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「エルトゥールル号の恩返しですよ」――イラン・イラク戦争の最中の昭和六十年、フセイン大統領が、四十八時間以後のイラン領空の航空機無差別攻撃を宣告。日本政府が救援機を出せない中、イランに取り残された二百人以上の日本人救出に動いた国があった……。そのトルコ政府の英断の裏に秘められた、明治二十三年の「エルトゥールル号遭難事件」とは。百年の時空を超えた日本とトルコの友情を描く感動の歴史長編。
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Posted by ブクログ
こちらの本もまた2023年の「啓文堂書店の記憶に残るpart2 愛の本」に掲載された稲田堤店さん推薦の本だった。 この話はフィクションだとしたら出来過ぎの「史実」に基づく内容だと知り、大いに驚き大いに心を動かされた。 全編にわたるエピソードのほとんどが奇跡の物語に思えるほどだった。 海難事故当時の日...続きを読む本人もイライラ戦争時のトルコの人々も、何の躊躇もなく互いの人々を助けたのだが、命がけの行動であり自分にマネできるのか正直自信はない。 が、このような勇気ある行動を実践できる民族の一人であることを忘れずに生きたいものだ。 啓文堂書店さんのチョイスは毎回素晴らしい。全く知らない新たな世界へ誘っていただきありがたい。
「トルコは親日国」 それは昔から漠然と知っていた。 でもなぜ? 考えたこともなかった。 「読んでよかった」 「知れてよかった」 多くの人に読んでほしいと思える一冊。
涙腺崩壊! 通勤電車で読んではいけない。 電車内で嗚咽あげてしまった... この手の物語には弱いのよ。 ・エルトゥールル号遭難事件 ・日露戦争 ・イラン・イラク戦争時のトルコ航空機での日本人救済 が描かれています。 トルコの日本人救済やその背景にあったエルトゥールル号遭難事件はテレビでも何度も紹...続きを読む介されていることもあり、知っている事柄です。 特に、エルトゥールル号遭難事件は映画にもなりましたしね。 しかし、本書のポイントは、その恩返しとして語られる、トルコの日本人救済。 自国民を置いてまで、日本人を救う決断をしたトルコ政府。 涙出ます。 本書を読むことで、その当時の混乱、困難、想い、意志がひしひしと伝わってきます。 特に100年近く前から伝えられてきたトルコの日本への想い。 その想いが引き継がれてきていることがすごい。 翻って、日本はどうなのか? 自らの危険を顧みず、救うことができるのか? 今後100年、想いを引き継いでいくことができるのか? 決して忘れてはいけません。 ただ、小説としては、とてもいい話だったんだけど、余計な演出が多かったのが残念(笑) ちょっと過剰演出です(笑) それを差し引いても、良いお話でした。 とってもお勧め、絶対に読んでほしい。子供たちにも読んでもらいたい。 でも電車ではやめたほうが良い(笑)
なんでこの本を手に取ったのか今でも不思議。 タイトルを見てもピンと来ないし、もちろんエルトゥールル号なんてその時は知りませんでした。 でも何故か手に取って表紙や帯に書いてあるコメントを読むと、どうやら実話でしかも感動的な…しかも問題の時代は1985年。世界情勢なんて気にも止めずに遊び回っていました。...続きを読むイランとイラクが戦争をしていたのは知っていましたが、まさかこんなドラマチックで感動的な実話が有った事は本書を読んで初めて知りました。 ラストは震える位感動しました。 老若男女問わず日本人なら是非読んで欲しい本です。
"電車で涙が・・・最近涙腺が弱い。 エルトゥールル号、イラン・イラク戦争、トルコの大地震と脈々とはぐくんできた日本とトルコの友好関係。 トルコの人たちの人情にただただ、感動する。 人情だけではなく、勇気と行動力に感動する。 今、海難1890という映画も公開されている。ぜひ見に行きたい。&...続きを読むquot;
