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初老のフォーチュン氏は宣教師として南の島に行くが布教はままならず、美少年ルエリだけが改宗者となった。二人は幸福な日々を過ごすが……。20世紀イギリス小説個性派セレクションシリーズの第2弾。
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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 タイトルが示すとおり、「君が代」論考から和歌の発生、阿倍仲麻呂の歌、漢詩の五言詩の起源の問題までと、和漢の文学の源流に及ぶ内容を扱う。この書で取り上げられた問題は、いずれも文学の基本に根ざす重要なものばかりで、それを斬新な切り口によって核心に迫る。 /序 第一章 「君が代」考 第二章 「君が代」九州王朝讃歌説批判―志賀海神社の神楽歌に寄せて― 第三章 阿倍仲麻呂の歌―古田武彦説批判― 第四章 和歌の発生について 第五章 漢詩・五言詩の発生について
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「戦争は過ぎた。歴史の深刻な動乱は昨日の悪夢のやうである。……われわれは忘れてはならない――われわれの過誤と弱さとを。われわれは絶望してはならない――なぜなら人間性実現の新しい仕事が我々の心と手との営みを待つてゐる。」片山敏彦『詩心の風光』は、みすず書房が世におくった最初の出版物として、1946年7月1日に刊行されました。凸版印刷、一万部、定価は20円。当時の社名「美篶書房」は、本書の序にも、創業者・小尾俊人の名とともに記されています。1945年12月の創業から今年で60年、微力ながらも今日まで出版活動を持続できましたのも、ひとえに読者の皆様のご支援の賜物であり、心より御礼申し上げます。出版点数も3600点を数えることができました。この記念の年を締めくくるにあたり、出版の基本理念と創業時の精神の息吹をとどめたく、ここに新版を刊行するしだいです。
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※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 沿海州ゴリド族の古老,デルスウ・ウザーラ。かずかずの探検行のなかで,彼が発揮する不思議なカンと超論理的なひととなりの魅力。その悲劇的最期によって,デルスウはソ連児童文学の英雄として親しまれている。
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※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 ササン朝ペルシアの英雄バハラーム王の生涯と,彼をめぐる7人の美妃がそれぞれに語る濃艶,絢爛,美麗,怪奇,多情,幻想的な物語をうたいあげた一大叙事詩。ペルシア文学の傑作を原典から初訳。
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※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 第一次世界大戦下,トルコに圧迫されていたアラビア民族のために,一考古学者のロレンスは立ちあがり,ゲリラ戦によって勇名をはせる。親友が語るその波瀾にみちた半生記。
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※本書は以下4タイトルを収録した電子書籍合本版です。 <収録タイトル> ・『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』 ・『響け! ユーフォニアム 2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏』 ・『響け! ユーフォニアム 3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機』 ・『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話』 北宇治高校吹奏楽部は、過去には全国大会に出場したこともある強豪校だったが、顧問が変わってからは関西大会にも進めていない。しかし、新しく赴任した滝昇の厳しい指導のもと、生徒たちは着実に力をつけていった。実際はソロを巡っての争いや、勉強を優先し部活を辞める生徒も出てくるなど、波瀾万丈の毎日。そんななか、いよいよコンクールの日がやってくる――。少女たちの心の成長を描いた青春エンタメ小説。 ※この物語はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
