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3.0昭和二十年八月十五日、終戦の玉音放送を拝したラジオの前の人びとは、一瞬の静寂のうちに、何を聞きとったのだろうか。太宰治、三島由紀夫、吉本隆明らによる、その日の言説を繙きながら、歴史の彼方に忘れ去られた至高の瞬間をさぐる、精神史の試み。 *目次から 第一章 折口信夫「神 やぶれたまふ」 第二章 橋川文三「『戦争体験』論の意味」 第三章 桶谷秀昭『昭和精神史』 第四章 太宰治「トカトントン」 第五章 伊東静雄の日記 第六章 磯田光一『戦後史の空間』 第七章 吉本隆明『高村光太郎』 第八章 三島由紀夫『英霊の聲』 第九章 「イサク奉献」(旧約聖書『創世記』) 第十章 昭和天皇御製「身はいかになるとも」 *著者紹介 長谷川三千子 1946年東京生まれ。祖母は作家・野上弥生子。東京大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程中退。東京大学文学部助手などを経て、埼玉大学教授。2011年退官、同大学名誉教授。2013年よりNHK経営委員。著書に『からごころ――日本精神の逆説』(中公叢書・中公文庫)、『バベルの謎――ヤハウィストの冒険』(中公文庫、和辻哲郎文化賞)、『民主主義とは何なのか』(文春新書)、『日本語の哲学へ』(ちくま新書)、『九条を読もう!』(幻冬舎新書)など。
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3.3天皇崩御、与党の大敗、消費税導入、冷戦終結、東西ドイツ統一、天安門事件……世界的な激動の年であった1989年=平成元年の変調は、年を経て、形となって影響をおよぼすようになった。当時の記録をいまの視点からあらためて問い直す。『検証・平成維新』改題
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5.0パックス・トクガワーナ(徳川の平和)は、なぜ二五〇年の長きにわたり続いたのか。江戸開府前史から黒船来航前夜まで、江戸への造詣の深さでは人後に落ちぬ二人が、世界史的視野から縦横に語り合う。従来の江戸時代観を一新する刺激に満ちた対論。『江戸の構造改革』改題。
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3.3日本の歴史にはエロが溢れている。国が生まれたのは神様の性交の結果で(そしてそれは後背位だった)、 奈良時代の女帝は秘具を詰まらせて亡くなった。 豊臣秀吉が遊郭を作り、日露戦争では官製エロ写真が配られた。 ――本書ではこの国の歴史を彩るHな話を丹念に蒐集し、性の通史としていたって真面目に論じてゆく。 「鳥居は女の大股開き」「秘具の通販は江戸時代からあった」など驚きの説が明かされ、 性を謳歌し続けてきたニッポン民族の本質が丸裸になる! ●混浴とフリーセックスで生まれた神々 ●あの大黒さまが夜這いの元祖 ●日本初の尼は全裸でむち打たれた ●平安のエロ本は陰茎を擬人化した物語 ●初の春画は法隆寺の天井裏に描かれた ●戦乱の世でセックス宗教が大人気 ●「全国243大名の性生活調べ」(『土芥寇讎記』)には水戸黄門の名前も ●吉原太夫の客にありがちな下半身の悩み ●日本人の並外れた淫乱ぶりに憤るペリー ……など
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-近江の浅井長政とお市の方の三女として生まれた江。生後まもなく伯父・織田信長が長政を討ち、母と三人の娘(姉は淀、初)は小谷を出る。後に母の再婚で北ノ庄の柴田勝家のもとに。その勝家も秀吉に敗れ、母は勝家と共に自刃してしまう。秀吉のもとから佐治一成に嫁いだ江だが、秀吉により離縁の憂き目に。秀吉の甥・羽柴秀勝と再婚するも、夫は朝鮮で病死。天下をとった秀吉は、徳川家康の息子・秀忠と江の三婚を決めてしまう…。戦国乱世の時代に翻弄されながらも、女としての幸せをつかむために懸命に生き抜き、徳川三代将軍・家光など秀忠との間に子女七人を儲けた御台所・江の半生を描く。