熱い。熱い。涙が一気に溢れるシーンが多い。 トルコって聞くと、そこらへんでシシケバブを売っている人たちくらいしか思いつか なかった自分が恥ずかしい。現代日本人大反省ですよ。 昔の日本人は熱い。それを代々伝え聞いただけの血族でもないトルコ人達がそれ以上 に熱い。 この逸話は少なくとも100年先まで当た...続きを読むり前のように伝えないといけないし自分達と 子孫が『トルコに何かあった時は』の気持ちを自然に持てる日本人であり続けなきゃ いけないと思った。
1980年に勃発したイランイラク戦争。 1985年当時のイラクの大統領フセインが出した、これから48時間以降に領空内に侵入した航空機は無差別に攻撃する、という声明で起こった出国パニック。 どの国も自国民救出を優先するため、脱出チケットが手に入らない。法律の壁に阻まれて自衛隊も出動できず、国からの救助...続きを読むは絶望的に。 中東に空路を持つ日本航空会社はなく、このままでは戦禍の中に多くの日本人が取り残されてしまうという絶望の中、唯一日本人救出のために動いた国、トルコ。 彼らトルコ人は100年前に受けたエルトゥールル号の恩返しと皆口を揃えて言う。 中間に、エルトゥールル号事件(1890年)とは何か、その時日本人は何をしたか、が細かく書かれている。(ただ物語性を出すためだろうが、りつとウシュカの話はちょっとドラマチック過ぎな気もする) トルコが親日国と言うことは知っていたけど、その理由までは具体的に知らなかったので、トルコ親日の背景がわかってすごく面白かった。 というか、当時の串田町の人々がとても素敵。武士でもないのに、義勇にあふれている。 苦境の時に受けた親切は、相手に感謝と友愛をもたらす。 国境を越えてお互いに苦境に立ったときに助け合う関係があるのはとても嬉しい。 聖書の弁ではないけど、利己的ではなく与える側に立つことって、人生において大切だなと感じる。 最近のトルコ情勢を見ると テロや難民で色々と心配。一刻も早く情勢が落ち着くといいな。 久しぶりに一気読みした。 そして電車の中で泣いた。
耳にしただけで涙腺が緩む単語が私にはいくつかある。最近は歳のせいか、昔より涙もろくなっているような気もするが、この本に登場する『エルトゥールル号』もそうした単語のひとつだ。 といっても私の感涙ポイントはエルトゥールル号そのものではなく、イラン・イラク戦争の折、自分が直接助けられた訳でもないトルコ人...続きを読むが日本人に対して示してくれた態度のほう。 危険を承知で飛行機を飛ばしてくれたトルコ航空のクルーはもちろん、イランとトルコは地続きだから、と自国の飛行機を日本人に譲り、車で避難したトルコ人達には本当に頭が下がる。 私がその立場であったら、自国民を優先して当然!と自分の権利を主張してしまいそうだ。(今後、もしそういう場面に遭遇したら、この話を思い出してみようと思った。) 車でトルコを目指したトルコ人たちについて、その後は書かれていなかったと思うが、全員、無事に帰国出来たのだろうか。 難破したエルトゥールル号の乗組員を救助した串本町の人びとについて、なけなしの食料を供出したり、自ら荒れた海に入って救助にあたったことはこの本で初めて知った。彼等もまた尊敬に値する人びとだと思った。 さしあたって、イラン・イラク戦争のときの恩に報いるため、テロや金融不安で揺れているトルコに対して、日本人ができることは何か考えてみたい。
こんなにも美しい物語があるだろうか。 語り継がれる恩。自己犠牲という話ではない、ただ行動してしまう心。 自分を顧みて、 感謝の念を常に忘れず、さらにそういったことに敏感にいたいと思う。
久々に面白い本に当たった。日本とトルコの深い繋がりの話。教科書には載ってなかったけどね。こういう大事な話はもっと教えた方が良い。知らない日本人は恥だっていうぐらい皆が知るべきお話です。
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