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シャルリ・エブド事件やパリ同時多発テロ事件後のフランス。パリ郊外の低所得者層の住む団地で、若者たちに取り囲まれ威嚇された警官が恐怖のあまり発砲、青年が死亡するという事件に発展したことが始まりだった。「警官による移民の虐殺」というマスメディアの報道により、すべてが誇張され、移民たちに共感を寄せる市民たちの警察への抗議、被差別意識を抱いていた者たちの復讐心からの暴力行為、それに乗じるテロリストたちの活動……。激化した暴動やテロ行為はフランス全土に広がり、警察機構も公共サービスも機能しなくなり、すべては混沌のなかに。ミシェル・ウエルベックが「明日の論客」と評価している著者による、今、世界のどこにでも起こり得る国家崩壊の危機を描いた衝撃作。
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画商に修復の腕を見込まれ、ある富豪の弁護士が所有する17世紀オランダ女流画家の作品の贋作をひそかに制作し、心ならずも絵画窃盗に加担してしまった女子画学生。私立探偵を雇って彼女の存在を探り出したその弁護士は、罪を暴き、大切な絵を取り戻そうと、彼女に近づくが、彼女の絵に対するひたむきさと知識の深さに敬意を抱くようになる。そして彼女は、絵を愛する、自分とは別世界に住む大人の男に惹かれ始めたが……。40年以上の時が流れ、過去を封印し罪の意識におののきながら、美術史学者として活躍する彼女の前に、自身の手になる贋作と新作がそろって出現した! いったいなぜ? 17世紀の女流画家と現代の女性学者、それぞれの愛と喪失と苦悩が時代を超えて呼応する。絵画贋造の技法も、複雑に絡み合う人間関係も、ミステリアスで美しい光のなかに見事に描きあげられた情感溢れる物語。
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イギリス全土で3年にわたって異常な干魃が続いているにもかかわらず、“わたし”がいる農場〈泉〉にだけは雨が降り、草木が青々と茂っている。“わたし”はここで自宅監禁生活を送ることになった。〈無個性〉〈3〉〈ボーイ〉と名付けた男たちに常に監視され、行動を厳しく制限されながら孤独に暮らす“わたし”を、殺人事件の記憶が苦しめる。なぜ家族も友人も失うことになったのか? 自分は何をしてしまったのか? “わたし”は精神のバランスを崩すほど思い悩みながら〈泉〉での生活をふりかえり、殺人犯をつきとめようとする――。異様な状況下で傷ついた女性の、追憶と再生の物語。/解説=川出正樹
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マドリッドの出版社に勤める編集者マリア。独身の彼女が、毎朝カフェで見かける理想のカップルと思える夫婦がいた。彼女は二人を見ては、幸せな気分で出勤するのだった。裕福そうな夫とカジュアルな装いが似合う妻は、子供を学校に送り出してから二人で朝のひとときを過ごしているらしい。しかし、ある日、出張から帰ったマリアが久しぶりにカフェに行くと、二人の姿はなかった。そして、恐ろしい事件があったことを彼女は知る。あの夫がホームレスに突然殺されたのだ! しばらくして、未亡人ルイサと知り合ったマリアはルイサと親しい、亡くなった夫の親友だった男に恋をする。しかし、彼の気持ちはルイサにしか向いていなかった。そしてある日、マリアは、彼の驚くべき秘密を知ることになる。あの事件は通り魔殺人ではなかったのか? 三角関係の清算だったのか? それとも……? 現代スペインを代表する作家で、ノーベル賞候補と目される著者による愛と死と罪をめぐる哲学小説。
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ピエール・ルメートルが放つ傑作ミステリ、カミーユ警部シリーズの三部作を合本に! あなたの予想を全て裏切る究極のサスペンス! 「悲しみのイレーヌ」 異様な手口で惨殺された二人の女。カミーユ・ヴェルーヴェン警部は部下たちと捜査を開始するが、やがて第二の事件が発生。カミーユは事件の恐るべき共通点を発見する……。ミステリ賞4冠に輝く衝撃作。あまりに悪意に満ちた犯罪計画――あなたも犯人の悪意から逃れられない。解説・杉江松恋 「その女アレックス」 おまえが死ぬのを見たい――男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが……しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。イギリス推理作家協会賞受賞作。 「傷だらけのカミーユ」 カミーユ警部の恋人が強盗に襲われ、瀕死の重傷を負った。一命をとりとめた彼女を執拗に狙う犯人。もう二度と愛する者を失いたくない。カミーユは彼女との関係を隠し、残忍な強盗の正体を追う。イギリス推理作家協会賞受賞、痛みと悲しみの傑作ミステリ。解説・池上冬樹