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3.0日本、唐、天竺が三国といわれた室町時代。西欧列強と対峙していた幕末志士達の世界観。 日本人の世界認識を形成する上で大きな影響を与え、明治時代にベストセラーとなった『輿地誌略』など。 古代・中世から戦国、江戸、幕末・維新、近代まで。 それぞれの時代において、日本人が世界をどのようにとらえていたのか。 またそれが世界の実情と比して、はたして本当に正しかったのか。 海を渡った日本人が命懸けで伝えたことや、漂流民が偶然に知り得たこと、 日本を訪れた外国人によってもたらされた最新知識をきっかけに、変化していく日本の姿が明らかになる。
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5.0戦場で命を落とした者たちはなぜ、霊魂となってもなお祖国へと帰ろうとするのか。ガダルカナル、ニューギニア、フィリピン、硫黄島、朝鮮半島、そして沖縄。さまざまな場所で、戦死者たちを、その家族たちを長年にわたり取材してきた著者が〈怪異譚〉を通して綴る鎮魂の記。
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3.719世紀半ば、日本へ輸入された写真。日露戦争を経て新聞・出版メディアが拡大するなか報道写真が成長。第二次世界大戦時にはプロパガンダに利用され、また敗戦直後には「マッカーサーと天皇」の写真のように、社会に大きな影響力を持つようになった。戦後は戦禍や公害問題を追及するリアリズム写真が隆盛を誇ったが、経済成長とともに私的テーマ、広告へと多彩化する。本書は1974年まで120年に及ぶ歴史を描く。
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4.3東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! まんが本編は充実の201ページ、さらにカラー写真や記事も完全収録した電子書籍版。第1巻は「日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代」。
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4.5蘭学医・手塚良仙(てづか・りょうせん)の息子良庵(りょうあん)と府中藩士の伊武谷万二郎(いぶや・まんじろう)は、美女・おせきを巡り犬猿の仲だった。そんな最中、良庵は適塾で蘭学を学ぶため、大坂へ旅立った。万二郎は、江戸を襲った大地震で、民衆を安全な場所へ誘導するという大手柄を立てる。一方、良仙は奥医師たちの激しい妨害の中、娘婿の大槻俊斎(おおつき・しゅんさい)らとともに種痘所の江戸設立に向け頑張っていた。幕末に実在した著者の曽祖父をモデルにする長編時代作品。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT326~327『陽だまりの樹』第1~2巻収録 <初出掲載>1981年4月25日号~1986年12月25日号 ビッグコミック連載
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4.0時は幕末。誰も近づかない原始境の開拓に情熱を燃やす武士の須田紋左。変わりゆく足伏が原に、歴史の大きな動きを描く時代開拓物語『平原太平記』。ほかにSF版かぐや姫ともいうべき『月世界紳士』、ケン一少年の世界中のふしぎをたずねる奇想天外な冒険漫画『ふしぎ旅行記』、みんなの奇蹟の森を守ろうと森の動物たちが大活躍のメルヘンストーリー『奇蹟の森のものがたり』を同時収録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『平原太平記』(手塚治虫漫画全集MT38『平原太平記』収録)/『月世界紳士』(手塚治虫漫画全集MT38『平原太平記』収録)/『奇蹟の森のものがたり』(手塚治虫漫画全集MT323『森の四剣士』収録)/『ふしぎ旅行記』(手塚治虫漫画全集MT59『ふしぎ旅行記』収録) <初出掲載>『平原太平記』 1950年1月20日 東光堂発行/『月世界紳士』 1951年10月号 漫画少年付録/『奇蹟の森のものがたり』 1949年6月5日 東光堂発行/『ふしぎ旅行記』 1950年1月15日 家村文翫堂発行
