三鬼

三鬼

小説・文芸
2,750円 (税込)

13pt

高橋源一郎さん、穂村弘さん、円城塔さん、絶賛!
「異能の俳人・西東三鬼が、戦争のさなか、国家と言葉のせめぎ合いの中で、とんでもない経験をしたことは有名だ。
でも、それをこんなスゴい小説にしちまうなんて、読んでて震えたぜ。っていうか、おれが書きたかったんだけど……。」
高橋源一郎

「戦争に雪崩込んでゆく最悪の時代にも、きらきらと夢を見続けてしまう。不屈のトリックスター魂に痺れました。」穂村 弘

「『ゼウスガーデン衰亡史』を読んで以来、この小説を待っていました。」円城 塔

大戦前夜の日本と南洋を疾駆する、天才俳人の流転の運命。史実とフィクションを融合させた、ノンストップ・歴史エンターテインメント!

国家はなぜ、俳句を危険視したのか?昭和15年、「京大俳句事件」発生。治安維持法違反で同人が一斉検挙されるなか、
新興俳句のカリスマ・西東三鬼は、思わぬ運命に巻き込まれていく。

「特高警察」×「日本陸軍」、「インド独立運動」×「シンガポール華僑」×「イギリス軍事情報部」、「東南アジア盛衰史」×「俳句王国の興亡」……

戦争の影が迫る日本と国際都市シンガポールを舞台に、弾圧を強める特高警察と南方進出をもくろむ陸軍の間で、
前代未聞の逃走劇が幕を開ける――!
〈時代の転換点〉を描く、著者17年ぶりの新作小説

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    三鬼
  • タイトルID
    :
    2317542
  • ページ数
    :
    400ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年06月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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三鬼 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    30歳を過ぎてから「かっこいい」と思ったことで手を出した新興俳句。その自由な、理解し難い文体により特高に目をつけられる三鬼。いつしか、彼のシンガポール人脈を有用と見た陸軍の誘いを受けるか、出頭するかの決断を迫られることに。
    昭和15年夏という、自由人が自由人として生きられた最期の時間を鮮やかに描いた

    0
    2026年08月28日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった。関心があってたまたま、今年に入ってから俳句や特高について触れる機会が多かったものだから、余計にいい機会だった。ひと息に読んでしまった、何処がフィクション部分なのか判然としないところ以外は久しぶり好きな小説を読んだ満足感がすごい。

    0
    2026年07月19日

    Posted by ブクログ

     新興俳句の旗手として活躍した西東三鬼を視点人物に、「京大俳句事件」からアジア太平洋戦争開戦直前の時期までを描く。西東が1925年から3年間シンガポールで歯科医院を開業していたという伝記的事実を出発点に、イギリス領シンガポールの中国系住民・インド系住民との対立を軍事侵攻の「弱い環」として利用しようと

    0
    2026年07月15日

    Posted by ブクログ

    昭和15年、この時代を描く小説は、たいてい陰鬱とした描写で軍靴の音が聞こえてくるようなものが多い。
    本作はそうではない。主人公は、自らも結核の持病を持ちながら、時代に翻弄されながら、それでも颯爽と、毅然と生を謳歌している。
    この5年後には終戦となるが、登場人物たちはそれを知らない。その5年は彼らにと

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ


    物語と説明解説が合わさった構成が良かった。

    時代における俳句の存在や、俳句の流派の説明や、シンガポールの歴史を知ることができた。

    解説部分も興味深く読めるし、物語部分もエンターテイメントに長けていて、とても面白かった。

    事実と物語が混ざっているので、どれがフィクションなのか分からない。
    結核

    0
    2026年09月18日

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦前夜の不穏な時代に登場した異能の俳人、西東三鬼。フィクションではあるけど、実在の人物で、伝記を読んでいるよう。
    三鬼は、女遊びはするし自分の夫だったら最悪だけど、義理堅くはあって離婚した後も母子の面倒はきちんと見る。友人も多い。人たらしってこんな感じなのかな、と思わせる。軽妙洒脱で飄々

    0
    2026年09月15日

    Posted by ブクログ

    戦前の不穏な空気が描かれていてそこが興味深かった。
    小林恭二さんが多くの文献にあたって当時の日本社会や海外での日本人社会を描写したところが特にリアルだ。

    一番忘れられないのは、シンガポールでの日本人社会の描写。

    温和で理性的だと評判で、一様に名誉を重んじるが、その名誉というのが他国人にはさっぱり

    0
    2026年09月14日

    Posted by ブクログ

    実在した俳人である西東三鬼とその周辺の人々を題材にした小説。第二次大戦以前の安倍源基ら特高が「単一の文化こそが国家の力の源泉だ」(p275)と考えていたことは史実であろうし、それに便乗していた「豚野郎」(p251)小野蕪子に逆に興味が湧いた。本来立場が違うはずの石田波郷や高浜虚子との交流は心温まる。

    0
    2026年09月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昭和15年に発生した「京大俳句事件」。治安維持法違反で、同人が一斉検挙されるなか、新興俳句のカリスマ・西東三鬼は特高刑事に尾行される。しかし他にも彼を尾行する者の影が。シンガポールでの陰謀。

    西東三鬼は名前を聞いたことがあるくらいでほぼ知らないけど、本屋で何故か惹かれて購入。暗い時代の弾圧事件。読

    0
    2026年07月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戦前戦後にそんな事があったんだなという驚き!そんで上手く史実とフィクションを混ぜている。だから混乱した、例えばミルカ・シンという名前が出てきたから、え?あのアスリートの?って混乱したり。
    そもそも何で俳句がこんなに悪とされていたのか、これはヒトラーのプロパガンダ的な感じに捉えられてたのかな?と勝手に

    0
    2026年08月11日

三鬼 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    三鬼
  • タイトルID
    :
    2317542
  • ページ数
    :
    400ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年06月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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