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浅草の一角で、町並みに溶け込むかのように佇む栗丸堂。若い主人は最近店を継いだばかりらしく、栗田仁という。精悍にすぎる容貌で、どこか危なっかしいが腕は確か。 店を応援しようと顔馴染みが紹介したのが、和菓子のお嬢様こと葵だった。可憐な容姿だが、怪しすぎる通り名に警戒する栗田。出会いはいまいちだったが、彼女との出会いが栗田の和菓子を大きく変えることになる。 思いもよらぬ珍客も訪れるこの店では、いつも何かが起こる。和菓子がもたらす、今日の騒動は? ここでは変わらぬ温かい下町の風景が残っている。にぎやかなひとときを合本版でお届け。 ※本電子書籍は、『お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂』全5巻を1冊にまとめた合本版です。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
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●ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫 「この猫が怖くてたまらない」 おとなしい動物愛好家の「私」は、酒に溺れすっかり人が変わり、可愛がっていた黒猫を虐め殺してしまう。やがて妻も手にかけ、遺体を地下室に隠すが…。戦慄の復讐譚「黒猫」他「アッシャー家の崩壊」「ウィリアム・ウィルソン」「赤き死の仮面」といった傑作ゴシックホラーや代表的詩「大鴉」など14編を収録。英米文学研究の第一人者である訳者による解説やポー人物伝、年譜も掲載。 あらゆる文学を進化させた、世紀の天才ポーの怪異の世界を堪能できる新訳・傑作選! ●ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人 本作がなければ、ホームズもポワロも金田一も生まれなかった――世界初の推理小説「モルグ街の殺人」。パリで起きた密室母娘惨殺事件の謎を名探偵デュパンが華麗に解き明かす。同じく初の暗号解読小説「黄金虫」や、最高傑作と名高い「盗まれた手紙」、死の直前に書かれた詩「アナベル・リー」など傑作を全11編収録。ポーの死の謎に迫る解説や用語集も。世紀の天才の推理と分析に圧倒される新訳! ミステリーの原点がここに。 ●ポー傑作選3 ブラックユーモア編 Xだらけの社説 ポーの真骨頂はブラックユーモアにあり!?――いがみあう新聞社同士の奇妙な論争を描く「Xだらけの社説」、大言壮語が嵩(こう)じて地獄の門が開く「悪魔に首を賭けるな」、ありえないはずのことが起きる科学トリック「一週間に日曜が三度」。ダークな風刺小説や謎解き詩、創作論など知られざる名作を23編収録。巻末には「人名辞典」「ポーの文学闘争」他、ファン待望の論考が100頁超。訳出不可能だった言葉遊びを見事に新訳した第3弾! ※本作品は『ポー傑作選』シリーズ全3巻を収録しています。
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戦争をはさみ四半世紀をアメリカに暮らして,戦後日本に新しい女性観を持ち帰り,「主婦論争」を起こした石垣綾子.行動的な日本女性のみた第二次大戦直後のNY知識人,友人スメドレー,老舎ら中国人,国吉康雄や夫・栄太郎ら日系人は,冷戦期への道筋をいかに生きたか.日米関係史の断面を証言する激動の6年間の日記. ※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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「まぬけのウィルソン」は、指紋採集を趣味とする弁護士が、黒人と白人の取替え、そして殺人事件に至る悲喜劇を解決するミステリー作品の原点。「かの異形の双生児」は、奇形のイタリア貴族が米国で巻き起す南北戦争時代のコミカル劇。
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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「こざかしい人間と偽善者と口先ばかりの小才子がはびこる今の世の中で、ともすれば見失われがちな大切なことをハズリットは私たちに思い出させてくれる。それは、この世から何が失われようと、偉大な気高いものを消し去ることは誰にもできない、そしてそれを探し求め、いつくしむことこそ、私たちの人生を実り多いものにする、ということである。」(R・H・ブライズ)
