき――シリアで見聞きしたこと(黒木英充) 第7章 信頼のためのイスラーム思想と戦略――現代南アジアにおける政治運動の正当化(山根 聡) essay4 中東で政治的な信頼をはかる――イラクでの世論調査から考える(山尾 大) 第8章 神の教えの実践とヴェール――信頼から信仰を読み解く(後藤絵美) 第9章 「テロリスト」に対する暴力による解決と信頼のゆくえ――フィリピンからの問い(石井正子) 第10章 見えないつながりを描き出す――デジタル人文学の可能性(熊倉和歌子) essay5 保育園で「つながり」を考えてみた――双方向的探究から広がる新しい世界(太田(塚田)絵里奈) 付録 文献リストとサイト案内(荒井悠太)

ユーザーレビュー

  • シェルフ・ライフ カイロで革新的な書店を愛し育て、苦悩した記録

    Posted by ブクログ

    全くノーチェックだったのだけれど、本屋さんの棚で気になって手に取った。そういう出会いを作ってくれるのが、リアル本屋さんのいいところだよね、やっぱり。

    エジプト・カイロで、女性が、モダンな本屋さんを作り経営する。もちろん知らないことがたくさんで面白いのだけれど、どこもそうなのねーと思うところもあり。うまくいったことも、失敗して苦悩したことも少なくないだろうけれど、そうだよ、次はもっとうまく失敗しよう、と思えたらいい。

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    2024年01月10日
  • シェルフ・ライフ カイロで革新的な書店を愛し育て、苦悩した記録

    Posted by ブクログ

    この本は、性別や文化的背景など様々なハードルを乗り越えて、書店を根付かせることに成功した著者の記録である。単なる経済的成功を超えて、読書文化が希薄な地域で、読書の楽しみを浸透させたそのことが彼女達の真の成果ではないだろうか。
    第一章の最後にジャネット・ウィンターソンの言葉が引用されている。「自分自身と自分の世界がちょうどよい大きさであること、そして自分も自分の世界もその範囲は決して固まっていないことを知っておくのは、人が生き方を考える時に貴重な手がかりになるだろう。」この言葉は、他者との関わりの中で主張し、妥協し、そして新しい何かを作っていくのに非常に大切なことだと、この本を通して実感すること

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    2023年09月23日

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