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4.0地理的な空間をどう認識するかは時代によって異なる。その違いを象徴するのが「地図」である。大きくみれば、江戸時代は日本の「かたち」が地図上で整えられた時代であった。前期は、中世的な感覚にあふれ、観念的に日本の「かたち」が表現された。後期になると、政治や社会の変化にあわせて日本がとらえられるようになる。本書では、江戸時代の日本地図の変遷をたどり、現代の日本の「かたち」がいかにつくられたかを探る。近世史の知られざる側面を照射し、歴史地理学の世界へ読者を招待する一冊。
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4.0吉田東洋暗殺犯のひとり那須信吾の甥。土佐勤皇党に加盟の後脱藩、長州に依り、中岡慎太郎の陸援隊を引き継ぐ。国事に奔走し、高野山義挙に参加、維新の舞台裏をつぶさに語った一級史料。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 可憐な容姿と気品、親しみやすさでアイドル的人気を集めている秋篠宮家の次女・佳子さま。昨年末に成人になられ、今春、ICUにご入学。さらに6月はご両親の秋篠宮さまと紀子さまが銀婚式を迎えられるなど、お慶びが続く“美しすぎるプリンセス”の魅力を伝える1冊です。最新のお出かけ、20歳前後のご公務、幼少期からティーン時代のスナップなど、どれも愛らしい佳子さまの写真を未公開カットも含め150点以上、一挙に掲載。フォーマルから私服姿まで、おしゃれな佳子さまのファッション徹底チェックなど、読みごたえもたっぷり。オールカラー96ページ、待望のビジュアルブックです。
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3.0五十からの手習い。金にきれい。義理は死んでも果たす。火事にも地震にも負けぬ。 人気絶頂・江戸学博士のスゴすぎるサムライ・スピリット講座。 昔の日本を知れば、我々日本人のすばらしさが見えてくる。 時代劇のエピソードやヒーローに隠された日本人の日本人たる矜持とは? 歴史が好きな人も、あまり得意でない人も楽しめる、日本人であることに自信がつくエッセイ集です。 内容紹介 ・武士は絶対、お金にさわらない ・名前だけで地位や立場がわかる ・必ず死ぬとわかっていても約束は守る ・学びを大切にした江戸っ子たち ・失敗が即、死につながる武士の世界 ・悪代官は本当にいたのか?
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3.0天下を揺るがす書として封印されてきた、聖徳太子の予言の書『未来記』。その書が納められている大坂の古刹・四天王寺には、“番人”がいた。将軍・家光の影で暗躍する怪僧・天海から、幻の書を奪取せよとの密命を帯びた“千里眼”の異能を持つ忍び・千里丸は、不思議な能力を持つ少女と出逢い、自分の生き方に疑問を持ち始める。秘宝をめぐる、異能者たちに公儀隠密、南蛮絞りの秘術を操る豪商も絡んだ壮絶な闘い。そして、『未来記』の正体とは? 戦国の余燼さめやらぬ寛永年間の大坂を舞台に、恋あり、涙あり、固い絆で結ばれた友情あり、裏切りありの痛快時代エンタテイメント!
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-宮内庁が2014年9月9日付で公表した「昭和天皇実録」は、20世紀と歩みをともにした昭和天皇の実像をつぶさに描き出した。側近の記録した「お手元文書」が初めて引用されており、幼少期の素顔から、昭和戦争の激動期に直面した苦悩までが時系列で語られている。ただ、1万2000ページ超に及ぶ一代記だけに、その全貌をつかむのは難しい。読売新聞社は、これを克明に読み解き、公表当日の紙面展開と5回の連載で、その意義と新事実を報道。さらに、この電子書籍では、紙面のエッセンスを分かりやすく再構成した。読めば実録が示した「天皇の昭和」が見えてくる。