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性と生殖への渇望が孤独と狂気を生む 13人の少女の妊娠騒動に揺れる高校と、夜の海で災難に遭う沿岸警備隊員を描く「総員」。夜ごと鹿に変身してしまうことを夫にどう打ち明けたものか悩む妻は……「獣」。爆弾魔の逮捕に執念を燃やし、爆弾ロボットを丹精こめて開発した男がたどる運命は……「愛の機械」。母親という自身の立場になじめず、周囲のなにもかもが不確かで、暗闇になにかが潜んでいるのではないかと恐怖に駆られる女性を描く傑作「ラブストーリー」。不妊の悩みを抱えるノーマが同じ名前を持つ“ダーティノーマ”と出会い、苛立ちを募らせていく「ストーリー・オブ」と、同じ主人公、ほぼ同じ場面から始まりながら、少しずつストーリーがいびつにずれていく連作短篇「ストーリー・オブ・オブ」。 暗く切実な感情が渦巻く出来事を、凝った構成、不気味な筆致で描き出す。一見落ち着いた日々のなか、満たされない思い、人生に対する葛藤や社会への諦念を抱く人々の孤独と狂気がリアルに迫る、ダークでシュールな十篇。 作家は米国出身、本短篇集はペン/フォークナー賞最終候補、NPR年間最優秀図書に選出され、高く評価されている。 [目次] ストーリー・オブ 総員 獣 黄色 殺戮者コルテス 家が傾きはじめた 愛の機械 ラブストーリー ウォンパム ストーリー・オブ・オブ 謝辞 訳者あとがき
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サルマン・ラシュディ推薦! ドラキュラ、アリス、赤ずきん、ファウスト、スーパーマン……古今東西の伝説や文学作品に描かれた登場人物たちをめぐる、『図書館 愛書家の楽園』の著者による最新エッセイ集。 タイトルは「はしがき」の冒頭、『鏡の国のアリス』のユニコーンとアリスの会話に出てくるFabulous Monstersより。著者が子供の頃から心惹かれてきた童話、小説、神話、伝承に登場するモンスター=異形の、もしくは人間離れした、あるいは一筋縄ではいかないキャラクターたちと、その背後に広がる驚くべき文学世界が綴られる。 「人は同じ本を二度読むことはない」とは、時間についてのヘラクレイトスの警句をもじったものだが、作者によって生命を吹き込まれた登場人物たちは、私たちが読み返すたびにページを通して新たな真理を見せてくれる。それぞれのキャラクターが帯びる普遍性に気づかされると同時に、各章で言及される数々の作品も読んでみたくなる。ホールデンではなく妹のフィービー、ハックルベリー・フィンではなく逃亡奴隷のジム、孫悟空ではなく沙悟浄、ハイジではなく祖父に注目するなど、独特の視点も魅力。装画と各章のイラストは著者自身が手がけたもの。 [目次] はしがき ムッシュー・ボヴァリー 赤ずきんちゃん ドラキュラ アリス ファウスト博士 ガートルード スーパーマン ドン・フアン リリス さまよえるユダヤ人 眠れる森の美女 フィービー 性真 逃亡奴隷ジム キマイラ ロビンソン・クルーソー クィークェグ 独裁者バンデラス シデ・ハメーテ・ベネンヘーリ ヨブ カジモド カソーボン サタン ヒッポグリフ ネモ船長 フランケンシュタインの怪物 沙悟浄 ヨナ 人形のエミリア ウェンディゴ ハイジのおじいさん かしこいエルゼ のっぽのジョン・シルヴァー カラギョズとハジワット エミール シンドバッド ウェイクフィールド 謝辞 訳者あとがき 出典
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老書店員と少女が織りなす現代のメルヒェン 本を愛し、書物とともにあることが生きがいの孤独な老書店員が、利発でこましゃくれた九歳の少女と出会い、みずからの閉ざされた世界を破られ、現実世界との新たな接点を取り戻していく物語。 老舗の書店〈市壁門堂〉に勤めるカール・コルホフは、特定の顧客にそれぞれの嗜好を熟知したうえで毎晩徒歩で注文の本を届け、感謝されている。カールは顧客たちをひそかに本の世界の住人の名前(ミスター・ダーシー、エフィ・ブリースト、⾧靴下夫人、朗読者、ファウスト博士など)で呼び、自らの暮らす旧市街を本の世界に見立て、そこで自足している。 ある日突然、シャシャと名乗る女の子がカールの前に現れる。ひょんなことからカールの本の配達に同行するようになり、顧客たちの生活に立ち入り、カールと客との関係をかき乱していく…… 歩いて本を配達するふたりの珍道中と、曲者揃いの客たちとの交流、そして思いがけない結末を迎えた後はほのぼのとした読後感に包まれる。読書と文学へのオマージュといえる、いわば現代のメルヒェンのような作品。 二〇二〇年の刊行後、ドイツで一年以上にわたりベストセラーの上位を占め、六十万部を記録した。現在、三十五か国で翻訳されている。 【目次】 第一章 独立の民 第二章 異邦人 第三章 赤と黒 第四章 大いなる遺産 第五章 言葉 第六章 未知への痕跡 第七章 夜の果てへの旅 謝辞/訳者あとがき
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フェミニズムを目撃する新しい紀行文学 「女性、命、自由!」デモの叫びが響くテヘランで、ニコラ・ブーヴィエの名著をたどり直す冒険が始まる──。 『世界の使い方』は〈僕〉にとって聖典のような存在だ。彼が旅した景色を自分で確かめるのが長年の夢だった。パリからテヘランに向かう飛行機では、一睡もできなかった。携帯電話にフランス外務省からの着信があり、イランで監禁される危険性を告げられていたからだ。 22歳のクルド人女性が、「不適切な服装」を理由に道徳警察に逮捕され殺害された……マフサ・アミニ事件をきっかけに、イラン全土で抗議運動が起きていた。そのデモ活動に参加した、同じくZ世代で16歳のニカ・シャカラミも被害に遭う。女性たちが髪を風になびかせながら抑圧に立ち向かう姿を目撃し、〈僕〉は、イランの過酷な現実を突きつけられる。砂漠が広がる大地の上、「死者の背後では千の心臓が鼓動する」。 テヘランからエスファハーン、ペルセポリスを経てザーヘダーン、サッゲズに至る縦断記は、傷ついた世界を生きる者のため「世界の傷口」に命がけでペンを差し入れる新しい紀行文学。アカデミー・フランセーズ賞受賞の作家の日本デビュー作。
