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イラン・イラク戦争開始から5年後の1985年3月17日、イラク軍は突如、3月19日以降にイラン領空を飛ぶ航空機の無差別攻撃を宣言。自国機の乗り入れのなかった日本は、イラン国内に取り残された在留日本人の救出対策に苦慮する。タイムリミットが迫るなか、日本人の苦境を知って、救援に動いた国があった……。このトルコ政府の英断の裏には、明治23年9月、日本訪問から帰国中に紀州沖で台風にまきこまれたトルコ軍艦エルトゥールル号遭難の悲劇があった―。百年の時空を超えた“恩返し”を描いた感動の書き下ろし長篇大作!
...続きを読むPosted by ブクログ 2018年11月25日
僭越ながら、私の少ない読書歴の中でベストに輝くのがこの本である。
なぜなら、読みながら涙が出てしまったから。
映画ならたくさんあるが、本を読んで涙したのは、この本だけだ。
この本のおかげで、トルコが好きになったし、是非トルコに行ってみたいと思うようになった。
あっ、その前に和歌山県の串本に行か...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月09日
いやぁ、感動した。日本ですら救出機の出航を拒否したのに、トルコから120年前のエルトゥールル号遭難救出の恩義から救出機2機を出航すると宣言する。更にはトルコ人600名含めると救出機2機では足らないと分かったときに、日本人を優先し溢れたトルコ人は陸地を移動すると決断した箇所を新幹線車中で読んだ瞬間、涙...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月16日
イラン・イラク戦争開始から5年経った1985年、イラク軍のフセイン大統領は、突如48時間後以降にイラン領空を飛ぶ航空機に無差別攻撃をすることを宣言する。
欧米諸国は驚くほどに素早い対応で、航空機を準備し、自国の国民を搭乗させて避難していく中、日本はというと、当日、自衛隊を海外に派遣する法的条件が整...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月01日
[100年越しの恩返し]イラク・イラン戦争の激化に伴い、サダム・フセイン大統領(当時)が発した無差別飛行機撃墜指令。日本からの救援機が駆けつけない中で絶望的な状況に置かれたテヘランの在留邦人であったが、彼らを救ったのは「エルトゥールル号の恩返し」という掛け声を理由として立ち上がったトルコの人々であっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月17日
イラン・イラク戦争の最中、イラクのフセインはイラン上空を通る飛行機を全て撃ち落とすと宣言。イランに残された日本人はイランを脱出するすべを失くしていた。
その残された日本人を脱出させる為に飛行機を飛ばしてくれた国がトルコであった。トルコに語り継がれた日本人への恩。日本の明治を生き抜かれた先祖の行動が現...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月18日
『恩』と言うものが、どれだけ人の心を揺さぶるものかを感じました。
エルトゥールル号遭難事件と日露戦争勝利の2つが、トルコ(オスマン)の人々に子々孫々まで大きな影響を与えていたんですね。秋山真之が絡んでいた事、野田正太郎や山田虎次郎と言う人物がいた事、そして95年後のイランイラク戦争での事は全く知り...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月23日
史実に基づく小説。日本人として知っておくべき歴史。次は日本人が恩返しする番だと思いますが、我々日本人はいざという時に行動出来るのでしょうか?
事情・状況はわかりますが、当時の日本航空の労働組合!なんとかしろよ、とつい思ってしまいました。
また、小説内で都合によりトルコからの救援機を実際と違う727に...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月23日
これは是非皆さんに読んでほしい作品。
現在、トルコと日本が友好関係にあることは知られていますが、そのきっかけとなったのが紀伊沖で起きたエルトゥールル号事件です。
この作品はエルトゥールル号事件でトルコ人を命がけで助けた紀伊の人々の姿や、その恩返しにイラン・イラク戦争で孤立した日本人を救出するトルコ人...続きを読む
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