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-黄金の1960年代はいかに達成されたか── 東京オリンピック、新幹線に象徴される高度成長の驀進時代を活写! 2020年、2回目の夏季東京オリンピック開催に向けて、今その熱気を振り返る。 東京オリンピックの開幕を10日後に控えた昭和39年10月1日、 そのオリンピックと並んで「黄金の1960年代」を象徴するモニュメントとなった 東海道新幹線が、開業の朝を迎えた。 午前6時、発車のベルが鳴り終わると同時に、下り「ひかり1号」がゆっくり動き始めた。 「あの時代の熱気を生み出したものはいったい何だったのか、 日本人はどんなエネルギーをどのように結集して「黄金の1960年代」を生み出したのか。 何が日本と東京に『大変貌』をもたらしたのか。」 「『燃える』とは、東京がオリンピックで燃えていることを指すのだろうか。 新幹線の発着ということもあるだろう。 しかし、私は結局、燃えたのは池田勇人の所得倍増計画だったし、日本経済そのものだったと思う。<中略> この見地からいえば、東京オリンピックと交通体系は別のものではない。一つのものである。 そういう意味では、東京は今も燃えているといっていい。」 《電子書籍版あとがきより抜粋》 2020年、夏季東京オリンピック開催に向けて、日本は、東京はどこへ向かうのか。 【目次より抜粋】 ◆序章 黄金の‘60年代 「黄金時代」前夜/開幕/戦後史なかの東京オリンピック ◆第1章 東京への3000日 紀元2600年のオリンピック/ムッソリーニとヒトラー/「東京、遂に勝てり」/開催返上 ◆第2章 オリンピック、再び 国破れて夢あり/「いったいいくら金がかかるかね」/一万日の聖戦 ◆第3章 「所得倍増」の誕生 「黄金時代」がやってくる/死の淵から蘇った男/積極財政派への道/二人のブレーン ◆第4章 高度成長の演出者たち 戦後最大のコピー/二つの数字をめぐる攻防/投資が投資を呼ぶ/池田政治の光と影 ◆第5章 二人の都知事 「復興した東京をPRしたい」/保守都政の帽子/「オリンピック知事」の誕生 ◆第6章 東京大改造 東京を蘇生させたい/道と水/「陰の知事」の陰の任務 ◆第7章 1兆円オリンピック 「私生児」新幹線/開催準備/官製オリンピック ◆終章 「世紀の祭典」の遺産 さまざまな思惑/神の見えざる手/「高度成長」の夢の跡
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3.2日本の城に初めて天守が出現したのは織田信長が天下統一を目指していた頃。関ヶ原の戦い後には築城ラッシュを迎え、防御拠点として、また権力の象徴として、記録に残るだけでも優に百を超える天守が日本全国に点在した。まさに天守は城の顔といえた。その後、戦乱の荒波や江戸幕府の一国一城令、さらには明治維新後の解体撤去、災害、戦災によって今や現存はたった12。奇しくも残った12城をぶらり探索。城の歴史や見所を詳述。
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3.8弾左衛門、車善七、乞胸、虚無僧、香具師など「身分外」に生きた実力者たち……。彼らの足跡を求めて、上野・浅草・吉原を歩く、「帝都」「中世」に続く「貧民」シリーズ第3弾! 都市機能が充実し、独自の文化を醸成した江戸に暮らした数々の「貧民」たち。差別にあいながらも、直向きに生きた人々の生態を克明に描き出す!
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4.4戦国の世を鮮やかに駆け抜けた、猛将たちの熱き生き様を見よ!!作者・大久保ヤマトが、伊達政宗、片倉景綱、蒲生氏郷、佐竹義重、竹中半兵衛、長宗我部元親、松永久秀、立花宗茂…といった武将たちのエピソードを、ユーモアを交えながら親しみやすい筆致で描く。
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3.0修験道に通じた一族の中に現れた“鬼子”であった真田幸村。父や兄、そして海野の叔母の導きによって戦国の世をまっすぐに進んでゆく…。だが幸村の奥底に巣食う戦いと血を求める鬼と、少年のような無垢な魂はつねに彼の中で対峙していた!上田での戦い、そして舞台は大阪の陣へ。一族最凶の鬼子・幸村、その宿命の行方は?
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4.0古代から江戸時代まで築かれた城の数は、およそ数万といわれる。だが、多くの人がイメージする壮麗な江戸時代の城は一六〇くらいといわれ、そのうち天守閣を持つ城は一〇〇ほどだったといわれる。それらの天守閣は、火災や明治維新の取り壊しに遭い現存するものはわずかとなった。世界に誇る名城の見どころとオモシロ話を満載!