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理不尽と闘った一人の女性の勇気の物語。 1960年代、シチリアの保守的な小村。「女は水差しだから、割った人のところにもらわれていくもの」と母親に擦り込まれた少女オリーヴァは、初潮を迎えてからは「純潔を守るため」に、地元の風習と母の教えに従い男子との交流を避け、学校も辞め家のなかで過ごしていた。しかし裕福な菓子店の息子に目をつけられ、16歳の誕生日に誘拐され性暴力を受けてしまう。当時の刑法第544条により、加害者の男はオリーヴァと結婚することで罪が放免されることになる。結婚を迫る男や周囲からの圧力に追い詰められるオリーヴァ。やがて友人や支援者との励ましに自分の本心に気づき、法廷でこの理不尽に「ノー」を突きつけることを決意する。 『「幸せの列車」に乗せられた少年』のベストセラー作家が実話に想を得て描いた、一人の女性の勇気と尊厳の物語。
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1800年、アンリ・ベール(ことスタンダール)はナポレオン戦争に従軍し、後年このときの記憶を書きとどめた。第一次世界大戦が間近い、不穏の気配ただよう1913年には、ウィーンからヴェローナ、リーヴァに向かったドクター・K(ことカフカ)が日記をのこした。1980年、カフカの足跡を追って同じ旅をした語り手の〈私〉は、死と暴力の予感におののいてヴェローナから逃げ帰った。その7年後、当時の記憶を書き記そうとかつての道をたどり直し、最後に自分が捨てた故郷に立ち寄った。 〈私〉の旅、カフカの旅、スタンダールの旅―時を超えて重なり合う旅のどこにも、永遠の漂泊者「狩人グラフス」が影を落とす。さまざまなものや人が響き合い、時間と場所を越えて併存する。本書はゼーバルト初の散文作品であり、「ベール あるいは愛の面妖なことども」「異郷へ」「ドクター・Kのリーヴァ湯治旅」「帰郷」の4篇を収録。 「たえず動いている乗り物のなかの想念に似て、消えては結び、やってきてもつれ合い、断続して定めがたい。つまりはもっとも現代的な散文表現というものだ」。池内紀氏による巻末の解説「言葉の織物」から引用。
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第13回電撃小説大賞《大賞》を受賞し、数多の少年少女と、少女の心を持つ大人達の魂に触れた伝説の物語『ミミズクと夜の王』をはじめとした人喰い三部作・全4作の完全版が合本版で登場! 【人喰い三部作・第一部】 『ミミズクと夜の王 完全版』~いまだ語り継がれる、電撃小説大賞から生まれた伝説の傑作~ 魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。願いはたった、一つだけ。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」 加筆修正の末、ある結末に辿り着いた外伝『鳥籠巫女と聖剣の騎士』を併録。 『毒吐姫と星の石 完全版』~『ミミズクと夜の王』姉妹作~ 全知の天に運命を委ねる国ヴィオン。占により下町に捨てられ、呪いの言葉を吐いて生きる姫がいた。隣国に嫁げと強いられた少女を迎えたのは、夜の王に祝福を受けた、異形の手足を持つ王子だった。書き下ろし番外編「初恋のおくりもの」で初めて明かされるある想い。 【人喰い三部作・第二部】 『MAMA 完全版』~二つ目の人喰い物語~ 魔術の才には恵まれなかったトトは、神殿の奥に迷い込んだ。そこには、数百年前に封印されたという<人喰い>の魔物が眠っていた。これは、孤独な<人喰い>の魔物と、彼のママになろうとした少女の歪んだ愛の物語。全編に亘り修正を加え、王国の末姫の回想を描いた掌編「黒い蝶々の姫君」を初収録。 【人喰い三部作・第三部】 『雪蟷螂 完全版』~三つ目の人喰い物語~ 長きにわたって続いていた氷血戦争に終止符を打つため、一つの約束がなされた。それは雪蟷螂と言われるアルテシアと敵族の族長との政略結婚だった。書き下ろし異伝「悪魔踏みの魔女」を収録。
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1940年代アラバマ州の田舎町。母を亡くした少年コリンは遠縁にあたるドリーとヴェリーナの老姉妹に引き取られる。ドリーは妹との諍いを機に、コリンとメイドのキャサリンを連れてツリー・ハウスで暮らし始めるのだが……。初期の名作「草の竪琴」のほか、「最後のドアを閉めろ」「ミリアム」「夜の樹」の短篇3作を収録。
