潜水鐘に乗って

潜水鐘に乗って

2,970円 (税込)

14pt

3.7

【サマセット・モーム賞受賞、ホリヤー・アン・ゴフ賞受賞】48年ぶりに夫と再会するため、旧式の潜水鐘で海にはいっていく老婦人(表題作)、身体が石になる予兆を感じた女性が過ごす最後の一日(「石の乙女たち」)、やがて巨人になる少年と、人間の少女のなにげない日常のひととき(「巨人の墓場」)、数百年を生き、語るべき話を失いながらも再び物語を紡ごうとする語り部(「語り部(ドロール・テラー)の物語」)……妖精、巨人、精霊、願い事をかなえる木、魔犬……さまざまな伝説や伝承がいまなお息づく現代の英国コーンウォール地方を舞台に、現実と幻が交錯する日々をあるがまま受け入れ、つつましく暮らす人々の姿を、新鋭ルーシー・ウッドが繊細かつ瑞々しい筆致で描く12編を収録した短編集。/【目次】潜水鐘に乗って/石の乙女たち/緑のこびと/窓辺の灯り/カササギ/巨人の墓場/浜辺にて/精霊たちの家/願いがかなう木/ミセス・ティボリ/魔犬(ウイシット)/語り部(ドロール・テラー)の物語/訳者あとがき=木下淳子

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潜水鐘に乗って のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『潜水鐘に乗って』
    著者 ルーシー•ウッド
    訳者 木下淳子 

    この本は、ルーシー・ウッドの出身地である、英国コーンウォール地方のさまざまな伝説や伝承を元に紡がれた12の短編集になっています。
    イングランドのコーンウォールという、その国、その地、独特の物語があります。
    装丁画の持つ雰囲気と解説に惹か

    0
    2024年07月19日

    Posted by ブクログ

    短編集12編
    イギリス,コーンウォール地方の伝承などを元にして幻想と現実が混じり合ったような味わいの物語.家に住み着く精霊や変身譚など変化に富む内容.少しわかりにくいのや,単に認知症なのでは?というのもあるが,面白かった.
    鐘の潜水艇に乗って50年も前に海の底に沈んだ夫を探す表題作,孫オスカーと洞窟

    0
    2024年10月02日

    Posted by ブクログ

    イギリスの幻想小説ですね。
    作者はルーシー・ウッドさん、イギリスのコーンウォール出身。この作品がデビュー作です。サマセット・モーム賞、ホリヤー・アン・ゴフ賞を受賞。
    訳は木下淳子さん翻訳家。
     木下淳子さんが、原書を読まれて是非とも日本で出版したいと形になった本です。木下淳子さんは訳出するにあたって

    0
    2024年08月04日

    Posted by ブクログ

    理屈で読んではいけない一冊。「浜辺にて」くらいまではあまりの謎世界ぶりに混乱してばかりだったが、訳者あとがきを読んでようやく、英国風の妖怪奇譚と捉えればよいのだとわかった。それにしてはどれもこれも、人間の女性の寂寥感に溢れすぎているのだが。

    0
    2024年07月31日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ディケンズの「大いなる遺産」のピップの故郷が思い浮かぶような背景で描かれる「魔犬」が特に印象に残った。孤独な雰囲気をまとう父と娘が、ある夜、寒く暗い荒地を歩いて流星群を見に行く…その情景が切ないほど美しいと思った。

    0
    2024年12月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ルーシー・ウッドの短編集。本邦初訳。
    表紙が良く、ジャケ買い。

    ジャンル的には幻想文学か。コーンウォールに伝わる伝承が日常に溶け合っており、不思議な余韻を残す短編が多い。
    非常に良い作品もあったのだけど、いかんせん文章が入ってこないことが多かった。霧の中を彷徨う読み応えなら良いのだが、どちらかとい

    0
    2024年01月28日

潜水鐘に乗って の詳細情報

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