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4.011年に及ぶ江川文庫総合調査で目録に掲載された7万点の資料のうち、なんと4万点弱が重要文化財に指定された。本格的な分析はこれからだが、これまで知られていた事実の評価の見直しや、新たな幕末像が見えてくることは間違いない。知る人ぞ知る幕末の俊英であった江川英龍だが、幕末・維新の偉人たちが評価してやまない巨人であったのだ。国防からの韮山反射炉・お台場の建設、奇兵隊に先駆けて農兵を組織、近代軍隊の様々な施策(なんと軍用携帯食として初めてパンを焼き、パン祖とも言われる!)。そして、精緻かつ多数の絵画を残す風流人でもあった。今回の総合調査と韮山反射炉の世界遺産推薦をきっかけに、脚光を浴びる江川英龍の最新の研究結果が今ここに明らかになる。
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-「空中火山」の大噴煙。殺人光線。轟音と爆風。閃光と熱波。そして奇跡──昭和二十年八月六日の広島原子爆弾投下に遭遇し、生き残った人文学者が「亡き妻への手紙」として綴った、戦後最初に公刊された体験記。
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4.0幸村の戦闘力を徹底解剖する! “日本一の兵(ひのもといちのつわもの)”と謳われた真田幸村(信繁)は なぜ家康本陣を崩壊させるほどの活躍ができたのか? それは豊臣への忠義か? 徳川への敵愾心か? それとも・・・・ いまなお絶大な人気を誇るこの戦国武将のすべてを、 日本テレビ系列『日本一受けたい授業』などで 多くの歴史ファンに支持されている 歴史作家・河合敦氏が綴った 真田関連読み物のなかでも完全保存版といえる一冊。 壮絶に散った大坂の陣はもちろん、 幸隆、昌幸、幸村と続く真田三代の戦(いくさ)上手な血脈、 関ヶ原合戦での心理戦、 幸村自身の好戦的な人間性、 大河ドラマのタイトルにもある「真田丸」築城の真実など、 貴重な史料を再検証し、 いままで明かされていなかった史実に迫る。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
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-織田信長の生前、豊臣秀吉は毛利と和睦していた! 信長を殺した犯人は秀吉なのか―。信長の弟・織田有楽を探偵役として小説形式でこの疑惑の真相に挑む。 ――戦後の歴史小説界で異彩を放った伝説の奇才・八切止夫。古代から幕末までの2000年有余の日本史の謎に果敢に挑み、大胆な着想、膨大な資料の渉猟、比類なき想像力によって、既成の通説を次々と覆したその独自の歴史観は「八切史観」と呼ばれる。 【著者紹介】 小説家。1914年、名古屋市生まれ。64年、「寸法武者」により第三回小説現代新人賞受賞。67年、第1小説集『寸法武者』を刊行、以後、時代小説や評論を次々と発表。60年代に発表された著書は『八切日本史』全7巻にまとめられる。72年に自ら日本シェル出版を設立し、以後87年まで約150冊にもおよぶ自身の著書を刊行。87年死去。
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-太平洋戦争は「大和」に始まり「大和」に終ったといわれる。昭和12年に着工した戦艦「大和」は、4年の歳月を経て、太平洋戦争の始まる昭和16年にすべての準備を整え終えた。すでに航空機時代に入ったといわれたこの時代にあっても、巨大戦艦は「この船が駄目な時は、日本も終わりの時」という「不沈神話」と共にその雄姿を現わし、連合艦隊司令長官山本五十六を初め、その乗組員の男たちに各々の熱い思いを抱かせた。日本海軍の男たちと彼らを取り巻く人々のリアルな肖像を描くノンフィクション。昭和20年4月6日沖縄特攻にむかうまで。
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4.1太平洋戦争中、人々は何を考えどう行動していたのか。敵味方の指導者、将軍、兵、民衆の姿を、著者の蒐集した膨大な資料を基に再現。開戦の日、昭和16年12月8日と終戦にいたる昭和20年8月1日から15日までの、同日同刻の記録が戦争に翻弄された人間の狂気、悲劇、愚かしさを焙り出す。
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4.0ミリオンセラー『つい誰かに話したくなる雑学の本』に続く歴史雑学・人物篇!! うぬぼれピカいち紫式部、手紙魔秀吉、93回も引っ越しした葛飾北斎、気まぐれ人事で大ひんしゅくの徳川将軍、じつはヒラメ顔だった沖田総司、写真ぎらいの西郷ドン、ゴマスリ専門大久保利通、根っからの娼婦好き永井荷風、都々逸の名人だった高杉晋作、借金好きの石川啄木、元祖ストーカー国木田独歩などなど、歴史を彩った人々の知られざる素顔と逸話!!