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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 詩人、随筆家、翻訳家、また、クラシック音楽への造詣も深い著者は、山や自然を描いた詩や散文の秀品を多く残した。 本書は、書簡集である。 書簡の宛先は、伊藤海彦、石黒栄子、串田孫一、石黒光三で、20の書簡を収録する。 【目次より】 伊藤海彦宛*昭23・9・28 伊藤海彦宛*昭23・10・21 伊藤海彦宛*昭24・1・26 伊藤海彦宛*昭24・1・31 伊藤海彦宛*昭24・3・30 伊藤海彦宛*昭24・4・8 石黒栄子宛*昭24・4・17 串田孫一宛*昭24・5・2 石黒光三・栄子宛*昭24・10・31 串田孫一宛*昭25・1・12 石黒光三・栄子宛*昭25・7・7 串田孫一宛*昭26・4・9 石黒栄子宛*昭26・5・1 串田孫一宛*昭26・5・17 串田孫一宛*昭26・6・21 串田孫一宛*昭26・6・30 石黒栄子宛*昭26・7・7 串田孫一宛*昭26・11・5 串田孫一宛*昭26・12・6 串田孫一宛*昭27・1・29 串田孫一宛*昭27・10・3 後書****伊藤海彦 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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人生を物語に刻んで。 ロングセラー『掃除婦のための手引き書』(2020年本屋大賞翻訳小説部門第2位)、『すべての月、すべての年』に続く待望の短編集。 「彼女の書く文章はほかの誰とも似ていない。読むものの心を鷲づかみにして、五感を強く揺さぶる。読んだときは文字であったはずのものが、本を閉じて思い返すと、色彩や声や匂いをともなった「体験」に変わっている。(中略)まるで自分もそこにいて、それらを見、聞き、感じたような錯覚にとらわれる。それほどに、彼女の言葉の刻印力は強い。」(「訳者あとがき」より) 【目 次】 オルゴールつき化粧ボックス 夏のどこかで アンダード あるゴシック・ロマンス 塵は塵に 旅程表 リード通り、アルバカーキ 聖夜、テキサス 一九五六年 日干しレンガのブリキ屋根の家 霧の日 桜の花咲くころ 楽園の夕べ 幻の船 わたしの人生は開いた本 妻たち 聖夜、一九七四年 ポニー・バー、オークランド 娘たち 雨の日 われらが兄弟の守り手 ルーブルで迷子 陰 新月
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深夜、吉祥寺で発生した住宅火災。死者3名、重傷者1名。死者のうち1名は片手錠をかけられた女性だった。唯一の生存者でその家に住む17歳の少年・仁科徹は当初完全黙秘。 現場の様子から警察は、男4人による女子高生集団監禁事件と判断し、捜査を開始する。 ほどなく死者3名の身元は判明し、2週間にわたって被害女性に加えられた凄惨な虐待も明らかになるが、瀕死の重傷者は身元不明のまま。 警視庁捜査一課管理官の箱﨑ひかりは、突然供述をはじめた仁科がかけがえのない何かを守るために虚偽を述べていると感じ、被疑者、被害者それぞれの背景を調べ始める。 元警察官僚・古野まほろが描く、胸を穿つ警察ミステリ。
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何度、何度、何度くり返しても彼の死だけが変わらない星夜の学校を襲った悲劇と、くり返す夏の日。命がけの青春を、私達は生きている。運命と戦う高校生達のタイムリープ×本格ミステリ☆☆☆7月7日。部活仲間5人のささやかな七夕祭りを、謎の爆発が襲った。その爆発は、部長を激しく吹き飛ばし殺害してしまう。原因は、未来からきた少女2人。彼女らはタイムマシンをハイジャックした挙げ句、爆発させてしまったのだ。部長の理不尽な死をなかったことにすべく、彼らは協力して過去を書き換えようとする。だが、時を繰り返すたび、なぜか犠牲者は増えていってしまい──遡れるのは計7回、無限に思える選択肢。繰り返す青春の1日は、命がけだ。
