破果

破果

小説・文芸
2,970円 (税込)

14pt

稼業ひとすじ45年.かつて名を馳せた腕利きの女殺し屋・爪角(チョガク)も老いからは逃れられず,ある日致命的なミスを犯してしまう.守るべきものはつくらない,を信条にハードな現場を生き抜いてきた彼女が心身の揺らぎを受け入れるとき,人生最後の死闘がはじまる.韓国文学史上最高の「キラー小説」,待望の日本上陸!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外ミステリー
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • タイトル
    :
    破果
  • タイトルID
    :
    1302541
  • ページ数
    :
    278ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年02月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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破果 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    エンタメ性の強いノワール。物語の中だとしても、逞しい女性の活躍は勇気づけられた。
    本国ですでに実写映画化されているらしく、日本でも早く見れるようになってほしいと強く思う。

    0
    2026年07月30日

    Posted by ブクログ

    先日読んだピエール・ルメートル『邪悪なる大蛇』と同じく、殺し屋の老婆が主人公。『邪悪なる大蛇』の方は前頭側頭型認知症かと思われる症状の出現により、反社会的行動が加速度的に増していっていたが、こちら『破果』の主人公爪角は歳を重ねたことによって、殺し屋として持つべきでない「情」の溢出を、どうしてもおさえることができないでいる。これが何ともいい。
    飼い犬のため家をこまやかに改造し、ターゲットを追わなきゃならない場面ではよろよろのおじいさんについ手を差し伸べずにはいられず、そして治療をしてくれた若き医師に淡い恋心を抱いてしまう…。ハードボイルドな女のこのいじらしさ、けなげさ!最高です。

    しかし、何よりの白眉はバイオレンス・アクションシーン!
    ただならぬ緊迫感とスピード感、痛覚に直に訴えかけてくるようなヒリヒリした描写、その合間に挟み込まれる引きのアングルで見た時のなんとも言えない滑稽さ泥臭さ、そしてこれらの緩急がもたらす心地いいリズム感…。
    もう、著者の筆力にただただ脱帽。

    他にも、フェミニズム、エイジズム的観点や生い立ち回想シーンの重厚さなど、語りたくなるポイントは大量にあるが、とにかくさまざまな要素を全部詰め込みまくってがっつり超エンタメに仕上げてきたこのサービス精神の過剰さに、すっかり骨抜きにされてしまいました。

    映画化もされたとのことで、日本での封切りが待ち遠しい!

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    諦めた人間がもう一度希望を持って前に進んでゆく話。
    あとは失うだけの人生と悲観していた主人公が「守りたいもの」との出会いでどんどん前向きになっていく様子が素敵だった。

    0
    2025年03月03日

    Posted by ブクログ

     この作品を読んで、真っ先に思ったのが、イギリス映画みたいだ。イギリスの映画では、年配女性を主人公にした作品をよく目にする。はじめは、疑問を感じていたが熟練こその深みを感じる。
     表紙に惹かれてこの本を手にし、爪角の静なる強さに魅力を感じたし、かっこいいと惚れ惚れした。何と言っても、ノアールおばあちゃんという新ジャンルが新鮮で、物語の世界にのめり込んでしまった。続編もあるようなので、続けて読んでみようと思う。

    0
    2024年11月22日

    Posted by ブクログ

    傷み、枯れ、何かを喪い、失い、それでも壊れないで生きていく
    ノワール小説で、しかもなかなかあり得ない話だけど、根底にあるのは人間の話なんだと思わされた。
    生身の匂いがする(良い匂いも嫌な匂いも)物語だった。

    0
    2024年09月14日

    Posted by ブクログ

    「老人」「女性」「殺し屋」という異色の主人公が織りなす韓国ノワール。思うように動かない体、女という弱い立場、素性を明かせない仕事。今まで見た事のない設定と、若いころとの体と心の変化の描き方に、決して読み易いとはいいがたい文章だけど、なぜか夢中になってのめり込んでしまった。
    韓国文学には日本に無い空気と匂いが漂っていて、かっこよかった…。表紙もまたいい!節くれだった手に、青く浮き出た血管が、年月を彷彿とさせる。

    0
    2026年08月05日

    Posted by ブクログ

    2026年5月再読
    同名ミュージカルの原作ということで手に取りました。(新国立劇場2026年3月7日(土)~22日(日))小説も舞台も韓国発。

    読みにくいと感じた方もいたようですが、自分は割と好きな文体でした。

    主人公は60代の女殺し屋チョガク。老いにまつわる描写や心情が肌にじわじわ吸い付くような感覚で描かれる。自分も60代を目前に控えているせいか、感覚的にわかる部分がたくさんあった。失われていくことへのもどかしさ、怖さ、焦り、諦め…

    いまはもういない、心を寄せた人への想いが昇華できず、ずっと思い出のあの人と心で対話している。しかしそれは自負の脳内が作り出したもの。結局自分と対話している。そんな心理学的側面から読み進めるのも楽しい。

    小説ではハッキリ描かれなかったチョガクを狙うトウの心情が、舞台を観てから再読すると、そういう解釈もアリなのか、と思える。舞台を脳内再生しつつ行間を探りながら物語を噛み砕いていくのも味わい深い。小説と舞台の合わせワザで楽しめた。
    2026年5月27日

    0
    2026年05月28日

    Posted by ブクログ

    最初は回りくどいなぁって思った。何が言いたいのか、描写を何度か繰り返し読んだりした。この部分でもう読みたくないって言う人も一定数いると思うけど、それ以降はぐんぐん読み進められる、と言うか読みたくなる魅力的な作品だった。
    老い、恋、恨み、孤独、赦し、そんなことを考える。過去と現在を言ったり来たりするから私もその渦にグルグル翻弄されている気がした。

    個人的にはカン博士よりもチャン博士は一体どこへ…というところが気になるところ。

    0
    2026年04月01日

    Posted by ブクログ

    稼業ひとすじ45年。かつて名を馳せた腕利きの女殺し屋・爪角(チョガク)も老いからは逃れられず、ある日致命的なミスを犯してしまう。守るべきものはつくらない、を信条にハードな現場を生き抜いてきた彼女が心身の揺らぎを受け入れるとき、人生最後の死闘がはじまる。とにかく爪角がカッコいい。でも(韓国の)人の名前がなかなか頭に入ってこなくて…苦戦しました。

    0
    2026年01月12日

    Posted by ブクログ

    岩波から出ている韓国文学なので何かあるかなと思い読んだが、普通のアクション系エンタメ小説だった。もちろんストーリー展開や情景描写は韓国映画を見ているようなシャープさでクオリティーは高いが、自分が求めているようなものではなかった。

    0
    2025年12月07日

破果 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外ミステリー
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • タイトル
    :
    破果
  • タイトルID
    :
    1302541
  • ページ数
    :
    278ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年02月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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