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3.8武将には、妻だけに見せる笑顔がある。歴女に熱烈に支持されている戦国漫画「ふたりじめ」シリーズ第2弾! ●信長夫婦と秀吉夫婦――浮気がおさまらない秀吉のことを信長に愚痴ったねねは、信長から心のこもった手紙をもらう。信長は、ねねと同じく、正室なのに子どもを授かることができなかった自分の妻・濃姫のことを思いやって「大切にしてやれ」と秀吉を叱ったのだ。しかし、後継ぎがいない秀吉は……。 ●武田信玄とふたりの妻――実家を信玄に滅ぼされ、側室となった蓉(諏訪御料人)は、信玄の正室・孝(三条の方)に「あなたは甘えている。私はあなたを哀れんでなどさしあげませぬ」と厳しい言葉を投げかけられ、ライバル心をむきだしにする。正室と側室の確執と、ほのかな友情の物語。 ●織田信忠と松姫――信長と側室の間に生まれた長男・信忠に、武田信玄の娘・松との縁談がもちあがる。最初はとまどっていた信忠だが、手紙を交わすうちに、顔もしらない松への愛情が芽生え始める。しかし信長の命令により、織田は武田を滅ぼすことになってしまう。 ●真田信幸と稲姫――真田幸村の兄・信幸と、鬼嫁と名高い(?)稲姫の物語。関ヶ原の役直前、東軍と西軍に分かれて戦うことになった真田家。仲の悪い舅・昌幸に「信幸はお前のことを火のような女といっていた」といわれて落ち込む稲姫だったが……。 ●豊臣秀頼と千姫――秀吉の息子・秀頼と、家康の孫娘・千姫。豊臣と徳川をつなぐための政略結婚をした幼い千姫は、自分の置かれている状況もわからずに秀頼を慕う。 ●伊達政宗と愛姫――病床についた晩年の政宗は「死ぬ前に、ひとめお顔を見たい」という愛姫の願いを頑なに拒否しつづける。「天下一いい男のまま、おまえの中で死にたい」という政宗に、あきれる愛姫だが…。遅れてきた英傑・伊達政宗の一生をたどる、切ない愛の回想録。
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-焼け跡に安否を尋ねる「お年玉はがき」の誕生から、戦後の干支廃止論争、郵政労使闘争、そして平成の「プリントゴッコ」ブームへ。われわれ日本人は年賀状に何を託してきたのか? 気鋭の郵便学者が描き出す戦後の姿。
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3.9太平洋戦争の実像は、日清・日露戦争に始まる「五十年戦争」の終局としてはじめて明らかになる――。真珠湾攻撃から戦艦大和の建造、史上最大のレイテ沖海戦まで、海戦史の第一人者が明かす日本現代史の深層。
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4.0「坂の上の雲」で注目される日本海海戦。何がその戦局を分けたのか? 丁字戦法や東郷ターンの陰で公式戦史から消された勝利の真因を、豊富な写真・海戦図とともに解き明かす。日本海軍史の第一人者が描く、単純化された「英雄譚」とは一味違うダイナミックな海軍史!
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-日本でも政権交代が繰り返される時代――。“首相選び”はますます人気やイメージが先行しがちだが、真に求められる資質は高い見識と行動力、そして“シヴィル”(文官)の頂点にふさわしい使命感にほかならない。本書は「一国の指導者としていかに業績をあげたか」という視点で、初代・伊藤博文から現代の首相まで歴代総理の業績を10段階評価で格付けしていく。「山県有朋:第一回の総選挙と国会を見事に乗りきる」「大隈重信:野党政治家としては素晴らしいが、史上最低の宰相の一人」「原敬:地方に基盤を置く保守政治の創始者」「岸信介:よみがえったアジア主義」「中曽根康弘:外交は満点、経済は零点」「安倍晋三:五年前と何が違うか――円熟と過激さが両方強まる」など、歴史に名立たる宰相たちに大胆に付けられた評価は果たして何点なのか?日本の舵取りを担うリーダーの正しい選び方を考察する一冊。