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小説・文芸-1巻2,717円 (税込)『陶淵明』 帰りなん、いざ…。そう言って田園に帰った詩人が残した魂の叫び! 自然と酒を愛し、日常生活の喜びや苦しみをこまやかに描く一方、「死」に対して揺れ動く自分の心を詠んだ田園詩人。「帰去来辞」や「桃花源記」ほかひとつ一つの詩を丁寧に味わい、詩人の心にふれる。 『李白』 大酒を飲みながら月を愛で、鳥と遊び、自由きままに旅を続けた李白。あけっぴろげで痛快な詩は、音読すれば耳にも心地よく、多くの民衆に愛されてきた。豪快奔放に生きた詩仙・李白の、浪漫の世界に遊ぶ。 『杜甫』 中国屈指の社会派詩人。その内面に美しさ、繊細さが光る! 若くから各地を放浪し、現実社会を見つめ続けた杜甫。日本人に愛され、文学にも大きな影響を与え続けた「詩聖」の詩から、「兵庫行」「石壕吏」などの長編を主にたどり、情熱と繊細さに溢れた真の魅力に迫る。 『白楽天』 平安時代から愛され続け、日本文化に大きな影響を及ぼした白楽天。炭売り老人への憐憫や左遷地で見た雪景色を詠んだ代表作ほか、家族、四季の風物、酒、音楽などを題材とした情愛濃やかな詩を味わう。大詩人の詩と生涯を知る入門書。 『唐詩選』 漢詩の入門書として最も親しまれてきた『唐詩選』。李白・杜甫・王維・白居易をはじめ、朗読するだけで風景が浮かんでくる感動的な詩の世界を楽しむ。芭蕉や漱石も愛した、中国最高の詞華集を味わう! ※本電子書籍はビギナーズ・クラシックス 中国の古典「陶淵明」「李白」「杜甫」「白楽天」「唐詩選」を1冊にまとめた合本版です。
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美男子ルイス・コストヴェインは名うての遊び人にして生来の極悪人。資産家の跡継ぎ娘コンスタンス・リーミングを騙して結婚し、周到にアリバイ作りをした上で命を奪って遺産を手に入れ、なおも飽き足らず放蕩・殺人・略奪とあらゆる悪事を重ねていく。究極の欲望を満たすために突き進む悪の申し子を待ち受ける予想だにしない運命や如何に? 傑作『赤い右手』の翌年に発表された、まったく趣の異なるピカレスクにして、先の読めないJ・T・ロジャーズ流異色ノワール。他に傑作短篇「ピンクのダイヤモンド」「死はわが友」の2作を収録。 【第2回配本・第3巻】
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◆『フランケンシュタイン』+『そして誰もいなくなった』……ホラー、ミステリの「優良物件」を名匠がどう料理するのか!?(山口雅也) メキシコのバハ・カリフォルニア沖に浮かぶホースシューアイランド、この島に設立された国際低温工学研究所(ICI)の代表ローレンス・ホッブズ博士は、極秘裏にある実験計画を進めていた。長期間冷凍保存していた複数の体から外科手術によって脳や臓器を取り出して殻(シェル)となる体に移植し、人間を蘇らそうというのだ。 コンピュータやテクノロジーに関するあらゆる犯罪を捜査するコンピュータ検察局(CIB)は、ICIの活動に疑念を抱き、捜査員アール・ジャジーンをこの手術の記録撮影技師として島に送り込む。潜入捜査を開始したジャジーンだったが、やがて思わぬ事態に直面する。手術によって「彼」が心拍と脈拍を取り戻した翌朝、ICIの後援者エミリー・ワトソンが行方不明となり、その後何者かによって外部との連絡手段を絶たれたこの孤島で、手術のために集められた医師たちが一人、また一人と遺体となって発見される。 現代ミステリの旗手ホックが特異な舞台設定で描くSFミステリ〈コンピュータ検察局シリーズ〉最終作。本邦初訳。 装訂・シリーズロゴデザイン=坂野公一(welle design)
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20世紀後半のポルトガルを代表する女性作家が容赦なく突きつける、虐げられた者たちの孤独と諦念 「ポルトガル文学界の慎ましい花」と称された文豪マリア・ジュディッテ・デ・カルヴァーリョ(1921-1998)。 没後20年の2018年に本国で全集が復刊されたところたちまち話題となった。 独裁政権とカトリックによる家父長制に虐げられた女たちの孤独や怒り、希望と諦念が、卓越した観察眼と力強い内面描写によってまざまざと表れる。 日本版では短篇集『こんなにも多くの人が、マリアナ』(1959)と中編『空(から)の戸棚』(1966)を合本して収録。今なお新しい文芸作品集。 「これらの物語に触れると、取るに足りない“生”などないと思える」――小川公代さん 【目次】 こんなにも多くの人が、マリアナ 人生と夢 カンディダおばあちゃま 母親 アルミンダ嬢さん クリスマスの夜 すれ違い 日曜日の散歩 空の戸棚 訳者あとがき 【著者プロフィール】 マリア・ジュディッテ・デ・カルヴァーリョ MARIA JUDITE DE CARVALHO 1921年リスボンに生まれる。夫は作家のウルバノ・タヴァレス・ロドリゲスであり、娘がひとりいる。1949年から1955年にかけて夫妻でフランスに移住。その後リスボンに戻り、雑誌社を経て「ディアリオ・デ・リスボア」紙などの新聞社にて編集者として働く。職務の傍ら短編や中編、エッセイなどを執筆し、グランデ・カミーロ・カステロ・ブランコ短篇文学賞、ポルトガル文芸批評家協会批評賞、ポルトガルP.E.N.クラブ賞、ヴェルジリオ・フェレイラ賞など数々の文学賞を受けた。1998年死去。 【訳者プロフィール】 木下眞穂(きのした・まほ) ポルトガル語翻訳家。上智大学を卒業。ジョゼ・ルイス・ペイショット『ガルヴェイアスの犬』(新潮社)で第5回日本翻訳大賞を受賞した。訳書に、ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ『忘却についての一般論』『過去を売る男』(ともに白水社)、ゴンサロ・M・タヴァレス『エルサレム』(河出書房新社)、ジョゼ・サラマーゴ『象の旅』(書肆侃侃房)、同『修道院覚書 バルタザールとブリムンダ』(河出書房新社)、リカルド・アドルフォ『死んでから俺にはいろんなことがあった』(書肆侃侃房)、パウロ・コエーリョ『マクトゥーブ』(KADOKAWA)など多数。
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その「秘密」はこの絵と一緒に葬り去ったはずだった――。 ☆☆☆☆☆ フランスで驚異の文学賞20冠! & フランスで23万部突破! & 20ヵ国で翻訳決定! ☆☆☆☆☆ クリムトの名画『婦人の肖像』に隠された、心揺さぶる「歴史と謎」。 「世界」が注目のアート・ミステリーの大傑作が日本上陸! 1910年にオーストリアの画家・クリムトが描き、クリムト自身が死の直前に大幅に修正したことが1996年に判明、1997年にイタリアのリッチ・オッディ近代美術館から盗まれ、2019年に無傷で発見された謎多き実在の絵画――『婦人の肖像』。 なぜこの絵は数奇な運命をたどったのか? この絵のモデルとなった女性は誰なのか? 1900年代初頭のウィーン、幼子を抱えるシングルマザーのマルタ。 1920年代のNY、株式投機で人生逆転を企む青年・イジドール。 1980年代のテキサス、コロンビア・ロー・スクールへの進学を果たした才女、パール。 バラバラに見える3人の人生が交錯するとき、名画に隠された衝撃の「秘密」が浮かび上がる!
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高橋源一郎さん、穂村弘さん、円城塔さん、絶賛! 「異能の俳人・西東三鬼が、戦争のさなか、国家と言葉のせめぎ合いの中で、とんでもない経験をしたことは有名だ。 でも、それをこんなスゴい小説にしちまうなんて、読んでて震えたぜ。っていうか、おれが書きたかったんだけど……。」 高橋源一郎 「戦争に雪崩込んでゆく最悪の時代にも、きらきらと夢を見続けてしまう。不屈のトリックスター魂に痺れました。」穂村 弘 「『ゼウスガーデン衰亡史』を読んで以来、この小説を待っていました。」円城 塔 大戦前夜の日本と南洋を疾駆する、天才俳人の流転の運命。史実とフィクションを融合させた、ノンストップ・歴史エンターテインメント! 国家はなぜ、俳句を危険視したのか?昭和15年、「京大俳句事件」発生。治安維持法違反で同人が一斉検挙されるなか、 新興俳句のカリスマ・西東三鬼は、思わぬ運命に巻き込まれていく。 「特高警察」×「日本陸軍」、「インド独立運動」×「シンガポール華僑」×「イギリス軍事情報部」、「東南アジア盛衰史」×「俳句王国の興亡」…… 戦争の影が迫る日本と国際都市シンガポールを舞台に、弾圧を強める特高警察と南方進出をもくろむ陸軍の間で、 前代未聞の逃走劇が幕を開ける――! 〈時代の転換点〉を描く、著者17年ぶりの新作小説
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カリール・ジブラン(1883~1931)は、レバノン北部のブシャーレに生まれた詩人・思想家・画家です。12歳のとき、母と兄妹とともにボストンへ移住し、若くして文学と美術の才能をあらわしました。青年期にはレバノンでアラビア文学を学び、その後はパリで絵画を学ぶなど、東西の文化に深く触れます。彼はアラビア語と英語の両方で作品を書き、詩、散文、寓話を通して、人間の愛、自由、魂の成長、神とのつながりなどを美しい言葉で表現しました。 1923年に出版された代表作『預言者』は、人生や愛、労働、自由などについての深い洞察を語る名作で、100以上の言語で1億人以上に読まれていると言われており、特に刊行国アメリカでは、大統領や世界的なアーティストらも彼のファンであることを公言し、今も大勢の人に愛されています。ジブランの言葉は、宗教や文化の違いを越えて、多くの人々の心に希望と静かな光を与え続けているのです。 アラビアの生んだ天才による、20世紀で最も読まれた書籍の1冊でありながら、日本では情報も邦訳作品も少なく、あまり知られていない不思議な人物、カリール・ジブラン。 その代表作『預言者』が、長年ジブランを愛読してきた山川紘矢氏・山川亜希子氏の翻訳により、新たな生命を得たのが本書です。 飾り気がないのに深く心の襞に入りこんでくるような体験は、読後再びページを手繰らせ、そして心に種が植わったことを感じさせます。 原書:THE PROPHET by Kahlil Gibran (ジブランのアラビア語名の英字表記はJubran Khalil Jubran/ジブラーン・ハリール・ジブラーンだが、彼は英語の作品にはKahlil Gibran/カリール・ジブラン名義を用いた)
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