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-ロシア最強と謳われた「バルチック艦隊」が日本にやって来る――。世界の海を半周してきたこの史上空前の大遠征軍を、日本海軍は破ることができるのか。まさに日露戦争の正念場というべき戦いに、己が全精力を傾けて日本海海戦を完全勝利へと導いた名コンビがいた。その名は、連合艦隊司令長官・東郷平八郎と、先任参謀・秋山真之――。かたや口数が少なく寡黙だが、すべての将兵から信頼された統率力抜群の提督。かたや「智謀湧くが如き名参謀」と世に評された、海軍きっての天才戦術家。その生い立ちも性格も異なる不世出の海軍軍人二人はいかなる出会いをし、迫りくる祖国存亡の危機を救ったのか?東郷が世に出るきっかけとなった幕末の薩英戦争から始まり、戊辰戦争、明治維新、日本海軍の誕生、秋山のアメリカ留学時代、日清戦争、そして連合艦隊の編成と日露戦争の開戦……。およそ四十年間の波瀾の道程を、克明にかつ勇壮に描ききった長編歴史小説。
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-世界最高の刃物と呼ばれる「日本刀」。 本書は、そんな日本刀の強さが先人たちのいかなる知恵から創造されたのかを明らかに。 また、科学的な視点で、製作に用いる原料の秘密にまで立ち入って探ります。 さらに“居合”や“試し斬り”といった、今も真剣を使用する武道に言及し、歴史の上にその実用性がどのような姿で発現したかを検証。 おのれの死生を一剣に託して乱世を生きた、「剣豪」と世にいわれる男たちの佩刀【はいとう】にまつわる伝説、その作者も紹介します。 奥深き日本刀の世界に親しむ格好の入門書。 第1章 「かたな」とチャンバラ―日本刀の虚実 第2章 「最強の刀剣」の秘密―日本刀の科学 第3章 試し斬りの世界―「業物」の真実 第4章 真剣勝負と刀―居合その他について 第5章 「刀は武士の魂」考―サムライの刀剣習俗 第6章 剣豪の佩刀―その伝説と刀工 第7章 日本刀とのつきあい方―取扱い、手入れ、保存
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4.3運命の日、すべてはこう動いた! 1941年11月26日、米国は日本に「ハル・ノート」を通告、日米の外交交渉は熾烈を究め、ついに運命の日、12月8日に辿りつく。その時々刻刻の変化を東京、ワシントン、ホノルル、マレー半島に追いながら日本人にとって日米開戦とは何であったのかを冷静に解き明かす。名著『ノモンハンの夏』に続く著者の開戦シリーズ。
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3.3世に名を成した偉人はみな、たとえば野口英世のように貧しい中から身を起こしたのだと幼な心に信じていた著者。だがのちに野次馬的な興味で血筋をたどって愕然とした。「どいつもこいつもけっこういい家の出ではないか……」家系図マニアで有名人好き、名声にただならぬ執着をもつ著者による、近代日本スター一族の系譜。政治経済、文学、アカデミズム、古典芸能各界の絢爛豪華な縁戚関係が一目でわかり、“近代”の実像が浮かび上がる画期的な書。
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-※※ 電子書籍版では本文写真をカラー掲載!! ※※ 文化遺産取材のベテランNHK記者が、 世界遺産登録で話題の“明治日本の産業革命遺産”について誰もが知りたかったことをやさしく解説。 軍艦島上陸・取材体験記も必読。
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-江戸時代ってこんなに色に溢れていたんだ……代表作『ハートカクテル』にはじまり、近年では『北のライオン』、『アンを抱きしめて 村岡花子物語』など……その独自の色彩感覚で確固たる地位を築いた、わたせせいぞうが全編カラーで描いた江戸の美味しい歳時記!! [お品書き] 第一話 つくしご飯 第二話 妻迎え舟 第三話 軍鶏鍋 第四話 桜の宴 第五話 歓声一万両 第六話 いつかどこかで 第七話 一富士二鷹… 第八話 上がり藤 下がり藤 第九話 朝顔の一夕 第十話 越後塩引鮭 第十一話 めで鮒 第十二話 ほんのひと切れ 第十三話 瓜に惚れた清吉 第十四話 のっぺい汁 第十五話 七草粥 第十六話 一件落着 目出たい
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4.3戦争をすることで国民の暮らしがどれほど影響を受けるのか、悲惨な事態になるのか。長年戦時史研究を続ける著者が、コレクションである膨大な戦時史資料をもとに、戦争のバカバカしさを激白!
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